2007/06/02 - 2007/06/18
92位(同エリア138件中)
れむさん
スペイン内陸部の素朴な町メリダから、この日は一気に南下して大移動。アンダルシア地方を経てスペイン南端から地中海を渡り、いよいよ初めてのアフリカの大地へ。モロッコの玄関口、タンジェへと向かう。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 船 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
メリダ発アルヘシラス行きの長距離バスの出発は早朝6時。前日夜にホテルフロントに伝えてあらかじめ会計を済ませ、タクシーを呼んでおいてもらう。
日の出の遅いスペインの、その中でも西の端のメリダ。当然この時間では外は真っ暗。日中は日差しが強いスペインも、この時間帯はひんやりとしていて上着がないと肌寒い。
バスは定刻にメリダを出発。地中海に面するアルヘシラスまで、6時間以上の長旅である。 -
7時を過ぎると外も明るくなって、スペイン西部、エストレマデゥーラ地方の荒野のような風景が車窓一面に広がる。
荒涼とした大地の中にもいくつかの美しい街が点在し、途中のサフラの街などは立ち寄っても見たかったところ。
バスは途中休憩を交えながら南下し、午前9時過ぎにセビリアへ到着。 -
セビリアを出ると車窓はもうアンダルシアの風景。日差しが一段とまぶしい中に、一面のひまわり畑。ちょうどひまわりの咲く季節のようで、丘一面に黄色いじゅうたんのようにひまわりの花が敷き詰められている。
車窓の移ろいが楽しませてくれて、バスの長旅の疲れを忘れさせてくれる。 -
丘の中腹に広がるいくつかの白い村々を眺めながらバスはアンダルシアの丘陵地帯を縫っていき、とうとう地中海が眼前に広がる。と、その海の向こうには青い山脈が。あれがアフリカの大地か〜と思うと感慨もひとしお。
バスは海へ向かってさらに走り、正午過ぎ、ようやく終点のアルヘシラスへ。 -
モロッコのタンジェへはアルヘシラスからフェリーが出ていてここからの渡るのがメジャーだが、バスの道中で知り合ったスペイン人のおじさん二人連れによると、タンジェへ渡るならアルヘシラスよりタリファから渡ったほうがいい、そのほうが距離も近くて早いからという。
彼らもいまからタンジェへ渡るので、一緒に車に乗せて行ってくれるという。お言葉に甘えて同乗させてもらい、アルヘシラスから陸路で移動。午後2時にタリファへ到着。 -
港町という雰囲気のアルヘシラスに対し、タリファの港のそばは何もないといっていいくらい荒涼とした雰囲気。
港のそばにあるものと言えば、こちらの巨大な城塞の廃墟。モロッコからも目と鼻の先のタリファはイスラム勢力がスペインに侵入した際の拠点となった場所で、こうした廃墟もイスラム勢力の要塞のようだ。海のそばに建つ要塞跡はなかなかに壮大なスケールである。 -
なかなかの迫力の要塞跡とは対照的に、タリファの港は正直言って殺風景な感じ。さきほど通ったアルヘシラスの、いかにも国際港という雰囲気の港と比べると、こんなところから渡るの?という感じ。乗用車も無造作に並んでいるし。
とはいえご同行させてもらったスペイン人紳士方はここだここだというように入っていくので、それについていく。 -
港の中は大荷物を持ったイスラム系の女性であふれていた。たくさんの衣類を抱えているようだったが、スペインで買いこんでモロッコで売るのか?いまひとつ彼女らの目的はよくわからない。
波が高いとの理由で出港が遅れ、1時間半ほど待ってようやく出国&乗船手続に入る。港は小さいが船はなかなかに大きい。 -
午後4時過ぎにようやくタリファを出港。港の入り口には誰かの聖人の像が祀ってあって、航海の無事を祈ってくれている(多分)。
-
あっという間にタリファの白い街並みとスペインの大地が遠ざかっていく。
やはり海は多少荒れているようで、穏やかな地中海のはずなのにそこらじゅうに白い波しぶきが。別に天気は悪いわけではないのだけど。 -
タリファからモロッコのタンジェは本当に目と鼻の先。最初からアフリカ大陸が見えていて、大陸を渡るというほどの大航海ではない。
アフリカ大陸を横に眺めながら少しばかり西に進み、タリファを出てから30分ほど経つと、いよいよタンジェの街が見えてきた。 -
船はタンジェに到着し、いよいよモロッコに上陸。
メリダから一緒だった紳士の方はタンジェの港に車を置いていて、入国後、市内まで送ってくれた。おかげで客引きだか何だかがたくさんたむろしていたタンジェ港をあっさりと通過して市内まで行くことができ、大変助かった。
市街地でおじさんにはお礼を言って降ろしてもらい、新市街にあるホテル・レンブラントに宿を取る。 -
はるばるメリダからの長旅で、ホテルについた時点でスペイン時間ではすでに夕方6時。今日は一日大移動だった。
でもモロッコはサマータイムのスペインと2時間の時差があり、まだ午後4時。まずはタンジェの街を少し歩いてみる。スペインから地中海をちょっと渡っただけなのに、やはりここはアフリカ。スペインとはまた全然違う街並みだ。
こちらはタンジェの新市街の風景。綺麗とは言い難い、薄汚れた四角いビルのような建物が乱立する。実に雑然とした、混沌とした街並み。 -
続いて旧市街、メディナに足を踏み込む。途端に広がる迷路のように入り組んだ街並み。完全に方向感覚がわからなくなる。
とりあえずこの日は時間もあまりないので適当に探検。奥の方にカスバと呼ばれる城塞部分があるらしいので、そこのそばまで行ってみるか、、、と思うが、どこがどうカスバなのかわからない。
迷っていると現れたのが一人のおじさん。こちらがカスバを口に出してもいないのに、自分はちょうどカスバの門を閉めに行くところだから、一緒に来るかとか言われ、おー、ちょうどよかったと思ってついて行ってしまった。 -
カスバは城塞と思ったら、ここでは街の一部らしく、ここがカスバだと言って説明を始める。どうやらこの塔のあたり一帯がカスバらしい。
おじさん、途端にあちこちで解説を始める。カスバの門を閉めるとか言っていたのに、カスバの門なんてなさそうだし、どうやらこいつは自称ガイドらしい、、、とここでようやく気付く。ガイドブックには自称ガイドには気をつけろとか書いてあるし。。。 -
適当にタイミングを見て、もういいよ、ここで、と言ったら、案の定、金をよこせと。15分程の案内で、最初10ユーロとか言われたが、学生だから金がないとか嘘を言って、7ユーロ程に負けてもらってしぶしぶ払った。悔しい出費だが、これもアフリカの洗礼か。この程度の勉強代なら仕方がないと言い聞かせる。
暑いし道に迷うし、自称ガイドには捕まるしで、早速疲れてしまったので、そこらへんのカフェテラスで、モロッコではみんな飲んでいる、ミントティーで一休み。。 -
これが実にうまい。無茶苦茶甘い紅茶という感じだけど、そこにフレッシュミントの葉っぱごと入っていて、それがとてもさわやかな味わいを出す。甘さとさわやかさが、暑い中歩き疲れた体にとても効く。
周囲にはたくさんの虻がいて、虻もこの香りに惹かれるのか、見張っていないと次々にミントティーの中に飛び込んでいく。
自分は手で覆って入らないようにしていたが、隣のおじいさんのミントティーには数匹の虻が、香りに惹かれてミントティーに身投げしていた。それでもおじいさんはそんなの日常のことなのか、虻をすくって捨てると何事もないように飲んでいた。 -
モロッコはスペインとほぼ同じ経度なのに時差が2時間もあるので、夕方7時を過ぎると日の入り。大体日本と同じくらいの感覚だ。
そろそろ夕食の時間。レストラン探しに新市街の街中へ。モロッコ料理を食したいところだが、モロッコはイスラム教国。そこらへんのモロッコ料理のレストランはアルコールが置いていない。。。 -
ヨーロッパの玄関口でもある国際都市タンジェ。もちろんモロッコ料理に限らず、スペイン料理をはじめ、多くのヨーロッパ料理のお店も軒を並べる。やはり夕食くらいは酒を飲みたいと、訪れたのは地中海料理のお店。
モロッコ産のフラッグというビール、それにモロッコ産の白ワインをいただく。イスラム教国なのに、モロッコ産のビールやワインもあるのは、主に外国人用なのか。こういうところは合理的なのが、発展するイスラム教国なのかも。 -
お店では偶然日本人の学生一人旅の旅行者と出会って、やっぱり夜くらいは酒を飲みたいよねーと、二人で酒を空ける。ビール、白ワインに続いてモロッコ産赤ワインもオーダー。
一人旅のさみしいところは食事。うまいものを食べてほろ酔い気分になっても話す相手がいないと楽しみも半減なので、たまにこうして誰かと食べれば、会話も弾み、お酒も進む。
たらふく飲んで食べて、さきほど自称ガイドに金を払わされたのも忘れ、大いに楽しんだ。明日もタンジェを一日観光。
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