伊丹市立美術館の熊谷守一展へ

2012/05/12 - 2012/05/12

先日、新聞の美術評に載っていた猫の絵を見てはっとしました。

シンプルな猫の絵なのですが、これがすごいと思えるのです。

その文章に「ヘタウマ」とは、ちょっとみるとヘタにみえるけれど、良く見ると奥深いいい絵なのであると。

なるほど！！

この「ヘタウマ」の元祖こそ画家「熊谷守一」で、いま伊丹市立美術館で「小さな画面に無限の世界　熊谷守一展」が開催中。

ということでその熊谷守一展に行きました。

【新聞に載っていた猫の絵です。（熊谷守一展で売っていた絵はがきを撮ったものです。）】

エリア 伊丹(兵庫)

• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

伊丹市立美術館です。
市営宮ノ前地下駐車場に車を停めてやってきました。
出口のひとつが、美術館のすぐ近くにあります。

美術館の中のポスターです。
熊谷守一画伯こんな風貌なんですね。

こんなオブジェも。
「つどい」大久保英治作です。

チケットの半券です。
ここにも猫が。
晩年、家の飼っていた猫や鳥を描くことが多かったそうです。

こちらのオブジェは、「球もまた空にかえってゆく」堀内正和の作です。

熊谷守一の作品二階から見て、一階に降りてきました。

次の展示場に行く間に、中庭を見ていきます。

中庭もきれいですね。

四つの会場を見終わりました。
やっぱり猫や小動物の絵、そして日本画と書、いいですねぇ。
ちょっとわからない絵もあったりしますが、きてよかったです。
中は撮れないので、ポスターでがまんです。

美術館と同じ敷地には、旧石橋家住宅と旧岡田家住宅があります。
こちらは旧石橋家住宅です。

旧岡田家住宅は、酒蔵だったようです。

酒造りのためのかまどです。

お釜など、酒造のための道具です。

酒を搾るものですね。

旧岡田家の天井です。

旧岡田家住宅酒蔵ゆかりの酒樽です。

旧岡田家住宅酒蔵のほうから出ます。

隣のブロックに小西酒造（白雪）のブルワリーショップ（長寿蔵）があります。

若山牧水は、酒の白雪をこよなく愛したのでこの歌があります。
「手にとらば　消なむしら雪　はしけやし　この白雪は　わがこころ焼く」
意味は「手に取ると、すぐにでも消えてしまうような白雪、この白雪はいとおしいもので、私の心をこがさずにはおかないものなのです。」のようです。
そのためこの歌碑が伊丹郷のこの長寿蔵の前に建てられています。

　

ショップの隣にあるブルワリーミュージアム（長寿蔵）です。
ここの一階には、レストランがあります。

さらに隣のブロックには、小西酒造の本社があります。

昼食は、インターネットで調べていた豆腐庵「さらら」で。
小西酒造からＪＲ伊丹駅に少し歩いたところにあります。

湯葉づくしさらら膳です。
おいしいでーす。

店内では豆腐製品も売られています。

昼食の後は、ＪＲ伊丹駅近くの有岡城跡に。
織田信長に謀反を起こした荒木村重は、この有岡城に帰城してしまい、結局は織田信長に攻められて、落城してしまったのです。

井戸や礎石の後です。

石垣の跡です。

このあたりから東に行ったところに大阪空港があります。
駐車場にいく途中、旧石橋家住宅のあたりで、離陸したＪＡＬ機を見つけました。

（おしまい）

この旅行記へのコメント （4）

• 潮来メジロさん 2012/05/20 00:50:54

  訪問回数４５０回目、ありがとうございました。ヾ(^o^)

  のーとくんさん、こんばんは！　ヾ(^o^)
  毎度、訪問＆投票ありがとうございました。
  昨日、のーとくんさんの訪問回数が４５０回目となっておりました。
  拙いブログなのに、度々お越し戴き、ありがとうございました。
  
  > 昼食の後は、ＪＲ伊丹駅近くの有岡城跡に。
  > 織田信長に謀反を起こした荒木村重は、この有岡城に帰城してしまい、結
  > 局は織田信長に攻められて、落城してしまったのです。
  
  荒木村重という武将は知りませんでした。
  明智光秀の前にも、部下が謀反を起こしていたのですね。
  下克上の戦国時代とはいえ、何回も部下に謀反を起こされる信長は、
  部下にもなかなか理解されなかったのでしょうね。
  
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）

  のーとくんさん からの返信 2012/05/20 20:46:03

  RE: 訪問回数４５０回目、ありがとうございました。ヾ(^o^)

  潮来メジロさん
  
  こんばんは。
  いつもありがとうございます。
  
  みんな信長は怖かったんでしょうね。
  でもその先進性は、すばらしいものがありますね。
  
  功罪相半ばというところでしょうか。
  
  またよろしくお願いいたします。
  
  のーとくん

• morino296さん 2012/05/13 21:14:46

  ヘタウマ

  のーとくんさん
  
  こんばんは。
  
  熊谷守一という画家、知りませんでしたが、ヘタウマとは上手いこと言いますね。
  
  真似して描けそうな感じもしますが、そんな簡単なものではないのでしょうね。
  美術展の旅行記は、見ていない人には分かりませんので、なかなか難しいですね。
  
  白雪の小西酒造、行ったことありますよ。
  私の親友の友達の家が小西酒造なんです。
  
  日本酒だけでなく、ビールも造っていたと思いますので、
  機会がありましたら、お試しください。
  
  morino296

  のーとくんさん からの返信 2012/05/14 06:34:47

  RE: ヘタウマ

  morino296さん
  
  おはようございます。
  いつもありがとうございます。
  
  > 熊谷守一という画家、知りませんでしたが、ヘタウマとは上手いこと言いますね。
  熊谷守一そしてヘタウマという言葉、このときの新聞ではじめて知り、早速出かけてみました。
  
  > 真似して描けそうな感じもしますが、そんな簡単なものではないのでしょうね。
  漫画チックなかんじですが、よくみると寝息が聞こえそう。
  そんなところがすごいのでしょうね。
  
  > 美術展の旅行記は、見ていない人には分かりませんので、なかなか難しいですね。
  展示しているところは、撮影できないので、つらいですね。
  
  > 白雪の小西酒造、行ったことありますよ。
  > 私の親友の友達の家が小西酒造なんです。
  そうなんですね。
  もう行かれていたんですね。
  
  > 日本酒だけでなく、ビールも造っていたと思いますので、
  > 機会がありましたら、お試しください。
  はい、おいしそうなビールもありました。
  運転していると飲めないので残念でした。
  一回、公共交通機関でこないといけませんね。
  
  　のーとくん