新感覚カルメンと大うけ愛の媚薬　フェニーチェにて　ヴェネチア6泊3日目と６日目夜

2012/07/12 - 2012/07/12

今日は、夕までダニエリで完全休養。
そもそも9日月曜の夜7時まで仕事して、研究会に1時間出席後、新幹線乗り継ぎで羽田まで移動。深夜便でヴェネチア入りし、きのう水曜は内容盛りだくさん、でした。休養はマストです。
日通ペリカン便のイタリア支局、国木さんから最終案内が来て、16日の移動日、専用セダンで、パドヴァ、フェラーラによりながら、ボローニャのホテルに送ってもらうことに。
日本語アシスタントがつかないのに1日580Ｅは高いな、と思いますが、ヴェネチアやボローニャ滞在中にパドヴァ、フェラーラを訪問するのはロスが多いので、時間を買うことにします。あ〜せめて日本人の英語を理解できるドライバーをよこしてくださいよ！

さて、7時開演のカルメン。半年前にチケットを取りましたので、席は最高。桟敷席３Ｆの真ん中のボックス、前2列です。

内容が同じですので、６泊目の愛の媚薬も同時にアップ。
桟敷席２Ｆは、やや金額がはりますが、最高。
隣はロイヤルボックスです。
普通の感じの方がいらっしゃいましたが。招待客なんでしょうか？

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

朝起きてまだだるかったので、今日はオフに。
朝の水揚げ風景。

1日マッジョーレを眺めながら暮らします。
夕方になると、ファサードに日が差します。

7時30分頃、フェニーチェに向かう。
チケットはunicreditでネットで申込み、当日受け取りを選択。引き替え用プリントを持参。チケットブースに用意してありました。
写真はボックスからの視界。
後ろの席は、ドイツ人夫婦でしたが、事実上見えないと思います。

ボックスからすぐ左のロイヤルボックスを。

下はこんな感じ。
そこそこ禿率も高いですが、夏でカルメンのせいか、若く美しい女性が多かったです。
オケボックスもよく見えて、2幕、ハープにフルートが絡んで始まるところとか、よくわかりました。

今日はカルメンの楽日。
プログラムでは、セカンドグループですが、気合が入っていました。
演出は、少し前のスペイン軍に時代を置き換え、馬車ではなく車が登場。カルメンが車の屋根に仁王立ちして歌うのは大迫力でした。最近では、歌い手もアスリート並みです。
水着の女性も出てきて、夏に合わせ、お色気むんむん。

フェニーチェはいい劇場です。小ぶりなので、大スターは近頃来ませんが。

ホセ　Luca Lombard
エスカミーロ　Karoly Szemeredy
ミカエラ　Virginia Wagner
カルメン　Katarina Giotas

すぐ横のantico Martiniでチェーナ。
公演が始まる前に、ブッキング。カメリエーレも心得ていて、「アフターオペラ？」と聞いてきます。
隣のフランス人老夫婦が写真を撮ってくださいました。
フランス領だったころ、ラオスに7年間いたといいます。
前菜にサンダニエレとメロン、プリモは今日のリゾット、海老入り。
サルテインボッカと白身魚の煮物をメインに。
日本だと、え〜という感じの一皿。
魚には骨が残るし、アメリカ人向けでもないですね。
味付けはリゾットとハーブがかぶりました。

ティラミスもなかなか。
ホームメイド。

帰りに、サンモイゼ聖堂。

今夜もｻﾝﾏﾙｺ広場はミニ・オーケストラの演奏。
クラシックが２つ、アコーディオン、さらにピアツェッタに回るとジャズ、と今夜はバッティングが激しく。少しづつゆずりながらの演奏。

おやすみなさい。
今夜は踊る方もいません。
あしたは週末、レデントーレの祭りで騒々しくなりそう。

体力回復し、ふたたび見学できるといいな。

そして６泊目、最後の夜は、ドニゼッティー愛の媚薬。
今回は、古典的な演出。
ちょうど演目の入れ替え時期で、２種類観劇できてラッキーでした。
今回は前回よりもさらに１階下のボックス。
舞台がより近く感じます。

客席の見え方。
今回は後ろに、アジア系の方が女性二人でいらっしゃいました。

中国の方の進出はすごいです。
サンマルコで販売するガイドも、日本語のものが減って、中国語が増えました。

ブッファですが、すべることなく大うけでした。
この監督、指揮ともに、カルメンに引き続き。
できる方なんですね。

歌い手も、ベルコーレ軍曹役の方が、初日のせいか、最初だけやや硬かったですが、あとはほぼ完ぺき。

大うけです。

プログラムから。
アディーナ　Desiree Rancatore
ネモリーノ　Celso Albelo
ベルコーレ　Alessandro Luongo
ドルカマーラ　Elia Fabbian

指揮　Omer Meir Wellber
監督　Bepi Morassi

狭い劇場ですが、観客席の通路も使って、大きく展開する演出。
しまいには、監督がドルカマーラの扮装で再登場するお楽しみも。

ほぼ総立ちでブラヴォーが続きます。

今夜はタベルナ・フェニーチェでチェーナ。

カメリエーレたくさんいるんですが。
悪気もないが、やる気もない、という不思議なレストラン。
我々だけでなく、周囲見回しても、あまりヴィーノ注ぐこともなく。

ずいぶん歴史はあるお店と思うんですが。

外だと今晩は風が冷たく、なにか羽織るものを、と頼んだのですが、なし。
中はエアコンでもっと寒いから、と。事実そうなんですけど。

お食事は、パスタ２種と、セコンドはお勧めのオッソ・ブッコ。
おいしかったです。
パスタの種類は思い出したら追加します。
そういえば、ひとつはカンノーリと名前の付いた、巻パスタ。
シチリアのお菓子風。

料金は安めでした。

おまけの帰り道シリーズ。
サンマルコ聖堂、むかって左側。
一番古いモザイクの一つ。

そのころのサンマルコ聖堂の様子もわかります。

ため息橋。

さすがに昼間の人出は見当たりません。
おやすみなさい。

この旅行記へのコメント （2）

• rinnmamaさん 2013/07/20 10:31:48

  オペラ・愛の媚薬

  ドクター白鳥さま、初めまして
  
  新着のブログから訪問させて頂きまして、興味あるブログの中にこの
  オペラの表題を・・。昨日・忙しく書き込みが出来ませんでした。
  
  私たちは、去年ゼンパーオーパー・ドレスデンで愛の妙薬を観劇致しました。
  そして、カルメンはパリ・オペラ座で。
  去年は、ウィーンでムソルグスキーのBoris・プラハで白鳥の湖がみれて
  楽しい旅が出来ました。今はネットで購入できますので、あり難いですね。
  
  後、サッカーもお好きなようですね。私は普通に好きですが、夫は
  海外に付いてくるのは、ひとえにサッカーの為です。
  去年はプラチナチケット購入で、アウグスブルク（磯貝）シャルケ(内田）の
  試合をみました。
  
  来年はスペインにいくのですが、２試合見たいそうです。
  どうなる事でしょう。では、また訪問させて頂きます。rinnmama
  
  

  ドクター白鳥さん からの返信 2013/08/01 23:33:50

  RE: オペラ・愛の媚薬

  > ドクター白鳥さま、初めまして
  >
  > 新着のブログから訪問させて頂きまして、興味あるブログの中にこの
  > オペラの表題を・・。昨日・忙しく書き込みが出来ませんでした。
  >
  > 私たちは、去年ゼンパーオーパー・ドレスデンで愛の妙薬を観劇致しました。
  > そして、カルメンはパリ・オペラ座で。
  > 去年は、ウィーンでムソルグスキーのBoris・プラハで白鳥の湖がみれて
  > 楽しい旅が出来ました。今はネットで購入できますので、あり難いですね。
  >
  > 後、サッカーもお好きなようですね。私は普通に好きですが、夫は
  > 海外に付いてくるのは、ひとえにサッカーの為です。
  > 去年はプラチナチケット購入で、アウグスブルク（磯貝）シャルケ(内田）の
  > 試合をみました。
  >
  > 来年はスペインにいくのですが、２試合見たいそうです。
  > どうなる事でしょう。では、また訪問させて頂きます。rinnmama
  >
  >
  
  書き込み有難うございます。
  いろいろ個人で行かれているようで。
  情報教えていただければ助かります。
  
  今度の年末年始は、ロンドンからマドリッド、パリに移動してから帰国予定です。12日間。
  
  サッカーは、マンチェスターでの試合は日程が合わず、年末、チェルシーの試合を見たいと思っています。
  
  本田がミランに入ったら、スカラ座と合わせて見に行きたいところです。