2011/04/10 - 2011/04/10
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hizuk927さん
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市民が出資した資金を利用して自然エネルギーを活用した小型水力発電所が作られていると聞き工事現場を見学に行ってきました。建設場所は立山連峰・剱岳に端を発する早月川、その支流の小早月川です。
小早月川流域の虎谷地区には、かつて越中七金山の一つ、虎谷金山がありました。関が原の合戦後に採掘を始めて、最盛期には500世帯が軒を並べた鉱山都市です。虎谷地区で今度は自然エネルギーを活用して電気を作る試みが行われています。
●虎谷金山
http://www.matsukura-e.tym.ed.jp/h14-21/Matukuratiku_Syoukai/Kinzan/newpage2.html
●立山アルプス小型水力発電事業
http://www.ohisama-fund.jp/contents/fund_target.html
【写真】早月川と立山連峰(大日岳他)
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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建設中の小型水力発電の建屋
早月川に沿って県道67号線を山岳方面に進むと途中、廃校になった白倉小学校があります。そこを過ぎ早月川に掛かる橋を渡る手前で小道を入って行くと小さなトンネルがあります。このトンネルを抜けたところを進んでいくと道路脇に建設中の発電所があります。 -
工事の看板
発電所を建設中であることが分かります。 -
道路沿いには発電で用いる水を流す配管が置かれています。
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この辺りは虎谷部落と言います。今は数軒が残るのみになっていますが、かつては金鉱を掘る人々で賑わっていました。関が原の合戦後の1615年頃から採掘が始まり、最盛期には500世帯が暮らしていたと言われています。
今の鬱蒼とした風景からは想像できません。 -
4月上旬ですが、川沿いには多くの雪が残っています。この雪解け水が電力を生み出す資源になります。
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途中には雪解け水が作る小さな滝が所々見られました。
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小早月川には大量の水が流れています。
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発電で用いる水は砂防ダムから取水しますが、取水場所付近には資材がたくさん置かれていました。
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配管もたくさん並べられています。
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大きさは直径1mくらいでしょうか。人が入れる大きさです。
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取水予定の砂防ダムです。魚津の山の中には土砂を堰き止めるために、この様な砂防ダムが至る所にあります。
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砂防ダムにはたくさんの水が流れています。春は雪解け水、夏は梅雨、秋は台風や秋雨、冬は北西の季節風で雨や雪が多く降ります。このため、一年を通じて水量が安定的に流れています。
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付近には多くの水資源を蓄えた山々があります。
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周辺には杉の林があり、緑の貯水池となっています。
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周辺の山へトレッキングをしていた地元の人達と出会いました。
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早月川左岸の空き地にずらりと並んだ配管。水力発電のために取水地から発電所まで水を流すためのものです。
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早月川中流付近
北アルプス剱岳に端を発して日本海に注ぐ河川です。立山連峰からの雪解け水が大量に流れています。遠くに見える白い山は大日岳です。
東日本大震災以降、自然エネルギーが見直されていますが、太陽光発電や風力発電だけでなく、小型水力発電もその一つです。しかしながら、水利権や採算性の問題などで中々普及していないのが現状です。今後、この様なエネルギー源が増えればと思います。
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