憧れのエジプト（１２）　～エドフ　ホルス神殿②～

2012/09/08 - 2012/09/17

保存状態の良いホルス神殿　
そびえ立つ塔門の素晴らしさに目を奪われました。

いよいよ神殿にはいります。
人気の神殿だけあって　いろんな国の観光客で
賑わっていました。

レシーバーから聞こえるガイドさんの声をかき消すかのような
他国のガイドさんの大きな声が
神殿に響きます。
もう少し　雰囲気考えてほしいなぁ
そんな気持ちの中　神殿の奥へと進みました。


５日目
　７：００　　朝食　和食あり

　８：３０　　馬車にてホルス神殿に

１１：００　　帰船　船はコムオンボへ出航

１２：００　　ランチビュッフェ

１６：００　　エジプト料理講座

１７：００　　ティータイム

１７：３０　　コムオンボ神殿観光

エリア エドフ(エジプト)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

中庭から第一列柱室を望みます。
両サイドにも綺麗な柱が並んでいます。
中庭の四方を綺麗な柱が囲んでいました。

パノラマで３６０度撮ったら
湾曲したへんてこな写真になってしまい
ボツです。。泣

暑い暑い
この日も暑い
日陰を求めてさっさと列柱室の中へ。。

入口にこの神殿のヒーローがいるのですが
それはまた後で

列柱室の柱です。
柱の上部のモチーフか色々違うと
ガイドブックに書いてありました。
その通り　今までの開花式とか閉花式などとは違い
ローマの文化が香る凝った作りの形になってました。

上手に撮れていませんが
ここには４種類の柱頭の柄があります。

上を見上げてアップでパチリ
かなり細かい細工です。

こちらは　また違うデザインでした。
きれいです。

前回紹介しそこなった
ローマ文化を香らせる物

ライオンのヒエログリフ

ラムセス２世の頃は
このライオンのヒエログリフは無かったんだそうです。

古代エジプトとひとまとめに
とらえがちですが
いくつかの時代名称が付いてます。
その時々の特徴ってあるんですね。

天井の黒いのは「スス」です。
時代が流れて　ホルス信仰が無くなって
キリスト教徒がこの神殿に入り込んだ時
台所として使用した為に　ススで汚れてしまったそうです。

もったいないことです。

この影響はこのススだけに止まらず
壁画の削り取りなども行われていて
遺跡に傷となって残っています。

こちらの天井も黒いですが
この写真のポイントは
数個の四角い小さい穴です。

これは建築当時からある明かり取りの穴です。

暗い神殿の中に　行く筋もの光の筋が
とても綺麗でした。

穴ばかり撮影して
そそぐ光を撮ってません。

柱のレリーフがいろいろ面白かったです。

これは両手に何を持ってるのかしら？
トゲトゲの紐みたいな物をもって
上には　魚の骨見たいのがぶら下がってます。

なんの意味があるのかな？

トト神とホルス神に聖水をかけてもらっているファラオ。

聖水が　アンク（生命）になっています。
削り取られているところが　悔しいですね。

私たちが向かった先は　至聖所
レバノン杉で作られら　聖船が置かれています。

レリーフでもこの船は幾度となく見ることがありました。
「なるほど　同じ形なんだなぁ
ほんとにあったんだ。」と感心します。

至聖所のを過ぎて
通路の上に　明かりとりの穴がありました。

暗い通路が明るく照らされてます。

当時の神殿のひとこまを見ることができた気がします。

いくつかの小部屋があります。

礼拝堂だそうです。
壁一面レリーフで覆われています。

びっしりのヒエログリフ
読めたらもっと　素敵なんだけどなぁ

天井には　明かり取りの穴と
一面の星の壁画。

神殿東側に出てきました。

左が神殿の外壁の壁画
悲しい事に削られています。

右側は第２塔門から繋がる外周壁です。
現在補修ちゅう。

ナイロメーターがありました。
ナイル川の水位を測る為のものです。

この地下がナイル川と繋がっていて
ナイル川の水位と同じ位置に水面が上がり下がりするそうです。
階段のどの位置まで水位が来たか
調べるそうです。

古代エジプトでは肥沃な土地を運んでくれる
ナイルの氾濫は待ち望まれていた物なのです。

今だと防災の為に水位を測りますが
古代エジプトでは　望まれた氾濫だったのでしょうか

神殿の外側は明るいのでいろんなヒエログリフを見つけることができました。
（おかげでガイドさんの説明を全然聞いてませんでした。）

ここには
左側に　バンビの顔見たいな首の長い動物
パピルスの花が３本アレンジされた器とか
星のマークはヒトデみたい
水差しだったり
飛び立ちそうな鳥　

ヒヒでしょうか？

隣の　人の顔も面白い

丸の中に　星のマーク
これは　薄いのでいたずら書きの類なのか
本物なのか。。

ここにも　顔が
男の人です。

まさかの頭にリボン？？
女の子に見える。

ホルスマークがかっこいい

一つの胴から９個の頭のあるウラエウス（コブラ）

左側にスカラベ（ふんころがし）が２体あります。

右側に削られた何かの神のあたまにいる縦にウネウネしてる
ウラエウス（コブラ）

まだまだ　しっかり見ればもっともっと特徴ある
ヒエログリフがあるんですよ。

私はなんとなく歩いちゃったので見つけられないし
写真も撮れなかったのですが。

直角！

神殿の屋根の角がきれいでした。
下が北面　上が西面になります。

神殿西面の通路のレリーフは何面も同じようなレリーフが連なります。
ホルス神が父の仇　セト神を　やっつけている場面です。

セト神は父オシリス神を八つ裂きにしてあちこちに捨てた
悪物。
カバは悪魔の化身とされていたので　セト神をカバにたとえているらしいです。

ファラオ左手の槍を左下のカバに刺しています。

カバは思ったより小さく　写真でわかりにくいです。
表現されています。
豚みたいですよ。

アップにしてみました。

ちょっと黒っぽいのが　カバ

小さすぎる

カバがひっくり返ってしまっています。
そろそろ　ファラオの勝利です。

足を縛られ　槍で背中をつつかれています。

この後も　ファラオの勝利確定まで
何場面も続いていました。

カバは小さく描かれているので
哀れに思えますが
セト神は憎き仇だから　仕方ないかな。

西側の通路を進むと
中庭に戻ってきます。

そしてツアーは自由時間となります。

待ってました。
ホルス像です。
やっと　ツーショットが撮れます。

外人さんに囲まれてなかなか
綺麗に撮影できなかったのですが
取り囲むような外人さんたちが居なくなったら
私たち　行儀のよい日本人の番です。

外人さんは並ばないんです
ホルスを取り囲むように群がって
１人が撮り終わると
「次はわたし〜」と早く出た人が撮ります。
もたもたしてると延々と撮れなさそう。

私たちはその群がってる人たちの後ろで
ホルスの正面に並んで
彼らが居なくなったら順番に撮ってもらいます。

気が付いたらこの私たちの列に
外人さんも並んでいたよ。
「並ぶ」世界共通になるといいですねぇ

ホルス像の前に一列に並んで
ツーショットの順番待ち

ＴＤさんにカメラを私　順番にツーショットです。

一瞬のすきを狙って
ホルス像パチリ。

りりしい〜〜

私も抱きついてパチリ

おもったより大きくて頼もしかったです。

名残惜しい気持ち満載で
中庭をもどり
第２塔門を出ます。
西側　そびえてます。
そしてますます青い空。

真下からのホルス神
おっきい　おっきい

残りの時間をこの場所から　塔門を眺めていました。

ほんとにきれいで
まだまだ見ていたい

名残惜しい
後ろ髪を引かれる思いで
集合場所に戻りました。

久しぶりに
スフィンクス登場

塔門の方を向いていました。

帰りの馬車です。

後ろ姿は　朝のおじさんです。

そうです
駐馬車場に戻るや否や
おじさんは私たちを見つけ
馬車まで案内
あっという間に乗せられて帰り道につきました。

ホルス神殿を後にして
馬車はまたエドフの街に戻ります。
交差点です。
進行方向目の前に車が。。
渋滞で交差点内にいます。

この渋滞のわずかな隙間を　馬車は突進。
無事？？交差点を通過

賑やかな場所が。
御者さんが教えてくれました。
バザールです。

またまた　車が入り乱れます。

とっても怖いんですけど。。

この調子至近距離でのすれ違い。

左のトラックは対向車の後ろ側ですよ！

もう　すれすれなんだから

おじさん
私たちお客が乗ってるんですからね！
って　日本語で行っても通じないよね。
ほんと　怖い

交差点を過ぎると
また馬車は
パカラッ　パカラッ　と　テンポよく走ります。

怖い　埃っぽい　臭い（馬さんが？）
馬車はちょっと　きついなぁ

最後の角を曲がると
ナイル川

街の喧騒がウソのような
穏やかな景色が目に飛び込みます。

「はぁ　戻ってきた　もうすぐ降りれる」

船も見えてきました。

お客待ちの馬車
これから神殿に向かう馬車　

車がほとんど走ってないので
馬車が悠々と走ります。

ま　予想どおり
御者さんが
「バクシーシ（チップ）」とねだってきました。

感じの良い御者さんだったので
ポケットに　１ポンド用意してあったのですが

降りる間際に　突然他の青年が乗ってきて
何もしてくれてないのに
「ワンダラー」って手を差し出す厚かましさ。

かなり　気分を害したので
二人の注文を無視して降りました。

おとなしく馬車を停めてくれたから良かったぁ

やはり　かなり高額チップを要求して
こちらがいくらか払うまで止まってくれない馬車もあったようです。

降りると地元の子が
ワンダラーとミネラルウォーターを売りに来ました。
これは　即買い！

1.5L　２本で　８０円

ちゃんと　キャップも確認しましたよ。
あまりやすいのは
一度空けたペットボドルに水道水を入れてるのもあるそうです。

この旅行の最安値でしたね。
キンキンに冷えたミネラルウォーター　おいしかったぁ

船に乗ると
部屋は遮光カーテンがしめてありました。
日中は日光が入って部屋が暑いんです。
クーラーがほとんど効かないんです。
遮光カーテンがあるなんて　知らなかった。
観光中にお部屋掃除してくれて
カーテン閉めてくれたようです。
おかげで部屋が適度に冷えていて　天国〜〜！

カーテンから外をのぞくと
船はもう　コムオンボに向けて出港してました。