2012/04/22 - 2012/04/25
6217位(同エリア12780件中)
玄白さん
せっかく高い交通費を使って鹿児島県まで行くのだからと妙な慾をかいて、主目的の縄文杉はじめ屋久島の巨木の森を歩く旅のついでに、鹿児島南部を訪れました。トレッキング疲れを癒すために、指宿温泉に2泊、最後の一泊は空港へのアクセスが楽な鹿児島中央駅近くに宿泊しました。
東日本大震災以降、元気がない東日本の観光地に比べて、こちらは観光客が多く活気を感じます。九州新幹線全線開通の効果が大きいのでしょうか。それと中国、韓国からの観光客の多さにも驚きました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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4月22日(日)
午後4:20に屋久島宮之浦港を出発したジェットフォイル「トッピー」は、予定通り16:30に指宿港に到着。
宿は老舗温泉旅館「吟松」に2泊予定。すぐ隣りに砂蒸し温泉「砂楽」がある。砂蒸しは、明日の楽しみに取っておき、今日は宿の最上階にある展望露天風呂に使った後、夕食へ。 -
夕食は2階にある個室でいただく。テーブルの真ん中に炉が切ってあり、ここに温泉の源泉を引いて、その場で温泉卵が作れる。右側の鋳物の鍋はさつま揚げ用。
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オーソドックスな旅館会席料理だが、おいしい。昨日のJRホテル屋久島と比べると雲泥の差がある。
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刺身は、テーブルの真ん中の炉からの熱気で暖まらないように、氷のかまくらの中に入っている。いささか演出過剰と言えなくもないが、こういう心遣いがうれしい。
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仲居さんが目の前でさつま揚げ(こちらではツケ揚げといういうそうだ)を作ってくれる。
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揚げたてのさつま揚げ。
いや〜美味である。普段食べているさつま揚げとは全く別の食べ物であった。
そのほか、黒豚の陶板焼きなど種々ご馳走が並んだが、いずれも美味!
繰り返すが、前日の宿とは比較にならない夕食をたっぷり楽しめたのであった。 -
4月23日(月)
早朝5時半に起きて、旅館の前の砂浜を散策。錦江湾に登る朝日がきれいだ。 -
砂蒸し温泉「砂楽」。画面右側のヨシズが立掛けてあるところで砂蒸しをする。
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なぎさの堤防の壁に斉藤茂吉の短歌の碑が埋め込まれている。
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指宿の駅レンタカーを借りて観光の一日だ。
まずは、指宿フラワーパーク近くの長崎鼻という岬に出掛けた。
そばに竜宮神社という琉球風というか中国風の神社がある。九州新幹線開通にあわせて改築したらしく、塗装は真新しい。奥の社殿は、今も工事中だ。
浦島太郎伝説は日本各地にあるが、ここもその一つ。この竜宮伝説を観光の目玉にしようということらしい。 -
浦島太郎と乙姫のロマンスに引っ掛けて、恋愛、結婚の願掛けをウリにしている神社だそうだ。貝殻に恋愛、結婚の願い事を書いて奉納すると願い事がかなうという触れ込みだ。我が奥様、こんな良いダンナを見つけたのに、まだ願い事があるんだろうか、ハハ・・・
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竜宮神社の前に岩礁が突き出ていて、小さな灯台が建っている。このあたりが、長崎鼻という公園になっている。この岬が薩摩半島最南端だ。
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ここは開聞岳のビューポイントの一つだ。残念ながら、晴れてはいるのだが、この季節は黄砂が飛んでいて、開聞岳はうっすらとしか見えない。
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長崎鼻の岩礁から西側には砂浜が広がっている。ここも屋久島永田浜と同様、ウミガメの産卵地だ。
産卵地の条件として、近くに豊かな漁礁がありウミガメの餌が豊富であること、孵化した子亀が安全に海に戻れる外敵が少ない砂浜であることが必要で、これは、地元民にとっても海の幸が豊富なところということだ。それで、昔から漁師たちはウミガメを海の守り神として大切にしてきたという。これが、竜宮伝説が生まれた民俗的な要因なのだろう。 -
浦島太郎の銅像が置かれていて、開聞岳をバックにした記念写真撮影スポットになっている。中国人の団体観光客が行列して記念写真を撮っている。
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イチオシ
長崎鼻から国道226号に戻る途中の風景。開聞岳が霞んでしまっているのがオシイ!
近くに指宿フラワーパークがあるのだが、どこにでもあるような人工の花壇に金を払って見るつもりはないので、そちらはパス。 -
イチオシ
開聞岳の登山口まで行ってみたが、これだけ近づいても頂上は黄砂で霞んでいる。今回の旅行開始時には、天気がよければ開聞岳にも登るつもりでいたのだが、こんなに霞んでいるのでは眺望も利かないことが予想されるので、登山は中止。
枕崎方面にしばらくドライブすると瀬平公園という有名な開聞岳のビューポイントがある。ところが午前中は逆光になってしまうのと、黄砂で霞んでいるので、つまらない写真しか取れなかった。 -
イチオシ
瀬平公園から指宿方面に引き返し、池田湖に向かう。池田湖はネス湖のネッシーにあやかってイッシーという幻の怪獣が生息しているだとか、大ウナギで有名だ。
今日の天気は絶好の観光日和で、湖畔の花畑は見事なのだが観光客は全く見かけない。ネッシーがインチキだったということがわかってから、イッシーも熱が冷めてしまったのだろうか。 -
湖畔のドライブインの水槽で飼われている大ウナギも暇そうだ。
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池田湖は早々に切り上げ、薩摩の小京都知覧へ。
700mほどの一角に武家屋敷が残っている。よく手入れされた庭と石垣が見事だ。一般公開されているのは7軒しかない。今でも実際に人が住んでいる。 -
西郷圭一郎氏宅の庭。背の高い石が鶴、根元の小さな石が亀を表している枯山水の庭。松よりも槇の木を多用した庭造りになっている。
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知覧型二ツ家と呼ばれている独特の作りの藁葺き古民家。主屋と付属屋(「おもて」と「なかえ」という)をつなげて、そこに小さな棟を付けている。
武家屋敷群の中ほどにあって、休憩所として開放されている -
佐多民子氏宅の庭。手前の四角の切石は盆栽を載せる石だそうだ。
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森重堅氏宅の庭園。公開されている武家屋敷の庭園はほとんど枯山水の庭だが、この屋敷だけは唯一、池を使った庭になっている。
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生垣にお茶の木を使っている。さすが、お茶の一大生産地である知覧らしい。
観光のチラシや看板に、知覧はお茶の生産高日本一を謳っているが、農水省の統計によれば、静岡県の牧の原一帯が日本一だ。これは、いささか誇大広告だ。ただし、静岡県のお茶生産量は減少ぎみで鹿児島県は延びているので、そのうち、逆転するかもしれないが。 -
森重宅の近くにあるカフェ「Cafe de fo」で一服。何気なく入ったのだが、すばらしくおいしいコーヒーを出してくれる。コーヒーにはあまりこだわりがないのだが、そんな自分でも違いがよくわかった。ささいなことでも、ガイドブックには書かれていないところを発見するのも、旅の楽しみの一つである。
このカフェはオススメです。武家屋敷を訪れた際には、ぜひどうぞ。 -
イチオシ
特攻平和記念館に立ち寄る時間がなくなったので、指宿温泉に戻る。
指宿の北部に、知林ヶ島という無人島があって、立ち寄った。
この島は、3月〜10月の大潮か中潮の干潮のときだけ、砂州が出現して歩いて渡ることができる。800mほどだが、砂で歩きにくいので、片道20分ほどかかった。指宿温泉の観光スポットとして売り出し中で、宿のロビーにも干潮の時間を示す掲示板がある。
4:30にレンタカーを返してから、ホテルに戻り、となりの「砂楽」で砂蒸し温泉を楽しむ。平日なのに、ものすごい観光客が砂蒸し温泉に押し寄せ、15分ほどの待ち行列ができていた。 -
4月24日(火)
8:20に宿をチェックアウトし、タクシーにて指宿へ。
駅のロータリーには、足湯がある。 -
8:59の2両編成のローカル線普通列車で鹿児島中央駅に向かう。九州新幹線が開通してから、鹿児島中央〜指宿の間で「指宿のたまて箱」号という観光特急列車が走っているが、時間に大きな差はなく特急料金が高いので、そちらはパス。ローカル線でも車窓からの錦江湾の景色は十分楽しめる。しかも空いているのが良い。
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11時前に中央駅着。まだチェックインはできないが駅前のホテルで荷物を預かってもらい、市内観光へ。
駅のインフォメーションでバス、市電乗り放題の一日乗車券(\600)を購入し、いざ市内観光へ・・・ところが我が奥様その前に行くところがあるといって、駅ビルに隣接したアミュプラザというビルの中へ。ここに天文館にある有名店「むじゃき」の支店が入っていて、ここの「しろくま」という巨大な練乳がかかったかき氷を食べたいという。 -
「しろくま」と軽い早めの昼食を摂ってから、駅前の市内循環観光バスにのって、まずは、桜島のビューポイント城山公園へ。
う〜ん、今日も黄砂がひどく、桜島が霞んでいる。かろうじて噴煙が見える程度だ。 -
次の行き先は、鹿児島に来る観光客は誰でも訪れるという「仙巌園」へ。江戸時代初め頃の島津家19代当主、光久によって 築庭され、中国竜虎山の仙巌にちなんで名づけられた大名庭園である。桜島と錦江湾を借景に取り入れた雄大な風景が楽しめる。
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入場券を買って入るといきなり、大砲が展示してある。薩摩藩百五十斤鉄製砲だ。ただし、実物ではなく、複製品のようだ。
幕末の28代当主島津斉彬は、進取の気風に富んだ藩主で、西欧近代科学技術を導入するために近代的工場群を庭園内、隣地に建設した。大砲製造のための溶鉱炉、反射炉、水力発電などのほか、ガラス工場、農具製造所も作っている。ここのガラス生産が薩摩切子興隆の一翼を担った。 -
島津家一族が住んでいた「磯御殿」
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「磯御殿」その2
仙巌園は別名磯庭園というが、この磯御殿を中心に庭が作られている。 -
磯御殿の前の庭
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庭園から眺める桜島。
この庭は桜島を築山に、錦江湾を池に見立てた借景の雄大な庭園だ。 -
錫門
鹿児島は日本では珍しく錫の鉱山があって、薩摩藩の特産品であった。屋根を錫で葺いた朱塗りの門で、当時は正門として使われ、ここを通れるのは当主と嫡男だけだったそうだ。 -
江戸時代、佐渡金山と並んで薩摩に山ヶ野金山という金鉱山が霧島市にあった。明治以後も島津家が採掘を続けていたが、採掘の近代化のために電気が必要になり、水力発電所も作った。発電所の一部が記念として、ここに置かれている。
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江南竹林
磯御殿の裏手の高台に登っていくと、孟宗竹の竹林がある。
21代当主島津吉貴が、琉球から取り寄せ、中国江南の竹林の様子に似せて造ったという。日本の孟宗竹は、ここから全国に広まった。 -
磯御殿裏山の岩壁に磨崖文字が彫られ「千尋巌」と刻まれている。文字の大きさは11mもあるという。27代島津斉興が文化11(1814)年4月に完成させた。これを刻むのに延人員3,900人と3か月もの日数を要したそうだ。
竹林といい、磨崖文字といい、この庭園は、いたるところに中国の匂いがする。 -
千巌園正門
これは明治になってから建てられたもので、それまでは錫門が正門だったという。千巌園はNHK大河ドラマ「篤姫」のロケ地だったが、この正門前でもロケが行われた。 -
17代藩主島津義弘は猫の目の瞳孔で時を知るため7匹の猫を飼っていた。その猫を祭る猫神神社。向かいには猫グッズを売る店がある。猫愛好家には、よく知られた神社だそうだ。
この後、隣りの尚古集成館で幕末の薩摩藩主島津斉彬が進めた近代化事業の足跡を見たりして4時間ほど時間を使ってしまった。
仙巌園をじっくり歴史を紐解きながら見て回ると半日以上かかってしまう。江戸期から明治期までの近世史が好きな人にとっては、大変面白いところだ。結局、この日は、城山と仙巌園だけで終わってしまった。 -
4月25日(水)
いよいよ、8日間の旅行の最終日だ。昼過ぎには空港行きのバスに乗らねばならないので、今日は半日観光だ。ホテルで荷物を預かってもらって、桜島にフェリーで渡ることにした。 -
フェリー桟橋に停泊中の船から見た桜島。今日も黄砂で霞んでいる。
天気もあやしくなってきた。 -
フェリーの運賃は片道¥150でずいぶん安い。24時間運航で、朝夕の通勤時間帯は10分おきに、昼間でも15分おきに出ている。地元の人にとってはバスのような通勤手段であるらしい。15分ほどで桜島のフェリー乗り場に着く。
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フェリー桟橋から歩いて10分ほどのところに溶岩なぎさ公園がある。ここに全長100mの足湯があって、ただで入れる。しばし、行き交うフェリーを眺めながら足湯に浸かる。客は3〜4人しかいない。静かだ。
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溶岩なぎさ遊歩道を散策。
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烏島展望所まで行き、フェリー乗り場に引き返す。ここは、烏島という独立した島だったのが、桜島の噴火で埋まってしまい、陸続きになったのだという。
12:00発のフェリーで鹿児島港に戻り、ホテルで荷物をピックアップしてから、駅前から空港行きバスを使って鹿児島空港へ。JAL1872便にて14:45離陸、10分遅れの16:35羽田着。
8日間の屋久島トレッキング、指宿、知覧、鹿児島観光の旅行は無事終了!
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