2012/03/29 - 2012/03/30
104位(同エリア311件中)
エンガワさん
トン族の歌を聴いてみたくて、“トン族大歌”で有名な、小黄トン寨を訪れました。
祭りなどの時期ではなかったので、雰囲気だけでも味わえればいいやね〜っと思っていたのですが、偶々訪れた団体客に歌を披露する場面に巡り合い、小規模ながらも、“トン族大歌”を体感することが出来、感激でした!
また、村の人々の表情や村自体の佇まいから、トン族の文化に対する誇りのようなものが感じられました。
もしかしたらこの村は、伝統的な暮らしを守りつつも、外からの観光客を程よく受け入れ、理想的なバランスで成り立っている少数民族の村なんじゃないかと、たった二日間の滞在ではありましたが、そんな印象与えてくれる場所となりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
3/29
7:30頃、Kさんと共に从江バスターミナル(从江汽車站)を訪れ、窓口で本日の小黄行きバスの有無を尋ねると、アッサリ「没有!」の一言が返って来た・・・
どうやらバスが故障して、いつ直るかも分からないとのことだった。
しかし、昨日、高増村を訪れた際、‘小黄’と書かれたバスが、何事もなく从江方面へ走り去って行く姿を見かけたのだが・・・ あの後故障? マジ?
それに日本の感覚からすると、故障時の代車ぐらいあってもよさそうなものだが・・・
流石、ワンダーバスターミナルである!・・・
たとえ公共バスがダメでも、行き来している人は必ず居る筈なんで、ターミナル周辺で乗り合いを探してみたが、残念ながら見つからなかった。
今回は二人なんで、この際、包車しても構わないと、ちょっとリッチな気分で屯ってる運ちゃんに相場を訊いてみたが、最低でも150元であった。
ウ〜ン、これはチト高い、最悪これでもよいのだが、もう少し安いのを探し、ネバルことに。
その後、時間もまだ早いので、通過する車が多そうな、从江から小黄方面へ道が分かれる地点(茶色い看板で小黄24Kmの表示がある)までタクシー(5元)で移動し、車を待つことにした。
8:30頃、一台のミニバンが通り掛かり、運ちゃんと交渉してみると小黄まで100元(一人50元)とのことだった。
まぁ、この辺が潮時と100元で手を打ち、漸く小黄トン寨へ向け出発した。
車は高増村を過ぎ、山道を進んで行く。 途中通過した村にあった大きな鼓楼や、険しい斜面に造られた田畑、丁度開花したばかりのスモモの花など、車窓からの美しい景色に目を奪われた。
9:30頃、小黄トン寨に到着。
イイ感じの村だ!
写真は村の門。 -
早速、本日の宿探しへ。
メイン通り沿いに探してみたが、中々見つからず、最後は村の方に教えてもらい、漸く一軒の宿(写真)に辿り着いた。
表に看板は出ていないが、‘歌堂旅店’というプレートが奥に掲げられていた。
家族経営で、感じのイイ宿だった。 -
ツイン(シャワー・トイレ共同) 20元。
ベット以外何もなく、至って質素なお部屋。
鍵なんてものはありません♪ -
写真は宿前で行われていた作業の様子。
到着早々、何だか凄いことになっており、村人総出なんじゃない?って思えるほどの人出で、コンクリートをこね、それを建設中の建物の上へ次から次へと運んでいた。
しかもこの作業は、何故そんなにいるの?ってぐらいに、朝から晩まで延々と続いていた。 -
恐らく若い男性は都会へ出稼ぎに行っていると思われ、圧倒的に女性が多く、賑やかな作業場だった。
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民族衣装で作業する様子は、中々の見もので、ずっと見ていても飽きなかったが、向こうからすれば僕たちの方が珍しいらしく、通る度に注目を集め、何だか恥ずかしい思いをした。
特に午後から、妙なノリで購入した、新品でピッカピカの民族衣装を着たまま、二人して通り過ぎた時の熱視線たるや凄かった。
変な日本人二人を歓迎してくれているのは分かったが、余りの恥ずかしさに顔を上げることが出来ず、サササッと宿へ逃げ込んだ。
その後、村では二度と着なかったことは言うまでもない・・・ -
さて、村の中心地を目指し、散策へ。
ここでは老若男女問わず民族衣装の着用率が高く、其処彼処で素敵な村人に出会うことが出来た。
特にチビッ子は人懐っこく、愛らしいポーズをとって撮影に応じてくれた。 -
メイン通り。
奥には古めかしい風雨橋。 -
風雨橋越しに鼓楼が連なって見えた。
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屯する老人。
煙草の煙が渋〜い♪ -
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小黄トン寨には3つの鼓楼があった。
これは入口から数えて2つ目の鼓楼。 -
飾りも凝っている。
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食堂を見つけ、遅めの朝食。
この辺りが中心地。
向いの広場には、鼓楼と表演用の舞台があり、トン族大歌なども披露されるんだろう。 -
食堂の子供。
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食堂のばあちゃんとお友達。
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広場。
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広場の鼓楼。
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露店。
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豚の解体現場に遭遇!
毎日のことなのであろう、手際がよい。
見なれない僕たちは、固唾を呑んで見守るのみ。 -
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さばいている内から売れて行く。
この後すぐ屋台の店頭に並んび、夕方には売り切れていた。 -
そうこうするうちに、何やら着飾ったお姉さん達が広場に集まり始めた。 ン?!
Kさんが尋ねてみると、もうすぐ団体客がやって来て、彼らに歌を披露するということだった。
ラッキー♪ どさくさに紛れて、お相伴にあずかっちゃいましょう! -
現代的なお顔立ちの美女登場♪
ツートップの一角を担う!(あくまで私見ですが) -
団体客の到着までぶらぶら。
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ずっとこの辺で遊んでいた子。
中々の美人、将来が楽しみだ! -
布をハンマーで打ちつけていた。
しっくり来るんだろうか? -
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学校が終わったようだ。
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11:00頃、15人ほどの団体客がバスで到着し、広場の鼓楼で歌の披露が始まった。
僕たちも、なるべくお邪魔にならぬよう、外野からそっと見させていただく〜♪ -
歌い手は12名。
独特の歌声が響き渡った♪ -
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背後では、大ベテランが見守る!
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時々子供をあやしたりしながらの和やかな雰囲気。
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次世代の担い手も。
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もう一人のツートップ♪(あくまで私見ですが)
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約50分ほどで歌の披露は終了した。
イヤ〜、着いた早々大感激でした♪
祭りなどの時は、もっと大人数で圧巻なのだろうが、初めて聴いたトン族の歌は十分素晴しかった!!!
何より若い世代がシッカリ受け継いでいることが凄いと思った。
周りで見ていた幼い娘たちも、数年後には立派な歌い手になるんだろうなー、素晴しい!
あっ!それと、団体さんにも感謝♪ 謝謝で〜す! -
記念撮影会。
横から、パシャ♪ -
その後、結構な枚数の百元札がガイドから手渡されていた。 衝撃!
ウ〜ン、ビ・ジ・ネ・ス♪ -
全く関係ないが、小黄のビックママ?通過。
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最大の目的、トン族の歌を早々にクリアーしてしまい、午後は各々のんびり過ごす。
メイン通りから横道に逸れてみる。
川は汚い・・・ -
カメラを向けると、このポーズ!
末恐ろしい・・・ -
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村の入口へ。
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可愛らしい番犬♪
因みに、これぐらいの子犬を食べる風習もこの村にはあるようだ・・・ -
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村を見下ろす高台に無理やり登ってみた。
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三つの鼓楼が確認出来た。
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宿で晩御飯。
米酒飲み放題で一人、20元。
ピンボケだが、想像以上の美味しさだった。
特に茶碗蒸しのような料理が最高だった! -
3/30
今日は朝から生憎の雨。
天気が好ければ黄崗村か占里村へ行きたかったのだが、この雨では車もない。
仮に無理して行けたとしても、楽しめないと判断し、小黄村にもう一泊し、のんびり雨の日を過ごすことにした。 -
宿の居間。
イイ感じです。 -
今日は建設作業も中止のようで、人通りも少ない。
晴耕雨読で御座います! -
僕たちもぼんやり外を眺めたり、身の上話したり、読書したり、昼寝したりしてのんびり雨の一日を楽しんだ。
こういう過ごし方もバックパッカーならではで、実は大変贅沢な時の過ごし方なんだな〜 -
15時過ぎ、雨が上がる。
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晩御飯。
今晩も大変美味しゅうございました♪
明日はどっちだ?
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