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サウスジョージア島から2日間航海し、フォークランド諸島に着きました。もうウシュアイアより、かなり北に来たのです。<br /><br />人口3000人ほどのひなびた所でした。英国領ですがアルゼンチンとの領土問題には複雑な背景があり、30年前には戦争となりました。爪あとは今も残っており、また丁度30年というので緊張が感じられました。<br /><br />ここには2日間滞在し、まず中心地のスタンレーを訪ね、翌日、西側の島へ行きました。マユグロアホウドリの大規模な営巣地がありました。

夢の南極クルーズ(7): フォークランド諸島

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2012/03/04 - 2012/03/09

19位(同エリア142件中)

4

33

Takashi

Takashiさん

サウスジョージア島から2日間航海し、フォークランド諸島に着きました。もうウシュアイアより、かなり北に来たのです。

人口3000人ほどのひなびた所でした。英国領ですがアルゼンチンとの領土問題には複雑な背景があり、30年前には戦争となりました。爪あとは今も残っており、また丁度30年というので緊張が感じられました。

ここには2日間滞在し、まず中心地のスタンレーを訪ね、翌日、西側の島へ行きました。マユグロアホウドリの大規模な営巣地がありました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
航空会社
アメリカン航空
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 3月2日。明日にかけて2日間の外洋航海である。海は比較的穏やかであった。<br /><br />講演を聞き、ワタリアホウドリの写真を撮るなどして日が過ぎていった。<br /><br />ワタリアホウドリの写真は、少しはましな物がとれるようになった。

    3月2日。明日にかけて2日間の外洋航海である。海は比較的穏やかであった。

    講演を聞き、ワタリアホウドリの写真を撮るなどして日が過ぎていった。

    ワタリアホウドリの写真は、少しはましな物がとれるようになった。

  • 船の上をゆったり飛んでいるところである。

    船の上をゆったり飛んでいるところである。

  • カップルだろうか。上の鳥が鳴いている。

    カップルだろうか。上の鳥が鳴いている。

  • 3月4日。フォークランド諸島のスタンレー着。島の中心地だが港はさびれている。<br /><br />

    3月4日。フォークランド諸島のスタンレー着。島の中心地だが港はさびれている。

  • 午前中はスタンレーの観光。バスから望んだ船。<br />

    午前中はスタンレーの観光。バスから望んだ船。

  • 湾には、いくつか廃船が残されている。

    湾には、いくつか廃船が残されている。

  • 島には泥炭が多く、燃料事情は良い。

    島には泥炭が多く、燃料事情は良い。

  • フォークランド諸島博物館に入った。<br /><br />これはフォークランド紛争の記録。

    フォークランド諸島博物館に入った。

    これはフォークランド紛争の記録。

  • ゆかりのあるダーウィンの肖像画。若いころの姿である。

    ゆかりのあるダーウィンの肖像画。若いころの姿である。

  • ウィリアム王子夫妻の訪問を喜んでいる。

    ウィリアム王子夫妻の訪問を喜んでいる。

  • フォークランド紛争時の首相はサッチャー。

    フォークランド紛争時の首相はサッチャー。

  • フォークランド紛争慰霊碑。<br /><br />フォークランド紛争の犠牲者の名前が書かれている。

    フォークランド紛争慰霊碑。

    フォークランド紛争の犠牲者の名前が書かれている。

  • 教会。

    教会。

  • 教会の脇にはシロナガスクジラの顎の骨で作られたアーチがある。

    教会の脇にはシロナガスクジラの顎の骨で作られたアーチがある。

  • 海辺の公園にガンの一種(highland goose)が集まっていた。

    海辺の公園にガンの一種(highland goose)が集まっていた。

  • 民家。敷地は広い。

    民家。敷地は広い。

  • 警察署。

    警察署。

  • 銀行。

    銀行。

  • 郵便局。<br /><br />いずれもこじんまりしているが、とにかく必要最低限のものはある。

    郵便局。

    いずれもこじんまりしているが、とにかく必要最低限のものはある。

  • 午後、郊外に出た。まだ地雷が残っている。

    午後、郊外に出た。まだ地雷が残っている。

  • 3月5日。夜の間に船はフォークランド諸島の西側に移動していた。<br /><br />午前中はCarcass島。浜にいるマゼランペンギンを見て、住人の家を訪問した。

    3月5日。夜の間に船はフォークランド諸島の西側に移動していた。

    午前中はCarcass島。浜にいるマゼランペンギンを見て、住人の家を訪問した。

  • とても美味しいクッキーやケーキが待っていた。

    とても美味しいクッキーやケーキが待っていた。

  • 午後はニュー島。上陸して、なだらかな草山を超えると、海に面した断崖の岬に出た。<br /><br />岬の右手はすり鉢状に崩落し、海が入り込んで小さな入り江になっている。<br /><br />この崩落した崖に数十羽のマユグロアホウドリが巣を作っていた。私たちは崖の上から営巣地を見下ろした。

    午後はニュー島。上陸して、なだらかな草山を超えると、海に面した断崖の岬に出た。

    岬の右手はすり鉢状に崩落し、海が入り込んで小さな入り江になっている。

    この崩落した崖に数十羽のマユグロアホウドリが巣を作っていた。私たちは崖の上から営巣地を見下ろした。

  • アホウドリのヒナはまだ灰色の羽毛をまとっていたが、親鳥ほどの大きさに育っていた。<br /><br />はばたいて、飛ぶ練習をしているヒナもいる。羽を広げるとびっくりするほど大きい。

    イチオシ

    アホウドリのヒナはまだ灰色の羽毛をまとっていたが、親鳥ほどの大きさに育っていた。

    はばたいて、飛ぶ練習をしているヒナもいる。羽を広げるとびっくりするほど大きい。

  • 親鳥が帰ってきた。マユグロアホウドリは眼のふちが黒く、りりしい顔立ちである。

    親鳥が帰ってきた。マユグロアホウドリは眼のふちが黒く、りりしい顔立ちである。

  • ヒナが餌をねだっている。

    ヒナが餌をねだっている。

  • 崖の上にはイワトビペンギンの姿もあった。金色の毛が鉢巻のようについたペンギンである。<br />

    崖の上にはイワトビペンギンの姿もあった。金色の毛が鉢巻のようについたペンギンである。

  • 空にはたくさんのアホウドリが飛んでいた。

    空にはたくさんのアホウドリが飛んでいた。

  • 入り江の向こうの斜面には比べ物にならないくらい大きな営巣地があった。<br /><br />空は晴れ渡っている。しかし風は強い。ゴミが飛んできてカメラのレンズが汚れるほどである。<br /><br />私は強風に耐えながら、この壮大な景色に見入っていた。南極旅行の最後を飾るのにふさわしい景色である。<br />

    イチオシ

    入り江の向こうの斜面には比べ物にならないくらい大きな営巣地があった。

    空は晴れ渡っている。しかし風は強い。ゴミが飛んできてカメラのレンズが汚れるほどである。

    私は強風に耐えながら、この壮大な景色に見入っていた。南極旅行の最後を飾るのにふさわしい景色である。

  • 3月6日。航海を続け、無事にビーグル水道に入った。<br /><br />フォークランド紛争30年で緊張が高まり、フォークランド諸島に立ち寄ったクルーズ船がウシュアイアに接岸できない事件が起きていた。<br /><br />ツアーリーダーはこの船は大丈夫だと言っていた。<br /><br />何事もなく、水先案内人を乗せたボートがやってきた。

    3月6日。航海を続け、無事にビーグル水道に入った。

    フォークランド紛争30年で緊張が高まり、フォークランド諸島に立ち寄ったクルーズ船がウシュアイアに接岸できない事件が起きていた。

    ツアーリーダーはこの船は大丈夫だと言っていた。

    何事もなく、水先案内人を乗せたボートがやってきた。

  • 3月7日。朝に下船し、ウシュアイアを観光した。これは監獄を改装した博物館である。<br /><br />

    3月7日。朝に下船し、ウシュアイアを観光した。これは監獄を改装した博物館である。

  • ウシュアイアの天候は悪く、まさに地のはての印象であった。この先に光り輝く南極があるとは考えにくい。<br /><br />ウシュアイアからラン・アルゼンチンのチャーター便でブエノスアイレスの国際空港に飛んでツアーは解散。<br /><br />そのまま乗り継いでダラス経由で帰国した。3月9日、成田着であった。<br /><br />帰国してあわただしい日常に戻って振り返ると、夢のようなクルーズであった。

    ウシュアイアの天候は悪く、まさに地のはての印象であった。この先に光り輝く南極があるとは考えにくい。

    ウシュアイアからラン・アルゼンチンのチャーター便でブエノスアイレスの国際空港に飛んでツアーは解散。

    そのまま乗り継いでダラス経由で帰国した。3月9日、成田着であった。

    帰国してあわただしい日常に戻って振り返ると、夢のようなクルーズであった。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • 鼻毛マンさん 2013/12/10 22:51:56
    美しい写真に見とれてしまいました
    初めましてTakashiさん。
    ふと、南極の写真が見たくなってTakashiさんの旅行記を訪れました。

    どれもこれも美しい写真に、ほれぼれと見とれてしまいました。
    僕が南極に行った時は39枚撮りの写るんですだったのですが、Takashiさんの写真を見て、僕もいいカメラ持っていけばよかったなって思いました。

    もう南極に行くことはないなと思ったのだけど、次はいいカメラを持って行きたいなって思うようにもなれました。
    なんか、次の人生の目標ができたようで嬉しいです。

    鼻毛マン

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2013/12/10 23:18:12
    RE: 美しい写真に見とれてしまいました
    鼻毛マンさん

    お便りありがとうございます。写真、気に入っていただいてうれしいです。鼻毛マンさんの写真もきれいで、写るんですで撮られたのは驚きです。

    南極には立派なカメラの人も多いですね。私のよりかなり大きいカメラを2つも無造作にぶらさげた大男もいました。

    たしかに、南極はまた行きたくなるところです。あの夢のような場所をまた訪ねたいと思いますが、私の場合はもう無理でしょうね(笑)。

    ぜひいつの日にか再訪されて、素晴らしい景色を記録されますように。

    Takashi



    > 初めましてTakashiさん。
    > ふと、南極の写真が見たくなってTakashiさんの旅行記を訪れました。
    >
    > どれもこれも美しい写真に、ほれぼれと見とれてしまいました。
    > 僕が南極に行った時は39枚撮りの写るんですだったのですが、Takashiさんの写真を見て、僕もいいカメラ持っていけばよかったなって思いました。
    >
    > もう南極に行くことはないなと思ったのだけど、次はいいカメラを持って行きたいなって思うようにもなれました。
    > なんか、次の人生の目標ができたようで嬉しいです。
    >
    > 鼻毛マン
    >
  • 野宿さん 2012/05/22 22:12:54
    南国
    投票有難うございます。

    話せば長いのですが簡単に言うと、ヨット旅をGWに8泊9日で広島から別府に行きまして、次週キャンプの序に島根県の浜田港に行ったら3年半かけて札幌から世界1周をして日本に帰ってきたヨットに出会い、色んな話を聞いたんですが之から札幌に帰ったら直ぐ、ヨットで南極にに行くという素晴らしい人に出会いました。私は4TのUPをサボって居るんですが、4Tを見ていたらTkashiさんの南極の旅行記が有り興味を持って拝見しましたが・・・ 私なんか無理な旅投稿羨ましいです!!!

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2012/05/23 09:29:48
    RE: 南国
    野宿さん

    コメントをありがとうございます。ヨット旅も素晴らしいでしょうね。私は鹿児島にいたことがあり、ディンギーを買い込んだのですが上手くならずあきらめてしまいました。

    別府にヨットで迫るなど最高だと思います。

    南極半島にたしかにヨットがいました。ドレーク海峡を越えてきたことに感心しました。氷の漂う海でしたので、この上のヨットなど次元を超えた感覚でしょうね。






    > 投票有難うございます。
    >
    > 話せば長いのですが簡単に言うと、ヨット旅をGWに8泊9日で広島から別府に行きまして、次週キャンプの序に島根県の浜田港に行ったら3年半かけて札幌から世界1周をして日本に帰ってきたヨットに出会い、色んな話を聞いたんですが之から札幌に帰ったら直ぐ、ヨットで南極にに行くという素晴らしい人に出会いました。私は4TのUPをサボって居るんですが、4Tを見ていたらTkashiさんの南極の旅行記が有り興味を持って拝見しましたが・・・ 私なんか無理な旅投稿羨ましいです!!!

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