2012/10/20 - 2012/10/20
1230位(同エリア3058件中)
哈桑湖さん
熱海の伊豆山に興亜観音があります。
昭和15年(1940年)2月、陸軍の松井石根大将によって、支那事変(日中戦争)での日中両軍の戦没者を”怨親平等”に、等しく、弔慰、供養するために建立されたものです。
この高さ3・3mの興亜観音像は、日中戦争で激戦地となった、南京地域の戦場の土でできています
合掌印の観音像は、優しさをたたえ、中国大陸南京の地に目を向けているのです。
松井は戦後の東京裁判で戦犯として、いわゆる南京大虐殺の責を負い、昭和23年(1948年)12月23日、刑死されました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JR特急 徒歩
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興亜観音入り口
ここは徒歩用 -
タクシーではここまでこれます
かつては伊豆山には別荘がいくつか
リーマン・ショックで全滅です
サブプライム危機ですか、どこの国ですかねえ、世界中に迷惑かけて -
廃墟の別荘のそばに
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上るんです
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さらにのぼって
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昭和46年12月、過激派学生数名が、「七士の碑」や並んでいる供養碑と「興亜観音像」に導火線を仕掛け、爆破をはかりました。
「七士の碑」は大きく3つに割れ、細かい石片が飛び散りました。
観音像は無事でした。 -
過激派によって割られた跡
七士(東京裁判で処刑された人)の碑を爆破しようと -
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伊豆の海岸沿いのリゾートが一望む
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観音の本堂には、観音菩薩を安置、右側に日本軍、左側に中国軍戦死者の位牌が、平等に並んでいます
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日本の龍の爪は3つです
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中国軍戦死者の位牌
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日本軍戦死者の位牌」
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松井石根大将
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八紘一宇(はっこういちう)と書かれています
天下を一つの家のようにすること、第二次世界大戦中に大東亜共栄圏の建設の標語のひとつとして用いられました。
ヨーロッパの列強は、世界を支配するときには、まず神父・牧師を送ります。
ありがたいキリストの教えをして、現地の人を改宗させます。
今度はこれらの人を利用して、周りの地域を占領します。
占領した地域で現地妻を持ち、混血児を産ませます。
混血児や現地のキリスト信者を、現地人と白人との中間層に置き、彼らを使って、占領地を統治させます。
混血児やキリスト信者には特権を与え、彼らを使って、現地人を弾圧します。
現地人には徹底した愚民化政策がとられ、植民地支配が完成します。
日本軍もはじめは、インドネシア、ビルマ、マレーシアで歓迎されました。
欧米列強からの植民地支配を、抜け出さしてくれると信じて。 -
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東京裁判のインド代表判事であるパール博士。
パル東判事は東京裁判が、戦勝国の日本に対する私的制裁に過ぎないことを指摘し、東条英機、松井氏等A級戦犯7人全員 が無罪であることを主張しました。
昭和28年にパル判事は、興亜観音に訪問しています。 -
松井大将が自分の人生を歌に
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松井大将の外套
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お経の文字で書かれたものです
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南京出征前の松井大将
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東京裁判の写真
ニュルンベルク軍事裁判が開かれているときに、広島・長崎への原爆投下
この東京裁判は、全知全能の父なる神が、判決を下されたと言う将軍がいましたけどね。
年配のアメリカ人は、広島・長崎の原爆投下は、キリストの裁きだと真顔で言う人もいます。
魔女狩り、奴隷貿易、植民地支配、世界史の中で、キリスト信者ほど、キリストの教えを破っている連中はいませんね。 -
東京裁判は、キリスト教の神の正義によって行われたとされています。
キリスト様は「敵を赦せ」と言っていますけどねえ。 -
境内からの美しい景色
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日本軍が現地の人を指導して、川の堤防工事。
この絵は誤解を受けやすいです。 -
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南京の図
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リーマンショックまでは利用されていた別荘
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廃墟の美術館
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廃墟の美術館
興亜観音への登り道の横 -
すぐそばの身代わり不動尊
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伊豆山神社
源頼朝と北条政子が一緒に腰かけた岩があります
それゆえ恋愛成就、縁結びの神社とされています。
境内には、若い女性が多いです。 -
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頼朝と政子が座った石
ここの神社に参拝している人たちは、かつての戦争のことを、知っているでしょうか。
今問題になっている尖閣の件で、けしからんと思う人が多いのでしょうか。
石原莞爾は東京裁判で被告の席についている者の顔ぶれを見て、この中には、ヒトラーやムッソリーニのような重要人物は、一人もいない。
彼らをA級戦犯とよぶなら、この石原もその中に加えろとまで言いました。
極東軍事裁判は酒田(山形県)臨時法廷を開いています。
東条英機首相と反目していた、石原莞爾に対する証人尋問が行われましたが、
米軍将校は、取り調べで「戦犯の中で誰が第一級だと思うか」と石原に尋ね、東条首相という答えを期待しました。
ところが石原氏は「それはトルーマンだ」と言い放ちました。
そして、「国際法で非戦闘員は爆撃してならないとしているのに、トルーマンは一般住居を爆撃し、長崎、広島に原爆を落とした。トルーマンこそ第一級の戦争犯罪人である」と言ったのです。
少し前ですか、A級戦犯が靖国に合祀された際の件で、なんとかメモなるものが出てきたと、まことしやかに言われました。
刑死された板垣征四郎の夫人は、わが耳を疑うと。
そりゃあ信じたくないでしょう。
寅さんに言わせたら、「それを言っちゃあ、おしまいよ」です。
A級戦犯と言われる人たちは、国体護持のため、平和のために、責任をとらされたのですから。
先の大戦で参加された人の中には、「悪い奴ほど生き延びた。
さらに悪い奴は、GHQに取り入って、上り詰めた」とも言う人もいます。
南京への爆撃を渡洋爆撃と称して推進した海軍のお方は、A級戦犯にはいません。
この人物は、東京裁判が行われっているときに、GHQ主催のパーティーに出ています。
重慶上空へ、戦闘機の護衛なしで、爆撃機のみを向かわせた海軍の人物も、この中にはいません。
アメリカとの戦争が避けられなくなった際に、東條英機に白羽の矢を立てます。
東條なら天皇の仰せとあれば引き受けるだりうと。
彼は自ら望んで、首相になったのではありません。
そして、開戦と敗戦の責任を取らされたのです。
このとき天皇陛下に、東條を首相に任命させた内大臣は、東京裁判の席で、自らを平和主義者であったと、戦争に逆らえば、陸軍の連中にテロで殺されたとか言って、検事団から失笑を。
若い人たちは、悪いのは7人のA級戦犯の人たちだと、信じています。
けっしてそうではないのです。
今、日本と中国との間が尖閣の件で、ぎくしゃくしています。
東京裁判で刑死された松井大将は、こんな日中関係を望まれてはいまかったことでしょう。
今回の尖閣問題、シリアの内戦のように第三国による謀略説もあります。
今回の興亜観音訪問は、あらためて平和というものが、先人たちの尊い犠牲の上に成り立っていると、実感させられたのです。
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