2012/11/16 - 2012/11/16
28位(同エリア69件中)
玄白さん
今回の紅葉スポット巡りは茨城県北部、花貫渓谷と竜神峡です。10月5日の日光白根山登山から始めた「2012年紅葉絶景スポット巡り」シリーズは、これが(たぶん)最終回です。今年は東北、北関東中心でしたが、錦秋列島日本には、まだまだ数え切れないたくさんの紅葉絶景スポットが全国にあります。それらは来年以降のお楽しみということで・・・
関東北部でも紅葉前線は里山に降りてきました。花貫渓谷は標高320mの比較的低地にある渓谷ですが、茨城県内では有数の紅葉の名所となっています。竜神峡は奥久慈地域を流れる竜神川が作り出した渓谷です。下流のダム湖の上にかかる竜神大吊り橋が、峡谷の紅葉を眺める観光スポットになっています。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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国道461号線沿いの花貫川の渓流1.2kmの花貫渓谷が、この時期の茨城県北部の紅葉の名所になっています。大能駐車場に車を停め、小滝沢キャンプ場から渓谷沿いの道を歩きます。本来は車道ですが、紅葉シーズンは歩行者専用になります。
見頃を迎えたばかりといった状況です。モミジ、ヤマザクラ、クヌギ、ナラなどが紅葉、黄葉を競い合っています。 -
小滝沢キャンプ場から汐見滝吊り橋までの旧道、「紅葉並木」をのんびり紅葉を愛でながら歩きます。
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イチオシ
渓谷一番のビュースポット、汐見滝吊り橋。高萩市の観光案内HPにもこのシーンが使われています。
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橋の反対側から撮影
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渓流沿いに下りて、吊り橋を見上げる
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イチオシ
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吊り橋の下の渓流にある汐見滝。小さな滝です。
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渓流には澄んだきれいな水が流れています。
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快晴の青空にヤマモミジの紅葉が映えます。
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花貫川に面した山肌の紅葉。標高が低いためか、時期が少し早いせいなのか、鮮やかさはいまひとつといった感があります。
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イチオシ
汐見滝吊り橋から2Kmほど下ったところに、緑色に透き通った淵があります。名馬里ケ淵(なめりがふち)です。見た感じは相当深そうです。昔の滝壺だったのでしょうか。
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イチオシ
今でも花貫川が滝となって注いでいますが、この程度の滝ではこんな大きな滝壺にはならないでしょうね。
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落差は5mほど
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淵近くのモミジは、すでに落葉が始まっています。
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見上げると飛行機雲をたなびかせてジェット機が2機並んで飛んでいます。航空自衛隊百里基地を飛び立った戦闘機?
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イチオシ
川の対岸に葦原があり、あたかも草紅葉のようです。日陰になっている林の一部だけ日があたって、黄葉があざやかに浮かび上がっている様は、派手さはないが、味わい深い黄葉シーンです。
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さらに下流にある花貫ダムの人造湖。
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花貫渓谷散策後、高萩市上手綱の「穂積家住宅」へ。かやぶき屋根の江戸時代中期の豪農の家で築240年だそうです。茨城県指定文化遺産。
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江戸から明治の頃の農機具が蔵の中で展示されていて、当時の暮らしぶりがうかがいしれます。
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花貫渓谷の紅葉シーズンに合わせて期間限定で穂積家住宅をにわかレストランに仕立ててランチを提供しています。今年は高萩市と地元業者「五浦ハム」が共同でレストラン「萩の茶屋」を開設し常陸牛を使ったステーキやハンバーグがメニューです。
ちなみに、昨年は著名パテシエの鎧塚俊彦さんがプロデュースした古民家スィーツ&カフェ「高萩茶房」が好評だったそうです。 -
注文したのは、常陸牛のハーブハンバーグ。これは前菜の地元産野菜のコンソメスープ。アツアツで湯気が立ち、うまそうです。
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デミグラスソースなんぞ使わず、岩塩と胡椒のみ。イタリアンパセリとクレソンがのっかっています。さっぱりとした味付けで常陸牛の旨みが引き立っていて、美味でした。
難を言えば、付け合せのアスパラの皮が硬い。せめてハカマくらいは取り除く下処理をのぞみたいところだが、にわか仕立てのレストランなので厨房設備が不十分でやむをえないのでしょうか。デザートにケーキが付きましたが、こちらも出来合いの冷蔵品を使っているようで、味はイマイチ。なぜかコーヒーは別オーダーになっておりました。 -
母屋以上に門が豪勢な造りです。
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立派な塀に囲まれています
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母屋の裏手に二階建ての衣装蔵があります。一階は衣装棚、二階は座敷になっているそうです。
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広くはないですが、手入れが行き届いた庭園もあります。
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穂積家住宅でのランチを終え、竜神峡へ。
途中、国道461号線沿いに下滝という小さな滝を見つけたので立ち寄ってみました。よく整備された無料駐車場もあります。場所は常陸太田市折橋町、横川温泉の近くです。
そんなに有名ではなさそうですが、隠れた名瀑でしょうか。なかなか良い風情の滝ですが、紅葉はチト早い! -
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2時頃に竜神峡に到着。平日なのに観光客が大勢いて、駐車場待ち15分。東日本大震災の後、この地域も観光客が激減したと聞いていましたが、少しずつ回復しているように見えました。
橋のたもとに竜の像が建っているのですが、狐にしか見えません。 -
竜神大吊り橋。全長446mの歩行者専用の吊り橋です。渡るのに料金¥300払います。
2006年に大分県に九重夢大吊り橋ができるまでは日本一を標榜していましたが、今は’本州一長い’を標榜しています。竜神川をせき止めてできたダム湖上空100mの空中散歩を楽しめます。 -
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歩いていると揺れを感じませんが、立ち止まって写真を撮ろうとすると揺れているのがわかります。
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ケーブルを支える鉄塔も巨大です。
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ネットの情報では、紅葉が見頃ということでしたが、少し早いようです。
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山腹に橋の影が投影されていて、橋の長大さがよくわかります。
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橋を渡りきると青いドームの建物があります。竜神カリヨンというシンボル施設だそうです。
100円入れると、愛・希望・幸福の3種類の澄んだ鐘の音色が竜神峡にこだまします。愛の鐘は2人でボタンを押さないと鳴らないため、カップルに人気があるという。ここの愛の鐘を鳴らすと幸福になるとか・・
いかにもありがちな俗っぽい観光施設といった感じで玄白の価値観とは相容れません。 -
この吊り橋、入口で料金を払って渡りきると、そこから先へは進めません。ようするに、純粋に竜神峡渓谷を眺める観光目的のためだけの橋で、交通の機能は全くありません。
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帰ってから調べてみると、この橋は、水府村(現常陸太田市)が竹下内閣の「ふるさと創生事業」交付金を費用の一部に充て総工費33億円かけて作ったという。たしかに紅葉シーズンは大勢の観光客で賑わっていますが、年間の観光客数は村の目算より大幅に少ないそうです。(ハコモノ行政ではよくある話です!)交通の利便性にもなんら寄与しておらず、小さな山村の財政規模に不似合いな高額な施設としか思えません。典型的なムダ使いハコモノ行政の遺物でしょう。
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約一ヶ月半の紅葉絶景スポットを巡る旅の最後を腹立たしいハコモノ行政の産物があるところを選んでしまい、いささか後味が悪い思いをいだきつつ、このシリーズを終えることになりました。
とは言うものの、多くのすばらしい紅葉絶景スポットを巡り、美しい錦秋をたっぷり堪能した2012年の秋でした。
このシリーズの旅行記を見てくださった皆さんに感謝申し上げます。
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この旅行記へのコメント (8)
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- ねんきん老人さん 2014/05/06 09:48:53
- 旅の感想に共感します。
- 花貫渓谷の美しい写真に感動しました。
私が行ったのはもう30年近く前の夏の盛りで、しかも子供3人を連れての家族旅行だったので、景色はそっちのけで水遊びだけをして帰ってきました。
今回玄白さんの写真を拝見して、こんなきれいな所に行っていたのか!と切歯扼腕しています。
ぜひもう一度、今度は秋に行ってみようという気になりました。
それと、竜神大吊橋に関する文章が秀逸で、我が意を得たりという気分です。
竜神カリヨンに幻滅されたようで、まだ見ていない私にもお気持ちがよく分かります。
近頃どこに行っても「恋人岬」という“名所”があり、どこに行っても「愛の鍵」とかいって金網やワイヤーに鍵をつけるようにしてあって、その俗っぽさには私も辟易しています。
もしお暇がありましたら、私の拙いホームページをご覧いただくと、この手の客寄せ施設に関する嫌悪感を綴った文が出ています。
http://zatsunen4989.web.fc2.com/ の中の「ねんきん老人のせこい旅」を開いていただき、その中の「第9回 芦屋〜赤穂(2)」というページをご覧いただければ、その思いを綴った駄文が載っています。
URLの代わりに「雑念怨念羞恥の念」で検索していただいても出ます。
貴ブログの「旅の最後を腹立たしいハコモノ行政の産物があるところを選んでしまい、いささか後味が悪い思いをいだきつつ・・・」というくだりには深い共感を覚えます。
と言いながら私も秋に行ってみようと思いますが、そのときは玄白さんの感想を共有しながら自然美を楽しんできたいと思います。
私にとっては「後味の良い」旅行記でした。
ねんきん老人
- 玄白さん からの返信 2014/05/07 06:37:57
- RE: 旅の感想に共感します。
- ねんきん老人さん はじめまして
古くて拙い旅行記を丁寧に読み込んでくださり、ありがとうございました。
ねんきん老人さんのブログを拝見し、世の中に溢れている薄っぺらいにわか観光地に対する嫌悪感、よくわかります。
玄白は、特にこういうにわかブームに悪のりして(?)行政が○○記念館などというハコモノを作り、結局運営が上手く行かず、赤字を垂れ流して税金の無駄遣いをしている状況を腹立たしく思っています。
玄白
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- Juniper Breezeさん 2012/12/04 10:46:22
- 素敵な写真!
- 玄白さん、こんにちは。 昨日、茨城の紅葉の旅行記にお邪魔していながらコメントは今日になってしまいました…。
私も玄白さんが行かれたのと同じ場所に2日後の11/18に行ったのですが、同じ場所を撮ったとは思えないくらい、素敵な写真の数々ですね! 16日もお天気は良かったのですね! 17日は雨だったので、私たちが行った時はぬかるんでいる場所も結構ありました。
花貫渓谷は平日なら本当に人が少ない! 私は平日に行くのはやっぱりちょっと厳しいですが、素敵な写真を堪能させていただきました。
これからもよろしくお願いします。
Juniper Breeze
- 玄白さん からの返信 2012/12/04 11:33:30
- RE: 素敵な写真!
- Juniper Breezeさん
こんにちは。
花貫渓谷旅行記に投票、コメントありがとうございました。
Juniper Breezeさんのバスツアーはせわしなかったようですね。土、日ほどではありませんが、16日も10時半頃になると、けっこうな人手で、汐見吊り橋の上は人だらけになりました。玄白は朝5時過ぎに自宅を出て、9時前に花貫渓谷に到着しました。この時間ですと人が少なく、ゆっくり撮影にいそしむことができました。
今後とも、よろしくお願いします。
玄白
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- おま。さん 2012/11/28 12:02:22
- なんと!!
- 玄白さん、こんにちは。
すばらしい紅葉!!
茨城にこんな美しい紅葉の名所があったなんて!
今年はもう行けそうにないので、
来年こそ行きたいです。
紹介していただいて、ありがとうございました。
おま。
- 玄白さん からの返信 2012/11/28 22:22:05
- RE: なんと!!
- おま。さん
紅葉絶景スポットシリーズ(9)、番外編への投票とコメントありがとうございました。
花貫渓谷は、奥日光など名の通った紅葉名所よりスケールの大きさはありませんが、北関東では他の名所の紅葉が終わってから見頃になる点が良いです。
見頃の時期の週末は吊り橋の付近は大勢の観光客であふれかえるようです。都合がつけば、平日がお勧めです。
玄白
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- ひゅうひゅうさん 2012/11/21 00:07:38
- 同じ場所とは思えません
- 玄白さん
早速お邪魔しました。
色鮮やかな紅葉、すごく綺麗ですね。と言っても私もその場所で写真を撮っているはずなのに、同じ場所とは思えないです。
カメラマンが違うとこれだけ変わってしまうんですね。
竜神橋は行っていないので、また来年のお楽しみです。
また、絶景を紹介してくださいね。
ひゅうひゅう
- 玄白さん からの返信 2012/11/23 10:39:50
- RE: 同じ場所とは思えません
- ひゅうひゅうさん
早速見ていただいてありがとうございます。
同じ場所でも、カメラの機種の違いによる個性の差、撮影条件設定の違い、日の当たり具合などが変われば、写る写真は違ってきますね。これが写真の難しいところでもあり、面白いところだと思います。
紅葉を色鮮やかに写すテクニックの一つにCPL(円偏光)フィルターを使うという手があります。青空や紅葉の葉の表面の乱反射をカットして、本来の鮮やかな色を再現できます。風景写真には威力を発揮しますよ。
玄白の写真をきれいだとおっしゃっていただいてうれしく思いますが、フォトコンテストに出せるような作品を撮る技量はまだまだです。
玄白
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