羽田発　台北経由　香港　　10年ぶりの香港に再び魅了された旅　＜3日目～台北へ＞

2011/08/22 - 2011/08/26

香港3日目になると街の喧騒もトラムのブレーキ音も、信号の音ですら愛おしい。
思い残すことなく香港を歩こう、トラムに乗ろうと決めました。

震災を経て人とのつながりを考えた私。
今回の旅で香港のちょっぴり濃い、喜怒哀楽すべてを表す香港人が前より好きになりました。

やっぱり香港は魅力的な街。
一年に一度は旅したい。

最終日のレポート、どうぞご覧ください。

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 5.0

今日の朝ごはんも中環で。
テクテクと坂を登っていきます。
バタフライ オン　ウェリントンって中環好きには最高の立地です。

エスカレーター下の蘭芳園は小さなお店。
座ってご飯を食べながら、お店にいる人たちを観察するのが好き。

香港女子的裏グルメのイラスト通りの光景に出会えました。

カツバーガーと香港風ミルクティー。
すぐにエネルギーに転換されそうなパワーブレックファースト。

広東語の飛び交う中での朝ごはんはワクワクします。

ビジネスマン、地元の人、私のような観光客。
レジにはオーナーとおぼしき高齢のおじさんが。

ここ、家族経営みたいです。
だって顔がそっくりなんですもん。

禁断の！？西多士を。
香港フレンチトーストはすごくすごーく甘くて、
でも癖になる美味しさです♪

よし、今日もいっぱい歩こう！

野菜が不足しているので、ジュースを飲みに「沛記」へ。
ハリウッドロードを文武廟方向に向かう途中にあります。
ここも香港女子的裏グルメにのっていたお店。

急坂にあって（それもかなり急坂）、高齢のおじいちゃん＆おばあちゃんが経営しています。

ニンジンジュースを作ってもらいました。
生のニンジンをそのまま絞るだけのシンプルさなのに、
とっても濃くて美味しい。

かな〜りご高齢なおじいちゃんと笑顔のおばあちゃん。
仲が良くて微笑ましい。
朝からいい光景を見られて嬉しいです。

香港で一番気のいい場所、香港公園に来ました。

こちらの茶藝館は朝10時から。
次回は、いい気がいっぱい漂っている場所で美味しいお茶を飲みましょう。

このあたりはふんわりと気持ちの良い気が流れています。
山から吹き下りる風と重なって、とてもすがすがしい気分。

１か所だけ気の違う場所があります。
それがこの場所。

中国銀行ビルの鋭角のせいか、ここだけ「パキーン」と鋭い気を感じました。

朝の気持ちのいい風景。
朝ごはんを買ってきて、ここで食べるのもいいかな。

マッサージの予約時間が迫ってきたので、灣仔へ。
するとその時、愛する１２０號トラムが！

１２０號は香港で最古のトラム。
６０年以上も香港の街を走り続けています。
今回の旅でぜひとも会いたかったトラムなんです。

確率は１６３分の１。
香港３日目にして幸運が訪れました。

時間がないけど、ちょっとだけ乗ってしまいましょう。

英国製のエンジン、ブレーキ。
こちらは現在使われていない模様。

ほんの２区間だったけれど、会えてとても嬉しかった。
バイバイ１２０號、また会う時まで元気でね。

マッサージでほぐれた体で向かったのは銅鑼湾。
ローズデールホテル奥にある「彩雲南」という雲南料理店です。

今日はここでランチ。
雲南米線ってどんなもの？？？

奥まった行き止まりのような場所にありました。

近くの女子校のコたちと相席でランチ。
この麺、すごく美味しかった！
甘くて酸っぱくてしょっぱい。
日本では食べられない味かも。

「次は油麻地に行くの」って言ったら、女の子が書いてくれたメモ。
「コーズウェイベイ、ワンチャイ、アドミラリティ、チムシャーツイ、ジョーダン、ヤウマティ」と説明してくれて、嬉しかったなぁ。

よって、知っているけど知らぬフリを（笑）
親切にしてくれて、ありがとう。

香港って愛すべきお節介さんがたくさんいて、心を開けば通じ合えるような。香港人はフレンドリーって思っていたけれど、今回はそれ以上にお節介が嬉しくて。震災を体験したからかな？
よく笑って泣いて、怒ったり悲しんだり・・・そんな喜怒哀楽がかつてはちょっぴり苦手だったのに、今回は「それもいいな」って素直に思ったのです。困った時は困ったと言い、助けあって生きる姿、香港のそんなところも魅力です。

すごく暑い日だったけれど、竹の足場の下は涼しかった。

オリンピック歩道橋がありました。
うん、広東語だと都市名がこうなるのね。

噴き出す汗をぬぐいながらテクテク。

でもね、今こうして思い返すと暑いのはすっ飛んで、楽しいことしか覚えていないんですよ。

油麻地へ着き、天后廟へ。
午後の一番暑い時間、静かな廟内をお参りしました。

上半身裸で麻雀？をするおじさんたち多数。

ジェイドマーケットへ到着。
面白いもの見つかるかな？

小さなお店が並ぶ中を、いろいろ見ながら歩きまわります。
ブレスレットとペンダントを購入しました。

天后廟に戻って、買ったアクセサリーをお線香の煙で清めました。
参拝後の地元のおじさんが、「一番左はお参りしたか？」というので「いいえ」というと、「一番左が一番いい！お金のご利益があるんだよ」（たぶんこんな感じ）と教えてくれたので、その通りにお参りしました。

獅子舞ラブな私、香港でも出会えて嬉しい。

有名な「美都餐室」にやってきました。

ゆるーい雰囲気。
静かに回る天井のファン。

タイル床、タイル壁に味があり過ぎます。

古き良き香港がここにもありました。
いつまでも変わらないでいてほしい。

静かな午後。

この雰囲気、たまらなくいい。

杏仁茶のカップが可愛らしい。

外は暑くて、中は静かで。
けだるいような昼下がり。

かなり印象に残っているシーンです。

お向かいの源記でジャージャーというお汁粉のようなものを食べました。

お豆がたっぷり、ふくふくしてとても美味しい！
次は冷たいのを食べよう。

店内はおじさん度９０％（驚）

上海街を歩きます。
ここは香港の合羽橋のようなところ。

調理器具がいっぱいで楽しいです。

月餅の型抜きとか、見ているだけで楽しい。

何気なく歩いている時、完全に日本を忘れている。
こういう時間って必要ですね。

野菜や果物の市場がありました。

中環に戻ってきました。

頼んでいたスタンプを受け取りに行きました。
とてもリーズナブル。
今度は名刺も作ってしまおう。

再びトラムに乗って、北角へ。

トラムの２階席からだと、高層ビルにも手が届きそうです。

北角をふらふらと。
生活感ある街並みが好きです。

明日は香港を離れ、台北へ。
思い残すことなくトラムに乗りました。

ホテルすぐ近くのお店で遅い夕ごはん。
ここのクレソン餃子を食べてみたかったのです。
あと、さんざし茶も。

クレソン餃子は美味しくってペロリと完食。
・・・もっと食べられたかも？

さんざし茶は胃腸を整え、太らないお茶。
ほのかな甘さでとても美味しい。
今度は空のペットボトル持参しようっと。

お腹いっぱいで眠くなってもホテルはすぐそこなので、安心です。

香港最後の朝、エアポートエクスプレス香港駅で早々にチェックインを済ませ、身軽になって向かったのが、１つ下のフロアにある「原味家作」です。

香港の体にいスープの専門店です。

再び魚の浮き袋のスープを。
疲労回復、美肌効果テキメン！です。

しみじみとする味。
旅の疲れが癒されます。
レトルトもあって買おうとしたら、保存料なしなので、台北へ寄ってから日本に帰るのでは品質の保証ができないと言われ、諦めました。

疲れる前に飲むと、疲労回復が早いですよ。
とってもおすすめです。

「もう一日いたい香港」っていうキャッチフレーズ、かつてありましたが本当にそんな感じ。香港は街のパワーに圧倒されるので、馴染んだ頃帰らなくてはいけないのが本当に残念！

今度はいつ行かれるかな？
その時はまた愛すべきお節介さんにたくさん出会いたいです。

長々とお読みいただきありがとうございました。