2012/04/18 - 2012/04/18
256位(同エリア471件中)
シベックさん
愛知県の北東端にあり、長野県と岐阜県との県境に位置するどんぐりの里・稲武町を散策。この付近は、美濃三河丘陵に属し、町の大部分を山地が占め、里山や林内には多くの山野草が自生しています。桜の咲く標高500mほどの山里と春まだ浅い標高約1200mの山道を歩いてきました。国道153号(三州街道)で、香嵐渓のある足助から稲武には、約30分の距離でした。
長野県の和田峠にちなんでつけられたワダソウ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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-
エンジン露出の車
我が家からは1時間少々で、道の駅どんぐりの里いなぶに到着。この先、行くところには自販機もトイレもないので、こちらで小休止をしました。
用を済ませ駐車場に戻ってみると、私の車の隣にワクワクするような、珍しい車がとまっていました。 -
3ホイーラー
ドライバーは、戦闘機乗りのようないでたちで、私と同年代の男性。写真を撮らせてもらい、お話を少々・・。部品もなく維持費が大変らしい。
これは、英国の名門モーガンが、40年間以上に渡ってつくり続け、1953年に生産を終了した車で、排気量1.1リットル V型2気筒エンジンを搭載し、チェーンの後輪駆動。ボディはアルミ製、2人乗り。さまざまなモータースポーツで活躍を見せた。この車、今年58年ぶりに復活するそうです。
ちょっとのつもりが、長居をしてしまいました。では、最初の目的地へ・・。 -
カテンソウ
国道153号を稲武町交差点で左折し、国道257号を押山大滝方面へ・・。
名倉川に注ぐ小さな沢の草地に咲いていた花点草。
太陽が照りつけ、雄花は花粉を飛ばし始めていました。 -
ヤマエンゴサク
沢の縁に咲いていた淡いブルーの
エンゴサク(山延胡索)。
ケシ科キケマン属の多年草。
山野の林下にはえ、茎は高さ10〜20cm。
春植物と呼ばれる植物の一つ。 -
淡い空色のスミレ
去年の枯れた草体を見ると、
タチツボスミレではない様子・・。
斜面を飾るブルーの花がいっぱい。
このスミレと同じ色の
ヤマルリソウが混在して満開でした。 -
カキドウシとアブ
そばかすをつけた淡い紫色の花。
カキドウシは地面を這うものと思っていましたが、
立ち上がるものもあるそうです。
口の長いビロードツリアブが蜜を吸っていました。 -
ネコノメソウ
川の堤防に咲く野草たち。
ヒメオドリコソウ、種をつけたネコノメソウ、ニリンソウが
春の光を浴びて咲いていた。 -
ニリンソウ
一輪で咲いていたニリンソウ・・。
ひとつの茎に2輪の花が咲くが、
おたがいは、開花時期を少しずらして咲く。 -
ムラサキケマン
日当たりのよい斜面で咲く淡い紫色の花。
ジロボウエンゴグサに似ていますが、葉を見ると羽状に裂け、
裂片はさらに深く切れ込んでおり、草丈も40cmほど。 -
ヤマブキ
川岸で咲き始めたヤマブキの花。 -
ミヤマキケマン
田んぼの畔道に咲いていたケマン。
草丈は40cmほど。
粉白色をおびた多数の葉をだし
深く裂ける。 -
トウゴクサバノオ
暖帯林の渓流畔に成育する多年草。
径6〜8mmの小さな花。 -
東国鯖の尾
キンポウゲ科 シロカネソウ属。
クリーム色の5弁の小さな花で、
雄しべは黄色
果実の形をサバの尾にたとえて命名された。 -
群生するトウゴクサバノオ
-
ワダソウ
日本の固有種で、本州の中部地方以北と九州北部に分布。
山地帯から亜高山帯に生える。
南向きの日当たりのよい崖地に咲いていた。 -
和田草
ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草。
草丈は10〜20cmほど。
茎の上部の葉は大きくて卵形、下部の葉は小さくて長楕円形。
4月から5月ごろ、
茎頂に白色の花を1〜5個咲かせます。
花弁の先の凹みが特徴、葯は赤褐色。
和名は、長野県の和田峠に因みます。 -
クサノオウ
ケシ科クサノオウ属の越年草。
草丈は30〜80cm。葉は互生し粉白色を帯び、深く切れ込む。
葉と茎には縮れた毛がある。
枝先に黄色で径約2cmの4弁の花が数個つく。
和名は、瘡の王。 -
面の木・ブナ林
稲武の里山から面の木峠に移動してきました。
天狗棚への登山道。
標高約1200mのブナやカエデ、モミ、ツガなどの原生林。
林は丸裸・・。
今は、見通しもきき明るい林内です。 -
天狗棚展望台
先ほどまでの晴天が、いつの間にやら雲の多い天気になってきました。
谷あいの平地には、津具村あたりが望めます。
その遠方には、奥三河の名峰である明神山や鞍掛山などが、かすかに望めます。 -
天狗棚の祠
-
小さなトウカイスミレ
東海菫。太平洋側のブナ帯に生育する小型のスミレ。
草丈は3〜5cmの多年草で、地上茎はなく葉は心形。
花の大きさは1cm程と小さいが、丸みのある姿がとても愛らしい。
かっては、ヒメミヤマスミレの東海型とされていたが、
別種であることが明らかになり、
トウカイスミレと名付けられた。 -
ユリワサビ
日本固有種の百合山葵。
アブラナ科ワサビ属の多年草で、
ワサビと違い全体に小型。
谷沿いの斜面や礫地に生育し、
十文字型の白い4弁の花を咲かせる。
茎葉の葉先には小さな突起があり、
根生葉は丸くて大きい。 -
コガネネコノメソウ
ユキノシタ科ネコノメソウ属の黄金猫の目草。
高さ5〜10cm。
茎は暗紅紫色を帯び白色軟毛が密生する。 -
コガネネコノメソウ
白い4弁の花は、ユリワサビ。
ネコノメソウは地方や場所によって変異が多く、
名前も多いそうです。 -
コガネネコノメソウ
咲き始めの花は、黄色で四角く見える。
この面の木付近では、
黄金猫の目草の他に東濃猫の目草など、
数種類の猫の目草が
自生しているそうです。
花期を終え種をつけると
黄色い萼片は、黄緑色や緑色に変色する。 -
天狗棚とブナ原生林
天気は下り坂・・。陽が陰ると、ひんやりとしてきました。
ここから少し北には、愛知県で唯一のスキー場・茶臼山があり、天空の芝桜の丘もあります。
間もなく、道路激混みの芝桜のシーズンです。 -
押川大滝
面ノ木峠のブナ原生林から移動してきました。
押山(773m)の西を流れる名倉川が流れ落ちる滝。
今日の水量は、少ないようでした。 -
大滝と滝壺
滝の上にかかる滝見橋からは雄大な姿が一望できます。
川原に下りれば、
広くて蒼い滝壺と落差8mの滝が眼前に迫ります。
陽も落ち、カエルの合唱がにぎやかに聞こえてきました。
そろそろ・・岐路に。
〜end〜
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