2012/10/28 - 2012/11/04
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katharinaさん
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オスロから約80Kにある海岸のリゾート地オースゴールストランに
行きたく、現地のガイドを依頼しておいた。
ムンクの夏の家とアトリエがあるのだ。
残念ながら、希望する11月1日は(冬期)休館だった。
しかし、現地の代理店が同行の友人と私の二人の為に
開けてくれるべく交渉してくれた。そして、叶った。
オスロから往きは途中から海上(フェリー利用)で帰りは
列車のみで行くことにした。
ムンクは、毎年夏、オースゴールストランの海岸で過ごすのを
常としていたのだ。
ここの海岸風景をムンクは愛し、多くの絵の背景に描かれている。
写真の繪はこの地で描かれた「桟橋の少女達」。
水面に映る黒っぽい山は永遠のシンボルを表すと聞いた。
上の緑の山にも意味があるそうだが、残念ながら失念。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
中央駅付近で見かけたボランティア活動中の
女子高校生達。
カンボジアの人達の為の募金活動ときいた。
市内の高校生達の殆どが関わっているという。
拍手!
左は現地ガイドさん -
中央駅内10track(下写真)へ行く途中の陸橋から撮った
オペラハウス。2008年春に完成したフィヨルドから
そそり立っているようだ。
首都オスロのランドマークとして定着している。
計画にはあったが、濡れた石畳が我々を消極的にさせ・・・
行かなかった?
写真でも、人影はまばら。 -
オスロ駅から50分間の乗車時間を経てMoss駅へ。
そこからフェリー乗船となる。
9:48発だ。 -
Bastofergen(スペル自信無し)号にてHortenへ
30分の船旅。
船中にてココナツ・ボールと共にcoffee timeを楽しんだ。 -
海上に浮かぶ島。
島はPrizon(牢獄)となっており、囚人達が農耕に
従事してるとか。 -
行き交う船舶。
-
Hortenの港に着いた。
そこからオースゴールストランへはタクシーで。
三角屋根の家々の白い壁が初冬の薄陽に映えている。 -
左右対称に近い木々が初冬の空にそびえ立っている。
正に一服の絵。
タクシーの車中からの一枚。
何でもない風景が、旅情を誘う。 -
着いたっ!Asgardstrand・・・ムンクの夏の家がある
オースゴールストラン!
現地ガイドの女性と正午に待ち合わせ。
陽はすっかり隠れ、冷気のみ残る午後だった。
彼女は5分前に来た。 -
我々二人の為に現地ガイドの女性がムンクの
アトリエ?ミュージアム?を開けてくれた。
北欧では、赤い壁は裕福のシンボルカラーらしい。 -
アトリエ内部。
当然の事ながら、ムンクの絵が四方の壁に飾られている。
主にこの海岸線辺りで描かれた繪が多い。 -
視点を変えて一枚。
アトリエ(ミュージアム?)らしい雰囲気。 -
左端の繪は私の好きな「病める子」の顔の部分
-
「別離」(ムンク美)
女性の長い髪が男性の心に纏わりつき、別れの
苦しさを表現しているとの説明を聞く。 -
外にでてみた。
かって、ムンクはここに立ち、或いは散歩しつ
青い海と海岸線を眺めたのだろう・・・。
この海岸線は数々の繪のイマジュネーションを
かきたてることが多かったとか。 -
フィヨルドと沿岸の建物群が良い景観
-
こちらがムンクの夏の家。
この小さなな白いサン・テラスでムンクと知人達は
フィヨルドを前にしお酒を酌み交わしたとか。
この家の左の窓下で「4人の少女達」(ムンク美
現在展示されてない)が描かれたという。
郵便受けには この絵が描かれている。この下部。 -
室内に一歩踏み入れると彼のベッド・ルーム・・・。
我が妄想が忙しく働く。トゥラ・ラーセンと発砲事件を
起こしたベッドだ・・・と。
「マラの死」(ムンク美術館)はこの実体験から描かれたらしい
最下部 -
生前、使用したらしい木片の額縁等。
-
ベッド脇の絵画の材料達
-
奥の部屋に入ると写真が。
ムンクが愛し、尊敬した父親が左の写真。
厳格ではあるが、貧しい人々に優しい医師だった。
右は母親(ムンクが5歳の時、結核で死亡)と
5人の子供達。ムンクは長男。 -
台所
-
ムンクは多くの女性を愛した。
ここにはムンクの写真が中央に飾られ、
左右に二人の女性が。
左にトゥラ・ラーセン。右がエヴァ・ドムッチ。
二人共美しい。 -
トゥラ・ラーセンはコペンハーゲンの裕福な名家の出で、
虚栄心の強い人だった。3年間交際した後、一旦、
別れたが、ムンクに復縁?結婚?を迫って、
銃を持ち出し、暴発!弾丸はムンクの左中指の
第一関節から先を吹き飛ばしたがムンクは
右利きだったので、絵筆をとることへの影響はなかった。
以後、彼は精神が不安定となったとか。 -
エヴァ・ドムッチはヴァイオリニストだった。
彼女は左の写真のように「ブローチをつける女性」の
タイトルで残されている。 -
外には、ムンクの石碑がひっそりと
-
ムンク通り
-
通りの家にはムンクの繪が描かれた郵便受けがあった。
勿論、これは「叫び」 -
そして、これはムンクの家の前で描かれた「4人の少女」
彼女達の4種の帽子が面白い。 -
この繪もここムンク通りで描かれた。
他に4箇所 ムンクの繪付きの郵便受けが見られた。
これら郵便受けのお陰で通りがメルヘンな感じになっている。
現実的には、温度が下がり、説明する女性の唇が
真っ青になっていた・・・で彼女と別れた。
我が胃袋は暖かい飲物を渇望していた。 -
で、駆け込んだのが、このムンク・カフェ。
希望していた海鮮スープがなかった。
そのせいか、オーナーはノルウェー版揚げパンを
我々3人に2個ずつプレゼントしてくれた! -
スープの代わりに頼んだのが、
海老のオープン・サンドとコーヒー。
半量残したけど・・・心も体も十分満足出来た。 -
表紙の「桟橋の少女達」(国立美術館)は
この写真手前の手すりに寄りかかり、
フィヨルドを覗き込んでいるのだ。
実際に寄りかかってみた。水面の小波がやさしかった。 -
16:00発オスロ行きの列車にのるべくSkoppum駅に
タクシーで向かう。
その前に、Borre Kirkeボア教会に寄り、内部見学する。
ガイドさんが鍵を開けてくれたのだ。
オスロ着 17:28
充実した一日を過ごせた。良かった。 -
「マラの死」
ベッドに横たわるフランス革命の英雄マラと
彼を刺殺した女性。
男女間の愛憎が死という究極の結果に陥った状態を
視覚化した・・・?
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この旅行記へのコメント (3)
-
- seihouトラベルさん 2020/01/14 11:15:34
- ムンクの世界に遊ばせてもらいました。
- このブルグをご紹介頂いてから何度も何度も拝見!昨夜は深夜休む前にのぞいて居たら眠られなくなり先ほど起きました。ありがとうございます。
控えめな短いコメントも素晴らしい、行間にいろいろなことを想像しながらムンクと旅をしているkatharinaさんの想いを感じました。このまま本になってもいい完成された作品集でした。そのような写真とコメント、本当にありがとうございました
また疲れた時はこのブログに来て遊ばせて貰おうと思います。
佐藤誠抱(サブロウ)
-
- Zebraさん 2013/06/16 09:50:28
- ムンクの解説………
- 今、テレビでムンクの絵画を解説している番組をやっていて、
関連解説を読もうと検索してみたら、こちらのページがヒットしました。
写真も、それについているコメントも、
テレビ番組よりもこちらのページの方がずっと臨場感があって素敵でした。
つい、コメントを残したく………
ノルウェーのムンクハウス、いつか行ってみたいと思います。
- katharinaさん からの返信 2013/06/16 15:16:04
- RE: ムンクの解説………
- Zebra 様
大変 光栄なコメントを頂戴しまして心から感謝いたします。
あの旅行中、彼の一枚一枚の繪に出会う度に 彼の内なる声が聞こえ
・・・いえ、聞きたく凝視せんばかりに立ち尽くしたりしました。
「叫び」以外の繪は結構、ムンクが繪に託した想いを超凡人の私でも何とかそれなりに
理解出来たかも思いました。錯覚・・・?
ムンク・ハウスは冬期は休館するようですので ご注意下さい。
本当に有難うございました。
katharina
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