歩く！木曽路⑤須原宿～野尻宿

2012/07/14 - 2012/07/14

中山道の木曽路と呼ばれる部分を週末ごとに区切って歩いています。

この日は暑さで疲労感をにじませながら歩いていました。
しかしそれでも観光大好きの私。
歩きつつも興味を持った場所にはどんどん寄り道しちゃいます。

この日の前半の様子はこちらをご覧ください。
http://4travel.jp/traveler/tsuki091/album/10688697/

エリア 木曽・塩尻(長野)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

14:20

引き続き、須原宿の中を散策しております。

昭和の匂いがプンプンの百貨店。

「かしわや」
古いですが立派な大きい家です。

きちんと中も掃除されている様子で人の気配もありました。
今まで見てきた昔ながらの建物は、すっかり閉め切られて現在は使ってないものばかりだったのでここにきてテンションが上がりました！

須原宿から２〜３分歩いたところにある『定勝寺』(じょうしょうじ)にやってきました。

そそられる入口。。

緑に癒される･･･

つきました。

すごくキレイに手入れされた庭です。
この先への期待が高まります。

ここではお寺の内部も見学できる様子。
拝観料は大人３００円。

お寺の中、というよりは立派な住居。
天井の高さにびっくりです。

ここでトレッキングシューズを脱いで脚を伸ばしたとき、ほんっとーに落ち着いた。

ぴかぴかに磨かれた廊下。
しっかり管理されてるんだな〜

とにかく広い内部。

縁側に置かれた大量の漬物。
立派な中庭よりこっちが気になりました。笑

一枚の絵のよう。。

まだまだ広い建物の中。

立派ですなぁ。
写真採ってよかったんかな？

出番を待つ巨大木魚。
部屋のすみっこにいたのにすごい存在感でした。

蒸し暑い外と比べてひんやり涼しいお寺の中。
誰もいないのをいいことに座り込んでストレッチもして、至福の休憩タイム。
今日は休憩が多い。。

いつまでもダラダラ休んでいるわけにもいかないので出発です。

最初は拝観料いるならやめよーかな、なんて思ってたのですが、立ち寄って正解でした。
休憩もできたし。

須原宿に戻ってきました。
この、家と家の間に水路が流れ、その両側に道があるというのは江戸時代の宿場町の名残なんだそう。

今では他の土地ではなかなか見られない光景とのこと。

15:00
須原宿を出発！
随分長居してしまいました。

あしざい＆竹林、癒しの通りはあっという間に終わり、
いつまで続くのかというこの道。

ときどき視界に広がる水量激増の木曽川。
前回までの美しい木曽川はどこへ･･･あーしんどい。
(疲れでかなりマイナス思考)

遠くに見えるは『岩出観音』
京都の清水寺に似た建築で、美しいお堂とのこと。

たしかにそんな感じ。
普段の私なら迷うことなくお堂まで歩いたはずですが、この日は見上げただけでスルー。

観音様を見上げたあとは橋を渡り、今日のゴールＪＲ大桑駅を目指します。

ながて木曽川に合流する伊奈川。
やはり水量は多い。
天気がよかったらかなり遠くの山並みまではっきり見えそう。

『天長院』にやってきました。
たぶん16時くらい。
ここまでの道のり、それが道を間違ったかも？と疑うくらい長く感じられました。

それもそのはず、中山道の本来のルートとは随分離れてしまっていたのです。

なんだか、こういう変わったカンジの石仏が境内にたくさんある変わった場所でした。

境内にある鐘のところから見た景色。
落ち着く〜。

さあ、出発！



※帰宅後調べたところ、ただの変わったお寺ではなく室町時代・木曽家に馴染みあるお寺で、戦による焼き討ちや街道の変遷などを乗り越えこの地に落ち着いたという歴史があるようでした。

道端にあった水舟。

自然に馴染んでて素敵です。

小さい集落の間を抜けるように歩きます。

ＪＲ大桑駅のある集落に到着です。

しかし、次の電車が１時間半も先であることが判明。
(この日は携帯を家に忘れ電車の時刻をチェックせずに歩いてた)
次の野尻駅までは約３キロ。
１時間あれば歩けるはず。

微妙に上りの国道。
ただ、このあたりになると疲れも吹っ切れて逆に元気になってきました！よしっ

途中道の駅に立ち寄りました。

トチの実大福でパワーチャージ！
ここまで昼食もとらず、水分と干し梅だけでここまで歩いてたのでモチモチ＆甘〜い大福がすごく美味しかった。

静かなわき道をひたすら進みます。

突如、目の前に現れたお祭り集団。

横をすり抜けようとしたところ、麦茶のおすそ分けを頂ました。
ありがたい。

しばし談笑。

本来の中山道はここより下を通っている写真のあたりの道であるとのこと。
通行が難しいとされていて通常の中山道ブックには別の道が記されているそうです。
ただ、ここまで線路脇の道や腰まである草むらを通り抜けてきたことを考えるとそう難しい道にも見えない。

親切なお神輿の一団の皆さんといったん別れ、先に進みます。

線路を超えて、

あじさいと提灯。
いい色合い。

なんてのんびりやってるとお神輿の一団が追いついてきました。
みんなで声を掛けながら少しずつ進んでいます。
がんばれ〜！！

上り坂は後方の踏ん張りも大事。

神輿の最後尾を守ってたおばちゃんの解説によると、各所で止まって「奉納」のお餅を受け取ってまわっているらしい。
さらに今日はこの先の野尻宿でもお祭りをやっているみたい！
楽しみ〜♪

商店街のなかに入ったようです。

野尻宿はクネクネ曲がっている。
これで外敵を防いでいたのだとか。

今日のゴール、ＪＲ野尻駅。
あたりにはお祭りに遊びに来たのかな？という地元っ子らしき小・中学生がちらほらいました。

17:31　帰りの電車へ☆

この日は暑いだ疲れただとグチグチ言いながらも今回最高の歩行距離となりました。


本日歩いた距離･･･たぶん21.0キロくらい。
かかった時間･･･8時間(休憩、観光含む)

この旅行記へのコメント （2）

• hokkaさん 2012/10/01 19:10:18

  はじめまして。

  こんばんは、tsukiさん。hokkaと申します。
  
  歩く木曽路、懐かしく拝見しております。
  私は約２５年位前ですが、tsukiさんと同じように北から木曽路を何度かに分けて歩きました。当時のことが思いだされる旅行記で感激してます。
  私の場合は一回に歩く距離はもう少し短かったような気がしますが、やはりえっ！こんな所を進むの？という道や、小さな集落でも風情があったりして歩いたからこその景色が見られますよね。
  また、すれ違う子供たちが「こんにちわ！」と次々に挨拶してくれて、本当にこの地が好きになりました。
  また、次回楽しみにしてます。
  
  hokka
  

  tsukiさん からの返信 2012/10/02 21:49:17

  RE: はじめまして。

  hokkaさんはじめまして！
  
  旅行記を読んでいただきありがとうございます！！
  大先輩にコメントを頂けて感激ですっ
  ２５年前と今でも変わらない部分、きっとあるのでしょうね。
  ちびっ子達の礼儀正しさは本当に微笑ましい限りですね。
  街中の大人たちもお客さんに慣れてるカンジというか。
  
  実は３日前、やっと木曽路を歩き終わりました☆
  電車代をケチって(笑)、最後は２５kmと私にとってはかなりの長丁場になりました。
  
  あまりにヘトヘトで後半は写真も少ないですが、旅行記も近日中にupしますので、是非またお時間あるときに遊びにきてくださいね。
  
  tsuki