朝の散歩道　大阪城

2012/08/12 - 2012/08/13

旅先で欠かすことのないのが朝の散歩。2012年の夏の旅、3日目にしてようやく朝の散歩をすることができました。宿泊したホテルは谷町4丁目。朝のうちは雨が降っていましたが食事を終える頃には雨も上がり、チェックアウトの前に、すぐそばの大阪城まで食後の散歩。午後からは、この旅のメインの釜山行きの瀬戸内海クルーズが待っているため、午前中の予定は2時間足らずの大阪の近代建築巡りの予定のため、じっくり時間をかけた散歩となりました。

エリア 大阪城・京橋(大阪)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

谷町４丁目のホテルから大阪城までは歩いて１０分足らず。

明け方降っていた雨も、朝食を終える頃には上がったため。食後の散歩に大阪城まで歩きました。

私にとっての大阪はいつも通過点でしかなく、泊まったのも実は子供の頃に行った大阪万博と10年ほど前に出張で1回泊まって以来のこと。

だから大阪城へ来るのは今回初めてのこと。

大阪城の入り口の大手門から中に入ります。

その先にある多聞櫓

大手門枡形の巨石
大手門正面の見付石は表面積およそ２９畳敷もあり、その重さはなんと１０８ｔ。これでも、場内で４番目の大きさだとか。
いちばん大きな石はどこにあるのか？

城内にある修道館では剣道の朝稽古

隣接する豊国神社は秀吉公を祭っています。

境内には秀吉公の銅像が

本丸の入口の桜門

ここで６時からはラジオ体操をやっているようです。

本丸内にいきなり現れ他近代建築。
この建物は昭和6年に建築された旧第4師団司令部。
（前大阪市立博物館）

その先にある大阪城の天守閣

現在の大阪城は３代目、昭和６年に先ほどの旧第四師団司令部と一緒に再建されたものです。

最初に秀吉公が築いた大坂城は慶長２０年、大坂夏の陣で豊臣家滅亡とともにすべて焼失してしまいました。

江戸時代に入って元和６年、徳川幕府は大坂城の再建を行い。１０年の歳月とをかけ再建された大坂城は、天守閣も１５ｍ高くなるなど、豊臣秀吉が建築したものとは全く異なったものとなったそうです。

金色に輝く鯱

大坂城は長らく天守閣のない状態が長らく続いていましたが、昭和6年に、当時の市長の呼びかけで市民たちの寄付により、約150万円が集められ、地上５５m、五層八階の鉄骨鉄筋コンクリート造の天守閣が作られました。。

当時の150万円というとなんかピンときませんが、現在の貨幣価値で言うと750億円

勾欄下の伏虎など、いたるところに施された黄金の装飾が燦然と輝いています。

5年前に平成の大改装が終わり現在の美しい姿を維持しています。

ホテルに戻る前に気になっていた難波宮史跡公園へ

何もない原っぱの公園ですが、ここにはかつて大化の改新の頃、難波宮という官庁を集約して建て並べるという先進的な構造の都がありました。

大阪歴史博物館の前にある茅葺きの高床倉庫。

法円坂遺跡で見つかった古墳時代の巨大高床倉庫群のうち1棟を復元したもの。