2008/08/07 - 2008/08/15
3023位(同エリア3454件中)
しろくまさん
数日前、忘れかけていたエミレーツとスカイワーズからメールが届いた。ドバイが華やかだった時代にセントレアに就航していた航空会社とそのアライアンスだ。3年間セントレアに就航したエミレーツは夜遅くに飛び立つ為随分重宝した。夏期休暇前日の夜仕事を終えてからセントレアに向かい、食事をして空港の温泉に入ってもまだ時間に余裕がある程遅い時間に離陸するので自分には都合よく毎年利用していた。
セントレアを離れて5年、この地方のエミレーツ利用者の為に関空行の無料バスが名駅から出ているが、夜遅くのフライトの為に明るい時間にバスに乗って関空に行くことは考えられない。 貯まったマイレージは次々に期限が過ぎて僅かスターウッドのポイント分だけになっていた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
セントレアを離陸して約9時間、1年ぶりにドバイ空港に着く。3年連続で来たが来る度に新しいビルが出来ている。いつまで続くのだろう…そんなに永くは無いはずだ…醒めた目で見ていたが一年も経たずにホントに息切れをしてしまった。
トラブルの為飛行機は遅れたが、当日の夜明け前に着くはずがその日の深夜に到着した程度だ。深夜便で到着すると時差や睡眠不足で一日目はのんびりするが、今回は時差が気にならない。大変なのは暑さだ、半端ない暑さだ。よくもまあこんな所に住んでいるものだ…失礼ながらホントに思った。
今回、中東の街をカメラに収めようと思って大きなニコン持参で来た。アルカリ単3電池も沢山持って来たがそれが思わぬ展開となった。手荷物検査で止められてしまったのだ。目つきの鋭い中東の方に質問されると妙に委縮してしまう。何を聞かれているのかよく分からなかったが、つまりは「何故こんなに電池が必要なのか?」と言うのだ。自分の英語では説明しきれず、カメラやフラッシュの電池パックを開けて見せた。「これだけ必要なんだ!」係官は納得していない様だったが最後は通してくれた。電池は何か危険物に応用出来るらしい。以後気をつけよう。係官に止められたのは今回が初めてだ。 -
タクシーでホテルに向かう。トヨタ車がやけに多い。後日街に慣れた頃タクシー運転手に何故トヨタ車なのかを尋ねたらエアコンについて語ってくれた。「他車の場合エアコンのパワーレベルが最低だと全く涼しくならないがトヨタ車の場合はエアコンのパワーを最低にしても十分涼しい。」との事。日本が褒められている訳ではないが何故か嬉しかった。あっぱれトヨタ!! ちなみに街中のバス停にもエアコンの効いた空間がある。確かにあの炎天下でバスを待つのは…命がけだ。
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ドバイには旅行者が効率よく市内観光を出来る様にロンドンから取り寄せた2階建バスを使って自由に乗り降りできるツアーがある。2階は後部がオープンになっているが暑いから誰もが一階の席を目指す。空いてないとガッカリして2階へ上がる。1階でもエアコンが弱い…辛い。2コースあって1日1コースがちょうどいい感じだ。この観光ツアーでガイドブックに載っている様な所は殆ど行く事が出来る。暑さで体力がもつかどうか…心配はそれだけだった。
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一時有名になったショッピングモール内に在るスキー場、勿論灼熱の屋外ではない。「モールオブザエミレーツ」という巨大な建物の中でその一画だけが雪景色なのだ。中では皆がスキーウェアーを着てゴーグルを付けて普通にスキーを楽しんでいる…寒そうだ。スキー場と外側はガラスで仕切られている。ガラス越しに観て思った。「よくもまあこんなものを創ったな…」省エネなんて言葉はドバイには無い。楽しければそれでいいのだ…だから息切れするのだ。この屋内スキー場は今でもあるのかな?
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クリークは多くの渡し船が行きかう。橋が少ないので向こう岸に渡るのには重宝する。料金は確か10ディルハム、日本円で約30円だ。貨物船も多い。近くの港では内陸へ向け家電品やら繊維品やらいろんなものが積まれて行く。そう、ドバイは交易の街なのだ。確か石油は出ない。交易の街はその姿を残しつつ大リゾート地に変貌しようと壮大な夢を見た…、いや過去形ではない。現在も何があろうと未だに夢を見続けて自転車をこぎ続けている。足が止まったら倒れるだけだ…止まる前にこの地で日本のゼネコンが痛い目にあったことは記憶に新しい。いろんな顔をもって変化し続けるドバイの姿は…不気味だ。
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ドバイの人気観光ツアー「デザートサファリ」は有名だ。砂漠を四輪駆動車に乗って駆け回るものだ。ドバイの街から車で1時間も走ると砂漠エリアに行く事が出来るのだが、その砂漠で10台以上のランクルがチームで列を成して疾走する。当然路は無い。この大きな砂場は凹凸が激しくてジェットコースターの様に迫力満点だ。砂漠を駆け回った後はバギー車に乗ったりラクダと戯れたり…日が沈むと食事をしながらベリーダンスを観たり音楽を楽しんだりして砂漠の中でのんびりと過ごす、午後から夜にかけて楽しむ事が出来るツアー…のはずだった。
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同乗はドイツ人のボディービルダーカップルとパキスタン人の男性、ドイツ人は妙に元気よく逆にパキスタン人は無口だ。
日常では自分で車を運転する事が圧倒的に多く他人が運転する車はタクシー程度だ。だからという訳ではないが、恥ずかしながら車酔いをしてしまった。我慢をしていたが激しい運転を楽しむこの企画に「優しく運転して!」なんて言う事は出来ない。遂にギブアップ…ちゃんと嘔吐物をいれる袋が用意してあるのが悔しい。1台が止まるとそのパーティーの車が全て止まって休憩となる。運転手は嘔吐物の入った袋を奪い、まるで戦利品を獲たかのように高々と上げて他に見せつける。拍手と笑いが起こって恥かしいかぎりだ。自分と同時にギブアップした女性はツアーそのものを放棄して街まで送ってもらった。自分はキャンプまで送ってもらい夜まで休憩タイムとなった。 -
キャンプでは埃っぽい絨毯の上で横になった。周りでは夕食の準備が静かに進んでいる。太陽は高く空は青い、粗末な建物だから地熱が絨毯を伝ってくる。背中は熱いがランクルから解放された安堵感から意識が次第に薄れていく…。ウトウトしていると遠くからバギーのエンジン音が聞こえる。ツアー参加者の歓声も聞こえる。楽しそうだ…でも今更復活する元気は無い。どれ程眠っただろう、目が覚めた時は既に太陽が沈んで青い空が濃紺に変わりつつあった。砂漠の夜空は星が綺麗だが月の色は日本もドバイも一緒だ。起き上がって一人寛いでいるとツアー参加者が集まってきた。他のパーティーの方々も一緒に食事をする様で総勢100人を超える。同乗者だったドイツ人カップルがニコニコして心配そうに(?)声をかけてきた。
「Are you ok?」
「Thank you.but Please forget me!」
「Never!」
おもしろい奴だ。
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機内で知り合ったカップルも他のパーティーで参加していた。「結構きつかったですよね…」「そうですね…。」途中でギブアップしたことは恥かしくてとても言えない。食事はバイキング形式で種類ごとに屋台が出ていて好みの処に行ってオーダーする。全てツアー代金に含まれているがアルコールだけは別料金、でも格安だ。知らない日本人が何か薬剤を首筋に塗ってくれた。「気分転換にいいですよ!」旅先で出会う人はみんな優しい。お礼に缶ビールをプレゼントしたら恐縮して笑っていた。残念ながら食欲は皆無だったのでジュースだけですごした。中東特有の音楽や歌声、ベリーダンス等普段接する機会が無いイスラムの異国情緒満載、砂漠の夜を気取らずのんびり楽しむ事が出来た。帰りはホテルまでちゃんと送ってくれた。
デザートサファリは体調が万全な時に一度だけ体験しましょう。一度だけで十分です! -
ドバイの歴史を学ぶことが出来る博物館がこの建物、館内は日差しを遮る事は出来るが涼しくはない。写真を撮ってもらおうとカジュアルな服装の男性に声を掛けたところ、横にいたアバヤを身にまとった女性が日本語で話しかけてきた。「日本の方ですか?」「えっ、はい…」「ここであなたに会うことが出来たのは大変不思議な事です…」子供が習いたての英語を直訳したような日本語だ。
女性は数年前に京都の大学に留学して日本語を学んだそうだ。自分が声を掛けた男性は御主人、彼は日本語が分からない為笑顔で黙ったまま、女性は日本が懐かしい様でゆっくり日本語で色々話しかけてきた。アバヤを身にまとった女性が日本語を話すのは新鮮だ。目のみ出して他の全てを黒い布で覆い隠すアバヤは女性の正装だが、見慣れないと顔の表情が分からない。口元も覆われていて話しにくそうだ。着心地はどうなのだろう…。後日ショッピングモールで見かけたある女性はアバヤの裾からジーンズが見えていた。細かいルールは無い様だ。 -
商業の街ドバイは金の売買も盛んでその類の店が集まった「ゴールドスーク」というエリアがある。「スーク」は市場、連日の暑さと体調不良で疲れがピークの時にたどり着いた。迷いに迷ってやっと着いたところで気分が悪くなってきた。偶然ベンチがあって倒れ込むように座る。天を見上げると屋根があっていい感じだ。ただ次第に意識が無くなっていく感覚が分かる。今までにない感覚だ。…なんだ?まさか熱射病か…もうろうとしているがとりあえず椅子に座っているので妙に落ち着いて現状の認識は出来ている。暫く休憩しているとジュースを数本トレイに載せて自分の前をゆっくり歩く男が目に入った。まるで自分に買ってもらう為に歩いている様な感じだ。1本約30円…安い!とりあえず3本購入。
-
1本をゆっくり飲む。冷たいそれが喉を伝っていくのが分かる。旨い!日本で飲めば果汁が入っているかどうかも分からない安物の味だろうが、ここドバイではちょっと違う。冷たい=旨いのだ。残り2本もすぐ飲んだ。計ったように男が再び登場、ビンを片付けに来てくれた。トレイには数本のジュース、買わずにはいられない。新たに2本購入してすぐ飲みほした。何となく頭がスッキリりして来た。異常に上がった体温が正常に戻ってきたのだろう。周辺の様子を見る余裕が出てきた。
ここゴールドスークは貴金属を買う人と共に自分の持っている金を何処が高く買ってくれるのか、お店を探す人がいるとの事。落ち着いた処で自分が今身に着けているものでお金に代わるものがあるかどうか探してみるが…見事に何も無かった。
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