東京御茶ノ水駅周辺散歩

2012/04/04 - 2012/04/05

ＪＲ御茶ノ水駅は自分の通勤下車駅ですが、日常は通勤の忙しさを理由に写真に納めることができませんでした。　　　　　　　　　　　　
今回時間を十分取ってこの駅周辺の風景、特に聖橋と御茶ノ水橋を求めて散歩しました。

エリア 御茶ノ水・本郷(東京)

• 交通手段: JRローカル 徒歩

聖橋

聖（ひじり）橋の由来としては、隣接の湯島聖堂及びハリストス正教会復活大聖堂（通称ニコライ聖堂）の両聖堂にちなんで名づけられています。

由来説明

聖橋の傍らに説明文がレリーフにして記載されています。

湯島聖堂全景

聖橋北端から東側に湯島聖堂を捉えます。

東京医科歯科大学

聖橋北端西側には東京医科歯科大学建物群が見られます。

近代教育発祥の地

説明によりますと江戸時代は学問の府であった聖堂の一部、昌平坂学問所があり、旗本や藩主の子弟などが学問を受けていました。
明治維新後、当学問所は新政府に引継がれ、昌平学校、大学校、東京大学へと発展します。
明治４年（１８７１）文部省が設置され近代教育の原点となる施策が展開され、当地には師範学校（翌年東京師範学校に改称）が開校し、その隣に東京女子師範学校が置かれます。
やがて東京師範学校は明治３６年に大塚窪町に移転、後に東京教育大学（現筑波大学）となり、一方東京女子師範学校は昭和７年に大塚に移転し、新制大学発足の折、この場所の地名を校名に冠し御茶ノ水女子大学と称して現在に至っています。

聖橋全景

ＪＲ御茶ノ水駅ホームから聖橋を捉えます。アーチ型の独特な橋は深い印象を与えます。関東大震災後の震災復興橋梁のひとつで、昭和２年（１９２７）に完成した鉄筋コンクリート製となっています。

御茶ノ水橋全景

反対に四ツ谷寄りに架かっている御茶ノ水橋を捉えます。

聖橋絶景

御茶ノ水橋から聖橋を捉えます。右手のＪＲ御茶ノ水駅中央線ホーム、中央部を流れる神田川を組み合わせる絶景はここしかありません。

御茶ノ水橋

昭和６年５月完成の銘板が埋められています。

御茶ノ水橋

外堀通りから御茶ノ水橋を捉えます。すぐ近くには地下鉄御茶ノ水駅があり、通勤乗換えで朝晩は大混雑を呈します。