ダブルブッキング②さようなら原発１０万人集会編

2012/07/16 - 2012/07/16

前回までのあらすじ（たぶん）。

銀座のギャラリーで、苗字の難しい画家さんのラブリーな個展を観にいったヨ！
初日なのでやけに混んでいて、観たい作品の前で作品関係なく立ち話しているピーポーがめちゃ邪魔だったけど、なんとか観たかった絵は観れたヨ！
あと、画家さん御本人からも短時間ながらお話をうかがえてカンゲキだったヨｖｖ

そんな、エピでした（たぶん）。

さて、涼しい銀座の画廊でゆったりと絵画鑑賞をしたあとは、一転して過酷な炎天下、アンチ原発集会す！！

エリア 銀座・有楽町・日比谷(東京)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

あついよー。
お腹痛くなってきたよー。
いや、水飲み過ぎたせいなんですけど・・。

つか、なんでこんな人が多いの？
どうして、公園内じゃなくて道の真ん中で集会とか始めちゃってるの？？

『原発反対』という一点において☆志☆を同じゅうする皆さんですが、地下鉄出たところで、すでに心に亀裂が（笑）。

じゃまだぜ。
通れないぜ。
　　↑
　身勝手

会場で待ち合わせをしていた知人から、ひっきりなしにケータイが鳴らされるのですが、行きたくても行けない。
短い距離が進めない。

なんで『教授』って呼ばれてんの？な、坂本龍一しゃんの声はすれども姿は見えず。（SUGIZOも同様）

泣きそうになりながら、ようやく合流できたものの、もうこの時点で銀座が恋しい。
暑い日にダブルブッキングなんてしちゃいけない。
用事は、１日ひとつに留めておくよろし。

銀座は、涼しかったぜフォーエヴァー（涙）。

結局、坂本龍一が何を言ったのかも分からず、しょぼんとしたその時！！！！

「山本太郎だ、山本太郎だ」

「え？どこどこ？？」

ここまできて（カメラまで持参して）、呼びかけ＆賛同した有名人をひとりも見れませんでした、なんて悲しいし。
瀬戸内寂聴御大の声だけが、やけにメリハリよく聞こえてるし。

「太郎だけでも見たいー！」
キョロキョロしていると、「上、上」と指差されます。

←これか！！！
ツイッターで流れたらしく、みんなが空を指差して太郎コールしてます。

←山本太郎さんが乗っている（？）、ゴールドカラーのヘリコプター！

・・・イヤこれ分からないでしょ？
色とか、何かほかにも小さすぎるとか、問題が・・。
でも、肉眼ではけっこうちゃんと見えてたんですよう〜。
タローっ。

色々言われながらも、芸能事務所を、仕事と生活を蹴ってまで社会運動に足をかけたのは、シンプルにすごいと思います。
なかなか出来ることじゃない。

もちろん、対山本太郎さんじゃなくても、原発反対に懐疑的な人たちはいます。
「そんなコト言ったって、急に電気無くなったらどうするの」
「石炭資源は限度があるし、火力発電は環境に負担をかける」
「経済発展を考えたら、原発は欠かせない」

原発ナシで過ごす最大の難関は、反対・賛成ともに夏場のピーク時間帯であることで一致しています。
「ナシでもまかなえる」としている市民団体や学者と、「原発ナシでは一斉停電」と脅す電力業界とそのロビースト、どちらを信じるかといえば・・。
個人的には前者です。

もちろん石炭資源は有限ですし、火力発電が環境負荷がないとは言いません。
ですが、ウラン鉱石も有限で、環境負荷もどちらがキツイかについては、議論するまでもないでしょう。

また、福島やホットスポットになってしまった地域のこと、汚染地帯で被ばくの危険と隣りあわせで除染をする人たちのことを考えたら、人を犠牲にする経済発展とは違う方法で経済発展を目指すのが、はたして愚かなことなのか、もう一度、再考する価値はあると思います。

「この時代に、デモや集会はくだらない。無意味で愚かだ」

そう考える人もいるかも知れません。
ですが、私は必ずしもそうは思いません。

デモは、今は実現していなくても、いつかどうなりたいか。
自分が生きる社会の方向を、どこへ目指すかの意思表示だし、集会は仕事をしているとメディアにはのらない少数派の知見に触れる、ほとんど唯一の機会だからです。

主催者発表では、１７万人の参加だったようですが、暑いのにコレだけの人が集まったのは驚きです。

まあ、なかにはオイラのように「暑い〜暑い〜」としか言えなかった人もいるかも知れませんが（笑）。

６月に出来たことを、何度でも。

原発ゼロを積み重ねていきたいです☆

ひと気のない銀座と、人が多すぎて有名人の声しか聞けなかった代々木公園から、きっちーでした！

see you♪