歴史と喧騒のホーチミンに初上陸

2012/08/22 - 2012/08/24

夏休みを利用して、タイとベトナムを家族で旅行してきました。

ベトナムといえば、ベトナム戦争のイメージが強いですが、ホーチミンを歩くと戦争で分断された国、というより、住んでいる人々のエネルギーを感じる国という印象を持ちました。

エリア ホーチミン(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 徒歩

バンコクからベトナム航空で夜のホーチミンへ。

気温は夜９時でも２８度で、夏の日本より少し暑かったです。

ホテルの朝食。旧フランス領ということでパンはわりとおいしかったです。

コップのはスイカのジュースですが、これはかなり美味。

ベトナムといえば、バイク。街のどこを歩いても、バイクを見かけますが、彼らはとにかくクラクションをところ構わず鳴らします。

どこにてもホテルで寝てても、クラクションが耳に入ってきます。

なんであれでケンカにならないんでしょうね。

国営百貨店。国営なので、外見も中身も地味です。

ホーチミン像

ホーチミンは植民地時代の建築物が多いので有名です。このような目をひく建物がところどころにあります。

これは庁舎だったと思いますが、残念ながら中には入れませんでした。

旧大統領官邸。南ベトナム軍の首都サイゴンが陥落するまで、ここで大統領が指揮をとっていました。

敷地はかなり広く一面に芝が敷かれています。

旧大統領官邸の内部は見学可能です。多くの部屋があり、各部屋に絵画や調度品が飾られています。

テーブルとイス。凝ったつくりをしています。

テーブルの上をよく見ると麻雀牌でした。牌が日本のものと違います。

官邸の最上階から正門方向を臨みます。

北軍の戦車がここまで迫ってきたそうです。

ベトナム戦争は考えてみれば、アメリカとソ連の戦い。それにベトナムが巻き込まれたわけで、この国の人にとってはとんでもない災難です。

ガイドさんによれば、ベトナム戦争のせいで兵役に就いた世代である高齢の男性が極端に少ないそうです。

これはアメリカ（南軍）の輸送ヘリ。主に兵隊を輸送するために使われたものです。

地下にある無線室。これで前線に指令を送っていたのでしょうか。

ベトナム戦争に使われた戦闘機。

旧官邸を見たあと、昼食はフォー24というチェーン店でフォーを食べました。テーブルの真中にあるのは薬味ですが、とても辛いので、知らずに入れて食べた妻が倒れそうになりました！アブナイです。

フォーは、ビーフ、テール（牛）、チキンなどを頼みましたが、どれもなかなかおいしかったです。フォーは日本食に似た味付けなので、どこで食べてもわりと安心です。

フォー24は町中何か所もあるので、便利です。

中央郵便局の内部。現役の郵便局で、中の美しさで有名ですが、期待したほどではなかった。

植民地時代の教会。

ホーチミンは、どこを歩いてもバイクとクラクション。

一度、子どもが車にクラクションを鳴らされて、ドライバーと私がケンカになりそうになりました。

劇場か何かの建物。

おやつを食べにキムタインという喫茶に行きました。

プリンしか映っていませんが、コーヒー、紅茶、ヨーグルトなど、安さからいろいろ注文。

コーヒーが苦みが強くて気に入りました。プリンも○。紅茶は普通の味です。

夕食はフォー２０００とかいうお店。フォーのほか、春巻きなどを食べましたが、全体的に味はいまいち。

フォー２４と名前が似ているので、要注意です。

翌日は天気がいまいちなので、観光はせずに、ホテルで休養。

ベンタイン市場などを考えていましたが、無理せず休みました。


昼間に街の喫茶店でケーキ類を食べましたが、かなりおいしい。

ベトナムの喫茶店はレベルが高いです。

サイゴン川に沿っている道路。朝・夕のラッシュ時は、通りを渡るのは不可能です。

ホーチミンは、信号、横断歩道、歩道橋の数がすくない。

本当はサイゴン川を見るために、通りを渡りたかったのですが、断念。

ホテルの部屋から眺めるだけとなりました。

サイゴン川のそばにある、ベトナムの英雄チャン・フンダオの像。
ベトナムをモンゴルのフビライ・ハンの大軍から守ったそうです。

フンダオは、フビライ側の水軍を浅瀬に引き込んで座礁させ、船団を沈めました。その水軍がフンダオを倒していたら、次は３度目の日本襲来に向かう予定だったとか。本当なら、ある意味日本の壁にもなってくれた偉人なんですね。

日本とベトナムとの縁を感じました。

この後、激しい雨が降り出して慌ててホテルに戻りました。
レイトチェックアウトしといてよかった。

スコールになるといくら観光したくても無理というものです。

夕食は再びフォー24でいただき、夜９時に空港へ。

帰りは深夜便のベトナム航空で帰国。ホーチミンは空港と市街地が近いから便利ですね。車で１５分で空港に着きます。

あっと言う間の二日間。

ベトナムは歴史と食文化と喧騒の国でした。