2012/11/11 - 2012/11/12
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koalaさん
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11月中旬に休みが取れたので、夫婦で紅葉を見に出かけました。
1日目は、比叡山延暦寺の門前町、坂本を散策し、延暦寺に泊まりました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ここは西教寺。
門をくぐるとすぐに、三浦綾子さんの細川ガラシャ夫人の引用が。
好きな小説ですが、歴史に疎いので、ここが舞台の一つだったんだ!と
この時にわかりました。 -
石垣と紅葉。
ここ坂本の町は、いたるところに石垣があります。
穴太衆と呼ばれる、石垣造りの優秀な職人さんたちが、
坂本にはたくさんいて、ここ坂本の穴太衆の作る石垣は、
丈夫で崩れにくいと評判だったそうです。 -
本殿の門の向こうに琵琶湖が見えます
-
信長による比叡山焼き討ちで、この西教寺も消失しましたが、
近江国滋賀郡は明智光秀に与えられた関係で、
光秀は、坂本城と地理的にも近かった西教寺との関係が深く、
寺の復興に尽力したそうです。
本堂の横には、光秀の供養塔もありました。 -
-
旧竹林院。
元は里坊だった場所です。
延暦寺で過ごすお坊さんたちは、大昔は、
死ぬまで延暦寺で過ごしました。
しかし、山奥の生活は、高齢者にはきつすぎるということで、
高齢になってきたら、坂本の町で余生を過ごすようになりました。
延暦寺は広大な敷地に、多数のお坊さんがいらっしゃるので、
里坊もたくさん必要でした。 -
余生を美しい庭園のあるひっそりした城下町で過ごすというのは、
なかなか素敵なことですよね。
それまでの修行の日々が過酷だっただけに、
いっそう晩年は穏やかだったでしょうか。 -
さて、次は日吉大社へ。
ここは広大な場所なので、全部は周らずに
さらっと歩くことにしました。
もちろんお時間のある方はゆっくりどうぞ。 -
入り口近くの紅葉、見事です。
全体的には見頃はもう少し先かな〜という感じでした。 -
-
日吉大社の狛犬は、なぜか木製で、建物の中に置かれています。
帰宅してから、日吉大社のHPを見ると、こんな話が載っていました。
当大社では本殿に向かって右が「獅子」、左が「狛犬」です。
本来、獅子・狛犬は本殿の中の内陣にて神様をお守していました。
時代を経ると本殿の上に置かれ、本殿も守護する意味合いが生れました。
更に時代を経ると、境内全体の守護のため本殿の前、
境内入口などに置かれ、雨ざらしになるため木製から石造りになりました。 -
アップにすると案外可愛い。(笑)
-
次に滋賀院門跡に行きました。
門跡ってあったら、天皇に縁のある建物っていうことなんですよ〜。
画像に滋賀院門跡と書いてあります。
入り口ですが、ここから入れるのは皇室関係のみ。
天皇か、そのお使いの人、ということですね。
それ以外の人が入る門はもっと右手にあるんです。 -
壁を撮影しました。
クリーム色の壁に5本の線。
京都御所に行かれた方はピンときたのでは?!
5本線は、皇室ゆかりの建物の中でも最上クラスの証です。
余談ですが京都御所の中の案内は、ネットで予約もできますので、
京都に行かれる際は、早めに宮内庁のHPをチェックしてくださいね -
滋賀院門跡は、内部の撮影は禁止です。
私たちが行った時、ちょうど係の方の
説明が始まるところでした。
こちらにあるお宝を、説明付で見ることが出来ました。
1時間も説明付で干渉させていただきました。
興味のある方は、お問い合わせの上お出かけください。 -
さて、坂本の町でお蕎麦を食べて、比叡山延暦寺に向いました。
想像したとおり、霧が出ていました。
標高の高い山ってこうなりますよね。
坂本の町は、紅葉の見頃はもう少し先かな?と思いましたが、
延暦寺ではちょうど見頃でした。
ただ、霧が・・・
延暦寺は3つのエリアに分かれています。
東塔(とうとう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)です。
上の画像は、東塔。
伝教大師最澄が延暦寺を開いた場所とのこと。
荘厳で美しい建物です。 -
堂内撮影不可なので、画像がないのですが、
東塔の根本中堂には、1200年灯りを絶やしていないという不滅の法灯があります。
1200年灯りを絶やさなかったというのを聞いた時、
織田信長が焼き討ちしてから、1200年も経ってないのに?!と
不審に思いましたが、延暦寺で修行したお坊さんが、
山形県のお寺に帰る際に、どうしてもここの灯りを持ち帰りたいとのことで、
分灯されていたというのです。
信長焼き討ちのため、根本中堂の法灯の灯は途絶えたのですが、
分灯されていたために、守り続けることが出来たのでした。 -
延暦寺会館にチェックイン。
部屋の窓の外は、霧と雨。 -
また、普通は、堂内に入った時の床の高さが一部屋同じですが、
ここは、参拝者がお参りできる床の向こう、
立ち入り禁止の場所の床がとても深く下がっています。
下は石張りだそうです。
それは、参拝者の座る高さと、ご本尊様とを
同じ高さにするためだそうです。
なぜ煩悩だらけの人間と仏様が同じ高さに?
それは、人間の心に中に、仏様がいらっしゃるからだそうです。
ただ、煩悩が私たちと仏様を遠ざけている。
石張りの低い床が、煩悩の谷を現しているそうです。 -
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夕食は精進料理。
境内の中にある旅館なので、全て精進料理なんですが、
なかなか美味しかったですよ。
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