2012/09/27 - 2012/09/27
26位(同エリア93件中)
さんしぇさん
9・10日目はノルマンディー小旅行。
エトルタからバスで南下、ル・アーヴルで乗り換えてオンフルールへ。
英仏海峡を望み、セーヌの河口を眺め、人口港に佇む、様々な水辺に
出会います。
<夕・夜編>
・ル・アーヴル⇒オンフルールはたったの30分、
なのにバス待ち2時間半?
・海と見紛うセーヌ。
・ムール取りは女性の職場。
・シャンプラン氏顕彰。
・夕暮れから灯ともし頃、そして麗しの夜景へ。
・裏通りはギャラリー会場。
<朝・昼編>
・朝の船溜まり。
・これが、かの洗濯場。
・高台へ、コット・ドゥ・グラスへ。
・不法侵入、リンゴぬすっとは私。
・ノルマンディー橋を眼下に。
・ブーダン美術館もやっぱり昼休み・・。
・サティの家、思った通りの変空間。
・もいちどブーダン。
・さよなら、オンフルール。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
16h過ぎに戻って参りましたル・アーヴル。
更にオンフルールへ行く術は、18h26の
バス、と事前予習。
2時間半もの足止めの間、付近を歩いて過ごす
つもりが、1時間早い17h40があることが
現地で判りました。 -
と言う訳で、早くも向うに雄大な橋、あれを
渡れば向うはオンフルールです。 -
料金所。
あ、そうか、それで高いんだ。
と言うのは、
ル・アーヴル⇔エトルタが2ユーロ/1時間、
比ぶるに、
ル・アーヴル⇔オンフルール1ユーロ余/30分
かと思い、2ユーロ貨を出してお釣りを待った私。
ところが
「マダム、4ユーロです。」と運転手。
慌ててお財布を探したと言うお粗末な顛末。 -
だ だ っ 広〜〜 い のは河口近くのセーヌ川。
パリのセーヌから下って、今旅は近郊の静かな
セーヌ河畔を歩きました。
そして、ここ。
セーヌの締めくくりを己が目で捉える嬉しさ一杯。 -
緑のBの、Gare rutiere バス・ステーションに
降り立ちました。
“i”の観光局に向かい、是非地図を手に入れてね。
(今日はこの時既に18h過ぎで閉館。) -
“ルーアンの門”広場、真中には。
-
ムールを採る女性の碑。
西方ブルターニュのカンカルには、これと類似した
牡蠣取りマダムの像があるので、こちらもそれかと
思ったのですが、こちらは牡蠣にあらずムールなの
ですね。 -
漁業は男の仕事、一方で女はムール採り、が三世代間に
渉るこの界隈の生業だったそうで、日々30kgからの
ムールを採っては運ぶ過酷な仕事だったと。
携わった女性や仕事への顕彰碑とのことです。 -
広場と向かい合うようにして、こちらがホテル。
通りにはレストランが店開き。
バスを降りてものの5分、確か旧港へもすぐ
だったと思います。 -
最上階の日本式の3階に向かいます。
-
天窓が明るい、つまりは天井裏のお部屋かしら。
-
斜面で狭くなりがちなところ、上手くレストア
されておしゃれです。^^ -
反対側からも採光できて(ブラインド開閉できます。)
何だか晴々と気持がいい。 -
ついでにお付き合いを。
お手洗い。 -
シャワーのみ。
このガラス戸はいいですね。 -
割に最近のレストアの様ですね。
見せるところ、隠すところ、苦慮されてます。 -
2つの鍵。
2つ目の鍵は。 -
23h以降はこの鍵で、こちら裏側(いえ、こちらが
表かな?)の扉を開閉してね、と。
2つの通りに面しての、面白い立地のレストラン
ホテルだったのでした。 -
お夕飯がてら名に聞く旧港巡りと行きましょう。
-
殷賑を前に、少しだけ倦み疲れたような一刻。
ここが有名な 古いBassin バッサン (船溜まり)です。
旧港と訳されてますが、こうして見ると動的な港
というよりはやはり、船を静かに横たえる船ドックの
イメージなので、以下バッサンと。 -
-
そのバッサン東側を北へ、河口の方へ。
かつての教会は、今や海洋博物館に。 -
市役所。
-
バッサン北通り。
-
いわく有り気な建造物。
La Lieutenance ラ・リュテナンス17〜18世紀
当時のお役所(国王代理官=お代官さま邸)だったとか。 -
睥睨するようにおわすこのお方は、ケべック市
建造の父、サミュエル・シャンプラン氏。
400余年前、このオンフルールの地を出帆し、
大西洋の荒波を掻い潜り、当時既に拓きつつ
あったカナダ仏領にしっかとした植民地ケべックの
基礎を築き始めたのが、1608年。
そのケべック創立400年祭の大合唱を、
2008年夏、パリで“音楽の日”に聴いたのは
良い思い出です。 -
因みに、西に行く事カンカルの、その叉西に
サン=マロの街には、遡る事もうしばらく前、
フランソワ一世の命で大カナダを発見した
公認の海賊、ジャック・カルティエ在り、そして
オンフルールにこのシャンプラン在り。
一帯、冒険者輩出の地ですね。 -
北から南を。
残照僅か。 -
一旦振り出しに戻り。
反対側から。 -
大分暮れなずんで来た、灯ともし前の風情。
-
そろそろお腹が空いた。
メニュー表を物色しますと。
今晩は、何か前菜とムールにしようかな。 -
兎のテリーヌ。
癖が無い上に美味しい。
前菜からして大概多すぎて、後を思って残して
残念に思う事が多いので、そこも良かったです。 -
どのお店も、通路を挟んで水辺にテラス席。
テラス席さえ設ければ、繁盛間違い無しかと
言えば、そう言う訳でもなさそう・・。 -
というのは北側のお隣が、これが閑古鳥が・・。
賑わうのはまだまだこれから? -
反対の背中側、かれこれ席が埋まってます。
お客がお客を呼ぶ? -
いにしえのムール採りマダム達に敬意を表し。
その実は、残念だったお昼のリベンジだったり。^^ -
煌々とした東側を愛でながらの寒からぬ晩ご飯、
美味しいムールをごちそうさまでした。 -
お店とテラス席の間を貫く道を行きます。
-
食事の間、折に雨が降ったり止んだり。
この地方ならではなのか、天気が定まらない
1日でした。 -
ここからは街角の美術館、ギャラリーの
窓から画像を頂きます。
フレンチブル。 -
-
以上、動物編。
-
バッサン通りの一筋西の通り辺りは、足の向く
先々にギャラリー点在。 -
-
-
ギャラリー・ウォッチャー、怪しいのは私だけ
ではありません。^^
ほ〜、“ドーファン”と言うこのギャラリー、
面白い事に上階部分はホテルなんですね。 -
“旅行く人”シリーズ(勝手命名)
-
-
鐘楼。
-
-
-
サント・カトリーヌ教会後部。
-
以上、カタラーノ氏作の5点でした。
こうして見ると彫像作品が多いと思いました。 -
北詰めにあるメリーゴーラウンドより。
-
群れなすレストラン、その中でぽっかりと
灯を落としてしまったのは、件のお隣さん。
潔くも、はやばや店仕舞いの様子、ま、
そんな日もあるよね〜。 -
-
ホテル帰館。
窓の下には、灯に浮かび上がる
ムール採りのマダム達。
おやすみなさい。
明日は15hまでオンフルール、その後は
ル・アーヴル、印象派の聖地(^^)へ。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- コクリコさん 2014/07/04 18:39:12
- オンフルール
- さんしぇさんの古い旅行記をチェックです。
以前も拝見したかもしれませんが、いざ行くとなると真剣にチェックです。
ル・アーブルでの乗り換え時間は8月のバス時刻表を確かめてからになりますが、私たちがエトルタからオンフルールへ移動する日はルアーブルのアンドレ・マルロー美術館の休館日なので時間つぶしできなそう。
モネの「印象・日の出」の場所くらいは行けそうですが、当時の面影はないんですってね。
オンフルールで宿泊できることになったので、夕闇のオンフルールをそぞろ歩いたり、オンフルールの高台からノルマンディー橋を眺めてみたいと思います。
高台はすぐ行けますか?
サン・マロでジャック・カルティエ氏にお目にかかったので、オンフルールでサミュエル・シャンブラン氏に会えるのを楽しみにしています!
そうそう、私もマレ地区のギャルリーであの人間の身体の一部が透明な彫刻見ました。
カタラーノ氏という方の作品なのですね。
あの空間部分がどうなっているのかじっくり見たいです。
マレではガラス越しに見たのでタネや仕掛けはわかりませんでした。
ブリュッセル事件は、マルセイユでもモンマルトルでもローマでもフィレンツェでも何事もなかったので気を許したことが原因です。
ブリュッセルは危ないとガイドブックに書いてあったのにね。
- さんしぇさん からの返信 2014/07/04 21:43:28
- RE: オンフルール
- コクリコさん、こんばんは〜。
いよいよ来月なんですね♪
> ル・アーブルでの乗り換え時間は8月のバス時刻表を確かめてからになりますが、私たちがエトルタからオンフルールへ移動する日はルアーブルのアンドレ・マルロー美術館の休館日なので時間つぶしできなそう。
> モネの「印象・日の出」の場所くらいは行けそうですが、当時の面影はないんですってね。
アンドレ・マルロー美、往路は駄目でもオンフルールの後帰路、お時間あれば
いいですのにね。
「印象・日の出」背景の工場群はそのまま拝めますので、後は想像力で。^^
> オンフルールで宿泊できることになったので、夕闇のオンフルールをそぞろ歩いたり、オンフルールの高台からノルマンディー橋を眺めてみたいと思います。
> 高台はすぐ行けますか?
暮れ行く海辺でのディナーは格別でしょうね!旅の道連れがいらっしゃるから
尚更ゆっくり楽しめますね。^^
高台は、私の取ったルートでグラース教会までが登り道でもあり30分位、そこまで
行かなくても、でしたら半分位でしょうか。
> サン・マロでジャック・カルティエ氏にお目にかかったので、オンフルールでサミュエル・シャンブラン氏に会えるのを楽しみにしています!
冒険家の面々、ご覧になれますね。
この場所から漕ぎ出したんだなぁと想像逞しくしましたよ。
> そうそう、私もマレ地区のギャルリーであの人間の身体の一部が透明な彫刻見ました。
> カタラーノ氏という方の作品なのですね。
> あの空間部分がどうなっているのかじっくり見たいです。
> マレではガラス越しに見たのでタネや仕掛けはわかりませんでした。
ヴォージュ広場のギャルリーで、と情報を頂いていたんですが、今回は叶わず仕舞、
コクリコさんは、そこでご覧になったんでしょうかしら。
仕掛け、また画像拝見させてくださいね。^^
町中はギャルリー率が異様に高くて50mも歩けば当たるんじゃないか位。
この町には後から後からアーティストがやって来て、そうなれば携わる人も
集るんでしょうか。
> ブリュッセル事件は、マルセイユでもモンマルトルでもローマでもフィレンツェでも何事もなかったので気を許したことが原因です。
> ブリュッセルは危ないとガイドブックに書いてあったのにね。>
大変だったんですね、好事魔多し、と私が言うも口幅ったいんですけど、以前
強盗に遭遇した時と言うのが、やはり慣れた頃でした。
ま、わが身に怪我無くば良しとしましょ。^^ さんしぇ
-
- konomiさん 2014/05/22 07:33:10
- オンフルール いいですね!
- 正月くらいしか、長期休暇が取れないので、なかなかオンフルールには縁がなかったのですが、こうしてみると・・・やっぱり行きたくなりました。
5月の連休に何とか長期が取れるといいんですけど・・・。
Bruno Catalanoさんの作品は、マレのヴォージュ広場北にあるMODUSギャラリーで見ましたよ(^^)
個性的ですよね。
http://www.modusartgallery.com/artists/
- さんしぇさん からの返信 2014/05/22 18:04:16
- RE: オンフルール いいですね!
- konomiさん、ぼんじゅ〜。^^
お立ち寄りありがとうございます。
今日は、ピサロの追っかけでポントワーズへ行くつもりが
アパルトマンの扉を開けたらそこは雨にそぼ濡れた石畳。
といくら気取ったところで雨が止みそうにないので、部屋に
戻ってPCに向っています。
オンフルールやすぐ西隣のトゥルーヴィルなど、海辺の賑わいを
感じる場所は、開放感が格別ですので、パリを堪能された後、
ちょっと疲れたら(笑)気分転換にもうってつけです。
> 正月くらいしか、長期休暇が取れないので、なかなかオンフルールには縁がなかったのですが、こうしてみると・・・やっぱり行きたくなりました。
>
> 5月の連休に何とか長期が取れるといいんですけど・・・。
お忙しいでしょうが、ぜひ工面してお出かけくださいね。
かのポピュラーな景色を前に潮風に吹かれるだけでも嬉しかったですよ。
> Bruno Catalanoさんの作品は、マレのヴォージュ広場北にあるMODUSギャラリーで見ましたよ(^^)
> 個性的ですよね。
>
> http://www.modusartgallery.com/artists/
カスタラーノさんのご案内ありがとうございました!
カラダに空虚を囲ったちょっと不思議な面々ですよね、まだやって
るんでしょうか、のぞいて来ようかな。
またフォローもありがとうございました、私もさせてください〜。^^
さんしぇ
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