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鯉が窪湿原は、西の尾瀬と称される岡山県新見市にある中層湿原で、多彩な湿生植物が自生する学術的にも貴重な湿原です。「鯉ヶ窪湿性植物群落」として国の天然記念物に指定されています。その鯉が窪湿原に咲く花を見に行きました。

‘西の尾瀬’鯉が窪湿原に咲く花

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2012/07/16 - 2012/07/16

87位(同エリア106件中)

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GOTOCHAN

GOTOCHANさん

鯉が窪湿原は、西の尾瀬と称される岡山県新見市にある中層湿原で、多彩な湿生植物が自生する学術的にも貴重な湿原です。「鯉ヶ窪湿性植物群落」として国の天然記念物に指定されています。その鯉が窪湿原に咲く花を見に行きました。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩

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  • 自宅から約2時間半、思ったより早く鯉が窪湿原に到着しました。駐車場はほぼ満車、大型の観光バスも停まっていました。

    自宅から約2時間半、思ったより早く鯉が窪湿原に到着しました。駐車場はほぼ満車、大型の観光バスも停まっていました。

  • 湿原の入口には資料館があり、湿原保護協力費200円を支払います。資料館前には管理されたミニ湿原があります。おそらくは貴重な植物がこちらに移植され保護されていると思われます。まずはこのミニ湿原に咲く花を紹介します。<br /><br />この日一番咲いていたクサレダマ(サクラソウ科)。腐れ玉ではなく草連玉です。湿原の広い範囲で見ることができます。花言葉は『純情』。

    湿原の入口には資料館があり、湿原保護協力費200円を支払います。資料館前には管理されたミニ湿原があります。おそらくは貴重な植物がこちらに移植され保護されていると思われます。まずはこのミニ湿原に咲く花を紹介します。

    この日一番咲いていたクサレダマ(サクラソウ科)。腐れ玉ではなく草連玉です。湿原の広い範囲で見ることができます。花言葉は『純情』。

  • ノハナショウブ(アヤメ科)。園芸種のハナショウブの原種です。大きな花で目立ちます。これも広い範囲で見ることができますが、もうほぼ終わりかけでした。

    イチオシ

    ノハナショウブ(アヤメ科)。園芸種のハナショウブの原種です。大きな花で目立ちます。これも広い範囲で見ることができますが、もうほぼ終わりかけでした。

  • シモツケソウ(バラ科)。この花も広い範囲で見ることができます。花言葉は『ひそかな恋』『自由』など。

    シモツケソウ(バラ科)。この花も広い範囲で見ることができます。花言葉は『ひそかな恋』『自由』など。

  • オグラセンノウ(ナデシコ科)。鯉が窪湿原を代表する花です。日本では岡山県、広島県のごく一部と阿蘇地方でのみ自生しており、絶滅危惧種です。鯉が窪湿原でも限られた場所で咲いているのを見ましたが、離れたところから見えるのみでした。花言葉は『恋のときめき』。

    イチオシ

    オグラセンノウ(ナデシコ科)。鯉が窪湿原を代表する花です。日本では岡山県、広島県のごく一部と阿蘇地方でのみ自生しており、絶滅危惧種です。鯉が窪湿原でも限られた場所で咲いているのを見ましたが、離れたところから見えるのみでした。花言葉は『恋のときめき』。

  • オグラセンノウは、鯉が窪湿原のある、旧哲西町の町花でした。

    オグラセンノウは、鯉が窪湿原のある、旧哲西町の町花でした。

  • 資料館前のミニ湿原。上で挙げた他に、コバギボウシ、オカノトラノオ、チダケサシなどが咲いていました。

    資料館前のミニ湿原。上で挙げた他に、コバギボウシ、オカノトラノオ、チダケサシなどが咲いていました。

  • さてこれから鯉が窪湿原の遊歩道を一周することにします。2.4?あります。花を観察しながらゆっくりと歩きましょう。

    さてこれから鯉が窪湿原の遊歩道を一周することにします。2.4?あります。花を観察しながらゆっくりと歩きましょう。

  • 鯉が窪池。人口の池ですが、なんと1694年に灌漑用水池として造られたものです。湿原はこの池の奥の方に広がっています。

    鯉が窪池。人口の池ですが、なんと1694年に灌漑用水池として造られたものです。湿原はこの池の奥の方に広がっています。

  • その名の通り、鯉がたくさんいます。餌付けされているので、人間が池のそばを通りかかると物凄い勢いで寄ってきます。50円の鯉の餌を購入し、撒くと、このように人間慣れした鯉たちが競うように寄ってきます。

    その名の通り、鯉がたくさんいます。餌付けされているので、人間が池のそばを通りかかると物凄い勢いで寄ってきます。50円の鯉の餌を購入し、撒くと、このように人間慣れした鯉たちが競うように寄ってきます。

  • しばし鯉と遊んでから鯉が窪池を一周する遊歩道を反時計回りに散策します。しばらくは雑木林の中で、こんなキノコがいっぱいです。

    しばし鯉と遊んでから鯉が窪池を一周する遊歩道を反時計回りに散策します。しばらくは雑木林の中で、こんなキノコがいっぱいです。

  • ところどころ林が切れて池が見えます。ジュンサイがいっぱい。

    ところどころ林が切れて池が見えます。ジュンサイがいっぱい。

  • 池の奥の方に湿原が広がっています。遊歩道が湿原を横切るところは木道が設けられています。また湿原の外周も遊歩道となっており、有刺鉄線が張られており湿原の中には入れないようになっています。

    池の奥の方に湿原が広がっています。遊歩道が湿原を横切るところは木道が設けられています。また湿原の外周も遊歩道となっており、有刺鉄線が張られており湿原の中には入れないようになっています。

  • この湿原にいろいろな花が咲いています。ハンカイソウ(キク科)の群落。

    この湿原にいろいろな花が咲いています。ハンカイソウ(キク科)の群落。

  • ヒツジグサの群落。近くで見ることができません。

    ヒツジグサの群落。近くで見ることができません。

  • チダケサシ(ユキノシタ科)。花言葉は『まっすぐな性格』『落ち着いた明るさ』。

    チダケサシ(ユキノシタ科)。花言葉は『まっすぐな性格』『落ち着いた明るさ』。

  • アギスミレ(スミレ科)。時期的にもう終わりで唯一見かけたものです。

    アギスミレ(スミレ科)。時期的にもう終わりで唯一見かけたものです。

  • カキラン(ラン科)。こんな水際に咲いています。

    カキラン(ラン科)。こんな水際に咲いています。

  • カキラン。湿原の広い範囲で見ることができました。花言葉は『芯の強さ』『夢でもあなたを想う』。

    イチオシ

    カキラン。湿原の広い範囲で見ることができました。花言葉は『芯の強さ』『夢でもあなたを想う』。

  • ミズゴケ。もちろん自生しているものです。

    ミズゴケ。もちろん自生しているものです。

  • タチカモメヅル(ガガイモ科)。

    タチカモメヅル(ガガイモ科)。

  • エゾミソハギ(ミソハギ科)。まだあまり咲いていません。これからの花です。花言葉は『悲哀』『慈悲』。

    エゾミソハギ(ミソハギ科)。まだあまり咲いていません。これからの花です。花言葉は『悲哀』『慈悲』。

  • ヒツジグサ(スイレン科)。湿地の中央へ木道があり、観察場所が設けられています。そこから間近に見ることができました。花言葉は『清純な心』『純潔』など。

    ヒツジグサ(スイレン科)。湿地の中央へ木道があり、観察場所が設けられています。そこから間近に見ることができました。花言葉は『清純な心』『純潔』など。

  • モウセンゴケ(モウセンゴケ科)。言わずと知れた食虫植物です。花言葉は『あなたに捧げる恋の歌』『詐欺』『不誠実』など。なるほどと思わせる花言葉ですね。

    モウセンゴケ(モウセンゴケ科)。言わずと知れた食虫植物です。花言葉は『あなたに捧げる恋の歌』『詐欺』『不誠実』など。なるほどと思わせる花言葉ですね。

  • 最後に紹介するのは、コバノトンボソウ(ラン科)。あるとわかってないと私なんかはまず見つけることはできません。それほど小さくて目立たない花です。花言葉は『なつかしい関係』『恋の心変わり』。<br /><br />さすがに‘西の尾瀬’とは言いすぎかなとも思いますが、鯉が窪湿原では、春のリュウキンカ(キンポウゲ科)に始まり、秋のスイラン(キク科)、ミコシギク(キク科)まで、季節ごとに貴重な花を見ることができます。私の住む姫路の市花であるサギソウも見ることができるのですが、まだ少し時期的に早かったようです。また機会があれば再訪したいものです。

    最後に紹介するのは、コバノトンボソウ(ラン科)。あるとわかってないと私なんかはまず見つけることはできません。それほど小さくて目立たない花です。花言葉は『なつかしい関係』『恋の心変わり』。

    さすがに‘西の尾瀬’とは言いすぎかなとも思いますが、鯉が窪湿原では、春のリュウキンカ(キンポウゲ科)に始まり、秋のスイラン(キク科)、ミコシギク(キク科)まで、季節ごとに貴重な花を見ることができます。私の住む姫路の市花であるサギソウも見ることができるのですが、まだ少し時期的に早かったようです。また機会があれば再訪したいものです。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • rokoさん 2012/07/31 21:18:23
    ステキなところですね・・・
    GOTOCHANさん  こんばんは


    西の尾瀬、鯉が窪湿原
    知りませんでした、いいところですね。

    トップの画像 フシグロセンノウかと思いました、よく似ています。
    この花はあの迷走した五色の滝でたくさん咲いているはずです。

    オグラセンノウ、初めて見ました。
    ナデシコにも似て花言葉もいいですね。
    カキランもとっても可愛い〜
    最後のトンボソウは先日の東北でよく見かけました。

    湿原はお花にとって最高の居場所
    いろんな珍しいお花がたくさん見られてよかったですね。
    サギソウも間もなくでしょうか。

    また紹介くださいね、ありがとうございました。


    roko


    GOTOCHAN

    GOTOCHANさん からの返信 2012/08/07 20:25:50
    RE: ステキなところですね・・・
    rokoさん、こんばんは。

    返事遅れてすみません。旅行してました。

    > 西の尾瀬、鯉が窪湿原
    > 知りませんでした、いいところですね。

    私も偶然ネットで見つけて行くことにしました。

    > オグラセンノウ、初めて見ました。
    > ナデシコにも似て花言葉もいいですね。

    旅行記にも書きましたが、かなり珍しい花のようです。色はショッキングピンクに近いです。

    > カキランもとっても可愛い〜

    カキランはかなり群生しているところもありました。

    > サギソウも間もなくでしょうか。

    サギソウは姫路の市の花なので思い入れは強いです。ちょっと時期が早かったようですね。

    GOTOCHAN

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