2012/04/26 - 2012/04/26
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fuchiさん
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ミュンヘンからハノーファーに空路で飛び、そこから電車で30分の街、ブラウンシュヴァイクに。ここを拠点に2泊し、近郊を観光して、北ドイツの珍しい伝統的なスタイルのビールを探す旅を開始する。まずはかつてブラウンシュヴァイクで醸造され、中世に北ヨーロッパを席巻したものの、現代ではほぼ消えてしまった、Mumme(ムンメ、もしくはムメ)ビールにチャレンジする。ちなみにMummeは人名が由来である。
現在Mummeビールはブラウンシュヴァイクの中心街からちょっと離れたMUMME Brauerei(http://www.bs-mumme.de/)でのみ醸造されている。事前にメールで問い合わせたところ、レストランや醸造所見学はやってない、とのこと。そのかわり、市内の代理店MUMME storeや、Mummeを出しているホテルレストランを教えてもらっていた。ただし、イベントでもない限りFass で出してはおらずボトルのみのようだ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ミュンヘン空港国内線は、チェックインをして荷物を預けるまですべてセルフでおこなう窓口があり、これを使うと手続きが10分もかからない。これならもうすこしヴァイエンシュテファンで粘ってもよかったかな。
搭乗まで90分以上余裕が出来てしまったので、空港内をウロウロする。残念ながらエアブロイはちょっと離れた場所に位置にするので、今回はアクセスできず。帰国時に再チャレンジするとしよう。
Seefoodsyltというシーフードバーや、ドイツのどこにでもあるバゲッドサンドの店、カップ入のフルーツやケーキ屋など、多彩なスタンドがある。写真は、エビをスパゲッティでぐるぐる巻きにしてあげたスナック料理(なんて名前かわからない) -
ボディーチェックすませてターミナルに入場。
空港内のダルマイヤーには、当然土産用にビールや栓抜き・ジョッキやグラスが売っているが、そのなかでちょっと気になるビール発見。INFINIUMという名前で、説明には醸造1000年の歴史を記念してヴァイエンシュテファンとサミュエルアダムズがコラボした、アルコール10.5度のストロングビール、とある。飲んでみたかったがちょっと量がおおくて断念。 -
寿司発見。19.5ユーロとは高値つけてるなあ。
ぶらぶらしてると時間が迫ってきたので、出発ゲートに移動した。
ビジネスマンに混じって、腕中に刺青をしたおねいさんや、迷彩服をきた軍人らしき方々が待合室で飛行機待ち。ここにはコーヒーのセルフサーバーがあって、コーヒーやカプチーノが飲み放題であった。
20分遅れで小さな飛行機に乗り込み、ハノーファーに飛ぶ。
眼下はだだっ広い田園地帯しか見えない。飛行中は、羽がギシギシ鳴り、大揺れして怖かった。
なにせ、今朝のニュースで着地失敗して炎上した飛行機事故を繰り返し流していたので恐怖もひとしお。機内も心なしざわついていた。
サービスでベルギーチョコと飲み物が出てきた。チョコは美味しいが量が大変多い。
ゆれまくりだが14:20にハノーファーに無事到着 -
ここからはレイスパスを使った電車移動になる。バリデーションは日本で既にすませているので、日付だけ記入する。
まずはSバーンでハノーファー中央駅に移動し、そこからICに乗り換えブラウンシュヴァイクに移動する。
座席ははコンパートメント式。同乗者はビジネスまマンぽい様子で、ピザを食べたり新聞を読んだりしてくつろいでいた。
15:50ごろ、恰幅の良い・・とゆうか相撲取り並みに腹が出た女性車掌が来てチケットをチェックしにきた。レイスパスを差し出す。初めてなので緊張するが問題なかった様子。
30分でブラウンシュヴァイク駅に到着する。ドイツの車両は自分でレバーを操作しないと開かないので注意。 -
駅からタクシーでホテルに向かった。ホテルはPentahotel Braunschweig というビジネスホテルで、旧市街と駅の中間あたりに位置する。
荷物を置き、早々に出発。 -
市街地へ歩いて移動。伝統的で良い建物や見どころが多い。
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昔の城。建物の屋根の上に四頭だて馬車の像
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広場の前にあるフリードリヒ ウィルヘルムの像
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旧市街地に入ると、ちょっと道が曲がりくねっており、方向を見失って迷い易い。
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ちょっと迷ったけと、17:00ごろにMUMME STOREに到着。MUMME STOREは、Welfenhofというショッピングモールの中にある。しかし・・閉まっている! 開店時間火〜土 9:00-19:00と聞いてたんだがなあ・・・。ほかに入口があるのかも・・と思いぐるぐる周りを回ってみるが、やっぱり開いてないし店内に明かりもついていない。これは参った・・ どうも今は土曜しか開いていないっぽい。
ここでは、ムンメのボトルのほかに、アルコールが含まれないムンメの飲料やムンメ入りのマスタードが売られており、カフェもあって一杯できるはずだったのだが、残念。
ノンアルコールのムンメは、栄養剤として飲んだり、ソースやケーキに添加したり、ピルスナーとカクテルにする、などの使い方がある様子。 -
どこかにムンメを樽出ししているところはないか?と、レストランの外張りメニューをみて回るがムンメはみつからない。
ここは古くから営業しているMutter Habenichtだが、ここもDucksteinはあるがムンメはメニューになかった。 -
開店直前のSchadt's Brauerei。店外席「の準備もばっちり。奥に寿司屋。メニューを書く黒板には、シュニッツェルやボックビール、と書かれている。
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仕方が無いので事前情報のメール問い合わせしたときに教えてもらったMovenpick Hotel Braunschweigのレストランに行くことにした。
レストランのカルテをチェックするが、Fassのムンメは無い。店員に聞いてると、やはりムンメの生はないとのこと。
しかし、ボトルはバーにあるとのことなので、そこで一杯飲むことにした。
ブラウンシュヴァイカー ムンメ。アルコール度数5.2度。
クリアーな琥珀色。モルト香にコーヒーやトーストのニュアンス。
味はかなり甘めで重め。すこしカラメル苦味。塩味の料理と合いそう。 少なくとも、サービスで出してくれたピーナッツには合った。
ムンメは文献によると通常のビールより濃いめの麦汁を使用し、しかし発酵は抑え目にして度数は低かったらしい。そうなると必然的にムンメはかなり甘いビールであったと考えられている。
さらに、輸出用に度数を高めた銘柄もあり、インドや極東にまで輸出が可能で、中性の船乗りには必携のアイテムであったようだ。 -
ムンメのラベル。
琥珀色のvollmundige(コクのある)ビールで、伝統的な手作業で純粋令に従い醸造している、とある。
フォルムンディッヒなのは間違いないとして、気になるのは純粋令うんぬんのところである。というのは、ムンメはかつてホップのほかに様々な副原料を使っていたらしいからだ。まあこれはムンメのコピー品の情報だったかもしれないし正確なところはわからないが、少なくとも純粋令はムンメにというスタイルにとってはかなり逆風だったのでないかと思っている。むろんそれ以降は純粋令に合わせてムンメを作り続けていたのだろうし、それも立派に伝統的ではあるのだろうが、やはり最も輝いていた時期のムンメを飲んでみたいものである。 -
勘定をお願いすると、女性のバーテンダーさんが、「ほかは飲まなくていいの?ムンメは甘過ぎて私は好きじゃない。」などと話しかけてきた。どうやらドイツ人、特に苦目のピルスナーを嗜好する北ドイツ人の嗜好には合ってない様子。
他のタップを見ると、Schwarzer herzog が気になる。小さい字でスペシャルなシュバルツ?と説明されている。名残惜しかったが、電車の時間が迫っていたので、精算を済ませホテルを出た。(続)
ビール累計:7銘柄/2.6l
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