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1960年代初めにソ連政府は、シルダリア川に灌漑用のチャルダラダムを建造しました。<br />チャルダラダムの貯水能力を超えるときには、アルナサイ低地に水を流していました。<br />春には雪解けによる増水のため、湖が出来ましたが、夏の暑い天気で消滅していきました。<br /><br />ところが1969年2月から1970年2月にかけては、シルダリア川の増水のため、アルナサイ低地になだれ込み、巨大なアイダルクル湖が発生したのです。この湖は意図しないのに出来てしまった、ソ連政府の失敗作なのです。この後、シルダリア川河口のアラル海は小さくなり続け、アイダルクル湖は徐々に大きくなっていきました。<br /><br />このアイダルクル湖ですが、綺麗という人もいれば綺麗でないと言う人もいます。この地を訪問して解ったのは、綺麗でないという人は、幹線道路ぞいのアイダルクル湖しか見ていないのではと、思います。この部分は入り江のさらに入り江で、水はよどんでいます。<br /><br />

ソ連政府の失敗作 ウズベキスタン・アイダルクル湖紀行

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2012/08/13 - 2012/08/14

11位(同エリア73件中)

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50

哈桑湖

哈桑湖さん

1960年代初めにソ連政府は、シルダリア川に灌漑用のチャルダラダムを建造しました。
チャルダラダムの貯水能力を超えるときには、アルナサイ低地に水を流していました。
春には雪解けによる増水のため、湖が出来ましたが、夏の暑い天気で消滅していきました。

ところが1969年2月から1970年2月にかけては、シルダリア川の増水のため、アルナサイ低地になだれ込み、巨大なアイダルクル湖が発生したのです。この湖は意図しないのに出来てしまった、ソ連政府の失敗作なのです。この後、シルダリア川河口のアラル海は小さくなり続け、アイダルクル湖は徐々に大きくなっていきました。

このアイダルクル湖ですが、綺麗という人もいれば綺麗でないと言う人もいます。この地を訪問して解ったのは、綺麗でないという人は、幹線道路ぞいのアイダルクル湖しか見ていないのではと、思います。この部分は入り江のさらに入り江で、水はよどんでいます。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
20万円 - 25万円
航空会社
アシアナ航空

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  • ユルタに泊まりました。<br />朝です

    ユルタに泊まりました。
    朝です

  • 内部

    内部

  • お手洗いは外に。

    お手洗いは外に。

  • ユルタのオーナーの猫です。<br />可愛いですね。

    ユルタのオーナーの猫です。
    可愛いですね。

  • ユルタから北上して湖の見えるT字路に出ます。<br />こんどは西進して、幹線道路から砂漠の中に車を進めます。<br />

    ユルタから北上して湖の見えるT字路に出ます。
    こんどは西進して、幹線道路から砂漠の中に車を進めます。

  • 砂漠の中に忽然と現れる巨大な湖。

    砂漠の中に忽然と現れる巨大な湖。

  • アイダルクル湖畔です。<br />水質はいいです。<br />少し塩気が。

    アイダルクル湖畔です。
    水質はいいです。
    少し塩気が。

  • 泳ぐには絶好の場所。<br />でも単調過ぎて写真撮影には、イマイチ。

    泳ぐには絶好の場所。
    でも単調過ぎて写真撮影には、イマイチ。

  • 湖底には砂の紋が。<br />1969年に、砂漠のなかにいきなり、シルダリア川の水が入り込んで<br />きたのです。

    湖底には砂の紋が。
    1969年に、砂漠のなかにいきなり、シルダリア川の水が入り込んで
    きたのです。

  • 鳥がいます

    鳥がいます

  • 砂の紋です

    砂の紋です

  • 再びT字路に引き返します。<br />近くの小高い丘から眺めます。

    再びT字路に引き返します。
    近くの小高い丘から眺めます。

  • 半島の先に小屋が見えます

    半島の先に小屋が見えます

  • T字路のところです。<br />ドンゲレク村にユルタのラーゲリがあります

    T字路のところです。
    ドンゲレク村にユルタのラーゲリがあります

  • 高台から見えたアイダルクル湖畔に到着です。<br />ここは幹線道路横。<br />ここは湖の入り江のさらにまた入江。<br /><br />アイダルクル湖が汚いという人は、この部分しか見ていないのでは。

    高台から見えたアイダルクル湖畔に到着です。
    ここは幹線道路横。
    ここは湖の入り江のさらにまた入江。

    アイダルクル湖が汚いという人は、この部分しか見ていないのでは。

  • 湖畔に牛が

    湖畔に牛が

  • 入り江を過ぎるとまた外に入り江が。

    入り江を過ぎるとまた外に入り江が。

  • ここは2番目の入り江。

    ここは2番目の入り江。

  • さらに車を進めると綺麗なアイダルクル湖が。

    さらに車を進めると綺麗なアイダルクル湖が。

  • 綺麗です。<br />でもバルハシ湖よりは、今イチかな。

    綺麗です。
    でもバルハシ湖よりは、今イチかな。

  • 望遠でアップで

    望遠でアップで

  • 人生疲れてきました。時間に追われ、仕事に追われ。生きているのが苦痛に感じるときもあります。<br />こんなときに、あそこも行きたい、ここも行きたいと思うと、もう少し長生きした<br />いと思うのです。<br />今現在、行きたいと思う湖は、カザフスタンのマルカコリ湖、ここは信じられないほど<br />美しいようです。ただ道はかなりの悪路です。こわれかけの橋を通ったり、川の中に車を進めたりします。また湖へ行くまでは、第一次世界大戦で帝政ロシア軍の捕虜になったオーストリア兵が作った道を通ります。来年の夏に計画しています。<br />あと、タジキスタンのイスカンデル湖、カラクリ湖。キルギスのイシククル湖へも<br />行きたいです。<br /><br />学生時代の同級生の人は、子供の中学、高校受験で、それどころではないようです。私より出来のいい両親でも、私みたいな出来の悪い子供も生まれます。<br /><br />今の日本、いじめが問題になっています。これはいじめた加害者や教師だけの<br />責任ではないと思います。<br />今の日本では、社会のグローバル化の波を受け、非正規の雇用形態が増え続けています。不況になれば派遣切り。<br /><br />親は子供に安定した生活をさせるため、教育に莫大なお金とエネルギーを投資<br />しなければならないと、信じ込んでいます。また子供たちを、より良い教育を受けなければ、明るい未来はないと、洗脳しています。実際そうかも知れません。<br /><br />子供たちは、幼いころから、将来の生存競争のためと信じて、勉強しているのです。<br />この重圧に耐えかねて、弱い者にいじめが起こるんですよ。日本の社会がおかしい<br />んです。教師や加害者の責任追及のみを報道しても、社会病理に気づかなければ無意味ですよ。<br /><br />尖閣や竹島よりも、もっと解決すべき(おそらく無理)最重要課題ですよ。<br />派遣切り、リストラされた人にとっては、目の前の生活の方が大事ですよ。<br />また増え続ける鬱病、それに伴う自殺する人にとっては、これらの島なんか<br />どうでもいいんですよ。<br /><br />ウズベキスタン、のんびりした国です。地元の人たちは外国人の私を、お茶に誘ったりもします。わずかな日々でしたが、とても良かったです。<br />日本に戻ってきて、世帯を持たなくて良かったと思います。なぜなら、今の日本<br />では、生まれてくることが、新たなる苦労を背負いこむからです。<br /><br />5月は再び中央アジアに行きます。<br />緑の草原に咲く、真っ赤な芥子(けし)の花が見たいです。もう少し長生きしたいですね。

    人生疲れてきました。時間に追われ、仕事に追われ。生きているのが苦痛に感じるときもあります。
    こんなときに、あそこも行きたい、ここも行きたいと思うと、もう少し長生きした
    いと思うのです。
    今現在、行きたいと思う湖は、カザフスタンのマルカコリ湖、ここは信じられないほど
    美しいようです。ただ道はかなりの悪路です。こわれかけの橋を通ったり、川の中に車を進めたりします。また湖へ行くまでは、第一次世界大戦で帝政ロシア軍の捕虜になったオーストリア兵が作った道を通ります。来年の夏に計画しています。
    あと、タジキスタンのイスカンデル湖、カラクリ湖。キルギスのイシククル湖へも
    行きたいです。

    学生時代の同級生の人は、子供の中学、高校受験で、それどころではないようです。私より出来のいい両親でも、私みたいな出来の悪い子供も生まれます。

    今の日本、いじめが問題になっています。これはいじめた加害者や教師だけの
    責任ではないと思います。
    今の日本では、社会のグローバル化の波を受け、非正規の雇用形態が増え続けています。不況になれば派遣切り。

    親は子供に安定した生活をさせるため、教育に莫大なお金とエネルギーを投資
    しなければならないと、信じ込んでいます。また子供たちを、より良い教育を受けなければ、明るい未来はないと、洗脳しています。実際そうかも知れません。

    子供たちは、幼いころから、将来の生存競争のためと信じて、勉強しているのです。
    この重圧に耐えかねて、弱い者にいじめが起こるんですよ。日本の社会がおかしい
    んです。教師や加害者の責任追及のみを報道しても、社会病理に気づかなければ無意味ですよ。

    尖閣や竹島よりも、もっと解決すべき(おそらく無理)最重要課題ですよ。
    派遣切り、リストラされた人にとっては、目の前の生活の方が大事ですよ。
    また増え続ける鬱病、それに伴う自殺する人にとっては、これらの島なんか
    どうでもいいんですよ。

    ウズベキスタン、のんびりした国です。地元の人たちは外国人の私を、お茶に誘ったりもします。わずかな日々でしたが、とても良かったです。
    日本に戻ってきて、世帯を持たなくて良かったと思います。なぜなら、今の日本
    では、生まれてくることが、新たなる苦労を背負いこむからです。

    5月は再び中央アジアに行きます。
    緑の草原に咲く、真っ赤な芥子(けし)の花が見たいです。もう少し長生きしたいですね。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • frau.himmelさん 2012/08/29 09:50:24
    おかえりなさい
    浦潮斯徳さん こんにちは。

    お帰りになっていたのですね。
    早速旅行記見せていただきました。

    ウズベキスタンの美しい異国情緒豊かな風景にみとれていたら、
    次には日本が抱える社会問題の提起、ふっと現実に返ります。

    いつも読後はしばらくの間考え込むことが多い、浦潮斯徳さんの旅行記です。

    himmel

    哈桑湖

    哈桑湖さん からの返信 2012/08/30 09:49:39
    RE: おかえりなさい
    frau.himmelさま
    おたより有難うございます。
    ウズベク人のガイドさんが、日本留学ありでしたが、夜の12時に山の手線に乗ったときに、周りの人間が、背広にネクタイだったので、びっくりしたと。日本人は仕事のために働く、こんな国に生まれなくて良かったと。

    ウズベキスタンは資源大国です。政府の方針で、極端なお金持ちも、貧しい人もいません。それゆえ治安がいいです。
    夜に日本人の女の子が、写真撮影に町に出ても大丈夫です。

    旧ソ連を旅していますが、夜出歩けるかどうかは、なんとなく雰囲気で直観的に感じ取れます。
    ロシアのハバロフスクだと、近くのレストランへ行くにも、ガイドさんと一緒に、車を手配していきます。
    ウクライナのキエフでは、厚化粧をした客引きをする女性たちが、暇なときには、ロビーの外にいますが、朝にはドラッグの注射器が落ちていたりします。私はホテルの外には、怖いので出ません。

    ウズベキスタンは、今でも社会主義的な国のため、知的エリートには、もの足りないようです。カザフスタンのバイタリティあふれる社会が、羨ましいとも。カザフスタンのアルマトゥイ、夜は出歩かないです。

    ウズベキスタンは、のんびりした国です。私はとても気に入りました。ウズベク人自体が、色々な血が混じっています。ガイドさんは、日本人と違って、これが典型的なウズベク人というのは、存在しないとも言っていました。カザフ人には、」これが典型的なカザフ人は、存在しますが。

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