夏のアラスカ国立公園ドライブの旅　その１０　～　デナリ国立公園編⑤　～

2011/07/19 - 2011/07/20

憧れのラストフロンティア、アラスカに上陸。アンカレジ～スワード～フェアバンクスへと駆け抜けます。

今回の一番の見どころ、デナリ国立公園へやってきました。今回の旅のメインイベント、シャトルバスでワンダーレイクに到着。大自然のど真ん中のトレイルを歩きます。
そしてとうとうご対面なるか。後編～　デナリ国立公園編⑤　～

訪問先：デナリ国立公園、ワンダーレイク、マッキンリーバートレイル

エリア デナリ国立公園周辺(アメリカ)

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

ワンダーレイクまで来たので、手つかずの大自然の中を歩きます。
トレイルヘッドはバスが来た道を少し戻ったところにあります。
マッキンリーバーリバーまで、片道３．９ｋｍです。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

ところどころ小さな川が流れています。
その流れも非常にゆったり。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

花が咲き終わったのでしょうか。とてもふわふわした綿毛っぽい感じです。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

始発のバスで来たのであまり人とは会いません。

珍しく合った３人組。
みなさんしきりに遠くを見ています。特に赤い服のお姉さん。

その方向にはデナリがあるはずなんですが…
厚い雲に阻まれて見えないようです。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

川の流れは非常にゆったりなので、鏡のように周りの景色を反射してくれます。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

紫色のノアザミ。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

今日は初めて見つけたキノコです。
小さいですが、よく効きそうな色をしています。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

花はだいぶ咲き終わっていますが、シソ科っぽい感じ。
色合いがきれいです。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

イチリンソウのような白い可憐な花が咲いている。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

ここはツンドラ気候。コケ類も豊富にある。
水面が空に反射して不思議な光景。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

コケを望遠レンズでズームしてみる。
湿り気を帯びて柔らかな葉っぱの中から、一直線に空へ向かう茎と胞子嚢。

柔と剛の一体化した世界。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

赤いマッチ棒のような植物。花は咲き終わってしまったのだろうか、それともこれが花なのか。謎である。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

ここがツンドラ地帯である証。
倒木を見てみると何かが違う。
根っこが地中深くではなく、地面に沿って這っている。しかも浅い。
地中のすぐ下は永久凍土なのだろう。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

まだ咲いてはいないが、つぼみの配置、葉っぱの形といい、
すごく惹かれるものがある。花がなくとも華があるというのか。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

トレイルは向こうのタイガの森から小川を横切って手前へと続きます。

小川の水深は数センチなので、靴が濡れることはありません。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

木道は一直線に伸びる１本道。

木道以外はすべて自然のもの。大自然のど真ん中。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

トレイル上にはけっこう小川が流れています。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

小川の水はとても澄んでいてきれいです。
ちょっと冷たいです。

帰りのバスの時間を考えると、そろそろ引き返す時間です。

バーリバーまで行けないことより、ここまで来てデナリが見えないことが心残り…

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

後ろ髪惹かれながら、来た道を戻る。時々後ろを振り返りながら。

ん、雲の隙間から何かでっかいものが見えてくる。
んんっ、まさかこれは…

雲の塊が切れて見えたのは、デナリの姿。

で、で、でかい…

富士山の比ではありません。
デナリから４０キロは離れているのに、この圧倒感。

言葉が出ない…

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

ついにデナリとご対面！

急いで望遠レンズに切り替えて写真を撮ります。

荒々しい様子が見てとれる。
行く手を阻む深い雪。
デナリの周りを覆う雲が速いスピードで左から右へ流れていく。

畏怖の念を感じずにはいられない。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

デナリを覆う雲は刻々と姿を変えていきます。
だんだん頂上付近の雲が晴れてきます。

デナリの偉大さは、高さもさることながらその全体の大きさ、容積なのです。
日本で見る富士山を当てはめると、右から１／３のタイガがない部分から見える雪山くらいの感覚でしかない。

塊感がとてつもなくすごい。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

デナリに圧倒されながらも写真を撮り続ける。
水面に反射するデナリ。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

超広角レンズで撮ってみます。

正面にデナリがあるのですが、さすがに小さく見える。
そんなデナリも地球のほんの一部でしかないのです

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

頂上付近の雲が取れてくる。
デナリの頂上付近は意外？と丸みを帯びている。

デナリ国立公園のワンダーレイクにあるマッキンリーバートレイルです。

デナリは再び雲に覆われようとしています。
こんなデナリに近い位置で、思いがけず見れて最高の気分です。

うれしい予定外のデナリの出現に、帰りのバスの時間も迫ってきます。
カメラをバックにしまって、心にデナリを焼き付けて戻ります。

戻る途中にも何度も振り返って、心の中でたくさんシャッターを押してしまっていますが…

デナリ国立公園のワンダーレイクです。

バスの時間前にワンダーレイクまで戻ってきますが、実際にバスを見るまでは少し心配。
こんな大自然のど真ん中で、時間通りにバスが来ることはないのですから。

このバスはカンティシュナ行きなので一旦、カンティシュナまで行った後、再びここへ戻ってきてお客さんを乗せます。

ヒーリーのブラック・ダイヤモンド・グリルです。

デナリが見れた記念に、おいしい食事を求めて隣町のヒーリーまでドライブ。
ここはゴルフ場のレストランですが、普通に利用できます。

まずはアラスカンアンバーで乾杯。

ヒーリーのブラック・ダイヤモンド・グリルです。

もはや定番となったハリバットのグリル。
でもここは盛り付けが違います。

揚げ玉ねぎが超立体的。

ヒーリーのブラック・ダイヤモンド・グリルです。

ニューヨークスタイルのステーキ。
こちらはマッシュポテトの上にステーキが乗っかっています。

ソースは流線的。

ひと工夫がしてあります。

ヒーリーのブラック・ダイヤモンド・グリルです。

料理が良かったので、デザートももしかしていけるかもと思い、アップルパイを注文。

アイスと生クリームの上にラズベリーが載っています。
味も甘さ加減も申し分ないです。

ヒーリーのブラック・ダイヤモンド・グリルです。

ブラウニはなんと２階建てです。屋上にはラズベリー付き。

ブラウニはやっぱりブラウニですね。
ちょっと甘めなので、生クリームと一緒でちょうどいい感じです。

デナリ国立公園付近のグランドデナリロッジです。

非常にお高いので泊まるわけでもなく、明日のロケハンのため。

ヒーリーからの帰り道、明日晴れそうな空だったので、もしかするとデナリの朝焼けが見えるんじゃないかと思っての場所探し。

ライリークリークからデナリは山をいくつか超えた先にあるので、高台にあるグランドデナリロッジなら見えるかなということで下見。

２２時半なのにまだ明るい。

デナリ国立公園です。

結局は、公園内で見ることにします。
パークロード走って、サベージリバーに行く途中のどこかで見ようということです。

いくつかの山を越えて平らな場所に来ると、黒い山の向こうで白っぽいものがある。

車を止めて急いでカメラを構えます。

あれは間違いなくデナリ。

２日連続で幸運が訪れました。

デナリ国立公園です。

デナリに朝日が降り注ぎ、だんだん赤みを帯びてきます。
昨日見たデナリとはまた違った形をしています。

右側が北峰で5934ｍ、左側が南峰で6194ｍ。
手前の黒い山脈がいいコントラストとなってデナリを引き立ててくれる。

デナリ国立公園です。

快晴の空の中、太陽がデナリを赤く染めています。

すごい…

これ以上、言葉が出てきません。

デナリ国立公園です。

太陽が昇る方向を見ると、日暈ができています。