2012/04/06 - 2012/04/10
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volansさん
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今回の旅のテーマは街歩き。
そして最初の途中下車駅が、鎧。
目の前が海の駅でひたすら海を眺めたい。
そう思って選んだ駅が鎧でした。
山陰本線で京都から下関へ。
新門司港から大阪南港までフェリー。
そして紀伊半島を巡って、中央本線で東京へ向う旅です。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
三陸を旅した時、期待ほど海が見えなかった。
それ程、沿岸が急な地形であると言えるのかもしれない。
深く入り込んだ湾なのか、それとも河口なのか。
広く、そして鏡面のように静かな円山川。
それを右手に見ながら城崎温泉駅を過ぎると、いよいよ日本海沿岸と思って身構えていたのに…。 -
トンネルとトンネルの間、一瞬、海が見える。
そいう状況で着いた鎧駅。
急に視界が開けた開放感、見下ろす先に広がる絶景。
途中下車してよかった。 -
小雨。
風もある。 でも、とりあえず絶景がみたい。
けど、それは向こうのホーム。
海側に抜ける通路が分からない。
線路を横切るのは気が引ける…。
線路の向こう、またその先の柵の外で農作業をするおばちゃんに、風に負けない大声で聞く。
目の前に、地下連絡通路がありました…。
はやるあまり、近視眼的になってました。
でも、今朝から7時間は電車に乗ってたどり着いた最初の目的地。
仕方ない? -
「何も無いけど、下まで降りて見て行ってね〜。」
優しい言葉、感謝。
崖の上の駅から見ると、海は結構、下。
小雨交じりということもあり、一瞬、迷う。
急傾斜というより「崖」。小さな集落より、この絶景を飽きる程見ているほうがいいかな…
でも、言われたからには…。
港に下る道は、綺麗な道。 -
へばり付く様に建つ家。
黒瓦の向こうに見える海。
地に足のつく確かな拠り所として、グッと陸の方に身を寄せる気分が分かるような気がする。 -
「赤い蝋燭」を思い出させるような灯台。
そして荒れ模様の海。 -
その先が海、と言うにはあまりにも短い道。
海岸に建っているようにさえ思える。 -
急峻な崖の続く海岸線につけた楔形の切れ目、そこに出来た港町、そんな感じがする。
-
「何か良い写真のネタでもあった?」とおじさんに声をかけられました。
人の日常にカメラを向ける後ろめたさから、ちょっと口ごもった感じで答えてしまう…。
「おじゃましている」という謙虚さを忘れないようにしたい…。
この旅では実現出来なかったけど、次は忘れないように、スマートな旅行者でいたい…。 -
人其々、好みの問題だけど、僕は山よりも海に憧れを感じる。
南信で感じた山の圧倒的雄大さは、海同様、底知れぬ怖さを感じた。
それを踏まえても。
そういう好みからか、なんでもないブイであっても、興味の対象になってしまう。 -
鎧の集落。
沿岸に沿う形での隣街と結ぶ道路は無い。
香住、浜坂間の道路は、餘部を中間地点に険しい海岸線を避けて内陸を通る。
その為、長く陸の孤島だったようです。
明治45年に開通した鉄道でようやく解消。
しかし、車道の開通はようやく昭和45年。
それまで自動車が走る事は無く、隣町の小学校へは、暗くて長い鉄道トンネルを歩いて通ったそうです。 -
ふんわりと柔らかな紙。
ハンガーフック、水洗、清潔・・・。
JR鎧駅とは大違い。
心無い利用者に誠意を促す張り紙が沢山あったけど、それでも維持してくれている地元の方に感謝。
ホッとひと息。
この地に神の祝福があらん事を…。
そう思わずにはいられない素敵なトイレでした。 -
漁協の建物。
鮑の養殖をしているようでした。 -
漁港から仰ぎ見る。
-
晴れたり曇ったり、雨が降ったり… 目まぐるしい天気。
「山陰は悪天候こそ風情があっていい!
雨よ降れ! 風よ吹け!!」
天候の不安をそんな気分で祓ったつもりが…言葉通り…雨、風。
やっぱり晴れてた方がいいな…と少々後悔していたら、雨は止みました。 -
以前、三陸に行った際、曇天模様だったので、北山崎の遊覧をパス、行き先を変更したことがありました。
しかしその後、「そういう天候の時こそ、北山崎は迫力があったのに…」と話をされ、その事が強く記憶に残っています。
山陰は冬の荒れた日本海が似合うなんて偏見もいいところ。
だけど、その言葉の影響ですこし期待もありました。 -
普段生活する都市部では、人跡未踏の自然には遭遇し難い。
荒々しい岩肌を見せる岬の断崖、それが荒涼とした雰囲気を醸しだして、漠然とした不安感を持たせる。 -
風待ちの港、そして漁港として古くから栄えた鎧。
陸の孤島ですが、海に開けた港町。
海に暮らす人達には、但馬御火浦という断崖、岩礁の続くこの辺りの海岸で、希少な安息の場所だったのかもしれないな…と思いました。 -
駅に戻って来ました。
グラつく危なっかしいベンチ。
鎧に着いて、初めて座る。 ひと休み。 -
この後何箇所か、視野一面海が広がる、息を呑む絶景駅はありましたが、こういう形で港町を望む所はありませんでした。
そして、人の営みを背景に持つ風景なので、僕としては晴天でも荒天でも楽しめた。
天候に係わらず、降りて楽しめる風景は貴重かもしれません。 -
結局、駅からの眺めが、ここでは一番なのかもしれない。
もちろん、集落に降りてみて良かったけど、本当に小さな集落。
でも、途中下車を楽しむには丁度良いかもしれません。 -
遠く空を見渡せる場所。
雨よ降れ、風よ吹け…とは言っていましたが、
「早く雲の切れ間が来ないかな…」と思いつつ、眺めてしまう。 -
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反対列車。
分かっていても、一瞬、ドキッとしてしまう。
そうなるのは、そういう経験(反対列車に乗った)があるから。 -
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ようやく陽が射してきて、辺りの色調が変わる。
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どの雑誌か記憶に無いけど、「一人旅は求道的でなくてはならぬ」って書いてありました。
確かに、そんな一面もあるけど…やっぱり楽しいのが1番。
曇天、荒天より晴れてるほうが良いに決まってる。 -
晴れた景色も撮りに行こうと…いそいそ。
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空の色を映した海。
その地に似合う風景があるとしたら、鎧に住まわれている方には申し訳ないけど、やっぱり少し荒天の方が、景色に表情がある気がしました。 -
一言、書いてきましたよ。
田本以来、2回目。 -
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列車が到着。
1時間30分弱の滞在時間。
ゆっくり、十分、楽しめました。 -
この日の宿泊先は東郷温泉。
列車を乗り継いで、向います。
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