西穂独標＆乗鞍岳：乗鞍泊・剣ヶ峰編。

2012/07/30 - 2012/07/31

2泊の山旅に出かけました。2泊目の旅行記です。
1泊目は、前旅行記をご覧下さい。

7月29日(日)15時　平湯温泉にチェックイン。
7月30日(月)16時半　乗鞍高原にチェックイン。

表紙写真：乗鞍岳からの眺望。

エリア 乗鞍(長野)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

乗鞍高原では、「焼岳」(203号室)という名の客室にチェックイン。
廊下には、共同で使える冷蔵庫があり、便利です。

夕食前に、宿の温泉(にごり湯)で汗を流します。
たまたま温泉でご一緒した方は、一週間単位で宿に長期滞在している避暑客。

18時15分、夕食です。
食前酒(梅酒)、刺身、馬刺を断ったので代わりにスモークサーモン、飛龍頭、茶碗蒸(鍋)、和え物(フキノトウ)、香物が並びます。

あとから運ばれたのは、焼物(イワナ)、天ぷら、ビーフシチュー、白米。デザートはシャーベット。

禁酒中だった相方が、白ワインを飲みたいと。
五一ワインを頂きました。信州ワインは、日本人向きの味。

昨日は平湯(岐阜県)、今夜は信州(長野県)に泊まり、県境を越えると文化が異なると感じます。

明朝6時前に発ちたいと言うと、女将さんが食後に精算＆支払いを済ませるようにして下さいました。

翌朝、5時55分に宿を発ち、観光センターへ。駐車無料。
乗鞍エコーラインの往復切符を求めます(￥2,400/人、カード不可)。
駐車場から、乗鞍岳がよく見えます。
雪渓も、ところどころ残っています。

6時10分(始発)、観光センター発のバスは満席。
7時、畳平(2,702m)に到着。
朝5時前に起きたせいか、車酔い･･･言いたくないけど、年齢を感じます･･･
畳平バスターミナル内のトイレは有料(￥100、自動改札)。

正面の富士見岳(2,817m)が、なだらかな低山に見えます。
2,700mまでバスで来たからね。

階段を降りて歩き始めると、白山イチゲのお花畑♪

黒百合も咲いています。
英名Chocolate Lilyのほうが、可愛い名前･･･

裏白ナナカマド。
低山のナナカマドと違って、低木なので、上から見下ろせます。

四葉塩釜。

兎菊。
昨日、西穂独標近くでも見かけたけれど、こちらの花数が多いですね。

深山シシウド、だと思う･･･ここは高山帯だから。

コマクサ。
朝日を浴びて、輝いています。
今、7時40分。

右前方が剣ヶ峰(3,026m)、左手前が大雪渓。

岩桔梗。
昨日、西穂独標近くでも見かけたけれど、こちらは排水溝から生えています。
たくましい。

北アルプスを見晴らせる所まで、登ってきました。
右から、槍ヶ岳、焼岳、笠ヶ岳･･･えっ、分からない？

稜線左から、槍ヶ岳(3,180m)、西穂高岳(2,909m)、奥穂高岳(3,190m)。
左手前、てっぺんに小屋が建っているのが、焼岳(2,455m)。

剣ヶ峰は、すぐそこです。

剣ヶ峰に到着。
後ろに見えるのは、御嶽山(3,067m)らしい･･･
山頂は結構狭く、込み合っているので、長居しづらいですね。
下山開始。

稜線のシルエットをじっと眺めて･･･
あっ、あれは？
富士山です。

こんなガレ場に、コマクサが群生しています。
えっ、見えない？

ほらね。たくましい。
人間も、たくましく生きないとね。
しみじみ･･･

深山大根草。
昨日、西穂独標近くでも見かけました。
独標と乗鞍の植生は、とても似ています。

美しいハイマツ。

畳平バスターミナルが見えてきました。

青の栂桜。

白山イチゲのお花畑に戻ってきました。
奥が、お花畑のループ道。

10時5分のバスで下山。
7時〜10時、わずか3時間の滞在でしたが、乗鞍岳では本当にお天気に恵まれました。

帰路は、松本ICへ。
諏訪SA(中央道・上り)が4月にリニューアルされたようですが、立ち寄ってみると、以前のレストランのほうが和風の雰囲気で好きでした。

東富士五湖道に入り、富士山を間近に見ると、白いものが･･･
この時期に残雪があるなんて、珍しいですね。

3,000m級の山と、高山植物を愛でる旅でした。