2012/04/02 - 2012/04/07
661位(同エリア874件中)
ルート3さん
バンコクで遊び、今日は夕方のエアーアジア便でクラビに向かう。
【初日】
日本人感覚で充分余裕を持ってエアーポート・リンクで空港に向かった。
ところが、余裕を持った筈だが、チェックインカウンターに行くと締め切り時間が掲示がしてある。時計を見ると3分前。出発が早まったのだろうか?チェックイン出来なければ「チケットはゴミ箱行きで~す!」、が、エアアジアの特権。しかし、何とか滑り込みセーフでチェックインを済ます。私の荷物は事前追加フィー契約ギリギリの19.6kg、ところが友人の荷物は20kgに追加チャージしたにも関わらず9.4kg。追加チャージは返してくれないのだろうな。
予約時に荷物の重さなど未定だ。チェックイン時の追加料金は割高なので、たいていの人間は多目の荷物を想定し、追加チャージをするのだろうな。さすが商売上手だ。
そう言えばエアアジアに最初に乗った時は、バスや通勤電車の様に全席自由席で早いもの順に好きな席に座る事が出来た。搭乗時間のかなり前からゲート前に多くの乗客が並び出し、何事かと私も列に加わったものだ。搭乗が始まり乗客は我先に機内に入り思い思いの席に座り出したが、席を探してモタモタする者がおらず、座席指定よりもみんな席に着くのがむしろ早く、効率を重視するLLCのやり方に感心したものだ。
ちなみに、座席指定をするようになったが、有料の事前座席指定でなければ、チェックイン時の座席指定は前から空いている席を順番にアサインされ、窓際、通路側などのわがままは一切聞いて貰えない。しかし、満席でなければ、基本的に後方の席が空いているので、私はいつもCAにことわり移動する裏技を使っている。なお、今回は、きちんとフィーを払って前方の席を予約しておいた。
カウンター嬢の、「搭乗口に急いで下さい!!」、と追い立てる声を聞き、セキュリティチェックに臨む。こんな所で時間を取ってられない。ベルトまで外し一発通過を目論む。無事通過。服装を戻し、荷物を手にし友人を探す。あらら、係員に捕まっている。私もそこに行き、状況を確認する。スプレータイプのオイルがバッグに紛れ混んでいたようだ。「預け入れバッグに入れ忘れたよ」、と友人は半ベソだ。時間がない。「時間がないので捨てちゃいな」、と言うと友人は物凄い形相で睨み付け、「3500バーツもしたんだよ」、と全く捨てる意思はない。そこで係員に袖の下を仄めかすが、さすがに他に多くの係員の目があるのだろう乗ってこない。本当に時間がない。係員との押し問答は望み薄だ。
すると、友人はスプレーを持ってセキュリティの外に駆け出す。「預けてくる!」、の一声を残して。どこに預けるのだろう?待つ身のこちらはイライラが最高潮。待っていたのは僅か5分位だろうが、頭の中は「飛行機が出てしまったらどうしよう」、と、気が気ではなく時間が随分長く感じる。
友人がようやく戻ってきたのでダッシュだ。人を掻き分け、掻き分け歩く歩道に乗りゲートに突進する。
息を切らせてゲートに到着したが、まだ搭乗が始まっていない。それどころか、我々が乗る機材もまた到着しておらず、ようやく機内に案内されたのは、それから40分後。なんじゃこれ。
きっと早々にチェックインを締め切り、キャンセル待ちの乗客を拾いたかったのだろう。実際、我々がチェックインしたのはスタンバイ用のカウンターで、その周辺にはキャンセル待ちらしき乗客がわんさかいたようだ。
クラビに定刻に到着。機内からの夕日が美しかった。
タクシーでホテルへ移動。片道600バーツだ。面倒なので、帰りも予約しておこう。半額の300バーツが手付金として必要らしい。確か、昨年のプーケット空港からパトンまでのタクシーは450バーツだったので、タイで一番物価が高いと言われるプーケットよりもクラビの方が高いんだ。ただ、プーケットは迎えの場合50バーツを加算されたけれど、クラビは同一料金だ。
AYODHAYA SUITES RESORT & SPAにチェックイン(したつもり)後、空腹を覚え繁華街まで食事へ。
ホテルの前でサイドカーを付けたバイクを止めアオナンまで行く。ホテルはノッパラタラビーチの真ん中付近にあり、アオナンまでは歩いて行けない距離ではないが、一度この乗り物に乗ってみたかったのだ。料金は1人30バーツ。「高っ!」。ちなみにノッパラタラ⇔アオナン付近の移動は均一協定価格で1人30バーツらしい。4人は乗り込めそうなので、結構良い稼ぎかも。これとは別に4輪の軽トラタクシーも走っているがこちらも同じ料金だ。
そのバイクタクシーでアオナン繁華街初上陸。道の両サイドには食い物屋がズラリ。友人は、「シーフードがいいなあ、貝が食べたいよう」、と嬉しそう。「どの店に入ろうか?」、と尋ねると、「どこでも良いよ、お腹空いたあ~」、と何回も空腹を訴える。
そこで角にあったレストランに突入。アオナンビーチ沿いをノッパラタラビーチに向かって歩き、通りの突き当たりの店だ。「アオナンシーフード」と店名は記されているが、海に沿い細長く5軒のレストランが奥に軒を連ねている。その1番手前の店に入ったのだ。
幸い海辺の席が空いていたので、ドカっと座り込む。テーブルにはロウソクが灯され、波の音の向こうにはぼんやりと薄墨色を帯びた石灰岩が侵食されたユニークな形をした島々のシルエットが浮かんでいる。なかなか良い雰囲気だ。
店員が持ってきたメニューを前に評定会議。ロブスターでもと考え、時価になっているので価格を尋ねてみる。キロ3500バーツだとか。これではとても、とても手が出ない。他店で尋ねてみるもキロ2500バーツが最安値。諦めざるを得ない。合わせて日本では捕獲禁止のカブトガニにも食指が動くが、グロテスクと高値で没。
友人は、貝、魚などのシーフードをオーダー、そして何故かスパゲッティ。
だか、なかなかオーダしたものが出てこない。そして、友人の顔が険しくなってきた。「まだ、作ってないよ、出ようか?」、そして、数分後、遂にシビレを切らしたようでイラつき出した。一旦はなだめたが、今度は私も堪忍袋の緒を切らし、「出よう!」、友人を急き立てる。30分経っても出てきたのは水だけだ。すると友人が、ウエイトレスを呼びとめ話を始めた。戻ってきた友人は私に、「水は30バーツだって」、と告げ席を立つ。あわてて30バーツをテーブルの上に置き後を追う。当然チップは無しだ。
友人はプリプリだ。「どうしたの?」、と恐る恐る尋ねると、「あの店はひどいよ、オーダーを通してなかったんだよ」、とお冠。「私、空腹になると怒りぽくなるんだもんね」、はい、ごもっとも。
別の店に入った。大きな店だが、屋台に毛が生えたような野外レストランだ。そこでも友人は先ほどと全く同じ料理を注文する。ここでは料理は直ぐに運ばれてきた。友人が固執していたスパゲッティはタイ風に味付けされたシーフードスパゲッティで、味見したがなかなかいける。
大量の料理をペロッと平らげた友人は、ようやく落ち付き、「食後は散歩がいいんだよ」、とアオナン繁華街の散策に付き合わされた。帰路もバイクソンテウだ。「近いからきっと2人で50バーツで行ってくれるよ、交渉してみるね」、と友人はスタスタと運転手のもとに行き、二言、三言会話をして戻り、「ダーイ!」、と嬉しそうに戻ってきた。
ホテルに戻り事件が発生。トラブルは案内されたホテルが予約したAYODHAYA SUITES RESORT & SPAではなかったのだ。食事して部屋に戻ると友人の様子がおかしい。訊いてみると、「ここAyodayaじゃないんだもん、違う名前のホテルだよ」。
確かに入口で待ち受けるボーイにAyodayaと記されたコンファームド予約シートを提出した筈だ。「Ayodayaの入り口でシートを見ていた男の人があなたの名前が予約に無いと言っていたよ」、と友人は断定する。確かに入り口から横の通路を通リ奥のカウンターに連れて行かれそこでチェックインした。そこそこの構えのカウンターで、私はここがAyodayaと全く疑っていなかった。
しかし友人に指摘され確認にフロントまで走ると”サクセスリゾート”なるAyodayaの弟分に当たるホテルと判明する。だが、Ayodayaとは明らかに格が違う。4.5星から3星にランクダウンだ。しかもここに代理店から予約され、支払いも完了していると言う。
更によくよく訊いてみると少し前まではAyodayaの一部で”サクセスウィング”として営業していたと言う(ネットでも確認済み)。加えてカウンターにはAyodayaのブロッシャーが置かれ、チェックイン時それを見た私はここがAyodayaとすっかり思い込んでしまったのだ。
交渉してみようとフロントに行くが、「それは我々が関知する事はできません。代理店と交渉して下さい」、と冷たく突き放される。
そこで予約シートに記載されている番号に電話をしてみる。ロンドンだ。電話に出た女性に「お前のところの会社が手配ミスをした、私が予約したホテルに替えろ!」、とハードネゴを試みるが、「出来ない!」の一点張り。手配ミスは認めるがそこまで。
そして突然通話が切れた。前日チャージした300バーツが底をついたのだ。そりゃ長々とタイからイギリスへ電話していたら幾ら金があっても足りないわな。まあ日本に帰ってからゆっくり交渉しよう。
顛末として、日本に帰り、早速代理店に「日本では、これを詐欺と言う”」とメールを送信。即、お詫びのメールが即届いたが、「ホールセラーに確認する」、と具体的な補償には触れていない。更に事実を記し、①このようになった原因、②補償、③当日の電話で何故正規のホテルに戻せなかったのか?を質す。その後メールを数度送るが、最初は、「ホテルが最近分離したので、そのようになった」、と説明していたが、遂に最後は、「名前は違うが、同じホテルだ。文句が有るならホテルに言え!」、と回答してくる始末。
こうなれば、交渉の余地は無い。現地では「代理店に言え!」、代理店は「ホテルに言え!」、と責任転嫁のたらい回し。交渉断念。後日、英文口コミで、Ayodayaのスーぺりアを予約するとサクセスに泊められるとの書き込みを発見。完全な確信犯だ。このような悪徳業者の毒牙にかからないように。
さて、実際ホテル間の行き来は自由で、Ayodayaのプールサイドで日なたぼっこをしたりしたが、朝食にはかなり差があるようだ。
初日はシーフード店、ホテルなどのトラブルで踏んだり蹴ったり。何か釈然としないまま就寝。
【2日目】
近くの海岸を散歩したり、プールサイドで日光浴、読書、昼寝などゆったりと過ごす。昼食は、ノッパラタラ・ビーチ沿いの掘っ立て小屋食堂でタイ料理。
日が暮れてからアオナンの繁華街へ出て連日のシーフードの夕食とミニツアーの物色。帰りはホテルまでは少し距離があったが、散歩がてら歩いて帰る。
【3日目】
サクセス・リゾートからクラビリゾートにバイクソンテウで移動した。ホテルの場所は繁華街をウロついた時にチェック済み。実は、友人が店主らしきおばさんと親しくなり、漁獲類についてレクチャーを受けたりして、すっかり行きつけになったレストランは、クラビリゾートのゲート前なのだ。
クラビリーゾートは敷地も広く、サクセスで落ち込んだ気分も回復。
中途半端な時間になったので今日は午後からクラビタウンに行ってみよう。アオナンよりも物価が安いと聞き、アオナンでは手が出ない古式でも・・・。
ホテル前でタウン行きソンテウを待つ。ほどなくダットラ?を改造した白いクラビタウン行きのソンテウが通りかかり手を挙げ止める。すかさず友人が運転手のもとに走り、行き先と料金の確認をする。タウンまでは1人50バーツ。これは昨年乗った、プーケットのパトンからプーケットタウンまで25バーツに比べて異常に高い。しかも、18時を過ぎると残業になるのか、80バーツ(友人が確認すると60バーツ)に値上がりするようだ。ただ、プーケットに比べ本数はかなり多く、ある面では便利だろう。
ソンテウは、アオナン、ノッパラタラ区域は常套手段の徐行運転をしながら客を拾い、突き当たりを右に折れ海が見えなくなると突然狂ったようにスピードを上げる。途中乗客の乗り降りが少なく、意外と早くタウンに到着。
降ろされた所の手前に白い建物の寺院があった。入口まで行き手を合わす。何はともあれ有名な原始人信号を探そうと企んでいたが、ソンテウを降りたすぐ前で呆気なく発見。
ところが困った事に地図、ガイドブックがなくブラブラ歩くが今どこにいるのか、さっぱり分からない。
そうこうする内に川辺に出た。川辺の遊歩道を歩いていると、オヤジが「舟に乗らないか?」、と誘ってくる。川の上流には風光明媚なところが在るのは承知していたが、チャーター船となり料金がバカ高く、また友人も興味を示さなかったのでパス。
ふと川をみるとフローティングレストランがある。空腹を覚えていたので、ブリッジを渡り店内へ。客は時間はずれなのか2、3組で、川面の席を占める。暑い中を歩き回ったので、川面の風が心地よい。私はそれほど空腹ではなかったのでカオパット・クンを注文。友人も「それでは私も」、とカオパットに相乗りする。勿論それだけでは済まず他に2、3品目の料理を注文する。
カオパットが運ばれてきたのを目ざとく見つけた友人は、「見て見て、あんなに沢山!」、と驚愕の表情を浮かべる。みると、超大皿に山盛りになったカオパットが。とうてい2人で食べきれる量ではない。他の料理はごくごく普通の量なのに、注文?、量の間違い?サービス?、何れにしてもド肝を抜かれる量だ。
頑張って2人でカオパットと格闘するが寸前でギブアップ。15分ほど休憩すれば、胃に隙間が生じ完食できただろうが時間がもったいないので一部を川の魚に与え店を出る。締めて350バーツ。
再び街の散策開始。古式は意外と高い。友人は街の人何人かと会話を持ち、週末のナイトマーケットの情報を得たようだ。「今日は帰ろ。そして、週末のナイトマーケットに来るんだもんね」、と無邪気に言う。どうやらバンコクに発つ前日が金曜日にあたり、その日はナイトマーケットが開かれるらしい。
しかしながら、結局水遊びが優先し、ナイトマーケットには行けず、友人も心残りなのか、「もう一度クラビに来たいね」、と。「そうだね」、とここは頷いておこう。
昨年のプーケットでは、カシューナッツ工場を見学し、「私の地元よりも安い、安い!」、と兄弟たちへの土産としてカシューナッツを買いまくった友人は、ここでも菓子屋の店頭でカシューナッツを見つけ、それならばと試しに1袋購入する。プーケットはカシューナッツの一大産地として名を馳せているが、クラビもプーケットに近いこともあり安いのだろう。もっともお試しの1袋の大半は私の胃袋に消え、その内友人も兄弟たちへの土産の事など忘却の彼方。
そのカシューナッツを買った店の前が、アオナン行きソンテウの始発場所で、そのまま2人でナッツをかじりながらアオナンへ。ソンテウは先ほど食事をしたフローティングレストランの前を通り海方面に進む。そのレストランからわずか100mばかりのところに港があった。ここまでは歩かなかったのは残念。確かここからは、ライレイビーチ、アオナン方面への舟も出ていた?
その港で少し客待ちをして、再びUターンをしてソンテウはアオナンを目指す。今度はアオナンの東側から進入するので心持ち時間はかからなかったようだ。これならアオナン⇔タウンは短時間で気楽に移動できる。次回はタウンに宿を取るかな。
【4日目】
口コミに書いた、ジェームス・ボンド島ツアーに参加。
夕食はまたまた行き着けの店でシーフード。
【5日目】
今日はライレイビーチへ海水浴。昨年のプーケットではアイランド・ホッピングツアーに参加しビーチ巡りをした。だか、一つのビーチでの滞在時間は短く、「今年はゆっくりビーチで」、が今回クラビに来た理由の一つだ。昨年訪れた綺麗なビーチでのんびりが、コンセプトなのだ。
朝食の後、街を少し散歩と洒落こむ。既に10時を過ぎているので、店は開いている。目敏く水中メガネを見つけた友人は、「これこれ、これがいいな」、と私の手を引いて水中メガネのところへ一目散。今日のビーチ行きで使いたいようだ。「いいよ、買ったら」、と答えると物色し始める。他に一種類違う物があったが、色で迷いだした。並行して価格交渉もしているようだ「。250バーツになったよ、色はどれがいい」、とピンク、イエロー、グリーンを手に取る。本当はピンクに決めているくせに・・・。。
結局当初のピンクに落ち着き、金を払って店を出る。その時、店の壁に立て掛けてあったピンクのビーチマットに友人が視線を投げかける。「あなたは泳がないので水遊びは一人だよ、あれがあれば一人で遊べるもんね」、と。
ごもっとも、もうヤケクソだ、「いいよ、買ったら」、と口を滑らせてしまう。店のオバチャンに、「これを持ってロングテイルボートに乗れる?」、と訊くと、「マイペンライ」、と。
ポンプで20分かけて空気を入れて貰いホテルに戻る。だが、「このまま家に持って帰れかな?」、と心配そう。一旦空気を抜いたら膨らますのが大変だと考えているのだ。「地元でポンプを買えばいいよ」、とアドバイスすると、ホッとしたのか、笑みが戻ってきた。
だが、この心配が現実のものに。クラビ出発の朝、荷造りは概ね完了したが、ビーチマットはベッドの横に鎮座している。そう、空気を抜き忘れていたのだ。迎えのタクシーは1時間後には来る。朝食を食べに行って、チェックアウトする時間を考えればギリギリだ。でも空気を抜き、持って帰らねばもったいない。格闘すること15分。ようやく無事空気抜き完了。結局、荷物をフロントに先に預け、チェックアウトの依頼をして、朝食会場へ急ぐ。
マットは、空気を抜いても意外に嵩張る、しかも重い。この事が、友人が地元に戻る際、エアアジアでの預け入れ荷物の重量制限に引っ掛かっり大き騒ぎ。
この厄介物となったビーチマット、結局はライレイビーチに持っていくことなく、ホテルでお留守番。ビーチから戻り、遊び足らない友人がプールで短時間使用しただけ。
そろそろ船着き場に行こう。クラビリゾートホテルのプライベートビーチからは、引き潮になった時、初日トラぶったレストランに裏から直接行ける事が分かる。ちなみにこれらのレストランとクラビリゾートホテルがアオナンエリアでは、唯一のオンザビーチ施設のようだ。(アオナンの東側は不明)そこを通れば舟着き場までものの3分。料金は一人100バーツ。待つことなく船は出発。ライレイビーチまではものの10分程の行程だ。
日光浴をしながら読書、そしてウトウト。周りには、トップレスの若いファラン娘が何人も日向ぼっこをしており目の保養。
まだ、2時頃かと思い時計を見ると既に4時を回っている。遅くなると足がなくなる。急いで本土に戻ろうとロングテイルボートタクシーの切符売り場へ行く。
丁度アオナン行きが、出発するらしく船頭が、「アオナン、アオナン!」、と声を張り上げ叫んでいる。船は8人集まらなければ出ないのでグッドタイミングだ。と、思ったら友人が、「トイレに行きた~い!」と、私の同意無しでトイレに一目散。お蔭で次の船を待つ羽目に。
こういう時は得てして客が集まらないもの。いい加減待ちくたびれた時、友人が切符売りの兄さんのもとに行き話を始める。そして戻り、「割り増し金を払えば、行ってくれるって」、と。
だが、その時、ドヤドヤと数人のファラングループがやってきて、「アオナン!」、と切符を買い出した。しめしめムダな出費が免れるぞ。
ほどなくアオナン行きの集合がかかりジャブジャブと浅瀬を歩いて乗船。
船は行きに乗ったアオナンビーチの西側ではなく、ホテルから遠い東側沖に到着。本当に沖で、砂浜までゆうに200mはある。遠浅のビーチなのだ。
船縁から飛び降りた。「どうせ膝位までの深さだろ」う、の見通しは甘かった。腰の辺りまで水没してしまう。でも気持ちいい。私の後に飛び降りたファランは、船にいる彼女を抱きかかえ岸に向かう。
裸足になって友人は浅瀬を、私は砂浜を歩いてホテルを目指す。遠くにホテルが見える。アオナンビーチを縦断だ。砂浜には小さなカニ、貝がいる。カニは人間の気配を感じるとすばしっこく巣であろ小穴に逃げ込む。貝は生きているものか、単に貝殻かは見分けられない。
「オ~イ、カニと貝がいるよ」、と声をかけると、「本当に?」、と友人は砂浜にやって来る。やはり私より相当に目が良いのだろ。「ほら、あそこ、あそこ」、とカニを追いかけ回す。だが、「チャラードな」、と捕獲は諦める。そして貝をつまみ上げ、「これは生きている貝だよ、食べちゃうもんね」、と潮干狩りに急遽方針変更。手に一杯貝を拾い、「やっぱり食べるの止めるもんね、姉さんの土産にしちゃお」、と。
ホテルに戻り、友人は再度プールへ。私はプールサイドのデッキで読書。そうこうするうちに日が沈みかける。プライベートビーチへ行きサンセット観賞だ。これで3日目だが、太陽がきっちり水平線に沈む瞬間は今だ拝めない。沈む瞬間ににっくき雲が邪魔をするのだ。最後の日こそと期待するが、この日もダメ。次回に持ち越しだ。
部屋に戻り、着替えをし、夕食へ。相談の結果、シーフ-ドの連続記録は断念し、この日はイタリアンへ。アオナンでは意外にイタリアンの看板が目につく。ジェームス島ツアーで知り合ったのもイタリア人。イタリアからの旅行者が多いのだろう。
軽くパスタを腹に収めたが、友人は満腹ではなかったのだろう、「ソムタムが食べたいんだもんね」、と屋台、レストランを徘徊、巡回する。ようやくソムタムがあるレストランが見つかりテーブルに着く。何の事は無い。ソムタムは口実で此処でもタイ料理を注文し、私にも「食べろ!」、と小皿に料理を盛ってくれる。晩飯のハシゴだ。いやはや凄まじい食欲だ。
満腹の友人をホテルに送り、ホテル横の古式店に一人で出向き、クラビで最初で最後のマッサージ。看板で見かけた中では最安だが、それでも2時間400バーツ。しかも、狭い部屋で他の客と身を接しての苦行の2時間。参った、参った。明日は朝早い便でバンコクに戻る。寝ようっと。
【6日目】
到着日お願いしておいたタクシーで空港へ。到着日はバンタイプだったが、この日は乗用車だ。そして残金300バーツを支払う。
到着した時は、単に通過点に過ぎなかったクラビ空港だが、よくよく見ると小じんまりした新しい可愛いら国際空港なのだ。その空港もゆっくり味わう事なく早目の搭乗案内が。
だが、行きは夕日に見とれており、機内からの景色を味わえなかったが、良い景色だろうと楽しみにしていたクラビ空港発着のフライトは、全く海が見えず全くの期待外れ。プーケット空港とは雲泥の差だ。 バンコクに着いて友人は、往きに没収されかけたオイル瓶を回収させるために先に表に行かせる。そして一人でバッゲージクレムでバッグを待つ。
遅い、なかなかバッグが出てこない。そのうち友人が瓶の回収から戻り、出口の先に姿を認める。そして、しびれを切らしたのか電話をしてくる。「まだあ?」、「見れば分かるだろ、出てこないんだよ、椅子に座って待っていてね」、と言うしかない。
最初のバッグがレーンに現れたのは、待ち始めて45分後。遅過ぎる。やはり、LCCは荷捌きの優先順位が低い?
タクシーで今夜のホテルに向かい、ドタバタの今年のクラビ旅行は終了した。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エアアジアX
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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