2012/06/20 - 2012/07/21
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kodeyanさん
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ハードなアジア旅行記後半編突入前に日本の旅行記で休憩タイムであります。
まず尾道編から。
写真は涙モノの激渋レトロ銭湯「寿湯」
【閉業】ひばり毛糸店
【閉業】寿湯
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尾道は前から行ってみたかったところ。
日之出湯の復活を祈りつつ尾道に到着した。 -
駅前から昭和レトロっぷり全開状態なり。
この街すごそう。 -
広島尾道本通り商店街で営業していた銭湯は現在お土産屋さん兼カフェになっている様子。
入りたかったのに休みだった。 -
この商店街のレトロっぷりもすごい。
昭和の香りぷんぷんなのだ。 -
この看板は斬新だった。
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尾道にはレモンうどん、なるものがあるようだ。
-
みかん大福
豆大福
もっちりだんご
昇福亭の品切れ商品が気になる。 -
めん処みやち 11時〜19時 木曜日休み
商店街にあるお店。
店の看板メニューという天ぷら中華が気になるので入ってみた。 -
イリコやカツオを使った和風スープ+ 豚ガラ 鳥ガラからとったスープをミックスしているそうだ。
スープをじゅるる、あれ?うどんの汁みたいだ。
天ぷらは桜海老が三つ(笑)のかき揚げ。
ちょっと微妙かも・・
わたしはシンプルな中華そばのほうが好きです。 -
めん処みやちの女将さんとご主人は、こんな感じのかたです。
女将さんも優しいので一人旅でも入りやすいお店だと思う。 -
尾道でラーメンを食べたら、再開の期待をこめて日之出湯へ向かった。
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ホーローの看板が渋いぞ。
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洗湯業の木製板に感涙。
さすがは明治創業、尾道最古の銭湯だ。 -
もしかして・・再開・・
若干の期待はあったが、やはり休業中だった。
しかし外で写真を撮っていたらご主人が入口から出てきたのでお話を聞けたのは有難かった。
ご主人の具合が悪く半年前から休業しているそうだ。(入院寸前までいったらしい) -
ご主人が話してくれたのが、
ドーナツ化現象で若者が減った
高齢で亡くなったり 入院したり 転居したり
一度離れた客は戻らない
銭湯は常連さんのリピートで成り立っている
冬は燃料代が夏の二倍かかる
ガソリンの四分の一の価格で買える廃油を燃料にしていたものの最盛期の十分の一のお客さんでは経営も厳しい
商売だから利益がなければ継続は難しい。
残念だが再開は困難とみた。 -
ルートは割愛するが1時間近くぶらぶら歩いて次の目的地へ。
なにがなんだかワカラナイ不思議な建物が・・
あったぞ。
頭のなかは???状態。 -
裏通りから路地を入る。
しかし通りからは見えない。
そんなわかりづらい場所に寿湯はあった。 -
寿湯は不定休で16〜19時の営業という話しを聞いたので午後4時ちょい前に行ってみた。
男湯からカランコロン浴槽を掃除している音が!
バンザーイ!営業していた〜〜 -
中に入ると、いきなり木製ロッカーにやられた。
お〜〜〜タマラン。
ロッカーはケヤキ板目の無垢材、框組は米檜のこれも無垢材だ。
天板は米檜で長尺1枚もの。
惚れ惚れするような柾目である
手書きの漢数字はオリジナルで墨書きかと思ったらエナメル系の塗料で書いてあるそうだ。 -
ロッカーを開けると扉裏がまた泣けてくる。
いつごろ貼ったものだろう。
重ね貼りしているので古いものも気になる。
さて、番台にいた高齢のおじいちゃんが風呂あがりにアレコレ教えてくれた話をまとめる。
浴場のカランを除き80年前の建築当時の姿がいまも残る稀有な存在。
当時の戸建ては1000円で建てられたが寿湯は7000円かかった。
現在では入手困難な貴重な無垢材が贅沢に使われており選りすぐりの贅をつくした建築。
昭和初期の大工の匠が建てた。
(画像をくっつける方法は4人目のふーさんに教えていただきました。ありがとうでっす!) -
脱衣所に急な階段があった。
あとで調べたら昔住み込みの三助(さんすけ)夫婦がいて2階に彼らの部屋があったようだ。 -
浴室内部から見た入口方面
80年前の銭湯に入れるなんて奇跡みたいだ。 -
カランを除きオリジナル
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四角い湯気抜き
これもオリジナルとは恐れ入る -
大正カランも激渋。
昭和初期のカランもかっこいい。 -
広島式の内側3段浴槽
80年前の浴槽につかれるなんて涙ちょちょぎれ。 -
南国風モザイクタイル絵のあるところは、昔あった蒸し風呂の入口跡らしい。
瀬戸内の文化である蒸し風呂は、別の旅行記で登場予定。 -
詳しく説明中のおじいちゃん。
床材は厚さ1cmもある幅広(約25cm)長尺の節なし桜無垢材(一枚板)
1枚1枚板材を根太に釘打ちしており釘の頭はつぶされている。
上り框は見事な米松の1枚もので木目の凹凸がキリリとしている。 -
天井は米松でオリジナルはステイン塗りしていたが白いペンキを塗ってある
これについては少々後悔している様子
天井材は1枚ものを天吊りしており1枚ずつバラバラにできる代物。 -
男湯と女湯の境壁はカシナラの縦羽目張り。
板目の木目が眉目秀麗である。
寿湯は博物館級の銭湯だった。
看板さえなく市内で一番見つけにくいマニアック銭湯といわれるが行く価値大だ。
高齢のご夫婦が経営しており、あと何年続けられるかわからない。
営業しているかどうかは運次第のところもあるが、行くなら早めに! -
さて、つぎは宿泊した西山本館。
建物の竣工は大正だが創業は昭和五年、寿湯とほぼ同時期になる。
各地の木造三階建て旅館めぐりをしているので一度泊まってみたいと思っていた宿だ。 -
いざ泊まるには価格がネックになっていたが、楽天に「創業80周年記念の特別謝恩プラン」があり1万円をきるプランがあった。
これなら、と宿泊を決めた。 -
ドラマに出てきそうな応接間
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中庭
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中庭
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客室
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瀬戸内の新鮮な魚介を使用した会席料理。
自家製ポン酢は絶品だった。 -
朝食は1階で。
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朝食はこちら。
板さんが作る料理は、やはり美味しい。
瀬戸内の島旅編につづく・・
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この旅行記へのコメント (4)
-
- swalさん 2012/08/08 14:58:52
- いや〜、参りました。
- いや〜、またまた直球。
勘弁してくださいよ(笑)
それにしても参りました・・・。
タイトル見た瞬間に、思わず笑ってしまい、山手線の正面に座ってたレディに怪訝な顔されてしまいましたよ。
西山本館か、名旅館ですよね。前、窓の前が隧道の割烹旅館魚信に泊まりました。
いや〜それで次は島ですか〜!!
弓削島?魚島?
楽しみで寝られないッスよ〜
師匠、一秒でも速くアップお願います!!
- kodeyanさん からの返信 2012/08/10 20:26:08
- RE: いや〜、参りました。
- こんばんは^^
> 弓削島?魚島?
とあるところでドンピシャで話題にしていた島なんですよ。
なのでびっくらぽんでした。
野生のイノシシ被害で島民のみなさん困っているようです。
> 楽しみで寝られないッスよ〜
恐縮です。
Upしましたのでお時間のあるときにお立ち寄りくださいませ。
いやぁ、ディープでした。
ではでは☆彡
-
- 4人目のふーさん 2012/08/07 13:15:10
- レトロ尾道!
- kodeyanさん、こんにちは!
おお〜尾道だ!
尾道、いい所ですよね
大和湯、私も入ったことがありません
行ったら定休日だったとか、時間が遅くて閉まっていたとかで。。。
いつかお店に入ってみたいです
寿湯、レトロでいいですね
80年前の銭湯に入れるなんて感激しちゃいますよね
西山本館もいいなぁ〜
夕食がとってもおいしそう♪
瀬戸内の海の幸は最高なんです!
さっそくコラージュ機能使ってくれたんですね〜
おいしそうな食事が1枚に収まるといい感じになりますね♪
島旅旅行記も楽しみにしていま〜〜す!
- kodeyanさん からの返信 2012/08/07 16:19:06
- RE: レトロ尾道!
- ふーさん こんにちは
尾道は独特な雰囲気があって面白いところでした。
大和湯も気になりますよね。
私もなかを見てみたいわぁ。
寿湯は最高でした。
おじいちゃんも旅好きみたいで
けっこう話がはずんでしまいました^^
西山本館は、料理が美味しかったですよ。
でも金額的に最初で最後の予感(笑)
> さっそくコラージュ機能使ってくれたんですね〜
> おいしそうな食事が1枚に収まるといい感じになりますね♪
教えていただいて有難うです。
これいいですね〜!
島旅が、これまたディープでしたよ。
瀬戸内海の旅も楽しいですね。
ではでは☆彡
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