中米７か国バス縦断--グアテマラ・チチカステナンゴ編

2012/09/07 - 2012/09/25

まだ訪れていない国に行くということで、中米７か国、ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグワ、コスタリカ、パナマを、１９日間、E旅行社のツアーバスにて巡ってきました。
コースの概略は下記。この旅行記はグアテマラのチチカステナンゴ編を掲載します。表紙の写真は、チチカステナンゴの守護聖人が祀られているサント・トマス教会前のストリート

東京→アトランタ(泊)→ベリーズシティ(泊)→グアテマラのフローレス(２泊)→ ホンジュラスのコパン→グアテマラのリオ・オンド(泊)→ グアテマラシティ(泊)→■チチカステナンゴ→パナパッチェル(泊)→グアテマラシティ(泊)→エルサルバドルの首都サンサルバドル(泊)→ニカラグワのレオン→ニカラグワの首都マナグア(泊)→グラナダ→コスタリカのリベリア(泊)→モンテベルデ(泊)→コスタリカの首都サンホセ(泊)→カルタゴ→パナマのダビ(泊)→パナマシティ(２泊)→アトランタ(泊)→東京

エリア チチカステナンゴ(グアテマラ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0

• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

９月１３日、ツアー７日目。首都グアテマラ・シティーでの宿泊は、高層ビルに隣接するGRAND TIKAL FUTURA (５☆)。
グアテマラは、人口１４４０万人、面積は日本の約１/３、マヤ系先住民約５０%、カトリツクが約８割のお国です

アテマラ・シティーは、標高１５００m、人口２１０万人の大都会です。朝ホテルの周辺を散策します

通勤・通学の人々は、この露店で朝食をとっています

ホテルを８時に出発し、先住民キチェ族の文化が色濃く残る村、チチカステナンゴやパナハッチェルに向かいます。途中街道沿いにイチゴ畑やトウモロコシ畑が広がっています

３時間程でチチカステナンゴ(人口１４０００人)に到着。ここは、標高２０３０ｍ、１８世紀初頭にマヤの聖典「ポポル・ブフ」の原典が発見された場所です。
早速、街歩きをします

この日はちょうど週に２度の定期市の日で、周囲の村々から人々が集まっております

両側に土産屋が並ぶ通りを歩きます

カラフルな布地やスカーフ。おみやげに如何ですか〜

木製の仮面が並んでいます。売値は決まっていませんので、お店の方との交渉です

路上販売の人もおります

グアテマラ・ブルーの短冊がなびく商店街は満員電車の中のようです

カラフルなバック。
見るだけでもヨカ、ヨカ〜

普段は体育館ですが、本日は生鮮市場に代わっています

ここでは売る人も買う人も民族衣装を着た地元の人達です

サント・トマス教会。１５４０年、スペイン人によって建てられたカトリック教会で、この町の守護聖人でもある聖トマスが祀られています。
　ここの階段にも、民族衣装を着た住民らが腰をおろし、花等を売っています

教会前で松葉と花びらをまき、お香が入った缶を振りながら祈りをささげる男性です。
土地の宗教とスペイン人らが布教したキリスト教とが融合した祈りのスタイルでしょうか

サント・トマス教会の中庭です。ここは子供たちの遊び場でもあるようです

教会の礼拝堂内です。正面の祭壇にキリスト像があるのみのシンプルな造りです。祭壇のある場所からキチェ族の聖典(キリスト教の創世記のような内容を綴ったもので、スペイン人の侵略から地元の崩壊までが書かれています)が発見されました

市庁舎に沿ったアーケード。ほのぼのとした感じの壁画が描かれています

公園の隅に建つガルバリオ教会。

昼食の後、約１時間のフリータイム。再び街歩きをします。
街の外れにある街の中心地へのゲート。マヤ調の模様が描かれています

村のお祭りパレードを追い越して、ソロラの村に向かいます

標高２１１３mのソロラの村に立寄ります。教会前の広場は、伝統衣装を着た先住民の皆さんで賑わっています

男性も民族衣装を着ていてとてもオシャレなんで〜す

アテイトラン湖越しにサン・ペトロ火山(３０２０m)の勇姿です。

アテイトラン湖は、古代の火山活動によりできた火口に水がたまりできたカルデラ湖で、面積は琵琶湖の１/５程度、水の透明度は中米一です

パナハツェル湖畔のPORTA DEL LAGO HOTELに宿泊します。部屋のバルコニーから夕陽に染まる山々を眺めながら、至福の時間を過ごします

９月１４日、ツアー８日目。予定ではアグア火山の山裾に広がる古都アンティグアに行くことになっていました。・・・ところが、前の夜近郊のフエゴ火山が噴火して、グアテマラ政府は、安全確保のために火山から２０Km圏内は避難するようにとの指示が出されました。
　このため、アンティグアの訪問は中止となりました。
７時予定変更して、近郊のコーヒー園に向かいます。
　山の斜面にカラフルな墓石が並ぶ墓地が見えます　

バス車窓から見える近郊の山系は穏やかに見えるのにネェ。
アンティグアはコロニアル調の街並みと大地震によって崩壊した教会などが残る古都で、訪れるのを楽しみにしていたのに、残念。。。

ドライブインにて出会った元気な高校生。アンティグア訪問中止で沈んでいたのですが、元気付けられました

皆さん美人ですw

コーヒー精製工場を見学します。日本の会社とも取引をしているという良質のコーヒーをいただきました。
　美味しいコーヒーが育つ環境は、赤道を中心に南北の回帰線に挟まれた帯状の地域で、標高１０００m近くの熱帯地方が適切で、更に火山灰質の土壌があるところだそうです・・・赤いブレザーの女性社長さん、宣伝がお上手・・・
ツアーの皆さんが大量に買い込みました。youは買いませんでしたけど

１１時３０分、グアテマラ・シティーに戻り、国立考古学民族博物館に行きます。ここは古代マヤ遺跡からの出土品が数多く展示されています

精巧な模様が彫られた生贄を捧げるための祭壇

王の墓をそのまま移した土葬の展示で、多数の翡翠が当時のまま置かれています

翡翠で造られた豊穣と多産のシンボルである婦人の人形、これは日本の埴輪によく似ています

国立の博物館ですが、民族衣装の写真サービスもありますヨ

大きな木に赤い花が満開のアフリカン・チューリップ。市内で沢山見かけました

１３時、市内のレストランにて、カホチャのタネやらで作った鶏の煮込み等で昼食です

おばちゃんが作ってくれたナンみたいなものも頂きました

織物博物館(撮影禁止)を見たあと、市の中央広場に行きます。
広場に面して立派なサンティアゴ・デ・グアテマラ聖堂が建っています

大聖堂の中です。ヨーロッパの教会と比べると質素です

こちらは１９４３年建造の国家宮殿で、大統領執務室や迎賓館として使われています

今日は何やら大統領の演説があるとかで、舞台が作られており、その前に大勢の人達が集まっていました

人の集まるところに物売り人らがうろうろしていますが、ここは要注意の場所です

独立記念日を迎えるイベントなのか、兵隊さん達のマーチングがやってきました。炎天下なのに制服でご苦労なことです

音楽パレードもやってきました。そうこうしているうちに広場は大勢の人々で埋め尽くされます。盛り上がったところで、大統領の演説が始まるのでしょう・・・。しばらく待ちましたが、なかなか始まらず、私たちは時間切れで広場を後にします。

余談ですが、広場での人混みの中で、ツアーの一人が背中のバックを刃物で切られる事故に遭遇しました。盗られたものが現地購入の土産だったのは不幸中の幸いでした

ホテルへ戻る道中、独立記念日のパレードに幾つも出会います

１７時、グアテマラ・シティーのGRAND TIKAL FUTURA HOTEL に戻ります。一昨日９月１２日に泊まったホテルと同じ。
部屋から、遠くフェゴ火山が見えます。山頂から白煙が上っているようなので、噴火したのは本当だった・・・まあ、このグアテマラ・シティーまで影響が及ばなくてよかった〜
夕食前の時間、ホテルのプールでひと泳ぎします。旅先で泳ぐのって、これも最高の気分ですね♪
　グアテマラ・チチカステナンゴ編----おわり

この旅行記へのコメント （2）

• はなさん 2012/10/16 10:00:37

  おもしろい！

  ＞この日はちょうど週に２度の定期市の日で、周囲の村々から人々が集まっ　ております
  
  またまたついてるなぁyouさんと思ってたら、火山が爆発！！
  これもついてると言うべきなのか。
  
  まぁそんなことにはめげないyouさんでしょうから、それはそれで上手に楽しまれたことでしょう（笑）
  
  私はこういう市井の人々の様子を見るのが大好きです。
  こんな市場なんかワクワクしますね。
  
  でもうっかりしてると刃物でリュックをやられるんですね。
  私なんか鴨葱でしょうから油断大敵ですねぇ。
  一人で女性が歩くのはちょっと危険な感じもしますね。
  
  今回もすごく面白かったです。
  

  youさん からの返信 2012/10/17 21:54:48

  RE: おもしろい！

  > これもついてると言うべきなのか。
  
  そうですね。火山噴火で一番行きたかったアンティグアの街、その地をまだ訪問できていないので、リベンジでどうしても行かなくては!!!
  ・・・大変よい口述ができました・・
  これはもう、ラッキーとしか言いようがないですね(笑)
  
  > 私はこういう市井の人々の様子を見るのが大好きです。
  > こんな市場なんかワクワクしますね。
  
  日本では絶対見られない、感じられない、市場の雰囲気なんですよ。
  私もこんなところを当てもなく、ぶらぶら歩くのが旅情を感じていいんですね。そして、地元の人達とのちょっとした出会いやハプニング・・・
  そんなものを求めて、また旅に出たくなっちゃう・・・
  　いつもコメント、有難うございます