2012/05/12 - 2012/05/12
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ゆうこママさん
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大河ドラマ「平清盛」のゆかりの地めぐり第3弾。
宇治平等院を訪ねました。
といっても、たぶん、ドラマのメインにはならない地味な物語の地ですが・・・。
行程 : 三室戸寺~萬福寺~平等院
この旅行記は、http://4travel.jp/traveler/010456/album/10674387/
のつづきです。
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宇治の平等院といえば、なんといっても十円硬貨の鳳凰堂や
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定朝作の阿弥陀如来坐像や雲中供養菩薩の寺として有名だが、
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境内を隈なく巡ると、興味深いポイントがあちこちにちりばめられている。
たとえば、この観音堂。
建物はもちろん美しいが、 -
がらんとした堂内には、小さな観音さまがぽつん。
なんとも薄味のほとけさまだが、鳳凰堂の眠たげな阿弥陀如来の近くでは、それが、いい塩梅。 -
横に視線を移すと、これまた小さな不動明王と二童子像。
遠くて細部まではよく分からないが、小粒でもぴりりと辛い。
もっと近づきたいと思う凛々しさ。 -
が、今日のテーマは仏像ではなく、源氏と平氏の物語。
先ほどの観音堂の裏側にひっそりとあるのが、扇の芝。 -
扇形をした芝生の1区画だが、この地には特別の物語が眠っている。
源頼政がこの地で自刃したと伝わる場所なのだ。
この人物、どういう人かって言うと、源氏なのに途中から平氏方についたり、また寝返ったりと、はっきりしない人。 -
私の知識や文章力ではうまく説明できないので、NHKの大河ドラマ平清盛のHPから引用すると、
【義朝たち河内源氏とは異なる摂津源氏の武将。
保元の乱では義朝に加勢するが、平治の乱では義朝の強引な戦いぶりに失望し平氏に寝返る。
源氏勢力が没落する中、清盛の信頼を得て地位を守る。しかし、清盛が専制化すると反発し、以仁王を奉じて挙兵、平家軍と死闘を行い、のちの頼朝が決起するきっかけを生む。】 -
というわけで、あっちへ付いたりこっちの味方になったりとうまく世渡りしたが、最後は宇治で自刃。
挙兵も、何となく勢いでやっちゃったみたいで、ツメの甘い人という印象。
辞世の句は、「埋木の花咲く事もなかりしに身のなる果はあはれなりける
」
平氏の世では、どんなに頑張っても所詮埋もれ木のままさ〜、なんて恨みっぽい。
墓所は、宇治平等院内の最勝院の片隅にある。 -
と、ここまでは、情けない人みたいに書いたが、
平氏が華々しく出世を遂げる時代に、今ひとつパッとしない人生を送り、人生最晩年の70歳代後半になって、やっぱり本音で生きよう思ったのだろうか。
この挙兵、頼政さんご本人と以仁王さんは、秘密裡に挙兵したつもりが、平氏にバレバレで、あっけなく死んでしまうが、これがきっかけで数年後に平氏は滅亡し、源氏の鎌倉幕府となるのだから、歴史と言うのはどう転ぶか分からない。 -
さて、頼政ネタをもう一つ。
言うまでもなく、宇治平等院は、宇治川のほとりに建つ。 -
平等院の辺りには、川の流れの中に中洲(中之島)がよこたわる。中之島より平等院側の分流は、大変穏やかだ。
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分流の入口が、鵜飼を行うために堰き止められているからだが、
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宇治川本流は、白波の立つ急流だ。
宇治川は琵琶湖を源流とし、年間を通して豊かな水量を誇る川なのだ。
前出の挙兵で敗色濃くなった源頼政は、宇治川の流れを要塞として利用しようと、宇治橋の橋板を落として平等院に立てこもる。が、平氏方は、馬筏を組んで宇治川を渡河してしまう。
で、前出の「扇の芝」での自害となったわけだ。1180年のこと。 -
それから4年後の1184年、平氏は徐々に没落モードに入り、源氏が優勢になってくる。
勢いに乗った源氏は、もともと身内争いの多い一家で、源氏のヤンキー木曽義仲とニューフェース源義経とがここで戦う。そのとき、「宇治川の先陣争い」といわれる物語が生まれる。
川を挟んでの戦で、義経側の佐々木高綱と梶原景季が、名誉の渡河1番乗りを競う物語なのだが、ちょっとズルがあったりして、トホホなお話。(写真は、先陣争いの碑)
どうでもよいことだけれど、ふたりが乗っていた馬の名前は、池月(イケヅキ)、磨墨(スルスミ)。カッコイイ名前だ。
騎手の武将はトホホだけれど、こんな急流を渡った「池月」と「磨墨」は、本当にカッコイイと思う。 -
そうこうするうちに、鳳凰堂の拝観時刻が近づいてきた。
鳳凰堂の拝観は、時間予約制のチケットを購入して、その時刻に案内人のガイドのもとで拝観するシステム。 -
阿弥陀如来坐像は、やはり眠たげな眼をしていた。
ホワ〜ンとした惚けたような表情と、人間たちの血みどろの世界のギャップが不思議。 -
藤棚の緑は、まだ若い色で爽やか。
緑の風に吹かれながら、も少し散策です。 -
宇治川を渡って(もちろん橋を)、福寿園さんへ。
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駐車場の自販機は当然、サントリーの伊右衛門茶
-
最後はスイーツでシメ。
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この旅行記へのコメント (6)
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- ツーリスト今中さん 2012/06/09 22:16:45
- 緑眩しい平等院
- こんばんは!
遥か昔の戦乱や栄枯盛衰を見続け、平等院は今尚、御仏たちと共に美しい姿を見せてくれているんですね。
ゆっくり京都に行ってみたくなりました。
歴史文化に疎くても十分に見るものを打つものがあります。
ゆうこママさんのコメント拝見しながらそういうことだったのかと。。。
大河や話題と関係なく、これまた清盛の残したなんとも凄い厳島神社に台風シーズンに行くことにしました。
(その時期にあえて行く理由はあるのですが)
台風に耐え得る設計もまた世界遺産にふさわしいと報じられていた厳島神社ということですが台風には遭いたくないなぁ。
- ゆうこママさん からの返信 2012/06/09 22:45:04
- RE: 緑眩しい平等院
- こんばんは、先日は王子さまの旅行記で失礼しました。
また、カルストへも無言で訪問してしまい、これも御無礼しました。
「カルスト」という言葉の響きに特別の思いを持っているとのコメントに、ウフッ。
私の「近江」とおんなじダワ。
大好きなものには、説明のできない思いが込み上げてきますよね。
>
> 遥か昔の戦乱や栄枯盛衰を見続け、平等院は今尚、御仏たちと共に美しい姿を見せてくれているんですね。
> ゆっくり京都に行ってみたくなりました。
> 歴史文化に疎くても十分に見るものを打つものがあります。
> ゆうこママさんのコメント拝見しながらそういうことだったのかと。。。
⇒うれしいコメントで、照れます。
>
>
> 大河や話題と関係なく、これまた清盛の残したなんとも凄い厳島神社に台風シーズンに行くことにしました。
> (その時期にあえて行く理由はあるのですが)
> 台風に耐え得る設計もまた世界遺産にふさわしいと報じられていた厳島神社ということですが台風には遭いたくないなぁ。
私もGWに行きましたが、宮島は自然遺産の宝庫でもありますから、ツー今さん好みの自然探索旅になるのでしょうね。
神社の鳥居は、今春の爆弾低気圧(台風ではなく)で壊れ、現在修理中です。
やはり自然にはかなわないということですね。
-
- susanaさん 2012/06/03 20:34:39
- 宇治にも義経?
- ゆうこママさん、コンバンワ★
宇治、京都市内とは違って、ちょっと奈良に似たゆったり空間で、ほっとする街で好きです。
特に宇治川の、線路とは反対方向の、遮るものが何もない山を眺めるのが最高!
平等院さんといえば、鳳凰堂と藤棚ですよね。
鳳凰堂の中に入れるなんて、知りませんでした。
資料館は結構時間をかけて見学しましたが。
花より団子のsusanaは、福寿園さんのスイーツに目が釘付けです(笑)
- ゆうこママさん からの返信 2012/06/03 21:15:06
- RE: 宇治にも義経?
- こんばんは、いつもありがとうございます。
>
> 宇治、京都市内とは違って、ちょっと奈良に似たゆったり空間で、ほっとする街で好きです。
> 特に宇治川の、線路とは反対方向の、遮るものが何もない山を眺めるのが最高!
>
⇒私もそう思います。
宇治は京都府ですが、奈良のような気配。
それに、水辺というのがまた良いです。
海、川、湖、どんな水辺も好きですが、山が近く清らかな水が流れ込む場所は、たいてい美しい仏像や古い寺院があるので大好き。
> 平等院さんといえば、鳳凰堂と藤棚ですよね。
> 鳳凰堂の中に入れるなんて、知りませんでした。
> 資料館は結構時間をかけて見学しましたが。
⇒ひとりならば、絶対、資料館に入って大好きな雲中供養菩薩を堪能するのですが、今回は涙を飲んでパス。
また、いずれです。
>
> 花より団子のsusanaは、福寿園さんのスイーツに目が釘付けです(笑)
⇒和と洋の美味しさが両方楽しめて、最高です。
コーヒーよりも紅茶よりも日本のお茶が好きなので、宇治のカフェはテッパンです。
-
- はなかみno王子さん 2012/06/03 05:26:09
- 宇治川先陣争い
- ゆうママさま
おはようございます。。
朝から、宇治・平等院にまつわる頼政の物語。。。楽しませてもらってますます。
この中で宇治川先陣争いというのが気になって、早速検索。
=引用=
義経軍である佐々木と梶原は宇治川に飛び込み、自分が先に対岸へ渡ろうと意気込みます。初めは磨墨に乗 った梶原が先を行っていました。そこで佐々木が梶原に「梶原どの、この大事に馬の腹帯が緩んで いるぞ」と親切を装い声をかけました。それを聞いた梶原が腹帯を確認している隙に、佐々木は先 に宇治川を渡りきり、見事に敵軍へ先陣を果たしたのです。
=====
戦の世界、勝つことが大事とはいえちょいと姑息でお粗末な武将でしたね。
おかげで、知識になりました。。
いつか平等院に行ったとき頼政のお墓とこの先陣争いの碑を見て歴史を思い浮かべたいとおもいます。。。。
87王子
- ゆうこママさん からの返信 2012/06/03 14:43:14
- RE: 宇治川先陣争い
- こんにちは、王子様
> おはようございます。。
> 朝から、宇治・平等院にまつわる頼政の物語。。。楽しませてもらってますます。
>
⇒いつもありがとうございます。
今回は、わがまま気ままな自分旅ではなかったので、平凡なポイントを廻っただけ。
でも、ちょっと横に眼を向けると、実は濃い物語の地があるので、紹介してみました。
> この中で宇治川先陣争いというのが気になって、早速検索。
> =引用=
> 義経軍である佐々木と梶原は宇治川に飛び込み、自分が先に対岸へ渡ろうと意気込みます。初めは磨墨に乗 った梶原が先を行っていました。そこで佐々木が梶原に「梶原どの、この大事に馬の腹帯が緩んで いるぞ」と親切を装い声をかけました。それを聞いた梶原が腹帯を確認している隙に、佐々木は先 に宇治川を渡りきり、見事に敵軍へ先陣を果たしたのです。
> =====
> 戦の世界、勝つことが大事とはいえちょいと姑息でお粗末な武将でしたね。
>
⇒そうでしょ〜。
なんだかね・・・のお話しです。
今の私たちがイメージする武士道とはちょっと違いますね。
敵方を欺くならですが、味方をなんて。
> おかげで、知識になりました。。
> いつか平等院に行ったとき頼政のお墓とこの先陣争いの碑を見て歴史を思い浮かべたいとおもいます。。。。
>
⇒私も勉強になりました。
といっても、すぐに忘れちゃうんですけどね。
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