2010/04/30 - 2010/05/03
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itotakさん
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2010年GWを利用してトルコ、シリア、ヨルダンを回ってきました。
トルコから陸路で入国し、アレッポ、パルミラ、ダマスカス、ボスラを経由してヨルダンに抜けるという行程でした。
ヨルダン国境のダラアまでは全て現地手配のバスないしミニバスでの移動です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
トルコのアンタキヤから国境越えのバスに乗車し、シリアへ入国。
拍子抜けするほど、国境越えは簡単だった。
シリア側で待っていたミニバスに乗り換えとなり、アレッポへ。
日本人の青年が一緒のバスに乗っていた。
世界一周の旅の途中らしい。 -
砂漠または荒地の国のようなイメージがあったが、以外にも緑豊か。
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さほど迷わずに、安宿街に到着。
バスで一緒になった青年と、彼と同行していた英国人の大工さんと一緒にアレッポのホテルに部屋を取った。 -
部屋はこんな感じだ。
部屋のすぐ前が礼拝スペース。といっても、壁があるだけだが。 -
食堂で軽い昼食をとる。
シリア産アルシャークビールを頼んでみるが、金気がして、コクはまったくなくひたすらおいしくない。 -
ふたりと別れてアレッポ市内の考古学博物館に向かう。
奇怪な形状のオブジェを発見。 -
ローマ時代以前の出土品がたくさんある。
シリア地域の歴史は長い。 -
やはり街並みはかなりボロい。
長らく自由経済の恩恵にあずかれていないからだ。 -
デモ隊と遭遇。
大人たちと一緒に行進していた子供らに取り囲まれた。
子供にカメラを触らせていると、落っことされてしまう。
後に、この時のダメージが、ヨルダンで発現する。 -
アレッポ城に向かうスーク近くの裏通りを歩く。
-
スークは、ほとんどの店が閉まっている。
景気が悪いのか、祝日か何かだろうか。 -
スークが途切れ、アレッポ城が正面に姿を現す。
壮麗な城塞だ。 -
正門の厳めしい面構え。
かなり好みの外観だ。 -
正門前はこぎれいに整備されていた。
国内の観光客も大勢いる。 -
イチオシ
城に入場する。
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質実剛健といった造りの城。
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城内に入った。
結構広い城内を散策する。 -
天井の小ドームから差し込む光。
ガラスがはめ込まれている。 -
上から見るとこんな感じだ。
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城からの眺め。
アレッポ全土が見渡せる。
建物はみな、くすんだ土の色合いだ。 -
はずれに礼拝施設があった。
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内部は、華麗に装飾されていた。
木材が多くつかわれており、きめ細かな装飾があるにも関わらず落ち着いた印象。 -
イチオシ
メインの照明が一定時間ごとに係員によって消されると、見事な柱だけが浮き上がる。
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アレッポ城内のカフェでシリア産清涼飲料を飲んだ後、大モスクに向かう。
鳩の群れが空を飛んでいる。
赤っぽい翼や、青っぽい翼をもった個体もいるカラフルな群れだ。くもり空に映えている。 -
モスク前の通り。
古くからの家々。 -
集合マンションもある。
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モスク内部。
まぁ、普通のモスクだ。 -
ホテルに戻る途中、突然の雨。
商店街のアーケード下で雨宿りをしたが、見る間に目前の車道に水があふれ始める。
普段、雨の少ない国ならではか。 -
雨上がりの夕日に照らされるモスク。
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やがて日は落ちる。
町のシンボル、時計塔はライトアップされている。
このあたりにアレッポ名物のオリーブ石鹸を商う店がいくつかある。
お土産の石鹸を購入した。 -
おいしそうなアラブ菓子の店。
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夕食。
いささか質素だ。 -
翌朝。
しばらく滞在する二人に別れを告げ、タクシーを頼んでダマスカスまで観光しながら南下することにする。 -
幹線道路はしっかりと舗装されている。
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目指すアパメア遺跡が近付く。
遺跡の近くには城塞跡がある。
そこが集落となっている。
城塞内を通り抜け、アパメア遺跡へ。
羊の群れとすれ違う。 -
ローマ遺跡アパメア。
メインストリートに沿って柱廊が残っている。
端から端まで歩くと結構距離がある。 -
ローマ遺跡は何故だかどこも列柱だけが残る。
不思議だ。 -
遺跡のまわりは草原となっている。
見知らぬ花が咲いている。 -
続いて近くのキャラバンサライへ案内される。
カメラのフレームにうっかり入った女性が顔を隠して去っていく。
奥ゆかしい。
当然だがサライ(宿)としては現在使われていない。
地元の人々のたまり場になっている。 -
サライ内部。
モザイクが展示されていた。 -
途中にあった城。
シリア地域は歴史上の戦乱の地でもある。
十字軍やイスラム教徒の戦いの中、多くの城塞が造られ、数多く残っている。 -
クラック・デ・シュバリエ(騎士の城)が見えてきた。
空気が湿り気を帯びている。
城の周りは別荘地のような景観であった。 -
城内部。
戦闘用の城は、主無き今、なんらの装飾も無く寒々としている。 -
銃眼。
防禦のための工夫が見て取れる。 -
城の内部。
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近くには湖がある。
やはり、保養地のような位置づけのようだ。
城の外には観光バスも何台か止まっていた。 -
ホムスのバスターミナルでタクシーを降りる。
ミニバスに乗って目指すはパルミラだ。
東に向かうと砂漠に入る。 -
パルミラに到着したのは夕方。
アラブ城の背後から街に入る。 -
パルミラのバスターミナルから白タクに乗ってアラブ城へ。
夕刻のパルミラ遺跡が眼下に広がる。
模型を見ているようだ。
アラブ城からパルミラまで、歩いて往復も可能。 -
アラブ城の内部。
-
イチオシ
東南方向を見ると、荒野の谷間に墓所が見える。
すべてが赤茶けた色に染まっている。 -
アラブ城の雄姿。
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城を降りて墓所へ向かう。
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墓所の光景。
まわりにはドライバーの兄弟以外、誰もいない。
寂しい。
ドライバー「これは俺の親父の墓なんだ」
おいおい。 -
日は落ち、崩れかけた塔がシルエットになる。
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アラブ城は未だ赤く輝いていた。
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パルミラのゲート前が、町の中心部。
Ball Shaman Hotelに部屋をとる。
部屋はこんな感じ。
オーナーがラクダ料理をオファーしてきたが、断り、町に出た。 -
夜のパルミラ。
ここは入場勝手である。
メインの列柱がライトアップされている。 -
レストランで夕食。
奥の皿はシリアスタイルのヨーグルト。
甘くない。 -
猫がおこぼれを狙っている。
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翌日。
パルミラ遺跡を歩く。
今も残る小神殿。 -
4面の柱。ここは交差点か。
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劇場跡もある。
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スピーカーが設置されている。
地中海のどこの劇場跡も現役でイベントに利用されている。 -
メインの神殿は有料だ。
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神殿の中では子猫が暇そうに佇んでいた。
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人懐こい。
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日が高くなってきた。
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壁画がわずかに残っている。
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パルミラを見終わったら、再びバスターミナルからダマスカス行きのバスに乗車する。
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アルラビホテルに部屋を確保。
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こんな部屋だ。
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ホテル近くの通り。
さすが首都だけあって、ビルもある。 -
外資系のホテルだってある。
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本日の観光は、国立博物館から。
歩いて行ける距離だ。
中は照明が落とされていた。
係員が客が来ると照明をつけてくれる。
節約節約。 -
続いて旧市街のスークへ。
規模が大きい。
買物客もかなりたくさんいる。 -
シリア名物。アイスを買った。
かなりクリーミーな食感。 -
スーク脇のシタデルは改装中。
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ウマイヤドモスク。
規模は大きい。 -
歴史あるモスクだ。
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グリーンはイスラムでは聖なる色。
祈る男。 -
モスクを出てアゼム宮殿に向かう。
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モスクのあたりは商店が立ち並んでいる。
これは香辛料店。
カラフルな香辛料が目を楽しませてくれる。 -
貴金属店。
金製品を扱う店はどこにもある。
大陸ならではだ。 -
これは香水の店か。
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アゼム宮殿。
館内は撮影禁止だった。 -
サラディーン廟に向かう。
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キリスト教地区に向かう。
古道具屋だ。 -
猫が話しかけてきたのでしばらく立ち話する。
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雑貨店。
なかなか雰囲気のある店が多い。 -
この道はキリストも歩いた道らしい。
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生薬の店かな。
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わき道に面白い形の建物を発見した。
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ホテルに戻る。
同宿の日本人旅行者と連れだって、タクシーでカシオン山に登る。
中腹にはこんな調子で展望レストランがある。 -
ダマスカスの夜景。
なかなかの大都会ぶりだ。 -
街に戻り、適当なレストランで夕食。
雰囲気のある内装。 -
シリアではポピュラーなチキンライス。
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翌朝。
ガラージュ・ソーマリーエからボスラ行きのバスに乗車。
ボスラには黒い劇場がある。 -
ここの石材は黒みを帯びているので、同じローマ遺跡でも他とは印象の異なる外観となっている。
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細部まで良く遺構が残っている。
立派な遺跡だ。 -
内部。
規模の大きなローマ劇場だ。 -
周辺はこんな感じ。
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家々には人が住んでいる。
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ほとんどは遺跡ではない。現役の町だ。
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ボスラからダラアへミニバスで移動。
そこから白タクで、国境越えだ。
続きはヨルダン編で。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 旅〜kimamaさん 2012/05/29 03:54:38
- 美しきシリア
- itotakさん
素敵なシリアの旅行記提供ありがとうございます。
こんなに美しい風景と人々を育んできたシリアが為政者のために混乱に陥っている今の状態が残念でなりません。
一刻も早く平和に旅できる日が再びやってくることを願ってやみません。
- itotakさん からの返信 2012/05/29 22:44:14
- RE: 美しきシリア
- こんにちわ。
投票&コメントありがとうございます。
シリアは出会う人々が観光ズレしておらず、アラブ諸国の中ではとても旅しやすかった印象が残っています。
しかし、この旅の最中にも、アレッポでデモに遭遇しました。
この頃から民衆の体制への不満は溜まっていたようですね。
体制派と反体制派の衝突のニュースに、聞き覚えのある地名が出てくる度に、あの時見たあの場所は、今どうなっているのだろうと考えてしまいます。
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