ＮＹ経由　中南米の旅　その14　ペルー・チチカカ湖周辺

2008/05/29 - 2008/06/10

チチカカ湖は琵琶湖の12倍の大きさだそう。
湖の中に国境があり東はボリビア。
パラグアイでおせわになった
友人夫妻は後日ボリビア側からチチカカ湖観光をしたそう。

他種族から離れて生活することを選んだだけに自給自足を旨とし、
家も船も全てトトラを束ねて造られています。

現状は高等教育を受けたものはもうこの島に帰ることはなく、高齢化・過疎化が進みいずれは途絶えるであろうということでした。

エリア チチカカ湖周辺(ペルー)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

熟睡できないまま5時頃目が覚め、禁を破ってシャワーを浴びる。髪はドライシャンプーを使う。

部屋にはペルー色の強い絵が・・
ベランダからの眺め・・

アンへラさんは今日の観光も担当だそうで
「3人だけなので手間取ることがないからホテル出発10時半にしましょう」
初めてゆっくりした朝を過ごせる〜！嬉しくなる。

朝食も少ししか食べられなかった。

ロビーに置かれたコカの葉

Ｓのコカ茶評「胸が少し開く感じで呼吸が楽になる」

もうろうとしながら荷物の整理をしたり、あっという間に10時半。
「いったい何をしていたんだ？」という感じ。
ここはクスコより標高が高い。

いよいよウロス島へ、出発。

プーノの船着き場からモーターボートに乗って進むこと25分、葦の群生が広がる風景の中、約50の浮島群ウロス島が近づいてきました。

観光客を受け入れている一軒（島）にあげてもらいました。
いよいよ上陸これが「地面」です。

葦・トトラを積み重ねて作られているので上陸してみるとフワフワと足が沈む感じ。

そのトトラをかきわけると・・

ほら水がわいてきます。
がちがちの地面じゃないわけです。
沈みかけたら上からどんどん葦・トトラを足していくのです。
月に一度は必要だそう。

アンビリーバブー(@_@)

観光化はかなり進んでいて島の作り方など実際ミニチュア版で実演してくれました。

で、こうなりました。
驚いたことに島の生活スタイルを体験できるように作られたホテルまであります。

今でも煮炊きはこうやって？

もう一つ驚いたのはソーラーシステム。
これはフジモリ大統領の時に全島に付けられたそうです。

他種族から離れて生活することを選んだだけに自給自足生活・・網をかけたらこんな大きな魚が・・。

見張り台。もちろん材料はトトラです。

ここから見ると島の様子がよくわかります。
手前葦船を作っています。

葦船もいろいろあります。観光用ですけどね。
これは屋形船風。

最もシンプルなスタンダード葦船。

かっこいい〜。

お土産を買いました。
クッションカバーです。

ありがとう！いい体験でした。

ウロス島で見かけた鳥。

小学校も訪問しました。
学校だけは木造なのですぐわかります。
船で登校してくるのです。

日本との交流も盛んなようです。

休み時間男の子はサッカーをしていました。

少女がはにかみながら歌をプレゼントしてくれました。可愛い〜。

水辺の環境で心も落ち着き日差しはきついものの健康状態は「良」でした。

モーターボートでプーノの町に戻り、水を買って一路シルスタニ遺跡へ。
標高3915メートル。約1時間のドライブ・・砂埃の乾燥地帯を走るのはそれだけで疲れる。

アンヘラさんとドライバー。
彼女たちは標高の低いところに行くと「低地病」になるそうです。日差しがキツ〜イ！！

巨大な遺跡で、居住区・祭式区・墓地・採石場の４つがあるそうです。

向こうはウマヨ湖。

円筒形の塔は墓地と言われています。

プレインカ時代からインカ時代まで、いくつも墓が作られました。

炎天下の広大な遺跡の中に立つだけで精一杯・・遺跡好きの人には叱られそうですが・・家族全員意見が一致して、予定より早くフリアカ飛行場へつれて行ってもらうことに。
心は一つ、「早くリマに帰りたい！」「酸素が欲しい」です。

帰路の車窓から

木陰がありません。
大きな家。

商店。

拡大しました。

飛行場では2つの日本人団体ツアーに会いました。
皆さんお元気！

涼しいレストランでほっと一息。Ｓは土産も買う。

フリアカのマンココパック空港にある、マンココバック像（インカ初代皇帝）

１６：４５発ラン航空で１８：２０リマ着
高山病から解放され、リマのホテル泊。
送迎ガイドもペルー初日と同じなので、「帰ってきた」という安堵感がありました。

夕食は手近にホテルのレストランですませ、久しぶりに風呂にも入りさっぱりした気分に。