2012/08/19 - 2012/08/28
40位(同エリア242件中)
keiさん
古来から日本は自然そのものを神として崇拝していました。
自分たちではどうすることもできない自然の力に対して
祈り、願い、感謝してきました。
6世紀半ばに仏教が伝来しその後、仏教はうまく神道と融合して
いきます(神仏習合)
出羽三山においても神仏習合の宗教形態は、明治元年に神仏分離令
(神社から仏教的な要素を排除)が発布されるまで続いてきました。
神仏分離令後、日本ではたくさんの文化財が損失してしまったように
出羽三山の堂塔も例外ではありませんでした。
大日坊、注連寺が神社と別れ仏道として残り、他は神道としていき、
羽黒山の五重塔や鐘楼は、その時破壊を免れたものです。
この夏訪れた出羽三山は神聖で重厚な空気に包まれ岩や滝や木々、
自然の様々なものに心を託す人たちの精神を感じとることができ、
また自分の感情や思考が浄化したように思えました。
- 交通手段
- 自家用車
-
始めに訪れたのが
大日坊 瀧水寺
真如海上人の即身仏が置かれています。 -
仁王門は鎌倉時代に造られたと
言われています。 -
ここで住職の方からお寺の歴史、
そして「即身仏」についての説明を受けた。
説明の中にさりげなく高価な数珠を
宣伝したり・・・・(-_-;*) -
真如海上人の即身仏
安置されている即身仏は死んでから
遺体処理を施されたのではないので
ミイラではないという。
腐敗を防ぐため五穀断ちし身を落としていく。
(米などの穀物を食べず、木の実や草の根など
だけ食べる苦行)
腐敗防止のためさらに漆(うるし)を
飲んでいたそう。
※ 画像はHP参考 -
こういう修行を千日から二千日行い、
土中入定(どちゅうにゅうじょう)し、
竹筒からの空気と水だけで過ごし、
静かにお経を読みながら入滅を待つそうです。 -
すでに声は出ないので、鈴の音が
聞こえなくなったら埋めて、三年三ヶ月後
掘り起こすこと。と、言い残した。
物凄い精神力ですね・・・。 -
即身成仏できた行者以外の、
途中で失敗して亡くなった行者の
ものであるという石碑が湯殿山入り口にあった。
満願成就できなかった行者のほうが、多かったらしい。 -
湯殿山神社の案内によると、
「出羽三山信仰は「三関三度」(さんかんさんど)や
「擬死再生」(ぎしさいせい)など、生まれ変わりの
信仰が今もなお息づいている地。
羽黒山で現世利益の御神徳を賜り、月山の大神の下で
死後の体験をし、慈悲深い湯殿山の大神より、
新しい命を賜って、再生すると考えられています。」
と、書かれております。 -
湯殿山神社入り口の大鳥居
下の駐車場に車を置いて、パスで湯殿山入り口
まで行きます。(往復300円)
修験者は順番に羽黒山、月山と訪れ、最後に湯殿山神社
を訪れます。修行した修験者が仏の境地に入る霊地と
されています。 -
湯殿山は、伊勢、熊野と並ぶ日本三大霊場の
ひとつで昔から「言わず語らずの山」と言われ、
湯殿山のことについては人に話してはならない
「語らば聞くな、聞かば語るな」と言われてきました。
また平成5年まで女人禁制でもあったそう。 -
300年ほど前、ここを訪れた芭蕉も
「語られぬ湯殿にぬらす袂(たもと)かな」
と詠んでいます。
出羽三山の奥宮とされる神社本宮は、
写真撮影はご法度、参拝は土足厳禁(裸足) -
(ここまでは語っていいかな?) まずお祓い料500円を払い、
ひとがたの紙をもらい、簡単に祈祷していただき、
そのひとがたに自分のけがれを移して水に流します。
(その時「千と千尋」で出てきたひとがたの紙を思い出した)
そして、古の人々は生命感溢れる自然を前にして
神を見たのでしょうか・・・。
あとは、語るなかれ・・・。(語りすぎか?) -
月山南側のふもとにある「弓張平キャンプ場」
のコテージ泊。1棟10000円。
今回は私の母と、息子も参加の4人だから
宿泊代もままならない。
なので9泊中6泊がコテージ。 -
調理器具、食器、寝具揃ってます。
シーズン過ぎたせいか、静かで気持ちいい所だった。
月山に入る前に道の駅あつみで新鮮な野菜や
食材を買い込み夕食にした。
ちなみに月山の道の駅はワインとちょっとした
土産だけであとは何もない(☆o◎)w -
朝の風景 -
神、降臨・・・って感じしません?? -
朝露がきらきら.☆.。.:*・゜゚+。 -
ニッコウキスゲ -
2日目最初は月山に向います。
車だと湯殿山側からは1度鶴岡手前付近まで戻る
かたちになります。 -
月山ビジターセンターからさらに
18k程の細い道を登って、月山8合目に到着。
頂上の月山本宮までは行きません。
母もいるし・・・(言い訳) -
弥陀が原湿原
ガスがたいぶ降りてきています。
湿原は大好きな場所の1つ♪ -
木道を歩きながら植物観察 楽しい〜♪
三度の飯より好きかもしれない(ウソ)ヾ(~∇~;)
でも大学時代はよく山に登ったので
今の山ガールの先駆けだったのだ。 -
沼に生えているのはミヤマホタルイ -
ハクサンフウロ -
イワイチョウ -
モウセンゴケ -
エゾシオガマ -
ウメバチソウ -
アカハライモリ
日本固有の両生類だそう。 -
月山中之宮 (御田原神社)
二拝二拍一拝 -
ご祭神は 月読尊つきよみ、月夜見命つくよみ
月の神、夜の世界を司る神、暦の神、安産の神 -
幻想的です。
黄泉の国もこういう風なのかしらん。
出羽三山は、祖霊の鎮まる精霊のお山
私はこれといった宗派にも属していないし、
霊やおばけなどは信じませんが、
霊的、精神的なものに身を置くのが好きです。 -
神道では死ぬと霊は山や雲の上に行き死霊というまだ
けがれた状態にあるものが、供養することで
けがれがとれ、やがて祖霊と浄化し、子孫を見守ると
いわれています。 -
現在の多くの仏教では死者は高い戒名代を払い、
めでたく成仏してもらいます。なので供養は
必要ないですよね。
仮に輪廻しているとしても生まれ変わります。
供養もお盆もお墓参りも今日の神仏習合が
みてとれますよね。 -
羽黒山
五重塔へ行くには「いでは文化記念館」横と
道路向かいに無料の駐車場があります。
随神門から石段を降りて10分弱で到着です。
羽黒山三神合祭殿まではここからさらに
約1.8k、2446段の階段を登り、行くことも
できますが、ちとキツイなぁという方は
月山ビジターセンター西側手前に有料道路が
ありますので、そこからだと山頂らくらく到着♪
(400円) -
修験道を中心とした山岳信仰の場の
出発点、羽黒山。
森羅万象の響きあり。 -
五重塔 (室町時代建立)
東北地方では最古の塔といわれ、国宝に
指定されている。 -
うっそうとした杉並木の間に
建っている姿は深い森の中にひっそり
佇むアジアの遺跡と重なってしまった。 -
特別天然記念物「羽黒山の杉並木」 -
祓川にかかる神橋
ここの先の清流は月山が源流で、
出羽三山に参拝する人々はこの川で身を
清めたそうです。 -
羽黒山山頂の鳥居 -
羽黒山三神合祭殿
度重なる火災にあい、文政元年(1818)
に再建されたそうです。 -
以前は出羽神社だけだったらしいですが、
現在は、月山神社、湯殿山神社を合祭し、
出羽三山神社と呼ばれています。
ここに来ればまとめてお参りできる♪ -
大晦日から元旦にかけて松例祭という
迫力ある火祭りが行われるそうです。
ここの晦日はしばれるだろうなぁ。
でも見てみたい。 -
鐘楼
建治の大鐘(国の重要文化財) -
出羽三山に訪れると修行者ではない
私でさえ厳かな気持ちになった。
自然豊かな大地に住んでいる日本人、
そしてそれらに神を見、いかに古代人の
発想力、思考力が豊かだったか想像されます。
今は幸か不幸かこの神聖な地へ車で簡単に行ける。
でも大切なのは行程ではなく、その土地の
神様を敬い、謙虚な気持ちを忘れないこと、かな?
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この旅行記へのコメント (6)
-
- 鼻毛マンさん 2014/02/25 23:28:45
- 言いたくても言えない湯殿山神社
- keiさん、こんばんわ!
きょうは出羽三山の旅行記に来ています。
ここも好きなスポットで、3回くらい訪れました。
月山の湯殿山神社は言いたくても言えないのが、なんか妙にくすぐったくて好きですし、羽黒山は3回とも歩いて登りました。
keiさんのこの旅行記は厳かな雰囲気になれて好きです。
僕の名は嫁さんが名付け親です。
よく鼻毛がぴょこって出てるからって。
3年くらい前には鼻毛マンのテーマ曲まで作ってくれました。
一曲失礼します。
つよいぞ僕らのはなげまーん♪
いこうよみんなではなげまーん♪
嫁さんはニャーコマンのテーマ曲も作ったのですが、そのときも作詞してからその詩に曲を乗せるという手順だけは本格的。
なぜこんな楽曲が作れるかこそが僕にとっての毛ミステリーです。
鼻毛の手入れは手抜きとハサミなのです。
僕はいつも海外旅行にも鼻毛ハサミを持参していたのてすが、あれはたしか2004年にグリーンランド行ったとき、帰りのロンドンヒュースロー空港で、「デンジャー!!!!」って赤ランプついて周りが騒然として、僕もびっくりして。
そしたら、僕のかばんから鼻毛ハサミが出てきて、没収されてしまいました。
あの鼻毛ハサミ、フランス製で1600円もしたのに…
それから、蒸ノ湯温泉の金勢大明神の前で、スプマンテ片手にチンチーンだなんて、こんなきれいな人から言われてしまうと超恥ずかしくてもじもじしてしまいました。
僕はシャイなのでお手柔らかにお願いです。
それでわ!
鼻毛マン
- keiさん からの返信 2014/02/26 14:11:09
- ご神体は○×▽
鼻毛マンさん、いらっしゃいませ♪
寒いですね〜、、、−4℃くらいになると水道管が凍結するらしい
ですが、鼻毛マンさんの鼻の管は大丈夫ですか?
鼻の中は水分が多いため、鼻毛に霜が付着して息ができなくなって
苦しんでいるのではと思うと夜も眠れません。
やはりお手入れは欠かせないですね、ヒュースロー空港で
おフランス製の鼻毛はさみを没収した係員を恨みます。
のっけから出ました!! スーパーイリュージョン!!!
鼻毛音頭!!じゃなくて、鼻毛マンのテーマ!
できたらメロディも聞きたかったなぁ。
その歌を目の前で披露された暁にゃ〜スーパー鼻毛ワールドに
引きづり込まれるというスンポーですねっ!!
奥さん素晴らしい才能の持ち主です。
きっと鼻毛マンであるご主人は自慢の旦那様なんでしょう。
でも機嫌を損ねると「鼻毛マンより課長になりやがれ!!」って
言われるかもしれないので注意してくださいね。
もじもじしてしまいましたかっ!?
すみません、私の印象では鼻毛マンさんの「どこでもドア」は
日本の、いや世界中の女湯にしか繋がっていないと思ってました・・・。
やっぱり毛ミステリーです。
-
- yunさん 2012/09/02 22:57:46
- ハードル高い
- 神聖な空気に触れてきたkeiさまへ
三歩下がってお声をかけさせていただきます。
神道、仏教 いずれも縁遠い私。
努力しても報われなかった時「神様なんか嫌いだ〜」と叫び
思いもかけない幸運に恵まれた時「神様ありがとう!」と呟く。
それは神様とは違うって判っている・・・
多分、本当の神様を受け入れずに人生が過ぎていく。
それでも、人の素晴らしい行いを知ったとき
人知れずそっと咲く山の花に出会ったとき
「何か」が居るのね・・・と思う。
すっくと立つ杉並木と五重塔。
これぞ日本。背筋が思わずピンとします。
yun
- keiさん からの返信 2012/09/02 23:36:40
- くぐってみてっ♪
- yunさん、こんばんはー。
私も普段は縁遠いなぁ。
いつも「神様仏様〜」って祈ってますww
↓のももさんの言う八百万の神々がいますから
その中にはyunさんの神様も創っていいと思います。
信じる者は救われるぅ〜
そうだよね、何気ない喜びに触れたときは
優しい気持ちになりますよね。
癒しって、求めるものじゃなくて、やさしさや
喜びを感じ取ることじゃないかな、と思う。
だから心がとんがっている時は小さなやさしさを
感じとれないんでしょうね。
宗教はなくとも心が平穏なら、それでいいのだ!!
そう、私たちは人知れずそっと咲く山の花・・・
(しかもカレンでかわいいときた♪)
-
- ももであさん 2012/09/02 17:45:24
- お地蔵様を修復してみっか
- 他の国と違って、日本には八百万の神々がいるからねぇ。
ヨーロッパの田舎にも至る所で教会を見かけるけれど、
日本ほど神社仏閣の多いところはないかな。
うちの近所だけでも、田んぼのあぜ道に千体を超すお地蔵様。
自然と一体化して、とても親しみやすい。
頭だってなでちゃう。
東北はいいなぁ。
自分がヨーロッパ人だったなら、真っ先にこんなところを
ドライブしてたかも。
日本の田舎:ドライブ旅行記
誰も知らない日本の田舎巡りなんて…
あこがれます。
- keiさん からの返信 2012/09/02 21:55:02
- 今話題のスペインのキリスト画みたいにならないでね
- ももさん、こんばんはー。
八百万の神、そーですよねー、トイレの神様までいますからね?(ёロё)!!
近所にそんなにたくさんお地蔵様がいるのですか!?
かさがたくさんいりますね(笑)
地蔵様はいいよね。ほんわかしていて、和むぅ〜って感じ♪
あぜ道でずぅーっと子供たちを見守っている
元祖、交通安全のおじさんだ!
涼を求めて北に行ったけど、なんだか東北も
とても暑かったです。
朝夕は涼しかったですけど・・・。
誰も知らない日本の田舎巡り・・・よいなー!!
私にもいっちょかみさせてください!!
あこがれを現実にさせるのが、ももであ流・・・でしょ♪
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