2012/09/27 - 2012/09/27
20位(同エリア39件中)
さんしぇさん
9・10日目は、パリを離れて仏北西部ノルマンディー、大西洋に
接する海辺、そしてセーヌの河口近くを1泊小旅行です。
いつか立ってみたかったエトルタへは、始めは日帰りのつもりが
オンフルールが良かった、と新婚旅行帰りの息子達。
しからばと、二つをカップリングしてのノルマンディー行です。
まずは9日目メニュー
サン・ラザール⇒ル・アーヴル⇒エトルタ⇒オンフルール
・ル・アーヴル駅頭
・24番バスで
・白いエトルタ
・茅葺はノルマンディーの民家
・一路、オンフルール
・ギャラリーのまち
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
サン・ラザール駅入り口に立ちました。
エントランスの荘重さ、そしてそのお隣に
エスカレーターを据えてしまう融通無碍さ。 -
ここで通常運行なのを目にして、まずは
大きな安堵です。
6h53 Le Havre ル・アーヴルへは22番線から。 -
途中3箇所停車、終点まで行ってしまえるので
居眠りしてても、そこは安心。 -
4A一杯にセルフ・プリントしたチケット。
ゆめゆめ忘れてはなりません。 -
オート(高地)・ノルマンディーのロゴがキュートです。
今日は2等車ですが、TGVなど長距離便でないせいか
どうか、1等共に自由席です。 -
まだ時間があるので、適当な所から乗車して
車内ウォッチ。
向かい合わせ6名のコンパートメント風が
あったり。 -
こんなゆったりなソロ席も。
ここは1等車ですね。 -
こちらも1等車両。
-
そして、2等車両。
この辺りに陣取ろうかな。 -
まずは、ルーアンRD(リヴ・ドロアット 右岸)駅。
エトルタへは、ここで乗り換えて行く手もあるとか。 -
ブレオテ=ブーズヴィルと読むのでしょうか、
こちらからもバスでしたっけ、乗り換えて
行けるようですね。 -
降ったりやんだりのお陰で、こんな虹が
道中慰めてくれました。 -
2時間30分で終点、フランスの北西、ここは
セーヌの河口の街です。
河口の辺りは明日見に行けたらと思っています。 -
電車を降りて突き当りを左でバス・ターミナル、
右なら表通り。 -
因みにこちらが、その表玄関。
新しい街とは聞いていますが、なるほどかつて
見た事の無いたっぷりとした道が横たわってます。
が。
およそ、歩きたい気にならない無機的な造りが残念。 -
バス・ステーションにやって来ました。
こちら24番停から出発します。 -
運転手から購入、エトルタまでは僅か2ユーロ也。
1時間は掛かると聞くのに、仏内交通の安さは
旅人に優しい。 -
道中。
内陸を抜けて、海辺らしい界隈に出て来ました。 -
リゾートの明るさ。
-
途中、長い停止。
何かというと、道一杯に荷物の積み出し。
バス運転手、「4分間待って。」と言う業者に
折り合い、黙々とただ待ってます。
勿論、車内にアナウンスなどは全くなし。 -
1時間ほどを揺られ、やがてバスを降り立つと
そこは小さな広場。
ちょっとだけ周りをご案内しますと。 -
右手が観光局。
-
頂いた地図です。
丸をつけながら手際よく案内下さいました。
〇が観光局、海までものの100mです。
また、帰りのバスは降りたと同じ所から、とも。 -
左手の方向には。
-
お手洗い。
-
背中合わせにタバ。
切手はここで調達。
日本までと言うが早いか、すぐに出て来ました。 -
こちらが、メイン・ストリート。
海へ向かってのお土産通りはここが、ただの1本だけ、
とってもシンプルです。 -
ノルマンディー色濃厚なホテル兼レストラン。
その名も“サラマンドラ館” -
破風と言うんでしょうか、丸く刳れた辺りが
珍しい。 -
仏式1階(日本の2階)部分。
-
振り向けば、階段。
いよいよ。^^ -
来た来た来たー!
まずは左手に“アヴァルの崖”
遮るものなしに目に飛び込んできます。 -
向かい合わせに“アモンの崖”
何万年も前から変わらずあるだろう両崖にうっとり。
まずは、ここはアヴァルに向かって進みます。 -
ずっと麓まで、歩き易い「モネのテラス」なるプロム
ナードが渡っています。 -
「アヴァルの崖、出帆する船」言わずと知れたモネの。
-
やっぱりあの崖に登らなくちゃね。
-
人工物のないアヴァル。
-
前方になにやら。
-
アタンシオン(アテンション)!と来た。
干満の時間を調べてね、と。
赤い矢印の先は。 -
干満表。
今日27日の満潮は、10h25と22h43. -
こちら、海岸沿いを行くと、干潮の時間帯には
アヴァル下の洞穴を抜けて更に南へ行けるとは
聞いていました。
今日、この時間はあいにくまだ満ちている状態。 -
しかし、看板上から怖い単語が揃い踏み。
「危険な散歩道」
崖の上も下も。
決り文句の、何があってもエトルタ市は責任ないよ、
とあります。
「危険」 落盤、頻発
あなたの命は自分で守ってね。
崖の下には居場所がないよ。
「危険」
最高水位の4時間前には戻るように。
海岸が水没するので、あらかじめ干満表を見るように。
今日で言えば、4時間前と言うと6h25、18h43
には引き上げろと言う訳ですね。 -
ステップ含みの斜面を登ります。
反対側、かなたアモンがこんな。 -
背中側には広い上に、風もきつい難行苦行^^;な
ゴルフ場。 -
風欠がぽっかり。
-
こうして見ると、アモンだって象さん。
-
アヴェルの崖の向うが、かのLa Manneporte(マンヌ
ポルト)大門と訳されていて、確かにアヴェル崖よりも
一層大きな象さんですね。^^
また単語それぞれからManne(マナ 天の賜りもの)
Porte(門)と解釈してもいいのかな、と。
モネ描くマンヌポルトはまさにそんな感じ。 -
カートご無用、移動は自力の体育会系ゴルフ続行中。
-
アヴェルの象さんの向うに見え隠れしていた、通称“針”
“奇厳城”のモデルになったと言うのはこれですね。
一帯、層成す白い岩が目を惹きます。 -
“針”の奇岩っぷりに引けを取らず。
-
市街を目に収めて、下山。
雨もよいで、下り道が怖いことと言ったら。
まずはカメラを守って、そして身を守って、と
念じながら恐る恐る。 -
道沿いに画像の展示。
“海の職人達”シリーズ、海に携わる仕事の紹介。
洗濯婦。 -
牡蠣商人。
-
砂利拾い。
-
漁師小屋でしょうか、こんな感じで展示されて
いました。 -
6ヶ国語対応のこちら、どうやら注意書き。
この界隈の石を拾わないように、と。
先ほどの砂利拾いの砂利とは、白い珪石(シリカ)の事
らしくシリカゲルなどに使う原料になるかと推察した
ものの、真偽のほどは。 -
漁師サークルなる、漁業組合集会所みたいな
ものでしょうか。
茅葺屋根を模した船底工法かしら、物珍しいです。 -
続けてアモン崖へ向かうこちら、「ルブランのテラス」
ルブランは地元の誇る“奇巌城”作者ですね、不肖私
未だ読んでおらず。 -
こちらでは「エトルタの漁船」をご紹介。
-
右手へと案内板。
-
整った上り口。
-
ステップ上がれば、のどかな高台。
-
ノートル=ダム・ドゥ・ラ・ガルド礼拝堂。
ガルド(ガード 守り)とあると、同様な漁師の街
マルセイユもそうですが、厳しい海と対峙する
土地故の、信者の切実な祈りの心を感じます。 -
小雨を衝いて虹が仄かに。
うーん、画像では捉えてないような・・。 -
こちらへ登ったご褒美が、アヴァル遠望。
-
海岸を離れて、お土産通りへ。
絵葉書を物色します。 -
その絵葉書でちょっとだけ復習。
-
市場開催の広場沿いには、木造の
所以在りそうな建造物が。 -
見上げてみれば、向こうが船の底のような。
何のことはない、中はお土産屋さんでした。
鋳物の置物に心動くも、いかんせん重過ぎ。 -
帰りのバスの15hまで、2時間を切りました。
広場沿いのこちらで簡単にお昼。 -
海鮮ガレット。
-
軽いクリームを纏った、ムールとサーモン。
ナイフを入れれば零れ落ちるムール。
が、このムール冷凍ですね、完食はう〜ん・・。 -
時間まで街角ウォッチを。
-
ルブラン邸、案内板見っけ。
-
-
お向かいのこちら、茅葺屋根のお宅。
ノルマンディーならではだそうですね。 -
複雑な切端。
-
静かな庭の佇まいが覗えます。
-
こちらが、ルパン産みの親、ルブラン邸。
-
瀟洒なお屋敷。
-
親密なお庭。
今日は、画像を頂くのみ。 -
オッフェンバックフェス。
「天国と地獄」等で有名な彼は、このエトルタに
触発されて曲を作ったり、別荘を構えたり、縁の
深い作曲家であったそうです。 -
どなたのものやら、勇壮なお宅。
-
紅葉途上の蔦が美しい。
-
-
-
ガーゴイル?
-
凝った破風が。
-
-
最後にもう一度、カモメが一緒してくれました。
空もきれいに晴れました。 -
時満ちて、帰路。
人のみならず自転車も積み込んで、道中、一度として
乗降車なし。
まっすぐにル・アーヴルヘ。
この後は乗り換えて、オンフルールへと続きます。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- Minty Pinkさん 2014/10/25 07:58:15
- こんにちは
- 楽しく旅行記を見せて頂いています。
エトルタに行かれたとは、なんとツウなことでしょう。
(主に)印象派の方々の絵の中でしか知らない風景です。
さんしぇさんは、「絵画の現場」にたくさん行かれてるんですねー。
そんな旅もしてみたいものです。
新婚旅行に行かれたというのは2009年に「彼女いない歴更新中」だったという息子さんかしらん?
それでは、楽しみに続きを見せていただきます。
Minty Pink
- さんしぇさん からの返信 2014/10/25 12:36:13
- ノルマンディーの色
- Minty Pinkさん、初めましてようこそ。
お目に留めて頂いてありがとうございます。
> エトルタに行かれたとは、なんとツウなことでしょう。
> (主に)印象派の方々の絵の中でしか知らない風景です。
この奇なる風景、Minty Pinkさんもいずれきっと見に行かれるんじゃないでしょうか。^^
荒ぶれた奇岩も面白かったですが、一方でノルマンディの海の色や風情など
とてもシックで。
>
> 新婚旅行に行かれたというのは2009年に「彼女いない歴更新中」だったという息子さんかしらん?
>
そうです仰せの通りです。
しつけ実り(笑)愛妻にフランスを見せる事が叶いましたよ。
しかも相手は幼稚園からの竹馬の友、願っても無い縁談でした。^^いや
私事です〜。
さんしぇ
-
- rongliziさん 2014/03/12 17:01:37
- 素敵ですね
- こんにちは。
メッセージありがとうございました。
エトルタ素敵ですね〜。
フランスへ行ったら、是非行ってみたいです。
また、旅行記を拝見させて下さい。
-
- ふらどくさん 2013/10/27 23:10:41
- ノルマンディも良いですね!
- さんしぇさん
ノルマンディの風景は、何となくさわやかで良いですね。
またここら題材にした絵画も随分とあるんですね。
海を見てのんびり過ごしたいです。
ノルマンディはドゥービルしか行ったことがありません。
リゾート気分やパリとは違いのんびりしているところが良かったです。
ドゥービルに行くと1週間くらい泊まったら体の毒が抜けるだろうと
思うのですがなかなか時間が取れませんね。
ふらどく
- さんしぇさん からの返信 2013/10/28 23:24:05
- ノルマンディ
- ふらどくさん、こんばんは。
ご訪問とたくさんのご投票ありがとうございました!
> ノルマンディの風景は、何となくさわやかで良いですね。
> またここら題材にした絵画も随分とあるんですね。
> 海を見てのんびり過ごしたいです。
パリ至近のリゾート地のお陰で、画家諸氏が描く描く。
海峡に望む辺りは、南仏の開放感とはまた異なりシックで、私も
とても好きです。
>
> ノルマンディはドゥービルしか行ったことがありません。
> リゾート気分やパリとは違いのんびりしているところが良かったです。
> ドゥービルに行くと1週間くらい泊まったら体の毒が抜けるだろうと
> 思うのですがなかなか時間が取れませんね。
来春トゥルーヴィルも含めて初めて行くんですよ。
体の毒〜〜^^確かにデトックス効果ありそうですねよ。
いかんせん、ふらどくさんと同様時間足らず、日帰りのばたばたです。
さんしぇ
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