2012年8月に、マレーシアの首都クアラルンプールのKLセントラル駅から、シンガポール北端のウッドランズ・トレイン・チェックポイントまでKTMインターシティー（特急列車）のRakyat号に乗車しました。<br />ラマダン明けの帰省ラッシュのシーズンであったため、車内はそれなりに混雑していましたが、切符自体は乗車2日前にKLセントラル駅で窓側座席をゲットすることができました。

2012年8月、マレー鉄道南下行

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2012/08/21 - 2012/08/21

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#鉄道・バス

コスタさん

2012年8月に、マレーシアの首都クアラルンプールのKLセントラル駅から、シンガポール北端のウッドランズ・トレイン・チェックポイントまでKTMインターシティー（特急列車）のRakyat号に乗車しました。
ラマダン明けの帰省ラッシュのシーズンであったため、車内はそれなりに混雑していましたが、切符自体は乗車2日前にKLセントラル駅で窓側座席をゲットすることができました。

エリア

クアラルンプール(マレーシア)

旅行の満足度: 4.5

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円未満

交通手段: 鉄道タクシー徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

お昼のKL（クアラルンプール）セントラル駅。かなりの混雑です。KLセントラル駅の案内看板には日本語表記があるので助かります。
最上階の待合スペースも列車に乗る人々で混雑しています。
マレー鉄道の宣伝看板。
イポー行きの列車も同じくらいの時間に発車するので、イポーへ行く乗客もここでひたすら待ちます。発車時刻ぎりぎりまで乗客はホームに降りることはできません。
14時06分発のはずが、ウッドランズ行きの列車は1時間遅れでようやくKLセントラル駅に到着。ホームに入れたのは発車の10分程前でした。

2等車（Superior Class）の車内。集団離反式で、真ん中を境に前側が進行方向向き、後ろ側が進行方向と逆向きとなっています。なお、座席はリクライニングすることができますが、日本の特急列車のように座席の向きを変えることはできませんでした。
KTMインターシティーのロゴ。テーブルもついています。
中にはこんな座席も。
出発してしばらく経った頃に車内探検にでかけます。
貫通路の様子。思いっきり隙間があいていて、下の線路がまる見えです。
自動ドアではないため、走行中もドアを開け閉めできます。デッキでドアを開けて涼んでいる人もいました。
食堂車に到着。クアラルンプール寄りに連結されていて、この車輛の向こうが1等車（Premier Class）です。にぎわっていますが、従業員さんは1人だけなので、車内巡回から帰って来るまでかなり待ちました。
食堂車のメニュー表。いろいろ書いてありますが、この日の弁当はナシゴレン（焼き飯）弁当とミーゴレン（焼きそば）弁当の2種類だけで、あとはサンドイッチとスナック菓子類と飲み物のみ。カウンターにある棚から自分で弁当を取り出して従業員さんに渡すと、電子レンジで加熱して返してくれます。お値段は5リンギット（約125円）。
ナシゴレン弁当。ちょっと辛いですがおいしいです。小魚の佃煮のようなものがご飯の上に載っていて、それがいいアクセントになっていました。
自席に戻ると、外はすっかりジャングルになっていました。

天気はあまり良くなかったのですが、運行に支障はないほどでした。
隣席の子供。退屈そうにしていました。
グマス駅の手前では複線化工事をしていました。
KLセントラル駅から3時間弱でグマス駅に到着。交通の要衝で、たくさんの人が下車しました。
豪華寝台特急のイースタン&オリエンタル・エクスプレス(E&O)と途中で行き違いました。
草原が広がっています。駅間の車窓はずっとこんな感じです。
途中駅の様子。
マレー式の高床住居。
19時をまわり、だんだん暗くなってきました。
21時を過ぎて、国境駅であるJB（ジョホールバル）セントラル駅に到着。JBセントラル駅では係官が乗り込み、停車中の車内でマレーシアの出国審査が行われました。出国審査はパスポートの顔写真のページをチラ見した後、マレーシアの入国スタンプの捺してあるページを開いて入国時にスタンプの上から貼られたシールの半分をちぎり、入国スタンプの上に「JHB 21-8-2012」とサインしたらおしまいで、出国スタンプは捺されませんでした。
JBセントラル駅からコーズウェイを通り、5分程でシンガポールのウッドランズ・トレイン・チェックポイントに到着しました。駅構内には入国審査場以外何もなく、両替所もないので、列車に乗車する前にシンガポール・ドルを入手しておくことを強くおすすめします。駅の外にもタクシー乗り場とバス乗り場以外何もありませんでした（※追記：駅を出て、すぐ近くに両替所とフードコートがあり、昼間なら両替も可能とのことです）。なお、駅構内では一切の写真撮影が禁止されていました。
ウッドランズ・トレイン・チェックポイントのタクシー乗り場で「最も近いMRTの駅まで行ってください」と言って、下ろされたのがこのMRT南北線のマルシリン駅。メーター制のタクシーで、料金は5ドル（約300円）ほどでした。駅の高架下にはセブンイレブンがあり、ここでシンガポールのIC交通カードであるEZ-linkカードを購入することができました。
マルシリン駅から40分、列車がウッドランズ・トレイン・チェックポイントに着いてから1時間半で、シンガポール中心部のドービーコート駅に到着しました。途中でラッシュにもぶつかったため、クアラルンプールからウッドランズ・トレイン・チェックポイントまでの6時間より、シンガポールに着いてからの移動のほうがしんどかったです^^;