2011/08/13 - 2011/08/14
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たびたびさん
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生駒山の古刹は、宝山寺に、信貴山朝護孫子寺、当麻寺。けっこう廻り易いコースのつもりだったのですが、そこは奈良。例によってハードな歩きのハイキングとなりました。
で、翌日は、広島の宮島に移動しまして、宮島水中花火大会。心に残る花火大会では日本一の評価は、まさにそのとおり。花火の美しさに、バックグラウンドミュージックの雅さは、世界遺産宮島の雰囲気とぴったり。今回は二回目だったのですが、この感動は、やっぱりここでしか味わえないことを再確認しました。
ただし、前回同様に帰りの混雑は殺人的。港には長い行列で、帰りの客が溢れていて、今日中に帰れるだろうかと不安になりながら待つことに。宮島で泊まれる人がうらやましい限りでした。
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近鉄生駒駅に到着。宝山寺は、ここから生駒ケーブルに乗り換えです。
ちなみに、看板の生駒聖天は宝山寺のことです。 -
鳥居前駅から出発。名前からして、この辺りからはもう参道が始まっているんでしょう。
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ところが、ありゃりゃ。
お寺に向かうケーブルカーなのに、遊園地の乗り物のような車両です。 -
終点の宝山寺駅で降りて門前町を抜け、石段の参道を少し登って行きますと、
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イチオシ
切り立った岩山の下に境内がありました。
岩山が迫ってくるような感じで、けっこうダイナミックな地形です。 -
ちなみに、ここは商売繁盛にご利益があるという聖天を祀る寺。寄付の金額を書いた石碑が並んでいましたが、1千万円の石碑もずらりとあって。真に剛毅な寺のようです。
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さて、宝山寺から、さらにケーブルが伸びていまして。
せっかくなので、遊園地があるという生駒山上へも行ってみることに。
それにしても、生駒ケーブルは、車両がかわいいです。これはバースデーケーキをイメージしたもの。 -
こちらは、いぬのおまわりさんです。
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この遊園地は、入園料は無料。まだ、営業時間の前でしたが、花壇は整備されてるし、
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山上からの眺めはいいし、気分を変えて気持ちのいい散策ができました。
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生駒駅から、改めて信貴山下まで回りまして。
ところが、これが遠いの何の。近鉄「信貴山下」から、バスに乗り換えて行きましたが、待ち時間もあるしで、大変でした。 -
イチオシ
さて、これが有名な大寅。これは、朝護孫子寺の縁起物。物部氏と戦う聖徳太子の前に毘沙門天が現れて勝利するのですが、現れたのが寅の年、寅の日、寅の刻だったということから。
向こうに見えるのが本堂です。 -
やっと、本堂に到着。ここは、生駒山地の南端。確かに見晴らしがいい場所です。
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これは振り返った眺め。山懐に伽藍が配置されて、さすが名刹です。
この後、有名な信貴山縁起絵巻の宝物館へも立ち寄りました。レプリカしかありませんでしたが、ここで見るのはやはり価値あります。展開が速く、動きのある絵巻物は、庶民にも分かりやすい内容です。 -
帰りのバス停近くにあったモニュメント。これは白竜です。
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信貴山から当麻寺へ向かいます。
ただ、その途中の坊城駅で、ちょっと下車。団子の庄に寄って見ます。 -
この黄な粉の団子は奈良では大人気なのです。お店の中に小さな腰掛があって、そこで冷たい麦茶と一緒にきました。
素材を活かした逸品ですねえ。これはうまい。やっぱり、寄った価値がありました。 -
当麻寺駅から當麻寺はけっこう歩きます。なので、その前に、またまたちょっと休憩。
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中将姫の草もちをいただきます。甘い餡で、さらに元気が出ました。お茶とのセットで、300円。
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イチオシ
ところで、當麻寺のことですが、
大阪と奈良の県境、二上山の麓に位置し、「当麻曼荼羅」と、その曼荼羅にまつわる中将姫伝説で知られる名刹です。また、この二上山は、ラクダのこぶのような2つの峰をもつ山で、大和の国の西にあって、夕陽が2つの峰の間に沈むことから、西方極楽浄土の入口、死者の魂がおもむく先であると考えられた特別な山でした。
(これは、本堂から見た金堂と東塔です。) -
有名な中将姫は、幼い時に実の母を亡くし、継母に育てられます。しかし、この継母から執拗ないじめを受け、ついには無実の罪で殺されかけ、身代わりとなって死ぬ人も出てしまいます。やがて、姫は當麻寺で16歳で出家し、ひたすら極楽往生を願うのです。名高い「当麻曼荼羅」は、姫が五色の蓮糸を用い、織り上げたもの。姫は、29歳の短い生涯を遂げます。
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本堂であるこの曼荼羅堂には、寺宝の当麻曼荼羅(レプリカ)に、素晴らしい須弥壇のほか、姫の逗子があり、姫の姿を写したという、若くてきれいな顔の像を拝むことができました。はっとするような美しさです。
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次の見所は、東塔と西塔。
これは東塔ですが、この右手に西塔もあって、東西の塔がいずれも残っているのは当麻寺だけです。 -
これは西塔。いずれも平安時代末期の建立。国宝です。
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改めて金堂。中には、塑造弥勒仏坐像、乾漆四天王立像が安置されています。特に、四天王立像は、大らかな風貌。大陸的な匂いがする独特の仏様です。
この向かいに建つのは講堂。鎌倉時代の再建のようですが、全体として、1300年の歴史を伝える伽藍がよく残っています。 -
境内にある日本最古といわれる石灯籠。こんなのもありました。
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塔頭の一つ、「中の坊」の庭園へ。
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入ってすぐ。この庭に面した茶席「丸窓席」は、重要文化財ですが、中で抹茶をいただくこともできるようです。
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中の坊の庭園は、東塔が借景。これが、自慢の景色です。
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庭の中を抜けて、塔頭を一周します。ここには、宝物館もあって、中将姫が剃髪したときに使われたという剃刀も残っています。
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当麻寺への道の途中。この地は、タイマノケハヤの出身地と言うことで、
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相撲の資料館がありました。
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土俵もあって、本格的です。帰りに寄ってみました。ちなみに、相手はノミノスクネ。タイマノケハヤは破れて、殺されてしまいます。本当に命を懸けた勝負だったのですね。
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ここで、予定の寺回りは終わっていたのですが、時間に余裕があったので、大阪への帰りに途中下車して、藤井寺にも寄ってみることに。
藤井寺は、駅から商店街を通ってすぐ。 -
千手観音(国宝)が本尊の西国三十三寺のひとつで、毎月18日が開帳日なのだそうです。仕方ないので、外から、雰囲気を味わいます。
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商店街にあった老舗の食堂。地元の人に聞いたところででは、圧倒的な支持があるお店だそうで。
なるほど、この露は磨いたような不思議なうまさ。何か、隠し味があるようで、おいしさは秘伝のようです。
さて、今夜は広島に向かいます。 -
翌日の広島宮島です。今日はよく晴れています。
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イチオシ
宮島に到着して、さっそく五重塔。跳ね上がった屋根の形が、いつもながらとても美しいです。
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これはさらに歩いて、平安美術の最高峰、平家納経(レプリカ)を展示する博物館。平家納経33巻はすべて散逸もせず、厳島神社が所有しています。
意匠を凝らした巻物は、清盛の願文を読むと、その熱い思いとあいまって、平家納経の美しさがより増すような気持ちになりました。平家一門の冥福を祈ります。厳島神社 寺・神社・教会
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花火の始まる前の時間を使って、岩村もみじへ。
つぶ餡を使った「つぶもみじ」の元祖。つぶ餡はここだけというのもあって、根強いファンがいる店です。 -
イチオシ
日が傾いてきた大鳥居。
大鳥居の下は、人がいっぱい。皆さん花火大会の前に記念写真を撮っています。 -
大鳥居の先に上がる水中花火が売り。水中花火は、水中に花火を投げ入れて爆発させるので、扇のような半円形に輝きます。
そういう意味で、ここがベストポイントです。何とかもぐりこみました。 -
今年のテーマは世界遺産。
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自然遺産の生物多様性にも触れたりしてましたが、単純な王朝絵巻をテーマにするだけでも十分です。
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それはそれとして、
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音楽と花火と世界遺産の鳥居。
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これ以上ない、雅な組み合わせです。
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水中花火は沖合いを行く船から投げ込まれるもの。
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イチオシ
よく見ると、花火は、船が行く後を追っかけながら、炸裂しています。
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どっかーん。
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どっかーん。
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ひゅるひゅる。
写真では、お伝えできないのですが、この景色に音楽と語りが入っていまして、これがまた雰囲気を盛り上げるんです。隣の知らない人とも、いっしょになって興奮していました。 -
また一夜明けて、最終日はもみじ饅頭のにしき堂へ。
広島のもみじまんじゅうでは、藤井屋とかもありますが、宮島にあるもみじ饅頭屋さんは大抵は規模が小さいですので、やはりここが最大手。で、その本社は、JR広島駅の新幹線口から大通りを越えていく、ちょっと広島でも観光客とかはまったく縁のない場所にあります。私もこれまで行ったことはなかったのですが、行ってみると。周囲を木々が囲む立派なビル。 -
店舗の売り場も写真のようにゆったりとさすがにしき堂と言った風格。商品が山積みされて、みやびな壁画もさすがです。奥の方には休憩スペースもありました。しばし、休憩。
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ついでに、駅からMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島へも。広島駅から歩いて10分くらいです。
試合のない日だったのですが、ちょっと様子見で行ってきました。敷地面積は、5万 m?。天然芝で、総収容人員33,000人の規模ですが、今はドーム球場が主流となる中で、このオープン型のスタジアムはむしろ特徴的かも。途中には、広島カープの選手を紹介するパネルが何枚も設置されていて、選手自信の目線で熱く語られています。知らない選手も少なくなかったのですが、これを読むと一発でファンになってしまうような。駅からも近いし、試合がなくても、ちょっと寄ってみる価値は十分あります。
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