2012/05/27 - 2012/05/27
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パパ旅行者さん
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モンフンと近くの村・賀開に行ってきました。
モンフン日曜定期市、モンフン大仏塔、曼竜新寨にわけて、報告します。
まずは、日曜定期市です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.5
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-
朝、モンハイの町を出ます。
モンハイの繁華街は、朝が遅いようです。
路上には、露天商の用意をしているダイ族のおばさんのほかは、あまり人を見かけませんでした。 -
モンハイからモンフンまでは、バスで8元です。
-
途中の道には「モン○○」といった名前のダイ族村が並びます。
最近出来た村の看板には、ダイ語、漢語、英語(?)が表記されていますが、時々笑えるものがあります。
「モン回」の英語表記は「Meng Back village」、「モンカ」の英語表記は「Meng Karma village」でした。
表音でなく、表意を混ぜているためのようです。 -
モンハイからモンフンまではわずか18キロの距離ですが、途中の村々で市場に行く人たちを拾って行くので、1時間ぐらいかかりました。
商品をもって市場に売りに行く人、身軽な荷物で市場に遊びに行く人などが乗ってきて、バスは満杯になりました。
ほとんどダイ族のおじいちゃんおばあちゃんたちです。
バスの中はダイ語の世界になりました。
写真は、モンフンに着いて、バスを降りる人びと。 -
モンフンの町の大通りです。
日曜市の日とはいえ、思ったほどの賑わいはありません。
定期市に行ってみたがそれほど賑わっていなかったという印象は、ほかのひとの旅行記にも書いてありました。
定期市の日とはいえ、いつもこんな感じなのでしょう。 -
山の人は、路上でものを売る人が多いです。
場所代が安いのでしょうか。 -
通りを歩く、ダイ族のおばあちゃん、おばさんたち。
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路上で物を売る、ダイ族のおばさんたち。
物を売るのはたいていは女性です。 -
常設市場の入口です。
入口はいくつもあり、写真はそのひとつ。 -
入口で、山の人が、山の物産を売っていました。
このあと、民族衣装を着たおばあちゃんが、金(?)を通して大きくなった耳朶の穴を示してくれました。 -
常設市場には、米線屋が並ぶ一角がありました。
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米線を食べる、ラフ族(?)の子供たち。
サロン(巻きスカート)とショルダーバッグが、あざやかです。 -
常設市場の様子です。
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常設市場の端には、豚を売る人たちがいました。
これはさすがに毎日でなく、定期市の日だけにやってきて、売っているのだと思います。 -
トラジの荷台に豚を載せて売りに来た人もいます。
黒豚だけでなく、白豚もけっこういました。 -
常設市場の野菜コーナー。
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魚が地べたでそのまま売られています。
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常設市場の肉コーナー。
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朝ご飯がまだだったので、米線屋に入ってみました。
4元。
店のおばさんは、ボクが外国人だと分かったらしく、リュックを置く場所を作ってくれたり、気を遣ってくれました。 -
同じテーブルでは、地元の人や山の人が、米線を食べていました。
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米線コーナー近くのVCD屋さん。
ダイ族、ハニ族、ラフ族など、少数民族のVCDもたくさん置いています。
村の名前も書いてあることが多いので、訪ねる場所を探すときに、使えます。 -
米線を食べ終えて、常設市場に戻ります。
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ダイ族の物売りと山のお客さん。
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この辺のラフ族は、ショルダーバッグや巻きスカートのデザインが違います。
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ダイ族の物売りとダイ族のお客さん。
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常設市場から外に出ました。
通りで、ダイ族の人たちが、ものを並べて売っていました。 -
山の人は話しかけてもなかなか答えてくれないことも多いですが、町の人のダイ族は、にこにこ話してくれます。
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私には仕組みも、壁に貼ってある資料みたいなものが何かも分かりませんが、彩票(宝くじ)は、人気のようです。
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モンフンの日曜定期市は、たいした賑わいではありませんでした。
ほかの方の旅行記にも同じ印象が書かれているので、たぶんいつもこんなものなのでしょう。
「がおちん」さんの、90年前後の旅行記を見ると、町は小さかったといえ、昔の定期市は、すごい賑わいです。
おそらく、モンフンの周辺の村々の人にとって、モンフンの定期市がさほど特別なものでなくなったのではないでしょうか。
道路もよくなりましたし、トラジ(トラクター)のほかにも、バイクや車などの交通手段があり、必要なものがあれば、町に出て買えるようになりました。
それにつれて定期市は特別な意味を失うことになり、ハレのお祭り的な機会でなくなったのではないでしょうか。 -
いまではいろんな交通手段があります。
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バイクに荷台をつけたもの。
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バイクに荷台をつけて、主にものを運ぶために使われるもの。
「拉貨」と言います(たぶん)。 -
バイク。
山の人もよくもっています。 -
トラクターエンジンの車。
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後ろでは、山のおばさんが、たぶん運転手を待っていました。
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モンフンの町のバイク屋さん。
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モンフンの日曜定期市には、すでに華やかな賑わいはないようでした。
市場のある中心街を離れて、山への路地を入っていきます。
町を見下ろす山の斜面に立つ、大きな仏塔を訪ねるためです。
仏塔訪問の話は、次の旅行記で。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- がおちんさん 2012/06/07 10:57:43
- 山のおばさん
- パパ旅行者さん、こんにちは。
モンハイからモンフンまで1時間とは、貴重な経験をされましたね(笑)。
私が2009年に行ったときは高速を使って15分位でしたので、おそらく旧道を行かれたのだと思います。1990年前後でも1時間半ぐらいでしたから、道が良くなったわりには、あまり所要時間は変わっていないようですね。
パパ旅行者さんが書かれているように、売り物の野菜や家畜を持った地元の人々がバスに乗り込んで来て、車内がにぎやかになる。そんな光景に魅力を感じます。
トラジに座っている山のおばさんは、ヤーコウから来たアク族ですね。市場の中で山のお客さんが提げている青いかばん、昔は麻製だったのですが、今はナイロンになったようです。でも形は昔のままで懐かしいです。
今は少数民族もケータイやテレビを持つ時代ですから、昔のような雰囲気じゃないのも仕方ないですね。
Meng Back villageには笑いました。なんかカッコイイです。
がおちん
- パパ旅行者さん からの返信 2012/06/08 00:03:43
- RE: 山のおばさん
- がおちんさん、
こんにちは。いつも見てくださり、ありがとうございます。
> モンハイからモンフンまで1時間とは、貴重な経験をされましたね(笑)。
> 私が2009年に行ったときは高速を使って15分位でしたので、おそらく旧道を行かれたのだと思います。1990年前後でも1時間半ぐらいでしたから、道が良くなったわりには、あまり所要時間は変わっていないようですね。
いま、デジカメ写真の時間データを見直してみましたが、本当に一時間かかっています。おっしゃるとおり、旧道を行ったのだと思います。モンハイからモン遮に向かって走り、「双佛橋」で打洛方向の道に入って行きました。そこから道沿いにはずっとダイ族の村が並んでいて(Meng Back villageもそのひとつ)、始終人が乗ってくるので、ずっと徐行運転でした。
> トラジに座っている山のおばさんは、ヤーコウから来たアク族ですね。市場の中で山のお客さんが提げている青いかばん、昔は麻製だったのですが、今はナイロンになったようです。でも形は昔のままで懐かしいです。
そういえば「アク」と言っていた気がします。デジカメを向けると、嫌だというふうに手を振ったので、近づいて話しかけました。「ハニか?」と聞くと、「アクだ」と答えたような気がします。
ヤーコウというのは「雅口」とか「Y口」と書くところですか? どういう意味なのでしょう。各地に同じ地名がありますね。
がおちんさんの昔の旅行記を見ると、本当に変化がはげしいですね。
90年前後に旅行されたのは、本当に貴重な経験だと思います。
パパ旅行者
- がおちんさん からの返信 2012/06/08 12:11:46
- アク族とヤーコウ
- パパ旅行者さん
>>モンハイからモン遮に向かって走り、「双佛橋」で打洛方向の道に入って行きました。そこから道沿いにはずっとダイ族の村が並んでいて(Meng Back villageもそのひとつ)、始終人が乗ってくるので、ずっと徐行運転でした。
そうです、その道です。昔はモンハイからモンフンへは朝のバスしかなかったので、モンツォ行きに乗って「双佛橋」で降り、歩いてモンフンまで行ったこともありました。とても懐かしいです。私もそのバスに乗りたかったです。
>>そういえば「アク」と言っていた気がします。デジカメを向けると、嫌だというふうに手を振ったので、近づいて話しかけました。「ハニか?」と聞くと、「アクだ」と答えたような気がします。
当時もアク族は最も非友好的と言われていて、コミュニケーションをとるのが難しかったです。他の少数民族はすぐに村に呼んでくれましたが、アク族と仲良くなるのは時間がかかりました。写真を嫌うので、最初に村に行った時はカメラを持っていきませんでした。なので、「モンフンから阿克族の村へ」の旅行記は1年越しの記録なんです。
> ヤーコウというのは「雅口」とか「Y口」と書くところですか? どういう意味なのでしょう。各地に同じ地名がありますね。
そうです。丫口(埡口)は山と山に挟まれた谷の部分を意味します。峠道を走っていると、よくこの地名を見かけますね。たしかアク族は1988年に山の奥から村ごと移ってきたそうで、その場所がモンフンの盆地からダールオに向かう途中の山あいにあったため、地元民は便宜的にヤーコウという名称を使っていました。2009年に村を再訪したときは、高速道路を通すために村の場所が変わっており、阿克老寨という名前になっていました。
それにしても、双佛橋なんてマイナーな話題が通じる方がいて、嬉しいです。
がおちん
- がおちんさん からの返信 2012/06/09 22:09:40
- ヤーコウ
- すいません、Internet Explorerだと簡体字が文字化けしたようです。
ヤーコウは「Y口」のことです。
がおちん
- パパ旅行者さん からの返信 2012/06/09 23:22:11
- RE: ヤーコウ
- がおちんさん、こんばんは。
ありがとうございます。私はFirefoxを使っているので、たぶん大丈夫だったと思います。英語の「ワイ」みたいな文字ですよね。
双佛橋もそうですが、私も「ヤーコウ」について教えていただけるような方がいて、とても嬉しいです。
しかし、アク族は特にそうなのでしょうが、旅行記に出てくる人びととは、時間をかけて友達関係を作られたのですね。
旅行記の各所にも出てきてはいるかと思いますが、初めて訪れる場所で、人びとのに対してこういうところを気をつけるべきだというのがありましたら、教えて下さい。
今後もよろしくお願いします。
パパ旅行者
- がおちんさん からの返信 2012/06/10 21:23:01
- 少数民族と交流するコツ
- パパ旅行者さん
> 初めて訪れる場所で、人びとに対してこういうところを気をつけるべきだというのがありましたら、教えて下さい。
中国はこの20年で大きく変わりました。雲南に住む少数民族の生活環境も同様です。かなりの山奥まで電気が通じ、テレビを見ているし、携帯電話を持っていますので、彼らの持つ情報量も飛躍的に増えたはずです。若い世代の人は漢族とそう変わらない印象も受けます。しかし、民族のアイデンティティや習慣、嫌忌などはそう変わるものではないと思います。90年前後、私が少数民族の人と交流しようと思った時に気をつけていたことがいくつかあります。今では古いスタイルだと思いますが、参考になれば幸いです。
まず、訪れたいと思う地域の情報を知るために、雲南民族出版社や雲南人民出版社などから出版されている各州の概況本や、その民族について書かれた本を読みます。その地域の歴史や地名、民族の宗教観、習俗などを大雑把に知っておくと便利です。今はネットを活用すればいいと思います。
次に現地に行ってからですが、
1:服装はなるべく地味にし、高価そうな時計、めがね、靴は着用しない。
場合によっては漢族と見られないほうが良いこともある。
2:市場に少数民族が来ていたら、女性よりも男性に話しかける。
タバコを用意しておき、1本わたす。
女性しかいなければ、若者よりも年配者に話しかける。
話のきっかけは民族衣装についてではなく、
彼らが提げているバッグや持ち物をほめる。
このときカメラは出さない。
笑顔を心がける。
3:村を訪ねる際、酒と肉を多めに買って持って行く。
村の長を教えてもらい、挨拶に行く。
村では相手が出したものを断らない。
特に酒や食事を断ってはいけない。
初回の訪問では、なるべくカメラを出さない。
反対に向こうから写真を希望されたら、
各家庭の写真を撮り、必ず再訪時に持参(郵送はだめ)する。
その民族の言葉を少しでも覚えて会話する。
子供を相手に、数の数え方、身体の部分の名称、簡単な挨拶などを教えて もらう。そのとき子供に馴れ馴れしく触れない。(特に頭)
私はこんな点に注意をしていました。当時は未開放地区であっても、村の人に信用されれば歓迎され、公安に通報されることもありませんでした。唯一、西盟のワ族の村に滞在したときだけ苦労した経験がありますが、他では問題ありませんでした。
パパ旅行者さんの旅行記を拝見しますと、現地の方とうまく交流されていると思います。誰もが行くようなメジャーな場所ではなく、田舎を旅されているところに魅力を感じます。
がおちん
- パパ旅行者さん からの返信 2012/06/12 10:45:23
- RE: 少数民族と交流するコツ
- がおちんさん、
くわしく教えていただきありがとうございました。
最近の自分を振り返ってみると、相手に話しかけることばかり考えて、自分が相手にどう映っているか、あまり考えていなかったようです。
人と人との付き合いですから、一方的な押しつけみたいなやり方はだめですね。
いつも本当にありがとうございます。
パパ旅行者
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