ポルトガルを旅して２０１３　～大西洋に臨んで大航海時代を思う旅～

2013/12/24 - 2013/12/30

ポルトガルで出会った風景を２４枚の写真で紹介します。

SENDAI－NARITA　＊ANA
NARITA－FRANKFURT　＊ANA
FRANKFURT－LISBON　＊TAP
LISBON－FRANKFURT　＊LUFTHANSA
FRANKFURT－KANSAI　＊LUFTHANSA
ITAMI－SENDAI　＊ANA

TICJPY1181

エリア リスボン(ポルトガル)

１２月２４日
【08:00】仙台を出発し、成田、フランクフルト経由でポルトガルのリスボンに向かいます。仙台―成田間や成田―フランクフルト間はとてもすいていました。クリスマスイヴに移動する物好きはいないのですね。２０１３年も終わりそうですが、年賀状は出してきたし、あとは旅行を楽しみましょう。

【16:30】ＡＮＡでの空の旅はとても快適でした。流石５つ星！映画やハーゲンダッツを楽しみながら、フランクフルト到着。

【23:30】リスボン空港では、両替所が閉まっているというハプニングもありましたが、何とか切り抜け、地下鉄でバイシャ・シアードまでやってきました。街はクリスマスモードできれいでした。

１２月２５日
【08:00】ホテルは４人部屋の安宿をキープしていましたが、なんと他に誰もいない部屋を手配してくれました。しかも、このホテルの立地、最高に動きやすい場所です。ところが、朝から雨降りで、朝食を食べながら灰色の雲をうらめしそうに睨みます。

【10:30】少し待ちましたが、完全にはやまないので、街歩き開始。こちらはドン・ぺドロ４世広場、通称ロシオ広場。ブラジルを独立させたドン・ペドロ４世の銅像が立っています。そして、この波模様の石畳は、なるほど、ブラジルやマカオにも取り入れられているものです。

【11:30】雨が降ったりやんだりの中、リベルダージ通りを北上し、エドゥアルド７世公園まで歩きました。見晴らしのいい展望スペースまで来たのはいいものの、水たまりとは知らずにべッシャリ。今、靴を全濡らししました。

【12:00】半分やけになって折り畳み傘振り回しながら、ポンバル侯爵の銅像のところまで降りてきました。この人はリスボン大震災の後、中心となってリスボンの再建を進めた偉い人なのだそうです。

【12:30】晴れたと思ったら、また降って、嫌な天気です。リベルダージ通りを降りてきて、ラヴラ線のケーブルカー見つけました。

【13:00】その後、グロリア線のケーブルカーも。黄色いのが見たかったけれど、クリスマスだから、サンタさんの後ろ姿が…、微妙。

【13:30】レストランでひと休み。バカリャウとビールをいただきました。今日も両替所閉まっているから、あまりお金を使いたくないのです。

【14:30】フィゲレイラ広場の近くにある教会は、一度火事になっているようで、その様子が内装がに生々しく残っていました。歩いていると、今度は路面電車発見。その存在だけで雰囲気出ますね。少しずつ地図上の距離感もつかめてきました。

【15:00】そのまま南下してきて、コメルシオ広場まで来ました。像の向かい側はテージョ河の河口になっていて、遠く目をやると、明日行く予定のロカ岬の十字架が見えます。

【16:00】疲れたので、宿に戻って、少しお昼寝。

【18:00】１８時には外は真っ暗でした。街はクリスマスでライトアップされています。歩いて、セー教会やくちばしの家をさらっと見て回りました。

【19:00】コメルシオ広場で何やら大きな音がします。なんと、建物の壁面を使って、サーカスのショーを上映していました。クリスマスの特別の催しのようです。このスケール、なかなか粋です。

【22:30】シアードの街をただただ歩いて回り、宿に戻ってきたのがこの時間。

１２月２６日
【9:00】昨日は歩きすぎて疲れたけど、気合いを入れなおして、今日は列車に乗ってシントラまで行きます。そして、ユーラシア大陸最西端の地を踏むのです。写真は、ロシオ駅入口。

【10:30】シントラ到着。シントラの文化的景観が世界遺産に登録されているから、来たら何かと楽しめると思ったのですが、さて、何をしたらよいでしょう。

【11:00】王宮内部は何となく想像できるから、入らなくてもいいことにしました。なるほど、王宮向かいの街の感じですが、なかなか好きな感じです。

【11:45】レガレイラ宮殿へ行くことにしました。途中見つけたアズレージョ。ひと昔前のシントラの風景が描かれています。

【12:00】どっしりと構えたレガレイラ宮殿は、気味の悪さも持ち合わせ、ディズニーランドのホーンテッドマンションを思い起こさせるようです。

【13:30】ようやく見終わったのですが、お庭も含めると、とにかく広いです。これだけで疲れてしまったので、ムーアの城跡とペーナ宮殿は諦めました。

【14:30】シントラ駅前のピザハットで昼食をとり、ロカ岬行きのバスを待ちます。

【16:00】さぁ、今日のメイン、ロカ岬へやってきました。ユーラシア大陸の西の果てです。壮大な大西洋と広い空。人々が地球が丸いことを知らなかった時代、この海の向こうに新たな大陸があるなんて、やっぱり想像できなかっただろうなぁ。

【17:00】案内所で買える最西端到達証明書は二種類あると聞いていたのだけど、大きい方（高い方）しか無くて、それならいいやと思って、買いませんでした。証明書を買わない分、証明写真を撮っておこうと思い、石碑の前で撮ってもらいました。みんな代わる代わる写真を撮っています。

【17:30】太陽が海へ沈んで行くのを見届けました。

【19:30】バスと電車を乗り継いで、ベレン地区に来ています。そうです、ポルトガルに行ってみたいと思ったのは、このベレンの塔がＮＨＫの番組「世界遺産」で紹介されたのが始まりでした。ブラジルにもある地名がポルトガルにも同じようにあるのが、おもしろいと思ったのでした。

【20:00】発見のモニュメント発見。日本に初めてやってきた西洋人、フランシスコ・ザビエルの像を確認。

【20:30】窓から発見のモニュメントが見えるレストランで、せっかくだから海のものをいただきました。

【21:30】ライトアップされたジェロニモス修道院をバシャバシャ撮って、今日の探検もおしまい。

１２月２７日
【11:00】ゆっくり起きて、ホテルチェンジ。サンタ・ジュスタのエレベーターのすぐ近くの宿「ゴールデントラム２４２」は、とても使い勝手がよかったのですが、気分転換に「ホテルヴェネザ」へ。古い邸宅がホテルになっているなんて、ちょっと気になりました。

【12:00】そして、今日はコロンボ・ショッピングセンターへ来ています。

【19:30】迷路のようなショッピングセンターでした。いろいろな買い物をして、最後の最後に１階のスーパーに来ました。バカリャウを見たり、お酒を見たり、とにかく海外のスーパーって、なかなかおもしろいものです。

【21:00】買い物を終えたときには２１時を過ぎ、足も精神もくたくたでした。

【23:00】そして、今日一番の驚きがこれです。リスボンのマックでは、セットメニューのドリンクにビールを注文できるということです。ちょこっと晩酌するには、うれしいですよね。

１２月２８日
【10:30】今日は朝からやっぱり疲れ気味。観光最終日なんですけど、困りました。

【13:30】パステイス・デ・ベレンのお店は年末も大変混んでいました。エッグタルトは朝食に食べたばかりなので、今回はお預けです。ジェロニモス修道院へ来ていますが、外見だけ。

【14:00】ベレン文化センター内にある、ベラルド美術館に来ました。ピカソやダリ、デュシャンなど、流石ヨーロッパだけあって、いいものが揃っていました。現代美術もおもしろく拝見しました。

【14:15】特に忘れられないのは、トニー・アウスラーの作品。長椅子に押しつぶされた女性が、ずっと「ファック！ファック！ファック！」とか「サナバビッチ！」とか、きたない言葉を呻いていました。

【15：30】発見のモニュメントまで来たころには、もう歩けない程、体調が悪化していました。一年の疲れも噴き出したのでしょう。元気だったら、ベレンの塔の中とジェロニモス修道院の中を見学して、それからアルファマ地区を見て、ファドを聴いて、お酒を飲んで旅を終えたかったのですが、これにて試合終了。タクシーでホテルに直行しました。発熱。

１２月２９日
【04：30】早朝、体調優れぬまま出発し、帰りはルフトハンザで空の旅。全てやりたいことはできなかったけど、大航海時代に思いを馳せ、久しぶりにポルトガル語を聞けた、楽しい旅行になりました。