2012/06/08 - 2012/06/08
58位(同エリア177件中)
あしもむさん
ウクライナ独立以来最大のイベント、欧州サッカー選手権開幕が近づく中、まとまった休みがとれることになったので、これまで行ったことのないカルパチア方面に出かけてみることにしました。カルパチアとは言っても今回は山登りなどはせず、近隣の有名な街を見て歩いたり、知り合いを訪ねたりするのがメインです。
旅の2つ目の目的地はKhotyn(ホティン/コティン)。アクセスは不便なもののここにも規模の大きい要塞があるということで、チェルニウツィーに向かう途中で立ち寄ってみることにしました。行きはしっかり道を間違ってしまい遠回りをしてしまいましたが、その分たどり着いたときの感動はひとしおでした。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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Kamyanets-Podilskyの目覚め。昨日はたくさん歩いてぐっすり眠れました。遠くの平原を見渡し、旅先にいることを実感しながら目覚めます。
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朝ごはんは2つのメニューから選べました。やっぱり目玉焼きには醤油が欲しい…。
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前日に撮影したものなので天気がちぐはぐですが、Khotyn行きのバスは3番ホームから出ています。
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私はバスターミナルの窓口で運賃を払いましたが、乗るときに車掌さんか運転手さんに払ってもOKのようです。Khotynまで8.85UAH(90円ぐらい)。
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バスターミナルの様子。昨日見かけた犬たちもほとんど同じ場所にいました。
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このようなバスで出発。位置や方向をつかみやすいよう、右側の席をキープです。
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Kamyanets-Podilskyのバスターミナルにもお別れ。何故か正面から入れない、謎の構造のバスターミナルでした。
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にぎわう市場を横目に…
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…車はあっという間に平原地帯に入ります。
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ドニステル川を渡ると、いよいよKhotyn。
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Khotynのバスターミナルに到着。Kamyanets-Podilskyから所要40分ほどでした。
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セメントを混ぜる機械でしょうか?こんなに需要があるものなのかどうか知りませんが、たくさん売られていました。
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よく小さい家畜が放し飼いにされているのを見かけましたが、不思議と車道までは上がってきていませんでした。
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船のような形の建物。何屋さんかな?と思ってのぞいてみたら、釣具屋さんでした。川での釣りが盛んなんでしょうか。
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要塞まであと2キロのようです。バスターミナルから歩いて行くとこの看板の後ろが見えたので、振り返って撮影。
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何かの建物。ホールか行政機関か?
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ブコビナをアピールする看板。この鳥、翌日にたくさん見かけました。
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Khotynでも地下活動が盛んだったようで、それを記念するモニュメント。本当はここで右に曲がらなければならなかったところ、道案内の看板を見落として直進してしまい、大きく遠回りしてしまうことになります。
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こちらがKhotyn中心部のようです。小規模ながらデパートのようなものがあります。
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Khotyn蜂起というものがあったようで、それを記念するモニュメント。
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コスト削減のためか、地下ではなく頭上に渡されていたこの管。よく見かけたのですが何の管だったのでしょう。水道管?
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Khotynに入ると、街の中心値を通ってからバスターミナル到着、となるので、このあたりのバス停で適当に降りていたほうが要塞は近かったようです。
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黒猫さんにも東洋人は珍しい?しっぽがベンチに巻きついています。
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馬車を発見!
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後ろにはナンバープレートがつけられていました。タイヤのかたちからして、自動車の後方に取り付ける荷台を改造したものなのかもしれません。
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そしてよく見かけた現役の井戸。定期的にメンテナンスがされているようで、ちょうどこの写真を撮った直後もメンテナンスされているようでした。
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ということでやはりこれは水道管だったんでしょうか?
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ウクライナを旅行するときは、おなじみ「歩き方」と「ロンプラ」に加えて、現地で購入した「All About Ukraine」という本などを参考にしています。今回はその「AAU」にかろうじてKhotynの地図があったので、それを見ながら歩いています。ここらで遠回りしてしまっていることはわかっているのですが、どこで曲がればいいのかわからず、とにかくまっすぐ歩いています。もう1時間以上歩いているんですが…。
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おかしいな?と思いながら歩いていると…
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…Khotynの町のはずれまで来てしまいました。
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Khotynへの行き方を探していたとき、英語で書かれた記事で「Khotyn要塞まで1キロの看板が見えたらそこでバスを降りればいい」と書いてあったのを思い出しました。どうやらこれのようです。
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今度こそ要塞にたどりつけるよう、手元の地図と通りの名前をきっちり確認して進みます。
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ヤギ?がいました。ここに来るまでのバスからはたくさん見えたのですが、歩いていて遭遇したのでちょっと興奮します。
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ひっそりと教会もありました。
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聖ミハイル教会のようです。
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またここにも井戸がありました。使用感があります。
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「先生!このヒト、さぼってま〜す!」
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民家の間をなぜか屋根!?を乗せた車が近づいてきました。荷台の前方には長い棒を持った男性が乗っていて、電線が屋根にひっかからないようにしながら進んでいきます。にしてもなぜに屋根?
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ようやく「要塞」の看板が見えてきます。
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いろいろと案内板もここでようやく見えてきて、一安心です。
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さらに何やらいろいろと書いてあるようではありましたが、ここまで歩いた疲れて読む気が全く起こりません。
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駐車場スペースの一角に入場券売り場があります。入場チケット20グリブナ。写真撮影許可チケット10グリブナ。この後特にこのチケットがチェックされることはありませんでした。
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まずはだだっぴろい駐車スペース。大型バスが数台止まっていました。
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ヘトマン・コナシェーヴィチ・サハイダーチュヌィイの像。この方の像がキエフのポディル地区にもあります。
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ちゃんとたどり着けてよかった…。
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足取りも軽く要塞へと向かいます。バックパックの重みも一瞬忘れます。
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一瞬、これが要塞本体かと思ってしまいましたが、違いました。よかった…。
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門の内部はちょっとしたお土産物屋さんが出ていました。
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要塞本体が見えてきて、テンションが上がります!
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ああ、でも天気はやっぱりいまいち。
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左を流れるのがドニステル川。ウクライナからモルドバへ、そして黒海へとつながっています。
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ここも遠足で来ている子どもたちがたくさんいました。
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丘には要塞のほかにもいくつか遺構があるようです。
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要塞の横にあるアレクサンドル・ネフスキー教会(1830〜1832年)。
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要塞が近づいてきました。細かい歴史は例によってwikipediaさんの「Khotyn Fortress」の項をご覧くださいませ。
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周囲は緑が豊かな丘になっています。
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要塞の西側の壁には不思議な模様が。トルコ軍と関係があると、何かで読んだような気がします。
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Kamyanets-Podilskyの要塞とは違って、塔よりも壁に目が行きます。
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いよいよ要塞内部に入場です。
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深い堀。歩いている人が見えました。
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要塞本体の入り口にはぽつんと大砲。
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学生さんたちのスタディーツアーか何かの発掘作業が行われていました。
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要塞に入ってきました。右手の白っぽい建物の一部が小さな博物館になっています。
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要塞のほぼ中央にあった井戸。
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要塞の中庭を奥に行くとこのような建物もありました。Kamyanets-Podilskyのものと大きさとしてはさほど変わらないように感じまhした。
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たぶん要塞の一部だったんでしょう。
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建物に入れるような雰囲気の階段も数か所ありましたが、このときは博物館の部分以外全て奥までは行けないようになっていました。
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中庭を中ほどまで進んで振り返って1枚。
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1階から2階に上がるまでの部分はこの要塞に関係がある(もしかしたらない人も入ってたりして!?)方々の肖像画のギャラリーになってます。肖像画と言ってもコピーですけど。
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ウクライナではおなじみボフダン・フメリヌィツキー。
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トルコ関係の方だと思います。
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こんなきれいな方も関係してるんですね。
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ここにまでユーロ2012の影響が…。麦わらか何かで作られたサッカーボル。EURO2012の手書き感がたまりません。
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鎖帷子などを着せられたマネキンも。1人でこの部屋に入ったのでちょっとだけびくっとします。
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要塞の形の変化がよくわかる図がありました。
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川向こうからも見てみたかったなあ…。
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建物の連なりが角度によってはきれいに見えます。
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少しずつ晴れてきました!
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中庭中央の建物の壁。特に手入れされていないのか、ガラスも割れ、ボロボロです。
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教会などでよく見る窓の形状のようにも見えます。
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またおもむろに何かの跡が…。
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塔の中にはほとんど入ることができませんでした。ここからもドニステル川を見られると思ったので、ちょっと残念です。修復作業が進むことを願います。
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ほとんど手入れされていない、ということはないのでしょうが、なんだかもうちょっとがんばってほしいところも多かったKhotyn要塞。
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壁が少しだけ開いている部分があったので、川をのぞき見。
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この建物なんですが…
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…上部に十字架があります。ということはこの建物は教会だということ?
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この階段、下ったらどこに出られるのか…。残念ながら扉が閉まっていました。
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遠足の一団もいなくなって、要塞ほぼ独り占めです。
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おそらく写真に写っているこれではないと思うのですが、Khotyn要塞の西側には大きく黒いしみになったような部分があります。ある説によると、この要塞の中で殺されたオスマントルコの反逆者の涙のシミだとか。またある説によると、オクサーナという少女がトルコ軍の手によってこの要塞の中に生きたまま塗りこめられ、彼女の涙だとか。どちらにしてもあまり気持ちのいい話ではありません…。
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青空の下の堂々たる姿を見ると、数々の映画がここで撮影されたのにも納得します。最近では、ロシアの「Taras Bulba」(ニコライ・ゴーゴリ原作)。他にも「Hadyuka」、「Zakhar Berkut」、「Ballade about gallant knight Ivanhoe」、「The Three Musketeers」、「Black arrow」、「Old Fortress」、「Arrows of Robin Hood」などがあるそうです。どれもこれも見たことがありません^^; 帰国したら見てみようと思います♪
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また遠足の一団が通り過ぎていきました。歩いて個人で来るような人、なかなかいないんですかね〜。
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この景色が見られて本当によかったです。
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いろいろな角度から眺めてみたい気もしましたが、もうこれで満足。
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あちらの丘に上がればまた違った角度から要塞を見られたのだと思いますが、もうここらで体力も黄信号です。
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再びアレクサンドル・ネフスキー教会。
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青空に映えて何かの遺構が往路とはまた違った姿で見えました。
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要塞が見渡せるちょっとした高台には、こんどはかわいいゲストたちが!
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こんなにいい景色を日常的に楽しめるなんて、うらやましいです。
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ちょうどいいところに控えていたので、被写体になっていただきました。人間を怖がるということもなく、いい感じで入ってもらえました。シャッター音がすると振り返ってしまうので、慎重に1枚。
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この門を通れば、要塞も見えなくなります。
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門の中にあったお土産屋さんの一角。どこか戦いを意識したものが多いようにも感じました。
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ここらへんの壁はきれいにされているように見えました。
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というわけで要塞見学は終了。最後に少しだけ、青空の下で要塞が見られてラッキーでした。
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再び駐車場スペース。いまいちやる気はない感じですが、お土産屋さんも数件あるので、マグネットなども買えます。
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子犬を発見!
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とにかくお腹が空いたので、商売っ気のないお土産屋さんのスタンドでアイスを購入。6グリブナでした。冷たい砂糖菓子を食べているような味でした。
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バスターミナルへと歩いていると、結婚式の車も走ってきました。
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また馬車が駆け抜けていきました。…今度はハンガリーナンバー!?
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民家ではないようですが、壁の模様が面白かったので1枚。
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フォルテッツァ(要塞)ホテル、というのも近くにあるようです。でも要塞からはけっこう距離があったので、Khotyn要塞を一望に…!というわけにはいかないようです。
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第二次世界大戦のモニュメント。
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Church of Patronage of the Mother of God(1867年〜1868年)。すぐ右隣にはKhotyn地方歴史博物館もあるようです。
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あれっ!?この像、行くときに右手に見えてそのまま通り過ぎたものです。
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この像のすぐ左側、バスターミナルから来ると右手に見えてくるこの道を行くのが一番の近道だったことが、このときになってわかりました。
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よく見たら看板もついてました…。しっかり見落としてました。
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というわけで、このような景色が見えたら右側に曲がる準備!です。一応、どなたかの参考のため。
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行きしなに見た何かのホールの横にぽつんとあったポット?
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ここも犬の多いところでした。
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バスターミナルに戻ってきました。最初ここまでわざわざ来たのは、荷物を預かってくれる場所がないかと思ってのことだったのですが、特にそのような窓口がなかったので、今日はかなりの距離をバックパックを背負ったまま歩くことになりました。
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Khotynのバスターミナルは大変小さく、一応プラットホームが2つありますが、地元のタクシーや自家用車が止め放題になっていて、あまり厳密ではないようです。2番プラットホームはチェルニウツィー方面。
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1番はざっくり言えば2番の逆方向、という感じのようです。
バスがプラットホームに入ってくるんだろうなあ…、と思ってぼおっと待っていると、道路の向こうにマルシュルートカが1台。目を細めてよくよく見てみると「チェルニウツィー行き」と書いてあるではありませんか!駆け寄って運転手のおじさんに確認し、20グリブナですぐ出発する、とのことだったので元気よく乗り込みました。ということでこれから世界遺産の街、チェルニウツィーへと向かいます。
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