2012/08/11 - 2012/08/15
314位(同エリア733件中)
カツ丼さん
インド一人旅も3日目。そろそろ慣れてきました。今日はバラナシを堪能し、ブッダ初説法の地「サルナート」まで足をのばします。夜はアグラへ向かって寝台列車にチャレンジです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
インド旅行2回目の朝。今日はガンジス河で朝日を見ようと、4時30分に起きて3人でガートまでやってきました。
本当はボートに乗る気満々だったのですが、水量が多く危険とのことで全てのボートがクローズ・・・残念!!
仕方ないので、とりあえず私のお気に入りの桟橋まで来てみました。 -
白々と夜が明けてきました。すでに沐浴をされています。
聖なるガンジスなんですね。。。 -
残念なことにこの日は曇で、朝日が見れませんでした。
でも、青くゆっくり明けていく河全体からは、なんだか荘厳な感覚を受けました。早起きして良かった!
しかし、この国は笑いを忘れないというか、メチャクチャというか、ボートはクローズで河には一艘も出ていないのにもかかわらず、「ボートのるか?」「Good Boat!」とガンガン誘われる。
おお、じゃあ乗るわ!っていったらどないすんねん?
どこにいくねん?おもしろすぎるぞ。 -
そして、この荘厳な雰囲気に包まれて、私も沐浴をしてみようと思い立ち、いっちょやってみることに・・・
-
ちゃぽん。。。ヌルン。。。
しゅーりょー!!!
へタレといわれようが、何と言われようが、今の私にはこれが精一杯。
足の裏に感じたヌルッと感は忘れられません。
ここでは泳げないよ。ましてやバタフライなんて。。。 -
さあ!沐浴も終了し(?)、いったんホテルへ帰ることに。
ところが、路地をウシ君達が不法占拠しております。
尻尾をふまないように気をつけて、避けて通り抜けました。
路地レベルは5くらいですね。 -
バラナシの朝。早くも喧騒が始まっております。
-
ホテルで朝食。朝食会場は薄暗く、やってるの?と声をかけたら「やってるよ」との回答。以下スタッフと私の会話。
私「ナマステ〜暗いから電気つけたら?」
ス「だったら窓際へ来いよ」
私「そ、そうね」
実に合理的ですな。 -
で、出てきたビューティフルな食事がこれ。
バターをよく見ると・・・? -
チーン・・・
めっちゃ分離してるやん。これはあかんやろ〜。
<以下スタッフと私の会話>
私「これはあかんやろ〜。替えてよ〜」
ス「・・・わかった」
ス・・冷蔵庫の前でなにやらゴソゴソ。
私「何してんの?」
ス「今新たに4つ開けてみたけど、全部こんな感じ。でもクオリティはノープロブレムだよ」ニコッ!
・・・ニコッ!じゃないよ。負けた!俺が悪かったよ。 -
朝食会場でスタッフとのミニコントを終えた私は、部屋で一旦休憩し、ドライバーを予約しておいた「サルナート」へ。
ホテルからサルナートへは車で約40〜50分ですね。 -
まずはムルガンダ・クティ寺院へ到着。
寺院も含め、ここらへん一帯が公園になっており、手入れも素晴らしく、非常にキレイな感じでした。 -
この寺院は日本とも関係が深く、中のフレスコ画は日本人画家の「野生司香雪」さんが描かれたそうです。
また、梵鐘も日本から寄贈されたものだそうです。 -
寺院の中です。
両壁にブッダの生涯が描かれています。 -
美しいですね。日本人画家作ということで余計に親近感がわいてきます。
-
きれいです。
-
入口にある梵鐘がこれ。裏側を見てみると・・・
-
すごい!
「施入サルナス之寺 昭和七年九月吉祥日 大日本佛教聯合会」
80年前! -
ムルガンダ・クティ寺院の横にブッダ初説法の地「ダメーク・ストゥーパ」があります。
遠くに見えてます。 -
どーーん!
ダメーク・ストゥーパ!
思ったより大きくて迫力あります。 -
ダメークストゥーパの周りは遺跡公園になっています。
かつての僧院跡や、アショカ王の石柱などがあります。 -
アショカ王の石柱。柱頭は博物館に保管されているそうです。
-
公園内では僧侶がたくさんの信者に説法していました。
ちなみに日本でお墓や仏壇に掲げる「卒塔婆」はこの「ストゥーパ」が語源なんだそうですよ。 -
出発前から決めていたことの一つに、インドのこの地でゴダイゴの「ガンダーラ」と「ホーリー&ブライト」を聞くということがありまして、実際にやってみました。
・・・・・めちゃくちゃ合います!感動モノでした。テンションあがりまくりで、ひとりではしゃいでました。 -
ダメークストゥーパに近づいてみると、細やかな細工が残っており、遠景で見るのとまた違った表情を見ることができました。
-
迫力と優美さを兼ね備えている感じです。
ここから仏教が始まったのかと思うと、不思議な感覚になります。 -
公園内は手入れされていて大変キレイです。
-
公園の外は、いつものインドに戻ります。
土産物屋や飲み物屋など、出店がずらっと並んでいます。 -
説法されているのを見つつ、ホテルへ帰ることにしました。
ホテルをチェックアウトして、最後にマニカルニカーガート(火葬場)へ行くことに決めました。 -
ホテルを12:00にチェックアウトし、荷物はホテルに預け、リキシャーでとりあえずメインガートへ。
これが初リキシャー。重くてごめんよ〜。 -
メインガートから路地を歩いて10分〜15分くらいでしょうか。
マニカルニカーガートへにわかに到着しました。
ここは撮影禁止なので、画像はありませんが、私は大きな衝撃を受けました。
綺麗な布にくるまれた幾体もの死体。
小山のような薪が常に煙を出し、それらを焼いている。
焼かれた灰をガンジス河に流している。。。
そしてまさに薪の上に死体を置き、焼かれる瞬間を目の当たりにした時、これ以上直視してはいけないし、またここに長居をしていけない感覚に陥りました。
決して怖いとか変な気持ではなく、素直にそう思いました。 -
マニカルニカーガートを出て、食欲は全くなかったけど、とりあえず何か入れなきゃと思い、昨日のドルフィンへ行くことに。
ここからドルフィンは10分くらいだろうと思っていたのですが・・・ -
おかしなことにどんだけ歩いても着きません。それどころかガンジス河すら見失い、自分がどこにいるのか全くわからず、迷路の路地をすっかり迷ってしまいました。
1時間は路地を彷徨ったでしょうか?この時はさすがに焦りました。
マニカルニカーガートを軽々に見物したから、その罰が当たったのでしょうか。。とにかく無心に歩きまくって、壁面の案内ペイントを確認しながら、やっとなんとか辿り着くことができました。 -
やっとの思いでドルフィンにたどり着いた私は1リットルの水を一気飲みしました。生き返るとはこのことです。大袈裟かもしれませんが、このバラナシの路地で生死について考えさせられました。
-
何事もなかったかのようにガンジスは流れています。
心も少し落ち着きを取り戻しました。 -
安心したら、腹が減ってきました。
健康な証拠!気を取り直して「トマトとチーズのパスタ」「ガーリックナン」を注文!
トマトのパスタはトマトソースでくるもんだと思っていたので、ちょっと肩すかしをくらいましたが、なかなか美味しく、やっぱりドルフィン!間違いなし! -
せっかくなのでラッシーも頼んでみました。
これはミックスフルーツラッシー。
美味!消化を助けてくれそうです。
オーダー前に、生だから大丈夫かな?と一瞬思ったけど、私は全然大丈夫でした。 -
ホテルへはオートリキシャーで帰りました。
この黄色い屋根で緑の本体のタイプがほとんどです。 -
ホテルの入口にある売店とそのおっちゃん。
滞在中、ずっとここで水やジュースを買ってました。 -
ホテルの前で、今回の旅で出会った女性2人組と記念撮影。
これから寝台列車、アグラまで一緒です。 -
バラナシのホテルを出て、バラナシ駅にやってきました。
インドの駅は駅に改札がなく、ホームへは人が入り放題です。
このシステムを改善しない限り、無賃乗車はなくならないと思うけどなあ。。。 -
ホームは列車待ちの客や物売りなどでごった返しています。
もちろんインド的な臭いも凄いっす。 -
ホーム下の線路をゆうゆうと牛が歩いています。
このときあまり驚いていない自分に気付き、逆に驚きました。
インドでは日常の光景なんです。 -
寝台列車が到着しました。私達は2等寝台です。
エアコンはガンガンでその点では快適でしたが、トイレ関係は。。。女性はちょっと厳しいかもしれません。
私の前はアメリカの女学生2人組でした。この間にはしきりのカーテンがないため、着替えをするにもシーツで囲ってやるようなありさまで、妙な緊張を感じてしまいました。むこうはもっと嫌だったろうに。ごめんなさいね。 -
幅はこれくらい。私でも充分寝れるので、大半の人は幅は大丈夫だと思います。ただし、夜は凍えるほどエアコンが効いていますので、この列車を利用される方は長袖を一枚持参されると良いと思います。
-
車窓から見るインドの落陽。雄大で実に感動的でした。
-
あらかじめガイドに頼んでおいたお弁当です。200RP(320円)。
さて、アグラまでは約10時間の旅。一番気になるのはアグラ駅で無事降りることができるかどうか、ということ。
私達3名のガイドはバラナシ駅までの送りだけなのですが、同じ列車に乗り込んだ日本人学生4人組の方は列車の中アグラまで乗っていくパターンでした。我々のガイド曰く「あのガイドが君たち3人も世話するから」とのことで安心していたら、これが波乱の元凶。
朝、ガイドが何も言ってこないことをいいことに余裕ぶっこいてバナナを食べていたら、斜め前方の日本人4人組がいきなり降り始めたではないか!パニックになって、とりあえず荷物を持たずに一旦ホームへ駆け下り、「アグラ」の文字を探したけど、見当たらない。急いで戻って2人を見たら、降りる寸前。焦ってHちゃんに「ここ?ここなの?」と聞くか叫ぶかしながら、あわてて散乱している荷物をカバンに詰め込んで、とりあえず降りたという始末。 -
結局、ギリギリセーフでアグラ駅に降り立ちました。
旅猿シリーズインド編で同じようなことになった出川哲朗を見て笑っていた自分を殴りたい。
みなさん、旅はインドは人に頼っちゃダメです。自分で決めないとね。
反省!
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この旅行記へのコメント (2)
-
- エムさん 2012/08/19 11:39:59
- ガンジス河の沐浴
- カツ丼さん、はじめまして!
いつかタージマハルを見に行きたい・・・と願いつつ、まだ実現していません。
ガンジス河の沐浴は、足だけなら私も出来そうですよ。
見ると体験するとは大違いですからね。
ガンジス河で火葬をしている写真を見たことがありますが、現実ではカルチャーショックが大きいと思います。
私にはツアー参加がピッタリですが、カツ丼さんのような旅にも憧れます。
旅行記を見せて頂いて、疑似体験ができました。
十分楽しませて頂き、ありがとうございました。
お礼に一票投じて失礼します。
エム
- カツ丼さん からの返信 2012/08/19 17:13:23
- RE:ありがとうございます
- エムさん、はじめまして。また感想を頂戴しまして、ありがとうございます。
エムさんも大変たくさんの国々地域に行かれていますね!すごいです。
特にアンコールワットは私も行きたい場所のひとつで、旅行記参考にさせていただきました。
インドは私にとって、大変有意義な旅行になりました。ツアーでも十分楽しめると思いますので、ぜひ行ってみてください!
できれば雨季は避けて、乾季に行かれることをお勧めしますよ。
それでは、また。
今後ともよろしくお願いします。
カツ丼
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