2012/04/07 - 2012/04/08
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tijanさん
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石段・坂道・また石段…。傾斜地の迷路のような道をたどってタイムスリップしたような下関の街を散策してみませんか?
海側のきれいに整備された街も素敵だけどその裏手にこんな懐かしい路地の街があるとは。下関、通過するだけではもったいないですよ〜!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
前回からの続きです。
福仙寺、紅葉稲荷神社前に戻って来ました。
そばにある「日和山大師霊場」の看板。
福仙寺前の通りを北へ歩きます。
この通り長崎中央通りというそうです。 -
あ、ここはおもしろい造りですね!
石垣の中に階段があってその奥にまた石垣が見えます。 -
ふぐ料理のお店、三浦屋。
下関らしい看板。 -
石垣にレンガ塀になんか複雑な造り。
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笹山町だったり道を挟んで豊前田町だったり…
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そうかと思うと長崎新町だったり関西本町だったり…
いろんな町名が次々現れて混乱するけど、このあたりは町名が隣り合ってる所みたいですね。 -
ゆるやかな坂道になってる長崎中央通り。
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新旧入り混じった不思議な光景でしょ?
海峡ゆめタワーってやっぱでかいんですよ!
どこを歩いてても見えるんですよ!
ほんとシンボルタワーだわ。
建てられた当時、住民のみなさんにとっても視覚的にかなりインパクトあったんじゃないでしょうか!? -
道端に最上稲荷の小さな鳥居がありました。
-
何気に入ってみるとさらに奥に小さな鳥居があります。
でもなんか個人のお宅の玄関?? -
さらにさらにすぐ左にはミニチュアの鳥居を置いた祭壇がありまして、とりあえず参拝して横を見ると…
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なんてディープ!
うーん、進んでみたいけど奥まった所だし、不審者に思われてもいけないのでやめておこう。
とっても不思議な空間。。。不思議な気持ち。。。 -
中場金細工店の看板。
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歩いて来た「長崎中央通り」の石碑があります。
細い道が縦横無尽、それこそいきあたりばったりに延びてるように見えるけど、少し大きい道にはれっきとした通り名があるんですよね。
初めて歩いてる時はどこを歩いてるかさっぱりなんだけど後で地図と見比べながら通り名や町名を確認するのもまた楽しいんですよ、私(^^) -
関西町と関西本町にはさまれた関西通りに出てきました。
この辺りは家並みも今風で、普通の住宅街といった感じでした。 -
日和山浄水場に続く長い階段。行ってみたかったけど断念。
調子にのって上がったり降りたりしてるうちに、以前尾道を歩き回って痛めた膝が痛みだしこの辺に来る頃にはもう階段が辛くって…(泣) -
広い道路に出て渡ると山手町。
なんかふんばってる家。
石垣よりはみだしてません?? -
上新地町の厳島神社にお参りして、前の通りをまっすぐ進んで新地西町まで来ました。
こちらも斜面にたくさんの家。
若い人がお年寄りをおんぶして上がって行くのを見てびっくりするやら感心するやら!
優しいなぁ、でも大変だなぁ。 -
増築を重ねたようななんかすごい建物がありました。
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建物を表に回るとわ〜レトロな家が続きます。
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さらに近くの路地を進むとタイムスリップしたような路地が現れます。
このあたりも町名が入り組んでて上新地町だったり新地西町だったり伊崎町だったりする所。 -
なんとレトロな通りに千歳湯という銭湯まであります!
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ふりかえって銭湯のタイルばりの壁。
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理髪店も!ほんとに昔からの街並なんですねぇ。すごい!
脚の痛さも忘れちゃいます(^^) -
またまたロケ地マップを見るとこのあたりで「出口のない海」「ヘレンケラーを知っていますか」のロケが行われたみたいです。
なかなかこんなに生活感あるレトロな雰囲気の路地はないですよね。
自分ちの前で映画が撮影されるなんて興奮しますねぇ。 -
ビルに囲まれて建つ木造住宅の一区画。
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なんか黒くてすごい渋いお宅がありました!
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まつむら毛糸店。
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駅の近くの竹崎渡船場にとまってた水産庁の船。
水産庁?? →下関? →調査捕鯨!?
我ながらなんと短絡的発想(^^;) -
向こうに見えるのは彦島かしら?
普段の運動不足がたたって脚も膝も痛くて痛くて(><)
駅前からホテルまで地下道やら回廊やらアップダウンは膝を痛めた者には辛いわ。 -
一夜明けてホテルの窓から…。
ビル街の奥には傾斜地に建ち並ぶ家々が見渡せます。
ゆるやかな傾斜になってるのか高低差はそんなになさそう。
膝よくなってるかな〜と期待したけど痛いままだった(泣) -
駅前に出てサンデンバスで海響館近くの南部町へ。
南部町は仙崎から下関に出て来た金子みすゞが生活してた所。
関係ないけどサンデンバスの渋い配色に目が釘付け。窓も黒くて中の様子が見えないし。なんか雰囲気が独特なんですよねぇ。つい目で追っちゃうんですよ(^^)(いい意味で言ってます。はい。) -
下関は金子みすゞの町でもあるのですよ!知らんかった〜。
私金子みすゞはずっと仙崎の人だと思ってたんでちょっと新鮮な驚き。
詩作のほとんどが下関でなされてたんですね〜。
仙崎ののどかな自然の中で作られたのだとばっかり思ってました! -
下関のパワー溢れる雑踏によく繊細な感性を失わずあれだけの詩作を成したなと思うわ。仙崎の美しい自然を目のあたりにして紡ぎだされた言葉だとずっと思ってたから。(しつこい)
金子みすゞに下関のイメージ、なかったなぁ…。 -
唐戸周辺には「金子みすゞ詩の小径」ってコースが設けられててゆかりあるポイントに詩碑や顕彰碑があります。
それとは別に、みすゞは結婚してから上新地町に引っ越したりしてます。昨日歩いた新地西町の北側。あっちの方が当時の雰囲気を残してるかもしれませんね。
やっぱりあの屋上の日本家屋に目がいくわ〜 -
亀山八幡宮はぜひ行ってみたかったんだけど…
この石段を見てあきらめた(><)
坂はともかく階段は無理〜 -
未練たらしく下から見上げてると「世界一のふくの像」がちらっと見えた!
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亀山八幡宮の近くにこんなものがありました!
山陽道の石碑。
「ここは山陽道の基点
九州渡航の起地なり
山陽道の第一番塚なり」
下関って旅のはじまりでもあり終わりでもある地。 -
亀山八幡宮はあきらめ、すぐ隣りの通りを入って行くとなんかでかいドームが見えて来ました。すごい目立つ。交差してる所がメイン通りなんかな?
今見えてる通りは「北浦街道」と地図にかいてあります。 -
商店街のシャッターにかわいいイラストと金子みすゞの詩。
なんか愛情が感じられていいですね。
(写真とは関係ないです。)
みすゞの詩って私思うに自分の心の中でそっとつぶやくもんだと思うんです。あるいは彼女の小宇宙をそっとのぞかせてもらってるような。
大合唱されるとなんか世界が崩されるというか、こっ恥ずかしいというか…。 -
この通り、桜の木が両側にずっと植えられてます。
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木もけっこう大きくて立派ですよ!
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赤間町の道路脇に末廣稲荷神社の鳥居がありました。
神社があるように見えなかったんで行かなかったけどこの奥に神社があったみたいです(><) -
江戸時代初期から下関は北前船の寄港地として栄え、末廣稲荷神社があるこのあたりは、赤間関稲荷町と呼ばれ国内屈指の遊郭街がある繁華街だったそうです。井原西鶴・十返舎一九・頼山陽なども訪れ、幕末には維新の志士達も多く足を運んだそうです。
(写真は明治末年頃の稲荷町) -
進むにつれて桜の本数も増えていって見ごたえたっぷり!
桜って街が明るくなっていいですね。 -
桜のトンネルになりそうな勢いです!
路駐がおしいね(><) -
この辺り、その名も「幸(さいわい)町」といいます!
なんて素敵な名前。 -
田中町の五穀神社に来ました。
鳥居横に林芙美子誕生地の石碑があります。 -
林芙美子は明治36(1903)年、この神社そばのブリキ屋の2階で生まれたそうです。
なんと芙美子とみすゞは同い年生まれ!下関で過ごした時期は全然違いますけどね。
しかし二人のイメージ真反対ですね。一人は小さな生き物にも想いを馳せる繊細な人、一人はヨーロッパまで旅するたくましき人。
ほんと人って色々。これぞまさにみんなちがってみんないい。
芙美子の誕生地は門司とする説もあるけど下関も芙美子のイメージによく合いますよね。この街で生まれたと言われてもああそうだなとうなずける。
(そりゃ下関の人が林芙美子みたいな人ばっかりだったらおさまるものもおさまらないだろうけど。) -
川のそばに歴史を感じさせる建物が。
鳥の群れがわーって飛んでたのが印象的。 -
弁財天橋のそばにある田中絹代ぶんか館ですね。
旧逓信省下関電信局電話課庁舎(大正12年) -
南部町の街並
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バスに乗って駅前に帰って来ました。
二日目も下関の町を歩き回りたかったけど膝が痛く断念。
ここは電車にしばらく乗ってちょっと休むことにしよう!(あ、これ18きっぷの旅です^^)
ってことで次はみすゞ潮騒号で仙崎に向かうことにします(^^;)
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この旅行記へのコメント (4)
-
- hitujiさん 2013/11/20 08:41:01
- このスタイル、知ってます
- 下関市丸山町育ちです
友だちがこの様式の家で生まれたと、50年以上前に言ってました
色も素材もそのころと同じです
いろんなところにこんな家あったのかな?
まだ人が住んでるなんて、嬉しいです!
手入れをしているんですね
- tijanさん からの返信 2013/11/20 23:53:06
- hitujiさん、はじめまして。
- 書き込みしていただいてありがとうございます!
丸山町のご出身ですか? 丸山町、関門海峡が見えた所ですね!日和山公園のある。
(と言っても丸山町って広いんですね)
写真のお家ですが、ご、ご、ご、50年以上前!
古いとはわかってますが具体的な数字を聞くと改めて歴史の重さを感じます。
家って長持ちするものなんですね。古いから不便なことも多いでしょうけど生活してこそですね。
写真の石垣おもしろいですよね。
なんかこう、くぐり抜けて中に入るっていうのが特別な感じがして惹き付けられました。
あれは家の門でしょうか?それとも通路?
通路なら通り抜けて向こうに行ってみたいです(^^)
向こう側どうなってるんでしょう?
上に乗ってる家が長屋のように横に連なって大きくどこまでが1軒?と思った記憶があります。
下関、歩いててとても楽しい所でした。また機会があれば歩いてみたいです!
- hitujiさん からの返信 2013/11/21 01:23:06
- RE: このスタイル、知ってます
- あの階段をまたぐ様式の建物は、門ではなく人が住んでいる家だったと聞きました。公団住宅以前の小さな部屋に家族みんなが暮らしていた時代の建物です。昔の下関は人が多い割りに土地が少なかったせいか、何とかして住む場所を作ろうと工夫したんですね。
私は明池町との境、市役所の裏の山を上った辺の丸山町でしたが、名池町あたりも神社のような階段の先に1件の家だけ、みたいな所がいくつかあって、子供のころはどんな眺めだろうと興味津々でした。
tijanさんの旅行記は1年前に見つけて、びっくりしてみていました。気の向くままに散策し、わくわくしている感じが凄く伝わって楽しそうだな、そんな旅がしたいなあ、といつも思ってました。
- tijanさん からの返信 2013/11/21 23:38:10
- hitujiさん、コメントありがとうございます。
- はい、あの建物は住宅だとわかるんですがあの階段もあの家のものなんでしょうか?
私、石垣の階段にばかり目がいって家を建てる時にああいう形に階段を設置したのかと思ってましたが
なるほど!「階段をまたぐ様式」!
階段をまたいで家が建ってると見るとこれまた不思議な光景ですね!!(←気づくの遅っ)
地図を見てて「市営住宅」が多いなとか「改良住宅」って何んだ?とか思ってたんですが、
それ以前の建物なんですね。肩寄せ合ってみんなで暮らしてた頃の。
そういう記憶を内包しているから斜面の町並みに魅力を感じるんでしょうか(^^)
その頃の活気もどってほしいですね。(けど、むずかしい…)
傾斜地にぴっちり並んだ家々を見て初めて下関が平地の少ない所だとわかりました。
名池町にはそんな所があるのですか、楽しそうですね!
丸山町や名池町、上田中町、あちらの方は未見なのでいつか行けたらいいと思います。
そんな前から読んでいただいててありがとうございます!
下関のわくわく感が伝わってうれしいです。(知らない土地はいつも半分ドキドキです ^^;)
時々こんな地味な旅行記でいいのかと思う事があるのでそう思っていただけてうれしいです。
励みになります!(旅行記の数少なくて申し訳ないです。実は出不精です ^^;)
更新少ないですがこれからもよかったら読んで下さい。
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