バイクで弾丸キャンプツー　福島へ

2012/09/15 - 2012/09/16

2012.9.15〜16　

3連休の前2日、バイクでキャンプツーに行ってきた。

栃木県那須高原で一泊、福島県いわき市塩屋崎灯台

津波被害から一年半。　瓦礫除去が進んだ海の町の現状。

エリア いわき市(福島)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: バイク

往路：静岡から東北道、復路：福島から常磐道

総長９００ｋｍ以上の道のりを二日間で。

関西育ちのオラにはなじみのない、北関東へ。

つい2週間前に引き取ってきたバイク（ボンネビル）に

テント、シュラフを積んで

ａｍ６：３０に出発

秋の気配といえ、日が昇ってくると暑い〜。


圏央道　狭山ＰＡにて

高速の、どのＰＡ，ＳＡも混んでいた。

昼すぎ「那須　たんぽぽ村キャンプ広場」へ

https://sites.google.com/a/p4p.jp/tanpopo/


側道から未舗装路を数百ｍ進んだ先のキャンプ場

周りには何もない。

管理人不在のため、受付はセルフで（笑

この管理棟（管理してる？）の横に

トイレ　男−２／女−２、水場３つ

夜は照明がついてました。

すでに何組かＩＮしてました。

このキャンプ場は大きく３つのエリアになっていて、
どこに張ろうと自由。

西日を避け、夜露と雨を防ぐため、伸びた枝下にテントを張る。

一応、雷対策で本木からは最低３ｍ離す。
原っぱのど真ん中の方が落ちやすいというデータも。

昼の炎天下、テントを張っただけで汗びっしょり。
たまに吹く高原の風が心地よい。

テントを張ったら

とりあえずメシと風呂。

お菓子の城「那須ハートランド」へ？

の、裏にある温泉。

源泉「那須山」
http://www.okashinoshiro.co.jp/facilities/onsen/


昼間に入る露天風呂の気持ちよいこと！！

ここで、なめこ蕎麦を食べました。

この後、那須周辺をぶらぶら・・。

調理道具は持ってきてないので

近くのスーパー（といってもバイクで１０分）

で、食べ物、飲み物、虫除けを買って戻る。

皆さんまったりと食事の準備。

この時間の雰囲気って好きだな。

そんなオラの宴の品は

←ジャジャ〜ン！！


山キャンプ・・・、関係ねぇ〜！！

このパターン、どっかで見たな・・・（笑

歯磨きして７時に寝ます。

テントの中。

ＬＥＤの手巻きライト

ＴＯＰの空気抜き（メッシュ付き）開けるとテント内が一気に涼しくなる。
テントを選ぶときの必需装備

「ボトっ！！、コロコロ」っていう音で

夜中、何度か目が覚めました。

犯人は　

←これ　でした。

翌朝、テントを撤収して８時ごろに出発。


道の駅　東山道伊王野（とうさんどう　いおうの）
http://michinoeki-tosando.jp/touekini.html

峠を越えて　福島、発上陸！（笑


朝の秋の山は、すがすがしくて気持ちよい。

車も殆どいないし、信号はないし。
森の匂い、田んぼの匂い・・・バイクならでは。

ａｍ１１時、いわきマリンタワーへ到着。

造形が綺麗なタワーです。

タワー横のレストラン

ＯＰＥＮ直後の１１時に入店。

カニピラフ（甲羅なし）を食べました。

甲羅なしだと見た目がしょぼいですね（苦笑


持ち帰り弁当もありました。

タワーの高台から見る小名浜港

津波で港の大型船がたくさん打ち上げられた場所です。

タワーのある高台から海岸線を北上。

だんだんと津波被害の跡が露になってきます。

豊間海水浴場

瓦礫は綺麗に撤去され基礎だけが残っている。


ここが玄関で・・、ここがお風呂・・・

殆どの家は丸ごと流され、

残された基礎だけが、ここで生活していた証拠。

さらに北上、薄磯海岸へ

ここも家の基礎、基礎・・。

かつては民宿が並んでいた
町がまるごとなくなっていました。

震災後の薄磯↓　酷い状況です
http://youtu.be/RG3I4rLexjk

未復旧の豊間中学校のグランドは瓦礫置場になっていました。

この横の空き地で３０名ほどでしょうか？
皆さん海に向かって手を合わせ、追悼法要をされていました。

バイクのエンジンを切って

静かになると聞こえてくるのは、海の音と法要の唄・・・。

じっと聞き入っていると、なぜだか涙が出てきました。

このあと雨がザーっと降って、すぐに晴れ間が。

誰かが置いたのでしょうか？

倒れた塀に

「３．１１　がんばっぺ　とよま」

と書かれています。

玄関ドアは畳で塞がれていました。

ｐｍ１５時、４５０ｋｍの帰路へ

混雑する大嫌いな都会の街を通って。


バイクに乗ってる間の孤独な時間・・

「自分が被災者だったら、もし家族が被害にあったら」

そんな、いろんなことを考えてました。

NEOPASA駿河湾沼津
夜景が綺麗です。

ｐｍ１１時、家に帰着。

途中何度か雨に降られ・・。

新東名は走りやすくて快適でした。

シーズンが過ぎた豊間（とうま）の海の静けさ・・・。
シーズンどころではなかったと思うが。

帰ってから、

熱いお湯でシャワーして、洗濯して、
明かりの点く部屋でベッドに転がり、
今日通った道をネットでチェックする・・・。

文明のありがたみを十分感じながら寝ました。