2012スペイン・ポルトガル　（3）ポルト　本当にあった！天国への階段　レロ書店

2012/03/13 - 2012/03/13

英国ガーディアン紙が「The world's 10 best bookshops」と題し発表した中に選ばれている『Livraria Lello e Irmao　レロ書店』

ここもポルトに来たら訪れたいと思っていた場所。
町の本屋さんが次々に姿を消してゆく日本。こんな素敵な本屋が普通に町中にあって、いつでも利用出来るポルトの人が羨ましい(^^

私が行った2012年は普通に入れましたが撮影禁止でした。
現在は事前予約で８?のチケットを購入すれば撮影出来るようになりました。

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【3/11】□ 成田⇒アムステルダム⇒リスボン（泊）
【3/12】□ リスボン→ポルト（泊）
【3/13】■ ポルト⇒リスボン（泊）
【3/14】□ リスボン⇒シントラ⇒ロカ岬⇒リスボン
　　　　⇒ モンサラーシュ（泊）
【3/15】□ モンサラーシュ⇒エヴォラ⇒ファーロ（泊）
【3/16】□ ファーロ⇒セビージャ（泊）
【3/17】□ セビージャ⇒アルヘシラス⇒タンジェ（泊）
【3/18】□ タンジェ⇒ジブラルタル⇒アルヘシラス⇒マラガ（泊）
【3/19】□ マラガ⇒コルドバ⇒グラナダ（泊）
【3/20】□ グラナダ（泊）
【3/21】□ グラナダ⇒マドリード⇒トレド（泊）
【3/22】□ トレド⇒マドリード（泊）
【3/23】□ マドリード⇒セゴビア⇒マドリード（泊）
【3/24】□ マドリード⇒アムステルダム⇒成田

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エリア ポルト(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルの部屋の鍵。開けづらいのが難点の可愛いヤツ☆

今回ポルトで泊まったのはオポルトハウス (Oporto House）。
朝食なしで一人20ユーロ。全部で10室のプチホテルのような雰囲気のホテルです。

ホテルはこんな静かな路地にあります。

サン・ベント駅から近いですが、それらしき路地を覗いても、ホテルらしき建物も
なければ看板も見当たらなくて、地図を頼りに2人でうろうろ。

発見した時の素直な気持ち。『エッ！　ここ？　ホテルなの・・・？』
看板が小さく、入口が古いマンションみたいな雰囲気。これは見つけづらいっす。

ここはフロント脇の共有スペース。

リノベーションしてあって、インテリアのセンスもGood！

部屋もそうですが、石と木の使い方が絶妙。

『レロ・イ・イルマオン書店』前まで来たけどまだ開店前。
お店が開くまでまだ時間があるので、とりあえず隣のカフェで朝ごはん。

70歳は超えてると思われるおじいちゃんが、テキパキと手際よく働いていらっしゃいます。

Meia de Leite（メイア・ドゥ・レイテ）は、コーヒーとミルクが半々のミルクコーヒー。普段はブラックが好みですが、このお店のを飲んですっかりミルクコーヒーの虜に。このミルクコーヒーのマイブームは、この後訪れるスペインまで続くのでした。

まずは『パステル・デ・ナタ』を半分こ。
そう、これは日本でもおなじみエッグタルト。

もうひとつオーダーしたのが ”フランセジーニャ”。なんでもポルトの名物料理らしいですが・・・。

30分近く待って出てきたのがコレ。
朝食としてオーダーする人はいないと思われる、ガッツリ系のビジュアル☆

スライスしたパンにチーズ、ハム、ソーセージなどの具をサンドイッチの要領で挟んでいき、さらに上にた?っぷりとチーズをのせて薄いオレンジ色のトマトベースのピリ辛ソースをかけた、ポルトのＢ級グルメ。

店によってはステーキや目玉焼きを挟む店もあり、どちらにせよ朝から食べるものではないので、食べた場合胃もたれ必至です。
2人で分けても食べきらなかったぁ。

おじいちゃん、ちょっと休憩。

お会計を頼むと、おじいちゃんがテーブルクロスに数字を書き出した。
こんなことが出来るのも紙で出来たテーブルクロスだからですね。

もうひとつポルトで来たかった場所、”世界の素晴らしい本屋さんベスト10”に選ばれた『レロ・イ・イルマオン書店』外観は白を基調としたシンプルな造り、どこにでもある普通の本屋さんです。
ほぼ開店と同時に入ったので、お客さんは数人。店を見渡すと ”No Photo”の貼り紙が目に入る。監視役らしき店員さんが配置されてて、噂通り写真撮影は厳しそう。2階は1階よりも明るく、明るさがどこから来たものなのだろうと天井を見上げると、青が美しいステンドグラスに目を奪われます。
ステンドグラスを通して天井から差し込む柔らかな光を眺めていると、ここが本屋ということを忘れてしまいます。こんなに美しければ写真を撮りたいと誰もが思うはず。監視員を何人も配置して写真を撮らせないようにするくらいなら、入場料を取って人数規制をすればいいのに。。　

リブラリア・レロを出てすぐ右に歩いていくとある『カルモ教会』。
昨日見たアルマス教会のアズレージョも見事だったけど、ここもすごい！

ポルトガル最大といわれるアズレージョと立派なファサードを持つ教会。
結構離れないと全体が見えないくらい大きい。

リスボンに戻る前に昨日から気になっていたお店に入ってみた。
お店の名前は『A Vida Portuguesa』。

この階段で上の階へ上がるのですが、同じ店だと思っていたら、全く別のお店の
ようで、扱っているものも違いました。

1階はバッグとか布製品の扱いが多くて、2階は食器とか鍋とかを扱ってます。

ポルトガルで有名な『ボルダロ』っぽい食器も沢山ありました。
もしかしたら本物の『ボルダロ』だったのかも。。

この丸っこい可愛い鍋は 『カタプラーナ鍋』といい、ポルトガル南部アルガルヴェ地方の伝統的な鍋です。
1ヵ所が蝶つがいになってて、上下を合わせて留め金で密閉した状態で無水鍋のように調理が出来るそう。

銅で出来てるので熱伝導が良く、何よりこの形がめちゃくちゃ可愛い♪
この鍋を使って魚介類と野菜を蒸し煮にしたものがアルガルヴェ地方の名物です。

ポルトガルはコルク生産量世界一。
これはワインのコルクをそのまま使った鍋敷き。

缶詰のパッケージもとってもカラフル。

このお店のものは、パッケージがすっごく可愛いものばかり。

お土産用のジンジーニャ。
これを買ってきて飲んだ後、一輪挿しにしてます。

店のオブジェ。
背中からしっぽにかけてのフォルムがたまりません！

ガラス窓にツバメのシールが貼ってあって、まるで本物のツバメが飛んでるよう。

売っているものはもちろんだけど、ここはお店のディスプレイやこういったトップライト一つとっても手抜きがないって感じです。
お土産探しもいいですが、雑貨好きの方にはおすすめのお店です。

これは2階から3階へ行く階段。
群れ飛ぶツバメがモチーフになってます。

チェックアウトして、最後に向かったのはサン・ベント駅。
この駅が有名なのは、構内一面を飾る壁のアズレージョ。

ここからホームへと出ます。

前に行ったベルギーのオステンド駅やドイツのフュッセン駅同様、この駅も行き止まりの駅なのですが、行き止まりの駅ってなんか郷愁を誘うというか、好きです。

20世紀初頭に修道院跡地を利用して造られたそう。
2万枚のタイルを使って描かれた一大歴史絵巻のようです。

時間潰しに駅前のカフェへ。またまたメイア・ドゥ・レイテをオーダー。
今朝も思ったんだけど、2袋付いてくる砂糖はポルトガルでは普通のことなんだろうか？
　
砂糖も日本のモノより量が多いような。。
コーヒーのお味は、今朝のおじいちゃんのお店の勝ち！

帰りもカンパニャン駅で乗り換え。
時間があるので外に出てみました。

ここはポルトの中心から離れているため、駅前はロータリーはあまり人もなく静か。

アヴェイロ駅旧駅舎のホームに飾られたアズレージョ。
電車が停車した車窓から見れました☆

旧駅舎は新しい駅が造られた後もそのまま残されてます。
時間があったらアヴェイロの町へ行ってみたかったな・・


この続きの旅行記は↓
http://4travel.jp/travelogue/10680769