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昨年に引き続き懲りず?に、二度目の富士登山となりました。今回は富士登山初体験の知人も一緒に山頂を目指しました。今回は「マイプラン富士登山」というツアーでの参加となりました。ツアー参加だと、バスの手配と山小屋の手配が一緒でとても楽です。ただ、あくまでもツアーですのでの集団行動が基本となります。肝心の富士登山はガイドはなく、下山まで自力でマイペースでの登山となりました。<br /><br />新宿から富士スバルライン五合目までのバス往復、(プラス500円での)本八合目山小屋1泊2食、帰りの河口湖畔の入浴施設での温泉がセットとなったものでした。ちなみにこの時期の山小屋の個人手配は大変です。予約開始日に電話しても、満室でした...。<br /><br />新宿を7:30出発のバスは途中、談合坂SAでの休憩を挟み、富士スバルライン五合目駐車場に11:53に到着しました。五合目駐車場まではマイカー規制前なので、自家用車の駐車場待ちの車で渋滞しており、バスを下車するまで30分程余計に時間が掛かったような気がします。しかし、結果的には、その間も高地順応の時間と相成りました。高山病も大丈夫そうでした。<br /><br />五合目でラーメンをすすり約一時間後に、本八合目「富士山ホテル」を目指して登山を開始しました。今年最高の人出ということもあり、昨年の同時期よりも人が溢れていました。中国人ツアー客も多く、中国語が飛び交っていました。六合目の安全指導センターまで足慣らしに適した比較的平らな登山道を行き、呼吸を整えながら登って行きました。15分程で一度目の休息を取り徐々に身体を慣らして行きました。<br /><br />七合目からいよいよ本格的な登山道、溶岩の岩肌を登る険しい道が続きます。昨年と同じペースで登って行きましたが、昨年よりこの登り応えました。七合目の鳥居荘より狭い急峻な山道で大渋滞が発生。通過するのに約20分程掛かってしまいました。中には子供連れの家族もいて、頭が下がります。しかし、小学生低学年の子供にとっては、メインの吉田ルートでもかなり厳しそうでした。<br /><br />前日の天気予報では、午後雨又は雷雨でしたが、本八合目の「富士山ホテル」に到着するまで何とか天気が持ちました!前回と違い霧が立ちこめる場面も多く、下界をすっきりと見渡すことができませんでしたが、雨が降らなかったので、そんな贅沢も言ってられません。<br /><br />昨年より少し体力的にはキツかったですが、まだ日の高い内に(午後16:23)山小屋に無事到着できました。所要3時間33分でした。まだ、小屋には登山客の姿は殆どありませんでした。<br /><br />山小屋に到着すると冷たい風が吹き始めました。体感温度もかなり寒く感じました。チェックインすると当時に夕食のカレー(小さいハンバーグ+ウィンナー2本)に350mlのペットボトルの水が出されました。昨年は夕食が足りずお腹がすいたので、今年はパンを買って行きました。正解でした。焼きそばパン旨かったです!山小屋のスペースも昨年の八合五勺の宿とは違い、かなりゆったりした寝床(スペース)でした。ただ、今回の山小屋は談話するスペースなどもなく、ただ寝るだけの山小屋でした。昼食時には翌朝の朝食として弁当とお茶が支給されてしまいました。考えてみると午前0時を過ぎると出発する登山客も多く致し方ないのかもしれません。<br /><br />その夜の空は、雲がかかったものの月と少しですが星も見れました。夜7時頃には、遠く甲府方面と思われる方向では、かみなりの線香が見えました。それを写真に撮っている人もいました。いろいろな人が富士山にはいます。<br /><br />山小屋と言えば狭い寝床といびきです。今回はスペースは大丈夫ですが、いびきが凄かったです。相方曰く、私のいびきもすごかったとか...。<br /><br />翌朝、隣に寝ていたご夫婦は、午前12:15起床で山頂での御来光を目指して山小屋を後にしていました。我々は山小屋での御来光を見ての出発でした。夜中に出発し山頂で御来光を見たいのもわかりますが、如何せん寒すぎます。山頂まで渋滞し、結局山頂の手前で御来光という話しも聞きます。<br /><br />午前4:51御来光が雲海よりきれいに見えました!山小屋の人の合図で万歳三唱です。登山者の顔を見ていると、このときの為にほとんどの人が富士山に登るのだとわかります。それにしても寒い!今年はまだ雪渓も残り、昨年より一枚多く着込んでいました。<br /><br />御来光の余韻に浸りながらも、昨日支給された弁当の朝食を食堂で平らげ、5:10富士山ホテルを出発しました。八合五勺の御来光館までは順調に進んで行きました。ここでは登り最後のトイレ休憩のつもりでしたが、何と清掃中ということで10分程待つことに。(山頂のトイレはいつも大渋滞です。)体調を整え、いよいよ山頂を目指すことに。ところが、少し登るとまたしても大渋滞です。ようやく九合目に着き、山頂も見えているにも拘らず、少し進んでは止まってはの繰り返しに。この人では仕方ないと思いつつも...。<br /><br />九合目より約55分ようやく鳥居をくぐり山頂に到着しました!この瞬間はやっぱり感動します。東京からバスで3時間、登山6時間程で味わえる感動は貴重だと思います。山頂に登り詰めるとすぐにある「碑」には、思った程登山者おらず、すぐに写真を取って休憩することに。お鉢巡りをする登山者を見ながら休憩していると8人程の登山者に写真を取ってくれと相方が頼まれました。彼らは手製の横断幕「登頂成功!」のようなものを持参して、横断幕を手に写真に収まっていました。ナイスアイディアです!借りて写真を取れば良かったです。<br /><br />苦労して登った富士山、7:32下山を開始しました。スパッツを装着し、顔にはバンダナを巻いて埃対策に備えました。下山道は、渋滞する訳もなくひたすら下るのみです。ただ、この時期、ツアー登山の一行が多く、交わして行くのに少し疲れました。下江戸分岐点には8:05に到着し、少し休息を取りました。ここを右に下ると須走口五合目です。往路のバスの中でも、添乗員に必ず「左」に下山するようにと念を押されました。それにしても下山道もひとひとひとです。富士山人気はしばらく続きそうです。<br /><br />下江戸屋分岐点より六合目手前で5分程の休息を挟んで、一気に富士スバルライン五合目に下りました。午前10:09、今回の富士登山が無事終わりました。心配した雨も降らず、きれいな御来光が見れて最高な登山となりました。この上ない贅沢です。<br /><br />ツアーの人たちも無事登山を終えたようで、定刻13:00時にバスは五合目を後にしました。途中河口湖の温泉に立ち寄り帰路につきました。余談ですが、温泉の洗い場も順番待ちの渋滞が発生?してました。この時期は全て渋滞でした...。<br />

昨年に続き日本最高所、富士山頂へ!雲海より御来光が...。

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2012/07/28 - 2012/07/29

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uousaou

uousaouさん

昨年に引き続き懲りず?に、二度目の富士登山となりました。今回は富士登山初体験の知人も一緒に山頂を目指しました。今回は「マイプラン富士登山」というツアーでの参加となりました。ツアー参加だと、バスの手配と山小屋の手配が一緒でとても楽です。ただ、あくまでもツアーですのでの集団行動が基本となります。肝心の富士登山はガイドはなく、下山まで自力でマイペースでの登山となりました。

新宿から富士スバルライン五合目までのバス往復、(プラス500円での)本八合目山小屋1泊2食、帰りの河口湖畔の入浴施設での温泉がセットとなったものでした。ちなみにこの時期の山小屋の個人手配は大変です。予約開始日に電話しても、満室でした...。

新宿を7:30出発のバスは途中、談合坂SAでの休憩を挟み、富士スバルライン五合目駐車場に11:53に到着しました。五合目駐車場まではマイカー規制前なので、自家用車の駐車場待ちの車で渋滞しており、バスを下車するまで30分程余計に時間が掛かったような気がします。しかし、結果的には、その間も高地順応の時間と相成りました。高山病も大丈夫そうでした。

五合目でラーメンをすすり約一時間後に、本八合目「富士山ホテル」を目指して登山を開始しました。今年最高の人出ということもあり、昨年の同時期よりも人が溢れていました。中国人ツアー客も多く、中国語が飛び交っていました。六合目の安全指導センターまで足慣らしに適した比較的平らな登山道を行き、呼吸を整えながら登って行きました。15分程で一度目の休息を取り徐々に身体を慣らして行きました。

七合目からいよいよ本格的な登山道、溶岩の岩肌を登る険しい道が続きます。昨年と同じペースで登って行きましたが、昨年よりこの登り応えました。七合目の鳥居荘より狭い急峻な山道で大渋滞が発生。通過するのに約20分程掛かってしまいました。中には子供連れの家族もいて、頭が下がります。しかし、小学生低学年の子供にとっては、メインの吉田ルートでもかなり厳しそうでした。

前日の天気予報では、午後雨又は雷雨でしたが、本八合目の「富士山ホテル」に到着するまで何とか天気が持ちました!前回と違い霧が立ちこめる場面も多く、下界をすっきりと見渡すことができませんでしたが、雨が降らなかったので、そんな贅沢も言ってられません。

昨年より少し体力的にはキツかったですが、まだ日の高い内に(午後16:23)山小屋に無事到着できました。所要3時間33分でした。まだ、小屋には登山客の姿は殆どありませんでした。

山小屋に到着すると冷たい風が吹き始めました。体感温度もかなり寒く感じました。チェックインすると当時に夕食のカレー(小さいハンバーグ+ウィンナー2本)に350mlのペットボトルの水が出されました。昨年は夕食が足りずお腹がすいたので、今年はパンを買って行きました。正解でした。焼きそばパン旨かったです!山小屋のスペースも昨年の八合五勺の宿とは違い、かなりゆったりした寝床(スペース)でした。ただ、今回の山小屋は談話するスペースなどもなく、ただ寝るだけの山小屋でした。昼食時には翌朝の朝食として弁当とお茶が支給されてしまいました。考えてみると午前0時を過ぎると出発する登山客も多く致し方ないのかもしれません。

その夜の空は、雲がかかったものの月と少しですが星も見れました。夜7時頃には、遠く甲府方面と思われる方向では、かみなりの線香が見えました。それを写真に撮っている人もいました。いろいろな人が富士山にはいます。

山小屋と言えば狭い寝床といびきです。今回はスペースは大丈夫ですが、いびきが凄かったです。相方曰く、私のいびきもすごかったとか...。

翌朝、隣に寝ていたご夫婦は、午前12:15起床で山頂での御来光を目指して山小屋を後にしていました。我々は山小屋での御来光を見ての出発でした。夜中に出発し山頂で御来光を見たいのもわかりますが、如何せん寒すぎます。山頂まで渋滞し、結局山頂の手前で御来光という話しも聞きます。

午前4:51御来光が雲海よりきれいに見えました!山小屋の人の合図で万歳三唱です。登山者の顔を見ていると、このときの為にほとんどの人が富士山に登るのだとわかります。それにしても寒い!今年はまだ雪渓も残り、昨年より一枚多く着込んでいました。

御来光の余韻に浸りながらも、昨日支給された弁当の朝食を食堂で平らげ、5:10富士山ホテルを出発しました。八合五勺の御来光館までは順調に進んで行きました。ここでは登り最後のトイレ休憩のつもりでしたが、何と清掃中ということで10分程待つことに。(山頂のトイレはいつも大渋滞です。)体調を整え、いよいよ山頂を目指すことに。ところが、少し登るとまたしても大渋滞です。ようやく九合目に着き、山頂も見えているにも拘らず、少し進んでは止まってはの繰り返しに。この人では仕方ないと思いつつも...。

九合目より約55分ようやく鳥居をくぐり山頂に到着しました!この瞬間はやっぱり感動します。東京からバスで3時間、登山6時間程で味わえる感動は貴重だと思います。山頂に登り詰めるとすぐにある「碑」には、思った程登山者おらず、すぐに写真を取って休憩することに。お鉢巡りをする登山者を見ながら休憩していると8人程の登山者に写真を取ってくれと相方が頼まれました。彼らは手製の横断幕「登頂成功!」のようなものを持参して、横断幕を手に写真に収まっていました。ナイスアイディアです!借りて写真を取れば良かったです。

苦労して登った富士山、7:32下山を開始しました。スパッツを装着し、顔にはバンダナを巻いて埃対策に備えました。下山道は、渋滞する訳もなくひたすら下るのみです。ただ、この時期、ツアー登山の一行が多く、交わして行くのに少し疲れました。下江戸分岐点には8:05に到着し、少し休息を取りました。ここを右に下ると須走口五合目です。往路のバスの中でも、添乗員に必ず「左」に下山するようにと念を押されました。それにしても下山道もひとひとひとです。富士山人気はしばらく続きそうです。

下江戸屋分岐点より六合目手前で5分程の休息を挟んで、一気に富士スバルライン五合目に下りました。午前10:09、今回の富士登山が無事終わりました。心配した雨も降らず、きれいな御来光が見れて最高な登山となりました。この上ない贅沢です。

ツアーの人たちも無事登山を終えたようで、定刻13:00時にバスは五合目を後にしました。途中河口湖の温泉に立ち寄り帰路につきました。余談ですが、温泉の洗い場も順番待ちの渋滞が発生?してました。この時期は全て渋滞でした...。

一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
  • いよいよ登山開始。富士スバルライン五合目駐車場からの富士山。また雪が残っている!

    いよいよ登山開始。富士スバルライン五合目駐車場からの富士山。また雪が残っている!

  • 六合目安全指導センター付近にて休息。

    六合目安全指導センター付近にて休息。

  • まだ七合目、宿泊先の本八合の山小屋は遥か上。

    まだ七合目、宿泊先の本八合の山小屋は遥か上。

  • 標高3,100mの「太子館」。いよいよ八合目に到達!

    標高3,100mの「太子館」。いよいよ八合目に到達!

  • 宿泊先の「富士山ホテル」に16:23無事到着!まだ、登山客もまばら...。

    宿泊先の「富士山ホテル」に16:23無事到着!まだ、登山客もまばら...。

  • 登山者をバックに御来光を。今年も見れました!

    イチオシ

    登山者をバックに御来光を。今年も見れました!

  • 富士山で一番高い山小屋「御来光館」に到着。

    富士山で一番高い山小屋「御来光館」に到着。

  • 6:58分、山道の渋滞の中山頂へ!旧富士山測候所を正面に。

    6:58分、山道の渋滞の中山頂へ!旧富士山測候所を正面に。

  • 旧富士山測候所。雪がかなり残ってます。

    旧富士山測候所。雪がかなり残ってます。

  • 下江戸屋分岐点。ガイドさんもこっちと吉田ルートを指差しています。「こっちですよ〜」

    下江戸屋分岐点。ガイドさんもこっちと吉田ルートを指差しています。「こっちですよ〜」

  • 下山し終わって富士スバルラインの駐車場より山頂を。いままであそこにいたのが考えられない?気がします。

    下山し終わって富士スバルラインの駐車場より山頂を。いままであそこにいたのが考えられない?気がします。

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