９月９日・「救急の日」に、静岡県地震防災センターを見学する！

2012/09/09 - 2012/09/09

本日・９月９日は厚労省、消防庁が制定した「救急の日」（９＋９）です。
最近、身近に感じる大地震〜津波など長い海岸線をもつ静岡県としては、防災対策を自主的に考えるため、１９８８年４月に開館した県防災センターを見学して、地域防災活動の参考とする。

エリア 静岡市（葵区・駿河区）(静岡)

• 同行者: その他
• 交通手段: 自家用車

静岡県地震防災センターは、県内各地の自治会、団体、個人からの予約申し込みにより見学できます。

広い中庭。

私たちは、５年前より地元自治会の組単位に１名選任される防災委員の制度的組織とは別に、自主防災事務局（任期なしの諮問・立案機関）に所属して、日常活動を行なっています。

＜ おもな活動内容 ＞
① 災害発生時に、避難場所を各組ごと指定（3ヵ所）
② 避難困難者（高齢者・一人暮らし）の支援、用具、備蓄食料等の検討
③ 災害発生後、安否確認のための住民名簿の作成と点呼
④ 地域内での危険箇所の調査と改善指導、行政機関への要請
⑤ 広報体制（自治会ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ､携帯電話へのﾒｰﾙ発信機能)の活用と、情報発信の充実化

地震、防災啓発活動センターとしての、静岡県地震防災センター。

静岡県は、昭和５０年代に「東海大地震」が予想されてから、地震、防災、組織、体制づくりについて、全国的に先進県ですが、さらに各市町村で自主防災対策を推し進めています。

エントランスには、スクリーンに本日の見学団体名が表示されてありました。

来館者は、２０１２年５月に１００万人を達成しました。

最近は、地震、津波の甚大な被害を受けた中国〜東南アジア（ｲﾝﾄﾞﾈｼｱなど)の国々から多くの来訪者があります。

大きな２３０インチ・スクリーンのある・
TUNAMI体感シアター。

耐震スタディ・コーナー。

津波到達度のパネル。

かって昭和５０年代には、海底にある駿河湾トラフに太平洋側からフィリピン海プレートが沈み込み、その内側のプレート境界が破壊されて東海大地震が発生するという学説が提起されましたが、今では日本列島どこでも大地震〜大津波発生の可能性があります。

１８５４年・安政東海大地震の際発生し、県内各地の海岸に到達した津波の高さ。

津波の最高到達地点は、駿河湾に面した沼津市・多比地区で７．２ｍです。
（看板に描かれた２階建ての家も、完全に水没しました）

地震の揺れ、震動の家屋への動きを模型で再現する。

就寝中に、上からの落下物、倒壊家具から身を守る耐震防災ベッド。

いろんな防災設備があることに感心する。

防災関連グッズ。

家屋内の木質耐震シェルター。

１部屋の特別価格・２５万円は意外に安い。

最近の調査により、県内の海岸線に押し寄せる津波の予想図。
（青い部分）

津波は、駿河湾の両側の海岸線（西伊豆・榛南地区）および湾内の深奥部において、多くの到達波の伝達状況が見られる。

県内各地の津波予想到達波の高さ。

最高値は、沼津市・内浦地区の１０．４ｍ。

防災対策機器など。

自家発電機と救助用資機材。

壁面に取り付ける、耐震〜免震用の油圧式オイル・ダンパ。

鉄板のオイル・ダンパにより、家屋倒壊を防ぐ。

子どもたちの自然災害の啓発ポスター展。

東北大震災の被害に、遭われた方々に対する追悼文。

１１日のつく大災害の記憶。

２００１年 ９．１１ 　ﾆｭｰﾖｰｸWTCﾋﾞﾙ･ﾃﾛにより倒壊
２００９年 ８．１１　 駿河湾沖地震 ＝ Ｍ６．５
２０１１年 ３．１１　 東北大震災＝ Ｍ９．０（地震＋大津波）

大きなモニタースクリーンで、大津波の予想シュミレーションを体感する。

レポーターが、清水港にて地震発生の第一報を伝える。

大津波の第一波が、清水港のエスパルス・ドリームプラザを襲うシュミレーションの画像。

下田市の中心市街地を、巨大津波が襲う。

地震体験コーナーにて、震度７の地震の震動を体感する。

やがて床面は斜めになり、立っていられませんでした。

防災用品展示コーナー。

防災対策グッズ・コーナー。

救急搬送の仕方。

地域自主防災活動に参考となる機材など。

自律型・地震、津波警報装置。

東北大震災時の被害状況の写真展。

地震発生当時の新聞記事。

建物の外へ出るが、真夏のような雲。

見学を終えて帰途に着く。