89号線（アンテロープキャニオン）から行くグランドキャニオン

2012/05/28 - 2012/05/29

http://4travel.jp/traveler/ken1212/album/10679030　のモニュメントバレー、アンテロープキャニオンからの続きでアリゾナ州北州境のPageの街からグランドキャニオンでの日没と夜明け、そしてフラッグスタッフ空港までの行程です。

エリア グランドキャニオン周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

アンテロープキャニオン脇の工場煙突。
砂漠地帯だと本当に目立ちます。　逆行程のグランドキャニオン方面からだと良い目印とも言えます。

Pageから車で20分程度で一つの峠を超えます。　

Marble Canyonを望みます。

非常に単調な景色が続きます。

廻りは80マイル弱で皆さん運転されてますが、道路も結構ひび割れや陥没があるので足回りがしっかりした車でないと不安を感じます。

Pageから85マイルほど運転して往路でも立ち寄ったキャメロンでティータイムをします。　キャメロンの街からはすぐに右折して64号線へ。
曲がりくねった登りが続きます。
日本で言うトコロの山間部の有料道路、といったカンジです。

キャメロン20分ほど走るといよいよグランドキャニオン国立公園の東ゲートへ。
乗員数や滞在期間とか簡単な質問を受けます。　ここで公園内のガイドマップももらえます。　日本語版もあるのですが英語版より情報が若干少なくなっています。　http://www.nps.gov/grca/parknews/upload/GrandCanyon2010_JP.pdf

東ゲートを入ってすぐのデザートポイントにて。　展望台もおみやげ屋もカフェも小さなスーパーもあり薪まで売っています。
どうやら大規模なRVキャンプ駐車場があるようで、次回はこういう利用法もいいかも、と思います。

グランドキャニオンサウスリム最高標高ポイントのNavajo Pointにて。
もう昔、ココが海底であったとか、正直、どうでもいいほどの迫力です。
標高が2275メートルのこの場所ですが下に見える川が大体750メートルですので高低差約1500メートルとすごい切り立った壁。
次回は下から眺めたいものです。

デザートポイントよりこのナバホポイントの方が角度的にはコロラド川がよく分かると思います。

遠くまで続くキャニオン群が水墨画のように見え大きさよりも展開している広さを実感します。

グランドビューポイントでの日没。
日没は沈む逆側に照らされる色合いが美しい。

エアーズロックと違い複数の地層のため夕日に照らされても場所によって色合いが違うというのも面白いものです。

日が沈むと、急にコントラストが変わりあとは闇が近づいてきそうな雰囲気です。

今回、泊まったのはヤバパイロッジという国立公園内の宿。
団体客が多かった印象。
ここはフロントやカフェが宿泊棟と別の位置にあります。
だから車をフロント前の車寄せに停めて、荷物等は車に積んだままチェックインし、どの宿泊棟かを確認して車でロッジに向かうほうがいいと思います。

ロッジの入り口。　こういうこういう標記もアメリカらしい？

ロッジの客室。　下手なホテルより立派です。
2階建てのロッジが複数ありますが2階でも両方は期待できないので1階の方が荷物輸送などを考えるとオススメです。

ディナーはこの国立公園内で一番有名なエルトバーホテルで。
ヤバパイ地区からは車で5分弱です。
本来ならばコチラに宿泊したかったのですが2ヶ月前から毎日宿泊状況を確認しましたが飽きがないという状況。
予約は数年先まで埋まっている日もあるとか。
さすがは世界の国賓やVIPが泊まる人気ホテルだけはあります。
木を全面に打ち出したデザインながらも重厚感があります。

ドレスコードはないのですが、廻りの方などを考えると男性はジャケットスタイルぐらいはしたほうがいいと思います。
アウトドアスタイルだと完全に浮くと思います。

Hand-made Mozzarella Roulades of Prosciutto and Basil Pesto
11.65USD　

上品な味で飲み物が進みます。。。

French Onion Soup Gratinée。　いわゆるオニオングラタンスープ
とにかくオニオンがいっぱいで、チーズも２〜３種類使っている感じでした。
7.25USD

いわゆる「今日のスープ」はまたもクラムチャウダー。

Grilled Buffalo New York Strip with Bourbon Chipotle Demi-Glace 30.25USD
いわゆるバッファローのステーキ。
想像以下でも想像以上でもなかった味ですがボリュームはあります。

Braised Lamb Chops with a Mint Demi-Glace 27.50USD
ラム肉の蒸し焼きです。　ミントソースがナカナカ臭みを消してGoodでした。
高級店に行くとミントソースはよく見かけたアイテムですが流行っているのでしょうか？

翌朝。　ヤバパイポイントから日の出を迎えます。
ヤバパイロッジからは車だと2〜3分の距離です。
05:20過ぎに夜明けとのことを前夜のエルとバーホテルの方に聞いたため05:00頃に着きましたがそんなに混雑はしていませんでした。

この日は風もなく、人の会話以外は音が聞こえない静かな朝でした。

陽が登ると寒かった空気も温まります。　日が昇るまでは気温が一桁台でした。

太陽に照らされてどんどんとオレンジ色の壁が下に下がっていく様子が観れます。

日の出から30分もすれば動物たちも活動を始めたようです。

ヤバパイロッジに戻りカフェテリアで朝食を。

さながら大学の学生食堂と言ったカンジですが、そんなにオイシイとは言えない。。。

朝食後、ハーミッツレストルート（Red　Route）のバスに乗りサウスリム西側の散策へ行きます。

東側と違って車がない方でも散策できるので結構混雑しています。

バスは右側の車窓が迫力あります。

東側と違い遠くまでキャニオンが見渡せます。

ハーミッツレストからの展望。　正直、手前の木が邪魔して見難いというのが感想。
売店やカフェ、トイレがあります。
ここからキャニオン底へのトレッキングへ向かわれる方が多いようです。

終点のハーミッツレストは乗って来たバスが15〜20分間隔で折り返し運転ですが、往路はすべてのポイントに停車するのに対して復路はHermits Rest→Pima Point→Mohave Point→Powell Point→Village Route Transferしか止まりません。　

Powell Pointにて　足がすくみそうなぐらい下が見えます。

彼女のようなアウトドアスタイルの女性一人旅の方をよく見かけました。

これでグランドキャニオンを後にしてフラッグスタッフを目指します。
当初、距離は81マイル(≒130キロ)でしたので1時間半の計画をしていました。　

計画通り1時間半でフラッグスタッフの街へ到着。
道中、ほとんど片道1車線のため追い越しが大変な道路でしたが、直線が長いので視程はいいと思います。　

フラッグスタッフで一番と称されるSATCHMO'SというBBQバーガーで有名な店。

本当は店内で食したかったのですがこのあとの乗る航空機の時間まで時間が不安でしたから持ち帰りにしてもらい機内で食すことに。
さっぱりとした味で美味しかった。　今度はできたてを食べたいものです。　
ちなみに2日前、フラッグスタッフ到着直後に立ち寄ったのですが日曜で休業みたいでした。　

フラッグスタッフ中心街から車で約10分程度のフラッグスタッフ・プリアム空港(FLG)で3日間高地の砂漠880キロ程度を旅した車の返却。
事故も故障もなくよい車でした。
ガソリン高騰もあって「満タン返し不要プラン」でしたが途中にPageでガソリンゲージが残り1/8だったので50USD分給油しただけでした。返却時にはガソリンゲージが1/8でしたから無駄なく使えたかなぁ、と思います。

このあとは再びUS Airwaysに乗り、フェニックス経由でこの旅の最終目的地のラスベガスへ向かいます。

次の行程　→　http://4travel.jp/traveler/ken1212/album/10680694