3度目の旭山動物園

2011/10/13 - 2011/10/14

旭山動物園を訪れたのはこれで3度めです。
毎回、いろんな発見がありとても楽しい場所。
展示の仕方も工夫があるし、勉強になるコメントなどもあちこちにあります。
意外と知られていない害獣の話しなどもきちんと説明されていますので
ある程度の年齢いったお子さんであれば、そういうことも学ぶのはいいかなと思います。
もちろん大人も。
今回はちょっと目線を変えて動物目線で書いてみたいとおもいます。

エリア 旭川(北海道)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は初めて新日本海フェリーを利用して、北海道上陸を果たしました。
いつもは太平洋フェリーなので日本海側をフェリーで行くのは初めて。
あまりの揺れに最初は思わず笑いがこみ上げるほどでしたが、すぐにそれどころではなくなり、終始ベッドから起き上がれないほどの船酔いに襲われ大変な道中でした（汗

さて、有名な旭山動物園です。
ここに来るのは3度目。
最初は物珍しいのと、雪の中だったので寒さに震えながら回りました。
二度目は生後半年ちょっとのアカンボ連れだったので、あまり長く回れず、バタバタと見たいものだけをみた感じでした。
そして今回。
気候もよく、時間もゆっくりあったのでしっかりじっくり見て回ることに。
そうすると、前回まで見た以上の発見がたくさんあり、勉強になることも多くて驚きました。
有名になるのには理由があるんですね。

とても広い園内です。
中は坂もあり、一応車椅子でも大丈夫ですが冬はとても大変かもしれません。
とにかく広いので1日で堪能しようと思うのなら体力勝負になると思います。

さて、これからは動物たちの目線で動物園の紹介をしてみますね。

ペンギン山のペンギンだよ。
いろんな種類のペンギンが一緒に暮らしてる。
仲良くはしてるけど…時々、意見の相違もあってケンカになっちゃうこともある。
でもおひさまが出て気持ちいいと、気づいたらみんなで同じ方向をみて日向ぼっこしてることもある。
そんなときは「あぁ仲間だなぁ」と実感するね。

ま、誰がボスとか言わないけどさ。
俺なんかなかなかいい線いってると思うぜ。
ほら観光客のみんながしきりにシャッター切ってるじゃないか。
ちゃんとポーズとってあげられるのはペンギン界広しといえど、そう多くないと思うんだな。

「おっとごはんの時間だわ。
ほらほら、早くこないと食いっぱぐれちゃうわよ、坊や。」

「えーっ。そう言いながらママばっかり食べてずるいや！僕、小さいから背が届かないんだいっ！」

「今年も暑かったから体力つけておかないとね」

「僕もぼくもーーー！！」

まぁなんだ…ホッキョクグマなんだが、北海道でも生活できるぜ。
水は冷たいし、美味しいもんももらえるしな。
プールが大好きさ、暑い時はやっぱプールだろ。
10月とはいえ、今年もまだまだ暑いなぁ…。

おっとそろそろ飯の時間か？
上がっておかないともらいそびれるかもしれないな。
そろそろ切り上げて、毛を乾かすとするか。
きちんとブローしないと寝ぐせがついて、寝起きが大変だからな。

よく身体が重そうだ、なんて言われるアザラシだけど水の中ではほらご覧あれ。自由自在さ。
水の中は気持ちいい。
体重なんて関係ないからね。
俺たちが太っているのは寒い冬を過ごすために必要な脂肪を蓄えているんだ。
シャッター切ってる姉ちゃんも、冬のために蓄えてるのか？あ、違う？そりゃ失礼！！

水槽の中にある水中トンネル。
これをくぐって遊ぶのが好きなんだけど、ここを通ると人間たちが喜んでみてくれるんだよね。
それは嬉しいんだけど、やっぱお腹とか見られるのはちょっぴり恥ずかしいなぁ。
だってここ、ほら丸見えだもん。

自ら上がるとやっぱり重そうだって？
まぁいいさ、実際に来てみるといいよ。
俺たち、手をつかって上手に移動できたりするんだから。
ほらショーとか見たことあるだろう？
俺たち頭もいいんだぜぃ！

ちょ、ちょっと、そんなにアップで写さないでよ。
今日のメイク、いまいちなんだから。

え、鼻が大きいって？
少しでもいっぱい空気を吸い込むためよ。
もう、乙女に対してちょっと失礼じゃなぁい？ぷんぷん！

俺様はライオンだ。
危険な動物だからとガラスの檻の中にいるが…ほら、ガラス越しでも近いだろう？
どうだ俺様のかっこいい横顔、ちゃんと撮れたか？
え、反射していまいちだった？
しょうがないな、もう一度撮り直すまでおとなしくしててやるからきちんとかっこ良く撮ってくれよ。

うーあーーあついーーーー。
みんなー、生きてるかぁ…！

あー。生きてるけどー暑いわぁーー。

かなわんなぁ。
日が沈むまで昼寝でもしておこうや。

そうだな、昼寝昼寝。

いやいやもう食べられないよ、むにゃむにゃ…。

ママ！ママ、どこぉ？！

あらあら、お昼寝してて怖い夢を見たのね。
大丈夫よ、ほらママはここにいるから。
安心してゆっくり休みなさい。

ただいま、どうだおりこうにしてたかい？

ほら、パパも帰ってきたわ。

わぁパパおかえりなさい！
今日もちゃんと観光客のみなさんに写真撮らせたりして頑張ったよ！！

そうかそうか、頑張ったな。よしよし。

ねぇあなた…

なんだい？

いい天気ね。

そうだね。

このままずっとずっと一緒にこうしていたいわ。

そうだね。ずっとずっとこうしていよう。

えーと、カピバラです。
よく「カピパラ」とか「カピラパ」とか間違われるんだけど「カビバラ」です。
何も考えてないようで、ちゃんと考えているのが特徴です。
そろそろご飯かなぁ…。
今日も暑かったなぁ。
明日も暑いのかなぁ。

ほらね、考えてるでしょう？

たぶん動物園では珍しいのかな、よくそう言われるホッキョクギツネです。
毛が白くなるのは寒くなり始めてからなので、夏の暑い時は白い僕じゃない僕がみられるよ。
でも本当は「ホッキョク」ってくらいだから、白い毛の僕を見に来て欲しいけどね。
もっと寒くなると真っ白な毛がふさふさに生えて、ふかふかになるよ。

おっと夕日が射してきた。
そろそろ閉園時間だな。
気をつけて帰るんだぞ。
途中で寄り道とか買い食いとかしちゃダメだぞ。

そして、また遊びに来いよ。
みんなで、待ってるからな。