2012/07/19 - 2012/07/19
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哈桑湖さん
最近ですが、ふとしたことから、昔のことがありありと、思いだされてしまうのです。
人生、後戻り出来ない年齢になったからでしょうか。
それとも、自分の人生に後悔しているからでしょうか。
独身なので、老後に対する漠然とした不安からでしょうか。
今回は、そんな暗い気持ちを吹き飛ばすつもりで、岡山の六口島の象岩見物に来たのです。
JR児島駅を降り、バスで下津井港へ向かいます。
車窓から、鷲羽山と観覧車が目に飛び込んできました。
ここは、以前に来たことがある。
大学に残っていたときと、厚木時代に。
厚木での職場の人たちと、車の運転を交代しながら、やってきたのです。
あの楽しかった厚木時代よりも、大学時代のことが、脳裏にありありと蘇ってきたのです。
今、冷静になると、確かに私のしでかしたことは、本当にダメなことです。
かつては、自分のことは、棚上げにしていましたが、時間がたつと反省もするのです。
私が逆の立場ならと考えるのです。
ただ、それならそれでクビにして欲しかったです。
テーマを与えられ、よその教室に飛ばされて。
来る日も来る日も、ネズミのお守りをしていました。
大学の給料じゃあ、結婚どころか、デート代さえむりでした。
それで彼女なんか作ろうとも、思いませんでした。
つい今しがたまで、薄給のところに長くいたから、婚期も遅てしまったと信じていました。
でも不思議だなあと、周りの連中は、薄給なのに彼女もいるし、結婚している者もいました。
六口島で遊んだあと、再び下津井に戻ってきました。
ここの観光スポットである資料館「むかし下津井回船問屋」を訪れました。
かつてこの下津井には、北前船がたくさん入ってきました。
船頭さんたちは、死と隣り合わせの航海を続けるのですが、給金も良かったようです。
この資料館の説明に、こうしたアグレッシブな海の男たちは、下津井に上陸するとすぐに、女郎屋に赴いたとありました。
このとき私は、大学時代は下を向いて歩き、アグレッシブには程遠かったので、婚期を逃したんだと悟りました。
まさに目からウロコとは、このことです。
かつて下津井の祇園神社近辺には、女郎屋が沢山あったようですが、今は見当たらないです。
ただこの祇園神社は、風情ある建物で、ここから見える瀬戸大橋は圧巻です
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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バスに
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バスの運転手の方に、下津井駅の跡の場所を尋ねました。
信号の合間に、紙に書いて説明してくれました。
暗い思い出がよみがえる中で、心の中が温かくなります。
ところで宇喜多秀家は、岡山が生んだ武将です。
大勢の豊臣恩顧の大名が、徳川家康に尻尾を振る中で、
秀家は、石田三成の西軍に馳せ参じます。
豊臣秀吉から可愛がられ、その恩義を忘れなかったのです。
関ヶ原敗戦後、八丈島に流されます。
家康の死後、徳川秀忠将軍に謝罪をすれば、赦免されるのではと勧められても、
秀家は拒絶して、八丈島で一生を終えます。
そういえば、帰りの下津井から児島に向かう、タクシー・ドライバーの方も
親切な人でした。
このような人情は、岡山県人の特性なのでしょうか。
人との出会いによって、美しい思い出が形成されますね -
この観覧車を見て、過去の思い出がありありと
大学時代と厚木時代が -
懐かしい、厚木時代に来たような
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瀬戸大橋です
大学時代のことが、ありありと。
卒後、社会人になっていたら、お給料もあって、今頃父親になっていたのかなあと。
でも、私みたいな出来の悪い子供なんか、いらないし。 -
厚木時代に友人たちと。
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ホテルです。
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辛かった思い出が。
でも、けじめだけはつけようと -
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むかし下津井回船問屋の資料館です
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ここの中で、目からウロコが。
威勢のいい海の男たちは、丘にあがると、女郎屋に行ったようです。
女郎さんたちは、海の男たちの上陸を「まだかな、まだかな」と、待ち構えていたようです。
こうした背景から、トコハイ下津井節が出来たという説明が館内で。
このとき、ああそうか、ネズミのおもりをしていた私の顔には、負け犬根性が染み込んでいたのだろう。
そんな人間に、女性なんか寄りつくもんか、また私自信、そんな気力もありませんでした。
あの貴重な時間を、無駄にしました。
でも、いいんです。聖書の使徒パウロの手紙の中で「結婚も独身も神の恵み」とあります。
こうして気楽に岡山にやってこられるのも、神から独身という恵みを与えられた
からでしょう。 -
でもいいんです。
私より出来のいい親からでも、私のような出来の悪い息子も生まれます。
あれだけ愛し合っていたのに、泥沼の離婚劇もあります。
先輩から「独身のおまえが、同窓生で一番の勝ち組だ」とも。
哲人カントも独身です。
カントの最後のことばは、「エス イスト グート(これでよし)」 -
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祇園神社
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石段をあがると、瀬戸大橋が。
うっとりです。 -
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さらに上に
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さらにうっとり、瀬戸大橋。
そういえば、あのときには、いつも 宮沢 賢治の詩集を、持ち歩いていました。
宮沢賢治の詩集に、「みんななに木偶坊(でくのぼう)と呼ばれ
・・・・そういうものに、わたしはなりたい」とあります。
あんな偉大な人でもそうなら、私も木偶坊とよばれてもいいんだと、己に言い聞かせて、ネズミのお守りをしていました。 -
自分が幸せじゃないと、周りのことなんか、どうでもよくなります。
グローバル化と呼ばれる社会になり、勝ち組、負け組という言葉みも生まれ、不況になれば若者の派遣切り、起こるべくして起こった秋葉原事件。
社会病理を覆い隠すためか、愛国心に基づいた教育改革と、さかんに言いってるセンセー方がいます。
そんなもの、言論統制下の社会じゃないと、無意味ですよ
今はインターネットの時代ですからね、愛国という名の愚民化教育なんて、無理ですよ。 -
こんな世の中に生まれてきて、苦労することが幸せかと思うと、子育てで苦労している先輩が言うように、独身の私は勝ち組かも知れません。無理にでも、そう言い聞かせないと、自分自身に。
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ここを下って
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かつての下津井駅
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祇園神社の麓
かつては、女郎屋があったようです。 -
海側から見た、祇園神社
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かつての車両
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下津井電鉄の廃線跡
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児島から岡山に。
旅は人との出会いですね。
もう一度岡山に来たいですね。
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この旅行記へのコメント (3)
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- frau.himmelさん 2012/07/22 21:17:43
- Es ist gut! 浦潮斯徳さんの自分語り
- 浦潮斯徳さんこんばんは。
やっと出ましたね、久しぶりの浦潮斯徳さんの自分語り!
私、大ファンです。
面白くて、ホロリとして、読んだ後になんとも言えない感動がジワジワと沸き上がる…。
本当に カントの
「エス イスト グート!」ですね。
himmel
- 哈桑湖さん からの返信 2012/07/23 22:14:58
- RE: Es ist gut! 浦潮斯徳さんの自分語り
- frau.himmel様
お便り有り難うございます。
私はどんな状況にあっても、今度はあの島に行きたい、つぎはあの湖がみたいと、こんな感じで過ごしてきました。
現在もそうです。
お盆はウズベキスタンのサマルカンド、ヌラタ、アイダルクル湖に行きます。
本当は、カザフスタンのアルタイ地方の、マルカコリ湖にいきたかったのですが。
http://travel.drom.ru/18252/
http://prado-club.kz/forum/index.php?topic=452.0
上記のホームページの写真をご覧になれば、おわかりになるように、
すさまじい悪路、こわれかけの橋を通るのです
この道は、第一次大戦で帝政ロシア軍の捕虜になった、オーストリア兵によって作られたもので、「古いオーストリアの道路」と言われています。
マルカコリ湖の美しさは、イシククル湖など、足元にも及ばないようです。
ただ、この橋を渡る勇気がなく、今回は、ウズベキスタンのアイダルクル湖にしました。
- frau.himmelさん からの返信 2012/07/23 22:35:53
- 写真を見せていただきました。
- 浦潮斯徳さん こんばんは。
貼り付けてくださったお写真、見せていただきました。
大変美しい紺碧の湖ですね。惹き込まれそうです。
でも確かにあの悪路ではちょっと二の足を踏んでしまいますね。
さすがのトヨタ車でもタジタジ…。
浦潮斯徳さんは湖がお好きですね。
どうかお帰りになりましたら、きれいな湖の写真載せてください。
お気をつけていらしてください。
himmel
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