![冬が来る前に日本の秋を温泉のあるお宿で一日だけでも過ごしたいと思い、実家の両親を誘って湯布院の手前の湯平温泉に行ってきました。<br />いつも利用する宿泊サイトの一休で条件に合ったのが奥ゆのひら・花灯りという素敵なお宿でした。<br />標高が高く、少ない客室で料理も地元食材で旬のもの、源泉掛け流し、JR駅からの送迎あり。<br />一日目 福岡空港→(地下鉄)博多→(JR九州)大分→(JR)湯平→(送迎)花灯り 宿泊<br />二日目 花灯り→(送迎)湯平→(JR)大分→(JR)博多→(地下鉄)福岡空港<br />JR特急券乗車券(指定席)は7,380円でした。<br />最初に博多のみどりの窓口で博多ー大分(約二時間)の往復特急券乗車券プラス大分ー湯平(約1時間)の往復乗車券を一括発券してもらいました。<br />湯平の駅は無人で券売機もないので、乗車時に車内で整理券を取り、下車した大分駅で乗車賃690円を払います。<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/72/25/650x_10722554.jpg?updated_at=1351952018)
2012/10/31 - 2012/11/01
839位(同エリア1433件中)
りんずーさん
冬が来る前に日本の秋を温泉のあるお宿で一日だけでも過ごしたいと思い、実家の両親を誘って湯布院の手前の湯平温泉に行ってきました。
いつも利用する宿泊サイトの一休で条件に合ったのが奥ゆのひら・花灯りという素敵なお宿でした。
標高が高く、少ない客室で料理も地元食材で旬のもの、源泉掛け流し、JR駅からの送迎あり。
一日目 福岡空港→(地下鉄)博多→(JR九州)大分→(JR)湯平→(送迎)花灯り 宿泊
二日目 花灯り→(送迎)湯平→(JR)大分→(JR)博多→(地下鉄)福岡空港
JR特急券乗車券(指定席)は7,380円でした。
最初に博多のみどりの窓口で博多ー大分(約二時間)の往復特急券乗車券プラス大分ー湯平(約1時間)の往復乗車券を一括発券してもらいました。
湯平の駅は無人で券売機もないので、乗車時に車内で整理券を取り、下車した大分駅で乗車賃690円を払います。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
予約時点で送迎をお願いし当日、電車に乗る前に直接お電話で電車の到着時間とこちらの人数を伝えました。
JR 14:06大分発 久大本線豊後森行き 普通電車に乗ります。乗車時間は一時間です。
20分以上早目にホームに上がると既に黄色い小さな電車が来ていて座席も半分は埋まっていて三人一緒に座らずに別れて座りました。席は空いていても立ったまま乗ってる人もいました。
湯平の駅は無人駅でした。
本日お世話になる宿のご主人が到着ホームまで迎えにいらしてくれてました。
同じ車両に乗っていたもう1人のお客さんと一緒にワゴン車に搭乗し10分ほど山里の風景を眺めてるうちにお宿に到着しました。
杉林を見渡しても付近に民家はなさそうです。 -
奥ゆのひら・花灯り正面です。
玄関前では奥さんが迎えてくれました。
とてもお似合いのご夫婦です。
奥さんはかわいらしい別嬪さんです。 -
玄関入って、こちらのテーブルでおしぼり、お茶とおいしい手作りお茶菓子を頂きつつ、チェックイン手続きをしてもらいました。
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窓越しには足湯を楽しめるスペースが用意されていました。
私は翌日のチェックアウト前に足湯で足を温めつつ山の景色を楽しみました。 -
玄関入った所に設けられている談話室。
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こちらでチェックイン手続きをされてる方もいらっしゃいました。
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温泉や旅関係の雑誌が閲覧できます。
こちらのお宿・花灯りが掲載されている雑誌もありました。
私は宿泊予約サイトでたまたま知り、そのまま予約してすませてましたが、同行してくれた両親はテレビ番組でこちらが紹介されていたのを見たと言ってました。 -
談話室から見た図書コーナーです。
到着時にお茶菓子をいただきながらチェックイン手続きをしたテーブルです。
新聞もこちらで閲覧できます。
小説やDVDなども本棚に並んでました。
こちらではなぜかBGMにグレゴリオ聖歌のような宗教音楽が流れていました。 -
チェックイン済ませて、奥さんにお部屋まで案内していただきます。
フロントのある母屋からすぐの離れでした。
高齢の両親にとっても、母屋が目の前で迷わずに移動できるので安心です。 -
玄関入って、飾られていた美しい花器。
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茶香炉も焚かれていて、さりげなく清々しい香りのおもてなし。
自然の香りなので誰もが心地よく感じられると思います。
とても良かったです。 -
お部屋の案内をしてくれた奥さんが帰られたので、温泉に入る支度を始めます。
クローゼットに用意されているバスタオルや作務衣を一式取り出します。
作務衣は二種類用意されていて、薄手のタイプと厚手のタイプがありました。
わたしは部屋の外に出るときは厚手のタイプの作務衣と羽織を身につけ、就寝時には薄手のタイプに着替えました。着心地はどちらも良かったです。 -
部屋の内湯と露天風呂は先に両親に入ってもらい、わたしは明るいうちに外の露天風呂に行ってきます。
玄関のたたきに揃えてもらってある下駄は軽くて履きやすいと両親にも好評でした。
私は靴のサイズが22センチと小さい足で、慣れない下駄を履いて段差の有る道でこけないように気をつけて歩きました。 -
露天風呂へ向かうと見晴らしが良くて最高です。
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日本の山奥の澄んだ空気は最高です。
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日が暮れる前に露天風呂に入ります。
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ちょうど前の方が出られるタイミングで、挨拶を交わし着替えを置きます。
こじんまりとして、自分だけだとまるで貸し切りのようです。 -
洗面台にはドライヤーに綿棒もあります。
トイレもあります。 -
露天風呂に入る前にシャワーで身を清めます。
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露天風呂です。
澄んだ空気に山々の良い眺め。 -
岩の階段を二三段降りてお湯に入ります。
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おかげさまで初めてにして懐かしい場所に帰って来れたという気持ちです。
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露天風呂から上がり、夕飯の前に部屋に戻ります。
緩やかなちょっとの坂をのんびり上がって行きます。 -
道端にはこの時期、馴染みの有る野の花。
名前は知りませんが、小さい子が好んで摘む花ですね。 -
部屋に戻って来ました。
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洗面台も広めでハンドタオルも各2枚あり十分足ります。
奥はシャワートイレになってます。ロールペーパーも十分です。
ホテルでタオルやペーパーの補充を頼むことがありますが、こちらのお宿では最初から十分用意されてあったので、家族三人居ても足りないということはありませんでした。
この洗面所の前が内湯となってるお風呂場です。
ここが脱衣所となります。
一般的なおうちの間取りもお風呂場と洗面所はそうですね。 -
お部屋の内湯、お風呂場です。
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ここで頭や身体を洗います。
バスタブもありますが、使わずに、ドアで仕切られた露天風呂に入ります。 -
お部屋の露天風呂です。
滑りにくい足場なので、濡れた足でも心配なく内湯から二三歩でお湯に入れます。
熱めの源泉掛け流しです。
用意されている湯かき棒を使ってお湯を上下よく混ぜて温度調整してからゆっくり入ります。
仕切り板の間から木々を眺めて、ひとりでくつろげます。 -
室内や廊下からも露天風呂の様子がわかるので、家族の様子が確認でき安心です。
もちろん入浴前に障子を下げておけば、見えなくなります。
お風呂場から声をかければ様子もわかるので私たちは障子を下げておきました。
高齢者の温泉はなにかと心配ですが、これなら本人も家族も安心して楽しめます。 -
夕飯のため、母屋に移動します。
日が暮れたので玄関には灯りがついています。
外は肌寒くなってきました。 -
フロントのそばには小さな花器。
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小さな花器。
竹炭の剣山との製品紹介文がありました。 -
お食事処にかかってる額。
「さくら」ですね。 -
お食事処は個室になって、それぞれ仕切られていて他の方に気兼ねなく食事を楽しめます。
掘りごたつ形式になっています。
BGMはポップなアレンジのクラッシック音楽が静かに流れてました。 -
宿のご主人や奥さんがお料理を運んで来てくれます。
まずは前菜からいただきます。 -
神無月(十月)のメニューはおしながきによると
前菜(車海老 隠元 とんぶり和え 梨サラダ 胡桃甘露煮 鱧の子玉寄せ 笹身 アボカド錦秋焼 焼柿 ブルーベリー酒ゼリー)
画像は載せてませんが、このあとは蒸し物、造里、焼物(季節の朝採り地野菜塩釜焼)、合肴(豊後牛ロース)、変鉢、釜炊きご飯、香の物と続きます。
創作料理ということで見た目も美しく旬の食材も楽しめ飽きること無く、おいしく頂きました。 -
デザート(香母酢ムース、抹茶ロール、栗渋皮煮、ピオーネ、丸十密煮)
食事は最初から最後まで通して、おいしいものをちょっとずつ食べたいという願いどおりでした。評判通りおいしかったです。ごちそうさまでした。
チェックインのときのお茶菓子も甘さ控えめで上品なお菓子でした。珍しいものだったので湯布院あたりのお店のものかと思いましたが、料理長の手作りとのことでした。
おしながきによると料理長は藤田賢一さんという方です。
この山奥でこんな立派なお料理を頂けるとは思っていませんでした。
毎月メニューが変わるということです。
今回、10月31日の一泊だったのですが、もう一泊できたなら11月のお料理も頂くことができたと思います。
一回の旅行でふた月分のメニューを楽しめるというわけですね。
ただ、二泊連泊はさすがに贅沢かもしれません。 -
満ち足りた気持ちで眠りについて、一夜明けて目覚めたのは六時前です。
まだ未明です。
八時からの遅めの朝食の時間まで時間がたっぷりあります。
部屋の露天風呂で温まってから散策に出ました。
昨日、寒さ対策に街中で急ぎ購入した厚手のポンチョを羽織り見晴らしの良い場所で朝の景色を眺めます。
東の空の方、雲海がまぶしいです。
空気も澄み切って冷たいです。
日の出を迎えたら、いつになく神聖な気持ちになることでしょう。 -
見上げると空はもうすっかり明るくなっていました。
そろそろ部屋に戻ります。 -
足元には野の花が咲いています。
美しいです。 -
彼方の山の向こうにある里に思いを馳せます。
日本に生まれ育ってわたしは幸せ者だと思います。 -
山の向こうにはきっと懐かしい風景が広がっていると思います。
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白い紫式部です。白式部。
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灯りです。
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夕べ御馳走を頂いた同じテーブルです。
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朝食にはお味噌汁ではなく大分の郷土料理のだんご汁でした。
具沢山でおいしくて身体も温まります。
安心院産の白いごはんにはせっかくなので生タマゴをかけて卵かけご飯を久々に食しました。朝食も工夫がしてありおいしくいただきました。
こちらのお宿は調度品も吟味されてるのがよくわかります。
お膳の器や急須、おひつも実用的かつデザインも優れてました。 -
食事処の続き間です。
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食事処の天井です。
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帰り支度をすませて、見晴らしの良い場所で記念写真を撮りました。
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少し雨になってきました。
まるで名残惜しい気持ちが雨になって降って来てるようでした。 -
チェックアウト前に足湯を楽しめます。
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フロントの横に気になるポスターがありました。
なんとも魅力的な「新米フェア」期間は10月31日までとあります。
私たちが宿泊した日はまさに10月31日でした。 -
湯平温泉新米フェア湯平棚田米
この新米は地元農家の棚田で丹誠込めて作りました。どうぞご賞味ください。
新米300g入り湯平温泉
とあります。
ひとついただけました。旅先でお米をお土産にプレゼントしてもらったのは初めてです。良いものをいただきました。ありがとうございました。
花灯りのお宿に泊まりに来れて良かったです。
お世話になりました。 -
昨日送迎してくれたご主人に今朝もまたお世話になり、湯平の駅まで送ってもらいます。
一泊したお宿・花灯りを後にします。 -
湯平の駅まで車で降りて行きます。
昨日とは違う道を通ります。
湯平温泉の石畳を車で通り抜けます。
朝の九時半前で、まだお店は開いてません。
歴史有る石畳を初めて車で通りました。 -
湯平の駅です。送ってくれたご主人にお礼を述べ待合室で電車を待ちます。
無人駅ですが、映画の寅さんのロケ地になったときの写真がたくさん飾られてあったり、地元の小学校のこども新聞のようなものが貼られてあったり、コミックが並んだ棚が置いてあったり、イスには座布団が敷かれてあったり、目覚まし時計が置かれてあったり、地元の方々かどなたかがちゃんと管理されてるようすが伺えました。
こういうところが日本人の素晴らしさだと思い嬉しくなりました。 -
湯平の駅の時刻表です。
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9時43分の電車を待ちます。
この先の湯布院からやってくる電車です。 -
9時43分に湯平を出ると終点の大分の駅には10時24分に到着します。
-
ホームにアナウンスが流れて、電車が入って来ました。
次にここに来れる日はいつになるのでしょうか。
いつも仕事で忙しい主人に温泉でゆっくりしてもらいたいです。
今回は、ありがたいことに実家の両親を温泉旅行に連れて行く機会に恵まれました。
日々、働いてくれている主人のおかげです。
わたしがこうして暮らせているのも全部主人のおかげでいくら感謝しても足りないと思っています。いつもありがとうございます。
日本、いや世の中で家族のために働いているお父さんやだんなさんのおかげで家族は暮らせてると思います。
若いときにはそれが当たり前だと思ってありがたいと思ったこともなかったです。
父親や夫だけでなく母親や妻、懸命に働くひとがいるから世の中が成り立っていて、ひとの暮らしが続いていけるのだと今ならよくわかります。
わたしもできるかぎりのことはしていきたいと思います。 -
大分特産のかぼすです。
焼き魚や鍋には、かぼすが一番合うと思います。
重いけど荷物にかぼすをたくさん詰めて帰ります。
良い旅となりました。
主人のおかげです。
今度は一緒に来れますように。
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